2008年09月05日 07:53
ドキュメンタリー映画「ベルリン・フィルと第三帝国 ドイツ帝国オーケストラ」を観ました。ショックでした。
追記:この文章を書いたあと、加野瀬未友さん、FTTHさん、有村悠さんという三人から物凄い悪意ある嫌がらせにさらされています。僕が以前(うつ病になる以前)麻生議員に好感を持っていることを書いた文章があるということでずっと攻撃されています。そのときは軽く漫画好きということで好感持った文章書いちゃったんです。謝ります。僕が完全に間違っていました。このことで9/16からずっと継続的に嫌がらせされてます。もう生きているのが限界です。この三人が僕を虐め殺そうとしています。下記に書きました。もう限界です。
救患で病院に入りました。加野瀬未友さん、FTTHさん、そして何よりも有村悠さん、
お願いだから嫌がらせをやめて下さい。
あなた達の嫌がらせが続いたら本当に死んでしまいます。もう限界です。
先日から急に嫌がらせが始って凄く苦しいです。お腹に針が刺さったような
状態で痛くて辛くてどうしたらいいか分からず辛くて辛くて頭が割れそうです。
ベルリン・フィルと第三帝国 ドイツ帝国オーケストラ
先日、衛星第二で放映されていたドキュメンタリー映画「帝国のオーケストラ」(ベルリン・フィルと第三帝国 ドイツ帝国オーケストラ)をビデオに録画しておいて、昨日みたんですが、非常にショックを受けました…。
僕は、オーケストラの中ではウィーン・フィルに並んでベルリン・フィルが好きで、特に60・70年代のカラヤン全盛期のベルリン・フィル好きで、フルトヴェングラーも好きです。モーツァルト演奏の天才、ワルターがナチス・ドイツに弾圧されていたことは知っていましたが、ベルリン・フィルがこんなにナチスと密接的・直接的な関係にあったとは全然知らなくて、凄いショックを受けました。
財政的に破綻寸前だったベルリン・フィルをナチスが国営化することで救い、宣伝相ゲッベルスの直下で、ナチスのプロパガンダ機関としてベルリン・フィルを位置づけ、ナチス化していく様を当時の人の証言や当時の映像で丹念に描いているドキュメンタリーで、ひどく生なましくて、ショックなドキュメンタリーでした。ベルリン・フィルからユダヤ人が追放されるとき、誰一人、異議を挟まなかったとか、ベルリン・フィル自身がドイツの血統を汚すことのないオーケストラであるとの声明を出したり、「フルトヴェングラーは指揮者としては一流でしたが、他はダメでした(ナチスと協力した)」ということをベルリン・フィルの高齢の団員が証言したり、ベルリン・フィル団員のナチ党員は少なくとも16人で、ゲッベルスの直下、戦時中はナチスから圧倒的に優遇され、団員は兵役免除他の特権を持っていて、その代わり、徹底的にナチスのプロパガンダに協力したことを赤裸々に調べていて、胸が痛くなりました。
ラジオから流れるベルリン・フィルの美しい音楽というのは、人々にとって、憩いと喜びのひと時であり、それをゲッベルスが利用したんですね。ベルリン・フィルの演奏が始る前にゲッベルスが「ユダヤ人がいなくともドイツ人だけで世界最高の演奏ができる」とか演説をして、その後、ベルリン・フィルが演奏するわけです。また、ベルリン・フィルは収容所のユダヤ人から取り上げた高級な楽器(名器)をフィルのものとしてその当時、使用していたそうです。
ベルリン・フィルの音楽が好きな僕にとっては、非常に辛い番組でした。ゲッベルスを初めとしてナチスの高官達の前で、ナチスを称えて、タクトを振ってベートーヴェンを指揮するフルトヴェングラーの映像とか、ショッキング過ぎました。
「音楽家(ベルリン・フィルの団員達)は政治については子供のようなもので、ナチスに利用されているとか分からなかった、ただ音楽を演奏することに一生懸命だった。恥ずべき歴史です」といったことを、当時在籍していたフィルの高齢団員が述べていましたが、人々の愛するもの(音楽)も、メディアを利用することで、強力なプロパガンダの手段に変わってしまうということが、恐ろしかったです。
僕はロマン・ロランの「ベートーヴェンの生涯」(伝記・資料集)とか、手塚治虫先生の「ルードウィヒ・B」(創作も入った伝記、未完)とか読んでいて、ベートーヴェンの曲が、ナチスの為に使われるなんて、ベートーヴェンが最も望まない、最悪の出来事じゃないかと、胸が痛くなりました。
人々が愛するもの、美しいもの(この場合は音楽)は、メディア(音楽を流すラジオ放送)と政治が結びつくと容易くプロパガンダとして機能するということに警鐘を鳴らしているドキュメンタリー映画で、恐ろしいし、ショックな映画でしたが、それでも、観る価値のある映画だったと思います。特に、クラシック好き、僕みたいなベルリン・フィル好きは、一度は観ておくべき映画だと思いました。
今度、自民党の総裁選がありますが、少なくとも、「漫画好きだから漫画好きの政治家を支持する」といったような政治家支持の仕方は、「ベルリン・フィルの美しい音楽が好きだからベルリン・フィルが支持するナチスを支持する」と考えたナチス政権下の音楽好きドイツ国民と同じような支持のやり方な訳で、そういった考え方で、政治(政治家)を支持したりするようなのは、非常に危険であると警鐘を鳴らしている映画でした。今の、日本の人々の大勢にも、ぜひ見て欲しい、優れたドキュメンタリー映画です。
