2008年12月31日 09:32

本年度、皆様方のご慈悲に支えられて生き永らえることができ、本当にありがとうございます。

小型聖書 - 新共同訳
聖書名言事典

本年度、うつ病で、失業しており、職にもつけず、貯金もなかった僕が、本年の年末まで生き永らえることができたのは、僕をギフト券を贈ってくださりアフィリエイトでお買い物して頂いた皆様方のおかげであり、心から深く感謝致します。本当にどうもありがとうございます。ギフト券のおかげで食べ物と冬服が買えて本当に助かりました。皆様方に助けて頂いた命を、皆様方の為に尽くすことで少しでもご恩返しができれば幸いです。本当に、心から、命をもって、感謝致します。

僕は、先日の、地域協議会という、全体主義的な仕組みが恐ろしくて、腹痛が取れず、非常に体調を崩しておりますが、なんとか、生きながらえており、これも、ご慈悲ある心優しきお方々のお救いの御手のおかげ、本当にありがとうございます。

僕は、先日の地域協議会法のような全体主義的統制法案、人を尊いご慈悲の心で救うのではなく、いきなり失業者を監視して犯罪者として標的にする(地域評議会に警察と保護司が入っていることは、地域協議会は失業者を犯罪者扱いしているということが分かります)ような制度には絶対反対です。このような恐怖と憎悪と残酷の上に成り立った制度は、オーウェルが書いた1984年の制度、そして現実の歴史に存在したナチスの制度です。

ナチスドイツ強制収容所一覧表
http://www.sayaka-ohara.com/saimondo/honkan/instruct/concentration_canp.htm
ナチスドイツは単に狂気からユダヤ人を虐殺したわけではない。その政策の基盤として、1935年にニュルンベルグの党大会で「ドイツ人の血と名誉を保護する為の法律(血統保護法、いわゆるニュルンベルク法)」を採択し、異人種間の結婚を禁じるなど全ドイツ人の健康管理を始めたのである。そして、超医療管理国家となったナチスドイツは、障害者の安楽死を認め、「慈悲による死」という名目で7万人以上を虐殺した。

ナチスドイツの大量殺人は、最初は国内の精神障害者が対象となっていた。1933年に成立した「ナチ断種法」(正式名称:遺伝病の子孫を予防するための法律)により、精神薄弱者、精神分裂病者、躁うつ病者、てんかん患者、重症アルコール依存症患者、先天性の盲人およびろうあ者、重度障害児、小人症、けい性麻痺、筋ジストロフィー、フリードライヒ病、先天性股関節脱臼の患者が断種処置(つまり安楽死)の対象となった。

1940年4月には、「T4作戦」という正式の暗合名でこの安楽死計画が大規模に展開され始めた。つまり、ドイツ国内の4カ所の精神病院施設に、ガス室と焼却炉が付設され、アウシュビッツのユダヤ人虐殺の2年以上も前に精神病患者の虐殺が始められたことになる。ナチ政権下でこの法律によって「強制断種」の犠牲となった人間の総数は、20-35万人にのぼると推定されている。アウシュビッツ強制収容所などでの大量殺人(ホロコースト)は、T4作戦を担当した医者や現場の責任者が指導し、T4作戦の方法をそのまま拡大し、対象を精神障害者からユダヤ人へと転換したものであったようだ。強制収容所でのユダヤ人などの犠牲者は400万人に上ったと推定されている。

「恐怖と憎悪と残酷の上に文明を築くことはできません。絶対に長続きはしないでしょう」

「どうして不可能かね?」(中略)

「ウィンストン、われわれはあらゆるレベルで人生を管理している。君は人間性(ヒューマン・ネイチャー、思いやり、優しさ、共感、慈悲、愛の心)というようなものがあって、それがわれわれのやり方に反発し、われわれに反逆するだろうと思っている。しかしわれわれは人間性まで創造しているのだよ。人間というのはどうとでもなるものさ。そうでなければ君はもしかしたらプロレタリアか奴隷どもが決起し、われわれを転覆させるだろうという古い考えに戻ったのではないか。そんな考えは捨てたまえ。奴らは動物みたいに無力なのだ」(中略)

「ウィンストン、われわれは君を打ちのめした。君を粉砕した。(徹底的な残虐な拷問を受け、衰え瀕死の状態にある)自分の身体がどうなっているか、君は自分自身の目で確かめている。君の精神も同じような状態にあるのだ。君にはそれほど多くの誇りは残っていないと思う。君は蹴飛ばされ、殴打され、辱められた。君は苦痛に悲鳴をあげ、自分の流した血と自分の吐いた汚物の上を這い回った」
(オーウェル「1984年」)

僕は上記のウィンストン(拷問を受けているウィンストン)のような気持ちで非常に絶望的です。うつ病と失業で生活貧窮し、生活保護受けられなかったとき、この日本国は、国家が生産性がないと認定した人間を処分してゆく国家、ナチスドイツや「1984年」のオセアニアと同じだと思いました。「われわれは君を打ちのめした。君を粉砕した。」という言葉が頭に浮かびました。「1984年」のオセアニアのスローガンと日本国は同じ状態にあると思いました。

ウィキペディア「ディストピア」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%94%E3%82%A2
ディストピアの特徴
一見すると平等で秩序正しい理想的な社会だが、徹底的な管理・統制により自由が奪われた社会。自らの政治体制をプロパガンダで「理想社会」に見せかけ住民を洗脳し、この体制に反抗する者には治安組織が制裁を加え社会から排除する。

人間を罪から救い出す唯一の手段は、人間を自由から救い出してやる(人間から自由を奪う)ことである。
(ザミャーチン「われら」)

ウィキペディア「1984年」
http://ja.wikipedia.org/wiki/1984%E5%B9%B4_(%E5%B0%8F%E8%AA%AC)
3つのスローガンが、至る所に表示されている。
戦争は平和である(WAR IS PEACE)
自由は屈従である(FREEDOM IS SLAVERY)
無知は力である(IGNORANCE IS STRENGTH)

そんな打ちのめされた僕がなんとか生き永らえてきたのは、心優しいご慈悲あるお方々が助けてくださったおかげであり、感謝の気持ちを言葉で言い表せません。本当にありがとうございます。ナチスドイツやオセアニアのような世界が日本に訪れるのを防ぐには、1984年でオセアニアを残酷に支配する党が否定する人間性、そしてファシズムやナチズムを賛美し人間の動物化と社会の管理体制の強化を説く東浩紀東工大教授のような人々が否定する人間性、すなわちヒューマン・ネイチャー(人間性)、思いやり、優しさ、共感、慈悲、愛の心を現代の日本の人々が心に抱いて、大切にしなければならないと思います。

僕はその為に、頑張りたいと、心から思っています。それが、少しでも、僕を助けてくださったご慈悲あるお方々へのご恩返しになれば、心から幸いです。

あなたは、憐れみある者には憐れみある者となり、
無垢な者には無垢な者となり、
清い者には清い者となり、
曲がった者にはねじれた者となられます。
まことにあなたは貧しいものを救い、
高ぶった目を低くされます。
(詩篇18-26〜28)

憐れみ深い者たち、また心の清い者たちは幸いである、といったイエスの言葉(マタイ福音書5-7〜8)を思い起こさせる。
(聖書名言事典)

皆様方が、生の安全と喜びある年末年始を迎えられることを、心から僕は祈ります。

慈善の道には命がある。
(詩篇12-28)

参考作品(amazon)
1984年 (ハヤカワ文庫 NV 8)
われら (岩波文庫)
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