2008年12月27日 22:49

いつも助けてくださっている皆様方に、心から感謝申し上げます。これからの日本について。

10年後の日本 (文春新書)
聖書名言事典

いつも助けてくださっている皆様方に心から感謝申し上げます。先に書きましたフェルメール展のように、なにか、少しでもお役立ちができることが書ければと思っています。

何か、良きことを書きたいと思うのですが、昨日からの腹痛が治らず、言葉にできないような絶望感が胸にあって痛く、なかなか思うように文章を書くことができず、申し訳ありません。

世相も暗く、僕は早く総選挙をやって、国民の民意を問うべきだと思います。現状の政治の迷走している状態では、日本はソフトランディングではなく、ハードランディングしてしまうと思います。文春新書「10年後の日本」より引用致します。

10年後(本書は2005年の本なので、2015年)にはフリーター500万人時代が到来するだろう。しかも、今後はフリーターの高齢化が進むことも間違いない。UFJ総合研究所の予測によると、2021年には35歳以上のフリーター(就職氷河期世代)が二百万人を超えるという。同研究所では、これによって可処分所得が5兆8000億円減り、結果的に(持続的に)GDP成長率を1.2ポイント押し下げる恐れがあると警告している。
(文春新書「10年後の日本」)

僕も、高齢化フリーター世代(就職氷河期世代)なので、どう生きていけばいいのか、苦しいです。再び、「10年後の日本」より引用致します。

財政赤字と公債の累増を放置していれば、やがて日本政府が国民の信頼を失う日が来ることが間違いない。巨額の財政赤字はさまざまな点で経済の活性化を阻害する。第1に借金が積み重なり、利払いの費用が大きくなると政策に使える予算の割合が縮小し、政策を縮小せざるを得なくなる。次に、国債はおもに市中の資金によって消化されるため、国内資金が不足し、民間投資が抑制される。また国民は将来不安から消費を抑えるようになり、個人消費の減少、経済の低迷に繋がる。

さらに懸念されるのは、国債の信任の低下である。(中略)日本国債が(海外諸国から)投資不適格の烙印をおされる事態になれば、長期金利は急騰し、国債の金利負担が急増、日本は財政の維持が不可能となり破綻の時を迎える。日本はすでに危険水域の奥深くまで入り込んでいるのだ。(中略)

いずれにせよ、現在の金融政策は、ふくれあがった財政赤字の歪みを受けて異常な形で進められている。世界にも例を見ない低金利、違法すれすれの買い切りオペや量的金融緩和――(中略)

こうした状態がいつまでも持つと考えるのは、楽観的に過ぎるのではないか。いつの日かほころびが出るにちがいない。そしてそのときは、長期金利の上昇圧力は抑えきれなくなるのだ。かりに長期金利が6パーセントまで上がったとしよう。その時点で国債残高が800兆円に達しているとすると、48兆円の利払いが必要になる。すなわち国家の税収は、すべて国債の利払いで消えてなくなるわけだ。そして、財政はいっきに破綻へと転がり落ちていく。市場は暴走し、インフレはとどまるところなく進行する。ハイパーインフレの到来である。(中略)

(日本の)国民の大半は、日本ではそんな事は起こるはずがない、と信じている。しかし、現在の日本は(量的緩和、財政出動によって膨れ上がった)長期金利の急騰を招く巨額の国債残高という爆弾を抱えているのだ。それはじつは、いつ爆発するかわからない厄介な爆弾なのである。
(文春新書「10年後の日本」)

僕は、現在の与党は国民の多くにとって信頼のおけない政府であると思います。雇用問題の救済策を早め早めに企業に対し金融的に打ち出していれば、大量解雇も防げたはずです。だいたい、損失を出したといっている大企業、例えばトヨタ等は単年度の決算でしか損失をだしていません。それまで儲かっていた分(過去利益の内部留保)があるはずです。そういったものなどを活用して、政財官で人々の雇用を守らなければいけないときに、不景気だから仕方が無いといって物凄い勢いで大勢の解雇が行われたのは、大企業と与党が組んでいるとしか僕には思えません。

今、大切なことは、一日も早く総選挙をやって民意を問うことだと思います。僕は共産党に票を投じさせて頂きます。どうか、民主党などの野党の方が勝利して政権交代が行われることを願います。

少しでも、富の二極化を食い止め、富を社会にシェアしてゆく、大勢の人々が生きられる社会が訪れることを僕は心から祈ります。

野菜を食べて愛があるのは、肥えた牛の肉を食べて憎み合うのにまさる。
(箴言15-17)

日々の食事がどれほど貧しくても愛のある家の方が、ご馳走を食べて憎み争っている家よりよい。(中略)

えこひいき(不公正)はよろしくない。
(飢えた)人は、一切れのパンのために罪を犯す。
(箴言28-21)
(聖書名言事典)

僕は、法学徒として、罪(法)を犯すくらいなら飢えて死ぬことを選びますが、これから、大勢の人が、僕のように貧困に苦しむ事態になったとき、ご余裕ある人々の聖なるご慈悲、聖なる施しにて、貧しき人々が生命繋げてゆけること、心から祈ります。

僕は、僕をご支援して助けてくださった心優しき皆様方のことを、手のひらに刻んで、その思いで生きていきたいと、心から願っています。

見よ、わたしは両の手のひらにあなたを刻んだ。
(イザヤ書49-16)

しっかり記憶して、絶対に忘れないこと。(中略)
「(両の)手のひらに載せる」(詩篇91-12)と言えば、深い愛をもって相手を思いやる、の意。
(聖書名言事典)

皆様方に御心の平安ありますように、僕は心から祈っております。

平安あれ、平安あれ、
遠くにいる者にも、近くにいる者にも。
(聖書イザヤ書)

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小型聖書 - 新共同訳
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