2008年09月26日 08:04
存在が消し去られる社会、忘れられた人々、存在があったことを抹消される人々
日本残酷物語〈5〉近代の暗黒 (平凡社ライブラリー)
自民党が麻生首相になったことで、支持率をあげているそうですね。自民党は景気対策を優先し、貧しい人々への社会福祉、障害者福祉、貧困層福祉、無年金障害問題などは全部を後回し、それどころかほとんど何もやってくれないだろうと思うので、絶望的な気持ちで、心がひどく重いです。
日本残酷物語とか読むと分かりますが、日本の社会体制は過去(明治維新以前の封建時代)より、明治維新から戦後までずっと、人権概念、特に生存権概念のない社会体制で、それは、貧しい人々の存在を忘却するという形でずっと成り立っているんですね…。
それは今も変わらず、身元の分からないホームレスが行き倒れで死亡したら、単なる統計上の変死体として処理されてしまうだけで、そこに至るまでの貧困と、その貧困に対する支援のなさとかは全く意図にかけられず、忘れられてゆくわけです。
僕は、うつ病で失職していて、先生に、「今働くのは無理でしょう」って云われていますが、就職活動して、上手くいかなくて、今、内職仕事でなにかないか、一生懸命探しています。貯金はどうしても減っていってしまうので、はやくなんとかしないとと、自分自身にせかされている感じです。
現代日本社会でも、病気、障害などで働けない、もしくは働く先が見つからない貧困層に落ちると、その後は、消えてゆく形、存在が忘却される形で、そうやって、貧困層を、忘れられた人々、存在があったことを抹消される人々という形で、貧しい人々は、いたことすら消されてゆく、それは、日本の古く古くから伝わる宿痾なんですね。
日本というのは貧しい人々、弱い人々を忘却してゆくことで成り上がってゆく社会なんですね。だからもう、日本国には諦めの気持ちで僕はいっぱいです。個々には、ご善意ご慈悲ある人々がいて、そういう人々のおかげで僕は生き延びていますが、現在の日本国としては、貧しい層を、完全に存在を忘却の彼方、いなかったことにする方向に動いています。
今はギフト券を贈ってくださったり、アフィリエイトで買い物してくださる、ご善意ご慈悲ある心優しき方々のおかげで貯金を崩すのを節約しながら(どうしても減ります)なんとか生きながらえていますが、失職しているので基本的に定期収入はなく、病気も、あまりよくならなかったり、酷い悪意を受けて悪化したりしているので、生活心身ともに非常に不安定な不安な生活、明日がいったいどうなるかわからない不安と苦しみに満ちた生活で、収入がネット以外なく失職していて就職活動もうまくいかないので、いつまで生きながらえるか分からず、せめて、いつの日になるかわかりませんが、僕が貧困の果てに消えてゆくときは、そのときは僕のブログが、「日本残酷物語」のように貧しい人間が辿る末路としての墓碑銘として残ってくれたら、少しでも、未来の人々が、社会を考え直すものとしてあってくれれば幸いと思います。
最後に、日本残酷物語から引用させて頂きます。この本は、日本社会からはじき出され、忘れ去られ、存在があったことすら消されてしまった大勢の貧しい人々の記録で、良かったら、ぜひ読んで欲しい本です。
「異常な速度と強大な社会機構のかもしだす現代の狂熱のさ中では、生きながら化石として抹殺されるほかない小さき者の歴史である。………現代がむざんな忘却の上に組み立てられた社会であることがわかる。」病気になって、職もなく、どんどん身が削られるような生活になってから、この言葉の意味が、重く、深く分かりました。いつも、この言葉を、念頭に、置いています。
参考作品(amazon)
日本残酷物語〈1〉貧しき人々のむれ (平凡社ライブラリー)
日本残酷物語〈2〉忘れられた土地 (平凡社ライブラリー)
日本残酷物語〈3〉―鎖国の悲劇 (平凡社ライブラリー)
日本残酷物語 (4) (平凡社ライブラリー (108))
日本残酷物語〈5〉近代の暗黒 (平凡社ライブラリー)
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自民党が麻生首相になったことで、支持率をあげているそうですね。自民党は景気対策を優先し、貧しい人々への社会福祉、障害者福祉、貧困層福祉、無年金障害問題などは全部を後回し、それどころかほとんど何もやってくれないだろうと思うので、絶望的な気持ちで、心がひどく重いです。
