2009年06月20日 10:31
臓器移植法A案は家族がおらず意志表示のない場合、直ちにドナーとされる危険な法案なのですが、なんで通っているのでしょうか…。適切な治療が行われないことで脳死ドナーを大量生産する移植医療ビジネスの横行を危惧します。
脳死・臓器移植の本当の話 (PHP新書)
脳死臓器移植は正しいか (角川ソフィア文庫)
臓器移植法A案が通りましたね…。僕は臓器移植法D案に賛成で、臓器移植法A案には明白に反対です。臓器移植法A案は病院にて脳死と判定され、家族がおらず本人意志表示がないと推定される場合は、直ちに脳死ドナーとされて臓器摘出可能となる、家族のいない人にとって非常に不利益の大きい法案でして、なぜ通ってしまったのか謎です。
どの主要新聞も、臓器移植法A案は、家族がおらず、意志表示がないとみなされる脳死患者はすぐに脳死ドナーにする法案、「家族」のいない「脳死」者は直ちに臓器を摘出可能になるという重大なことを全く書いておらず、これは臓器ビジネスを推進する自民党による非常に良くない情報操作の手口なのかなと思います。A案のような法案を通す場合は、A案のような法案を通している諸外国と同じく、ノン・ドナー登録の意志表示を公的な登録制にする(各地方自治体もしくは厚生労働省のDBでノン・ドナー登録ができるようにする)ことが必要ですが、そういった整備を何もせずに臓器移植法A案を通すことは極めて危険きわまりないと思います。
もしA案が通り、きちんとした意志表示公的登録制が行われないとなると危険です。その場合、貧乏人は病院で最後まで医療がうけられず、大金を積んだ患者に移植するドナーとする為に、わざと脳にダメージを与えるような極めていいかげんな治療が行われ、不作為の医療行為によって本来は助かるところを脳死にされ、本来助かったはずの身体を無理矢理脳死ドナーにされて移植に回されてしまう可能性があり、日本人全てにとって現行のA案は極めて危険です。
公的な登録がないと、意志表示の有無が極めて曖昧になるため、ノン・ドナーカードを所持していたにも関わらず、移植を推進する医師や家族の勝手な判断で、ノン・ドナーカードを破棄され、本来は受けられるはずの医療を打ち切られて脳死ドナーにまわされてしまう可能性などが危惧されています。臓器移植法A案を通すなら、ノン・ドナーの公的な登録制が緊急に必須であると思います。
もし、諸外国のような公的登録制が行われないとなると、あらゆる全ての日本人を本人意志を無視して脳死ドナーにすることが実際的に可能となる(本人は重態でその場での意志表示不可能になっているため、先に書いたように、ノン・ドナーカードの有無などは家族や医師がいかようにもできる)、とても恐ろしい事態になります。お金持ちの移植待ち患者を助けるために、きちんと治療を行えば脳死にならずに助かった患者に対し、わざと治療を行わずに脳死に追い込み、脳死ドナーを大量生産して高額な移植手術でボロ儲けするような危険な移植医療ビジネスが横行することになると思います。もしA案が通ることになれば、移植待ちの一部の大金持ちを除いた大勢の日本人にとって生命の危機が間違いなく訪れると思います。
そのような場合、できる防衛としては、ノン・ドナーカードでは、例えカードを財布などに所持していても、医師や家族などに財布に入れていたカードを抹消されるとどうしようもないので、ノン・ドナーベルトのようなものを作って、それを腕に巻くなどをして自衛するしかないと思います。ノン・ドナーベルトが周知されれば、それをつけていた患者が脳死に回されたということになれば病院のスキャンダルになるので、危険な移植ビジネスに対してある程度の抑制にはなると思います。
脳死臓器移植問題については「脳死・臓器移植の本当の話」(脳死と判定された患者が実際は脳死ではなく植物状態であり、意識がある可能性などについて医学的見地から書かれています)、「脳死臓器移植は正しいか」(臓器移植が莫大な医療費を払える大金持ちだけが受けられる超高度先端特権的医療であることが書かれています)の二冊をお勧め致します。
今回衆院を通った臓器移植法A案は、結局のところ、僕みたいな貧乏人にとっては、臓器移植を受けられる可能性はゼロ(臓器移植は高額な超先端医療であり、貧乏人は医療費が払えない為、臓器移植治療を受けることは不可能)であり、なおかつ、貧乏人も臓器移植のドナーには問答無用でされてしまう可能性のある不公平な法案です。この法案にてメリットを受けるのは、莫大な医療費を払って先端医療を受けられる大金持ち達と先端医療機関、この法案に賛成した政治家や移植ビジネスで儲かっている一部の医療機関であることを忘れずに、今後の法案の動きを留意する必要があると思います。
A案のような法案を実施している諸外国は、意志表示を公的な登録制にしています。それは先に書いたように、本来は助かる患者を脳死ドナーにしてしまう医療側の恐ろしい行為を防ぐ為です。しかし日本は意志表示公的登録制について何も触れていません。もし日本でA案が通り、公的な意志表示登録制は実施しないなどということになれば、医療側はやりたい放題なんでもできることになります。そのような状況で移植ビジネスで荒稼ぎを目論む病院に万が一搬送されてしまったら、本来は助かるところを無理矢理脳死ドナーにされてしまったりするような事象の発生が危惧されます。恐ろしい世の中になりました…。公的な意志表示登録制がない状態で、A案が通るようになれば、移植ビジネスの横行による医療不信が高まり、医療に対する信頼が完全崩壊すると思います。
参考作品(amazon)
脳死・臓器移植の本当の話 (PHP新書)
脳死臓器移植は正しいか (角川ソフィア文庫)
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脳死臓器移植は正しいか (角川ソフィア文庫)
