2008年11月27日 20:14
インド大規模テロ発生。自由資本主義による貧困層の苦しみ・抵抗権もどうか感じて欲しいと願います。
統治二論
一市民の反抗―良心の声に従う自由と権利
インドで大規模テロが発生しました。発生の原因として、自由資本主義の導入で貧富の差が激しく拡がり続けるインドにおいて、最も低い経済的貧困層におかれているイスラム教徒の人々が、一斉に貧困境遇に対し反乱的に行動を起こしたテロとして捉えられているようです。
貧困が原因のテロということで、僕は、被害者の人々も運が悪かったと思いますが、貧困層の人々をそこまで追い詰めた権力側にも大きな問題があると思います。僕は、日本国憲法と日本国法律の理念に殉ずるつもりなので、山口良忠さんのようになりたいと願っているので、暴力テロとかそういった行為は、僕自身の理念(生存権が観念としてはあるが実体としてはないこの国の存在において、あくまで法を守り生存権の理念に殉ずること)からすると誤っている行為だと思います。
ただ、これはあくまで僕の考えで、ジョン・ロックの抵抗権の権利を各々は所有するという考えの方が、僕の考えよりずっと世界的なセオリー、現世界の法理念における普遍的考えに近い考えだと思います。
少なくとも今回の大規模テロは、背景事情がまだ分からない現在の時点で、早急な判断を下せる事件ではないことは確かだと思います。僕は、テロ=悪で思考停止するのではなく、自由資本主義(=弱肉強食主義)によって搾取の限りを尽くされ苦しんでいる弱い立場の人々、貧困層の苦しみもどうか感じて考えて欲しいと願います。
最後に、抵抗権について書かれた本として岩波文庫のロック「市民政府論」は訳がとても難しいので(単語をそのまま逐語訳して繋げただけの機械翻訳のような文章で、原書と辞書と照らし合わせながら読まないと意味不明でした、完読できなかったです)、僕としてはかなりお勧めできません。岩波文庫のロック「市民政府論」amazonカスタマーレビューの評価は皆さん高いですが、僕はこの本を原書・辞書なしに単体で読むのは物凄く難しいと思います。凄く頭が冴えてて、逐語訳を頭の中で再構成できる人ならきっと大丈夫だと思いますが、僕にはかなり難しかったです。こちらを読むときは原書・辞書が必要だと僕は思いました。日本語の主語と述語が繋がってないとかそういうレベルではない、日本語訳でありながら、原書と照らし合わせて暗号解読をしていくような努力を強いられる難訳本でした。なぜ、岩波の編集者のお方はこの訳でそのまま出版を通してしまったのか、謎です。こちらではなく、まずは岩波書店のロック「統治二論」の方を読まれることをお勧めします。こちらはごく普通の訳であり読みやすいです。
参考作品(amazon)
統治二論
市民政府論 (岩波文庫)
一市民の反抗―良心の声に従う自由と権利
市民的不服従 (政治理論のパラダイム転換)
市民的抵抗―非暴力行動の歴史・理論・展望
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一市民の反抗―良心の声に従う自由と権利
インドで大規模テロが発生しました。発生の原因として、自由資本主義の導入で貧富の差が激しく拡がり続けるインドにおいて、最も低い経済的貧困層におかれているイスラム教徒の人々が、一斉に貧困境遇に対し反乱的に行動を起こしたテロとして捉えられているようです。
貧困が原因のテロということで、僕は、被害者の人々も運が悪かったと思いますが、貧困層の人々をそこまで追い詰めた権力側にも大きな問題があると思います。僕は、日本国憲法と日本国法律の理念に殉ずるつもりなので、山口良忠さんのようになりたいと願っているので、暴力テロとかそういった行為は、僕自身の理念(生存権が観念としてはあるが実体としてはないこの国の存在において、あくまで法を守り生存権の理念に殉ずること)からすると誤っている行為だと思います。
闇買いを拒否し餓死を選んだ二人
http://homepage1.nifty.com/zpe60314/se50-2.htm