日本残酷物語とか読むと分かりますが、日本の社会体制は過去(明治維新以前の封建時代)より、明治維新から戦後までずっと、人権概念、特に生存権概念のない社会体制で、それは、貧しい人々の存在を忘却するという形でずっと成り立っているんですね…。
それは今も変わらず、身元の分からないホームレスが行き倒れで死亡したら、単なる統計上の変死体として処理されてしまうだけで、そこに至るまでの貧困と、その貧困に対する支援のなさとかは全く意図にかけられず、忘れられてゆくわけです。
僕は、うつ病で失職していて、先生に、「今働くのは無理でしょう」って云われていますが、就職活動して、上手くいかなくて、今、内職仕事でなにかないか、一生懸命探しています。貯金はどうしても減っていってしまうので、はやくなんとかしないとと、自分自身にせかされている感じです。
現代日本社会でも、病気、障害などで働けない、もしくは働く先が見つからない貧困層に落ちると、その後は、消えてゆく形、存在が忘却される形で、そうやって、貧困層を、忘れられた人々、存在があったことを抹消される人々という形で、貧しい人々は、いたことすら消されてゆく、それは、日本の古く古くから伝わる宿痾なんですね。
日本というのは貧しい人々、弱い人々を忘却してゆくことで成り上がってゆく社会なんですね。だからもう、日本国には諦めの気持ちで僕はいっぱいです。個々には、ご善意ご慈悲ある人々がいて、そういう人々のおかげで僕は生き延びていますが、現在の日本国としては、貧しい層を、完全に存在を忘却の彼方、いなかったことにする方向に動いています。
今はギフト券を贈ってくださったり、アフィリエイトで買い物してくださる、ご善意ご慈悲ある心優しき方々のおかげで貯金を崩すのを節約しながら(どうしても減ります)なんとか生きながらえていますが、失職しているので基本的に定期収入はなく、病気も、あまりよくならなかったり、酷い悪意を受けて悪化したりしているので、生活心身ともに非常に不安定な不安な生活、明日がいったいどうなるかわからない不安と苦しみに満ちた生活で、収入がネット以外なく失職していて就職活動もうまくいかないので、いつまで生きながらえるか分からず、せめて、いつの日になるかわかりませんが、僕が貧困の果てに消えてゆくときは、そのときは僕のブログが、「日本残酷物語」のように貧しい人間が辿る末路としての墓碑銘として残ってくれたら、少しでも、未来の人々が、社会を考え直すものとしてあってくれれば幸いと思います。
最後に、日本残酷物語から引用させて頂きます。この本は、日本社会からはじき出され、忘れ去られ、存在があったことすら消されてしまった大勢の貧しい人々の記録で、良かったら、ぜひ読んで欲しい本です。
これは流砂のごとく日本の最底辺にうずもれた人々の物語である。自然の奇蹟に見離され(貧困・飢餓・飢饉・災害・突発的な不幸等)、体制の幸福にあずかることを知らぬ(何も国から助けを得られない貧しい)民衆の生活の記録であり、異常な速度と強大な社会機構のかもしだす現代の狂熱のさ中では、生きながら化石として抹殺されるほかない小さき者の歴史である。(貧しく消えてゆく)民衆の生活体験がいかに忘れられやすいか――試みに戦時中の召集令状や衣料切符、戦後の新円貼付証紙を保存しているものが、わずか二十年後の今日ほとんどないことからみても、現代がむざんな忘却の上に組み立てられた社会であることがわかる。
(「日本残酷物語」より)
日本残酷物語〈5〉近代の暗黒 (平凡社ライブラリー)
カスタマーレビューより
「搾られ、搾り尽される人々」
著者の言う「なんの保障も無い社会」とは、転落の歯止めとなる社会的な制度が無いばかりでなく、奈落に一度転落したら最後、這い上がることは不可能であったということです。 (中略)
そういった意味で、本書に記してある出来事は、遠い昔の人々の苦労話であったというだけで終わってしまうものでないことは明らかで、むしろ格差社会や日雇い労働者などが社会問題化している現代において、再び光をあてられるべきものだと思います。
「異常な速度と強大な社会機構のかもしだす現代の狂熱のさ中では、生きながら化石として抹殺されるほかない小さき者の歴史である。………現代がむざんな忘却の上に組み立てられた社会であることがわかる。」病気になって、職もなく、どんどん身が削られるような生活になってから、この言葉の意味が、重く、深く分かりました。いつも、この言葉を、念頭に、置いています。
参考作品(amazon)





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