臓器移植法A案が通りましたね…。僕は臓器移植法D案に賛成で、臓器移植法A案には明白に反対です。臓器移植法A案は病院にて脳死と判定され、家族がおらず本人意志表示がないと推定される場合は、直ちに脳死ドナーとされて臓器摘出可能となる、家族のいない人にとって非常に不利益の大きい法案でして、なぜ通ってしまったのか謎です。
日本社会臨床学会
http://sharin.jp/2009/?q=node/17
国会に提出された臓器移植法「改正」案は、現在、二つだが、いずれも議員立法で、A案は、「脳死」を「ひとの死」と確定し、「本人意思の尊重」の原則を限りなく後退させて、臓器提供の拒否を明記している者以外、すべての「脳死」者からの臓器摘出を可能にしようとしている。そして、臓器摘出にあたっては、「家族の同意」で済ますことにしており、それだけに、「家族」のいない「脳死」者は直ちに摘出されることになる。
どの主要新聞も、臓器移植法A案は、家族がおらず、意志表示がないとみなされる脳死患者はすぐに脳死ドナーにする法案、「家族」のいない「脳死」者は直ちに臓器を摘出可能になるという重大なことを全く書いておらず、これは臓器ビジネスを推進する自民党による非常に良くない情報操作の手口なのかなと思います。A案のような法案を通す場合は、A案のような法案を通している諸外国と同じく、ノン・ドナー登録の意志表示を公的な登録制にする(各地方自治体もしくは厚生労働省のDBでノン・ドナー登録ができるようにする)ことが必要ですが、そういった整備を何もせずに臓器移植法A案を通すことは極めて危険きわまりないと思います。
もしA案が通り、きちんとした意志表示公的登録制が行われないとなると危険です。その場合、貧乏人は病院で最後まで医療がうけられず、大金を積んだ患者に移植するドナーとする為に、わざと脳にダメージを与えるような極めていいかげんな治療が行われ、不作為の医療行為によって本来は助かるところを脳死にされ、本来助かったはずの身体を無理矢理脳死ドナーにされて移植に回されてしまう可能性があり、日本人全てにとって現行のA案は極めて危険です。
公的な登録がないと、意志表示の有無が極めて曖昧になるため、ノン・ドナーカードを所持していたにも関わらず、移植を推進する医師や家族の勝手な判断で、ノン・ドナーカードを破棄され、本来は受けられるはずの医療を打ち切られて脳死ドナーにまわされてしまう可能性などが危惧されています。臓器移植法A案を通すなら、ノン・ドナーの公的な登録制が緊急に必須であると思います。
もし、諸外国のような公的登録制が行われないとなると、あらゆる全ての日本人を本人意志を無視して脳死ドナーにすることが実際的に可能となる(本人は重態でその場での意志表示不可能になっているため、先に書いたように、ノン・ドナーカードの有無などは家族や医師がいかようにもできる)、とても恐ろしい事態になります。お金持ちの移植待ち患者を助けるために、きちんと治療を行えば脳死にならずに助かった患者に対し、わざと治療を行わずに脳死に追い込み、脳死ドナーを大量生産して高額な移植手術でボロ儲けするような危険な移植医療ビジネスが横行することになると思います。もしA案が通ることになれば、移植待ちの一部の大金持ちを除いた大勢の日本人にとって生命の危機が間違いなく訪れると思います。
そのような場合、できる防衛としては、ノン・ドナーカードでは、例えカードを財布などに所持していても、医師や家族などに財布に入れていたカードを抹消されるとどうしようもないので、ノン・ドナーベルトのようなものを作って、それを腕に巻くなどをして自衛するしかないと思います。ノン・ドナーベルトが周知されれば、それをつけていた患者が脳死に回されたということになれば病院のスキャンダルになるので、危険な移植ビジネスに対してある程度の抑制にはなると思います。
脳死臓器移植問題については「脳死・臓器移植の本当の話」(脳死と判定された患者が実際は脳死ではなく植物状態であり、意識がある可能性などについて医学的見地から書かれています)、「脳死臓器移植は正しいか」(臓器移植が莫大な医療費を払える大金持ちだけが受けられる超高度先端特権的医療であることが書かれています)の二冊をお勧め致します。
今回衆院を通った臓器移植法A案は、結局のところ、僕みたいな貧乏人にとっては、臓器移植を受けられる可能性はゼロ(臓器移植は高額な超先端医療であり、貧乏人は医療費が払えない為、臓器移植治療を受けることは不可能)であり、なおかつ、貧乏人も臓器移植のドナーには問答無用でされてしまう可能性のある不公平な法案です。この法案にてメリットを受けるのは、莫大な医療費を払って先端医療を受けられる大金持ち達と先端医療機関、この法案に賛成した政治家や移植ビジネスで儲かっている一部の医療機関であることを忘れずに、今後の法案の動きを留意する必要があると思います。
A案のような法案を実施している諸外国は、意志表示を公的な登録制にしています。それは先に書いたように、本来は助かる患者を脳死ドナーにしてしまう医療側の恐ろしい行為を防ぐ為です。しかし日本は意志表示公的登録制について何も触れていません。もし日本でA案が通り、公的な意志表示登録制は実施しないなどということになれば、医療側はやりたい放題なんでもできることになります。そのような状況で移植ビジネスで荒稼ぎを目論む病院に万が一搬送されてしまったら、本来は助かるところを無理矢理脳死ドナーにされてしまったりするような事象の発生が危惧されます。恐ろしい世の中になりました…。公的な意志表示登録制がない状態で、A案が通るようになれば、移植ビジネスの横行による医療不信が高まり、医療に対する信頼が完全崩壊すると思います。
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脳死・臓器移植の本当の話 (PHP新書)
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