「自分はソクラテスならねど食糧統制法の下、喜んで餓死するつもりだ敢然ヤミと闘って餓死するのだ自分の日々の生活は全く死の行進であった、判検事の中にもひそかにヤミ買いして何知らぬ顔で役所に出ているのに、自分だけは今かくして清い死の行進を続けていることを思うと全く病苦を忘れていい気持ちだ」(山口良忠)
ただ、これはあくまで僕の考えで、ジョン・ロックの抵抗権の権利を各々は所有するという考えの方が、僕の考えよりずっと世界的なセオリー、現世界の法理念における普遍的考えに近い考えだと思います。
ウィキペディア「抵抗権」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%B5%E6%8A%97%E6%A8%A9
抵抗権(ていこうけん、英語:Right of Resistance)は、人民により信託された政府による権力の不当な行使に対して人民が抵抗する権利。革命権、反抗権とも言われる。
ジョン・ロックにより自然権の一つとして提唱され、アメリカ独立戦争やフランス革命の理論的根拠となった。現在でも基本的人権の根底には抵抗権があると考えられている。
田中宇の国際ニュース解説「米覇権衰退を見据える中東」
http://tanakanews.com/081028mideast.htm
中東では、オスマントルコ崩壊以来100年の、欧米に対する怨念が噴出し、欧米の影響力をすべて排除し、イスラエルも潰してしまえという気運が高まる。イスラム主義諸勢力の権威が高まる半面、エジプト、サウジアラビア、クウェート、ヨルダンといった親米(傀儡)政権の正当性への疑いが強まる。中東イスラム世界の人々は、100年の諦観を打破して「イスラム復興」を実現し、自立した文明圏として蘇生する機会を手にする。
欧米日では、この状態を「中東がテロリストの独裁になる」と嫌悪する人が多いだろうが、それは支配する側のプロパガンダ漬けになっている自分たちの状態に気づかない人々の間違った観念であり、無視して良い。ヒズボラやハマス、イスラム同胞団は、テロ組織ではなく、米欧イスラエルの支配に抵抗するために武装したイスラム政党である。
少なくとも今回の大規模テロは、背景事情がまだ分からない現在の時点で、早急な判断を下せる事件ではないことは確かだと思います。僕は、テロ=悪で思考停止するのではなく、自由資本主義(=弱肉強食主義)によって搾取の限りを尽くされ苦しんでいる弱い立場の人々、貧困層の苦しみもどうか感じて考えて欲しいと願います。
最後に、抵抗権について書かれた本として岩波文庫のロック「市民政府論」は訳がとても難しいので(単語をそのまま逐語訳して繋げただけの機械翻訳のような文章で、原書と辞書と照らし合わせながら読まないと意味不明でした、完読できなかったです)、僕としてはかなりお勧めできません。岩波文庫のロック「市民政府論」amazonカスタマーレビューの評価は皆さん高いですが、僕はこの本を原書・辞書なしに単体で読むのは物凄く難しいと思います。凄く頭が冴えてて、逐語訳を頭の中で再構成できる人ならきっと大丈夫だと思いますが、僕にはかなり難しかったです。こちらを読むときは原書・辞書が必要だと僕は思いました。日本語の主語と述語が繋がってないとかそういうレベルではない、日本語訳でありながら、原書と照らし合わせて暗号解読をしていくような努力を強いられる難訳本でした。なぜ、岩波の編集者のお方はこの訳でそのまま出版を通してしまったのか、謎です。こちらではなく、まずは岩波書店のロック「統治二論」の方を読まれることをお勧めします。こちらはごく普通の訳であり読みやすいです。
参考作品(amazon)
統治二論
市民政府論 (岩波文庫)
一市民の反抗―良心の声に従う自由と権利
市民的不服従 (政治理論のパラダイム転換)
市民的抵抗―非暴力行動の歴史・理論・展望
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