2009年06月09日 02:37

名門コンクールクライバーンにて全盲の若手日本人ピアニスト辻井伸行さん優勝。おめでとうございます。僕の好きな若手ピアニスト、エフゲニー・キーシンも既に四十近く、時の流れを感じます。

エフゲニー・キーシン名演奏集 第1巻(4枚組)
エフゲニー・キーシン名演奏集 第2巻(5枚組)

ピアノの名門コンクール、バン・クライバーン国際ピアノ・コンクールにて全盲の若手日本人ピアニスト辻井伸行さんが優勝しました。良いことです。おめでとうございます(^^)

米・テキサス州で開催の国際ピアノコンクールで全盲の日本人・辻井伸行さんが優勝
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20090608/20090608-00000725-fnn-int.html
アメリカ・テキサス州で7日に開かれた国際コンクール「バン・クライバーン国際ピアノ・コンクール」で、全盲の日本人ピアニストが優勝を果たした。ピアニストの登竜門として知られるこの大会で、日本人として初めての快挙となった。
現在20歳の辻井伸行さんは、生まれつき目が不自由で、幼少のころから、全盲のピアニストとして注目されていた。
半世紀近くの歴史があるこの大会での日本人の優勝は初めてで、優勝した喜びについて、辻井さんは「夢のよう。お客さんの反応がとても温かく、それがとてもうれしかった」と話している。

これはCDで早く聴いてみたいですね。クライバーンは評価の高い国際ピアノコンクールでして、優勝というのは、実力が国際的に認められたと考えてよいと思います。クライバーンは若手育成を目的としたコンクールであり、その後の音楽活動への手厚い支援(CD用レコーディング支援等)で知られるコンクールでして、間違いなく辻井伸行さんのソロ・アルバムが近日中に出ます。今後の活躍を期待致します。

僕は辻井伸行さんの演奏を全曲確りと聴いたわけではないので、今のところ、どのような演奏かはっきりと判断は下せませんが、CD化されたらきちんと聴いてみたい演奏の一つですね。

ちなみに僕は若手ピアニストでは十数年前からエフゲニー・キーシンのファンなんですが、今、既にキーシンって四十歳近いんですね…(キーシンは1971年10月10日生まれ)。僕がファンになったときはキーシンはまだ二十代だったのですが…時の流れは早いものです…。

ウィキペディア「エフゲニー・キーシン」
エフゲニー・キーシン(1971年10月10日 - )はロシアのピアニスト。

モスクワ生まれ。わずか2歳でピアノを学び始める。のちグネーシン音楽大学に進んで、アンナ・パヴロフナ=カントルに今日まで師事する。10歳でモーツァルトのピアノ協奏曲(K.466)を弾いてデビュー、11歳で初リサイタルを開くなど、幼い頃から神童ぶりを発揮する。12歳の時、ドミトリー・キタエンコの指揮するモスクワフィルハーモニー管弦楽団で弾いたショパンのピアノ協奏曲が発売され、世界中の注目を浴びることとなる。

以来、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン交響楽団、アバド、カラヤン、小澤など多くの著名オーケストラ、指揮者と共演。

コンクール入賞歴はほとんどないが、国際的ピアニストとして世界各地で演奏・録音活動を積極的に続けている。1986年、初来日し全国ツアーを行う。2003年再来日。いずれも好評である。1990年9月30日にカーネギー・ホールにおいて、アメリカ・デビューを果たす。当日の演奏は絶賛され、CD化されて、世界的名声をいっそう確かなものとした。

近年は自作の発表を行っていないようだが、少年時代にはピアノ小品を作曲・演奏・録音していた。ソ連時代には、世界各地の民謡をリサイタル後のアンコール・ピースとして編曲したこともあった。日本の文部省唱歌を編曲したものは、まとめてアルバムも作ったが現在入手が困難で、日本国内の愛好家やレコードコレクターの垂涎の的になっている。

主なレパートリー
ショパン、リスト、チャイコフスキー、ラフマニノフ、スクリャービン、プロコフィエフ、ベートーヴェンなど多岐に渡るレパートリーを誇っている。かつてはロマン派音楽とロシアとソ連のピアノ音楽を中心に、超絶技巧を聴かせる曲目が多かったが、近年ではフランクやブラームス、メトネルなど、より内面的・瞑想的な性格の作曲家の作品にも意欲的にとりくみ、新境地を開拓している。

キーシンの作品では廉価クラシック音楽レーベルの神、ブリリアントレーベルから出ているエフゲニー・キーシン名演奏集第一巻がキーシンの魅力がたっぷりつまった四枚組のセットで2600円、お勧めです。第二巻も五枚組で出ており(こちらは3325円と、第一巻より一枚多い分、少々高めです)、演奏の質は第一巻と同じくお墨付きでして、第一巻が気に入ったお方にはこちらもお勧めです。

また、DVDの「アート・オブ・ピアノ」では若い頃のキーシンが老巨匠達に対するコメンテーターとして出ており、非常にユニークで面白いコメントをつけておりますので、お勧めです。

参考作品(amazon)
エフゲニー・キーシン名演奏集 第1巻(4枚組)
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