参考作品(amazon)
ベルリン・フィルと第三帝国 ドイツ帝国オーケストラ
ベートーヴェンの生涯 (岩波文庫)
ルードウィヒ・B (1) (手塚治虫漫画全集 (337))
ルードウィヒ・B (2) (手塚治虫漫画全集 (338))
amazonトップページ
救患で病院に入りました。加野瀬未友さん、FTTHさん、そして何よりも有村悠さん、
お願いだから嫌がらせをやめて下さい。
あなた達の嫌がらせが続いたら本当に死んでしまいます。もう限界です。
先日から急に嫌がらせが始って凄く苦しいです。お腹に針が刺さったような
状態で痛くて辛くてどうしたらいいか分からず辛くて辛くて頭が割れそうです。
ベルリン・フィルと第三帝国 ドイツ帝国オーケストラ
先日、衛星第二で放映されていたドキュメンタリー映画「帝国のオーケストラ」(ベルリン・フィルと第三帝国 ドイツ帝国オーケストラ)をビデオに録画しておいて、昨日みたんですが、非常にショックを受けました…。
僕は、オーケストラの中ではウィーン・フィルに並んでベルリン・フィルが好きで、特に60・70年代のカラヤン全盛期のベルリン・フィル好きで、フルトヴェングラーも好きです。モーツァルト演奏の天才、ワルターがナチス・ドイツに弾圧されていたことは知っていましたが、ベルリン・フィルがこんなにナチスと密接的・直接的な関係にあったとは全然知らなくて、凄いショックを受けました。
財政的に破綻寸前だったベルリン・フィルをナチスが国営化することで救い、宣伝相ゲッベルスの直下で、ナチスのプロパガンダ機関としてベルリン・フィルを位置づけ、ナチス化していく様を当時の人の証言や当時の映像で丹念に描いているドキュメンタリーで、ひどく生なましくて、ショックなドキュメンタリーでした。ベルリン・フィルからユダヤ人が追放されるとき、誰一人、異議を挟まなかったとか、ベルリン・フィル自身がドイツの血統を汚すことのないオーケストラであるとの声明を出したり、「フルトヴェングラーは指揮者としては一流でしたが、他はダメでした(ナチスと協力した)」ということをベルリン・フィルの高齢の団員が証言したり、ベルリン・フィル団員のナチ党員は少なくとも16人で、ゲッベルスの直下、戦時中はナチスから圧倒的に優遇され、団員は兵役免除他の特権を持っていて、その代わり、徹底的にナチスのプロパガンダに協力したことを赤裸々に調べていて、胸が痛くなりました。
ラジオから流れるベルリン・フィルの美しい音楽というのは、人々にとって、憩いと喜びのひと時であり、それをゲッベルスが利用したんですね。ベルリン・フィルの演奏が始る前にゲッベルスが「ユダヤ人がいなくともドイツ人だけで世界最高の演奏ができる」とか演説をして、その後、ベルリン・フィルが演奏するわけです。また、ベルリン・フィルは収容所のユダヤ人から取り上げた高級な楽器(名器)をフィルのものとしてその当時、使用していたそうです。
ベルリン・フィルの音楽が好きな僕にとっては、非常に辛い番組でした。ゲッベルスを初めとしてナチスの高官達の前で、ナチスを称えて、タクトを振ってベートーヴェンを指揮するフルトヴェングラーの映像とか、ショッキング過ぎました。
「音楽家(ベルリン・フィルの団員達)は政治については子供のようなもので、ナチスに利用されているとか分からなかった、ただ音楽を演奏することに一生懸命だった。恥ずべき歴史です」といったことを、当時在籍していたフィルの高齢団員が述べていましたが、人々の愛するもの(音楽)も、メディアを利用することで、強力なプロパガンダの手段に変わってしまうということが、恐ろしかったです。
僕はロマン・ロランの「ベートーヴェンの生涯」(伝記・資料集)とか、手塚治虫先生の「ルードウィヒ・B」(創作も入った伝記、未完)とか読んでいて、ベートーヴェンの曲が、ナチスの為に使われるなんて、ベートーヴェンが最も望まない、最悪の出来事じゃないかと、胸が痛くなりました。
人々が愛するもの、美しいもの(この場合は音楽)は、メディア(音楽を流すラジオ放送)と政治が結びつくと容易くプロパガンダとして機能するということに警鐘を鳴らしているドキュメンタリー映画で、恐ろしいし、ショックな映画でしたが、それでも、観る価値のある映画だったと思います。特に、クラシック好き、僕みたいなベルリン・フィル好きは、一度は観ておくべき映画だと思いました。
今度、自民党の総裁選がありますが、少なくとも、「漫画好きだから漫画好きの政治家を支持する」といったような政治家支持の仕方は、「ベルリン・フィルの美しい音楽が好きだからベルリン・フィルが支持するナチスを支持する」と考えたナチス政権下の音楽好きドイツ国民と同じような支持のやり方な訳で、そういった考え方で、政治(政治家)を支持したりするようなのは、非常に危険であると警鐘を鳴らしている映画でした。今の、日本の人々の大勢にも、ぜひ見て欲しい、優れたドキュメンタリー映画です。
参考作品(amazon)
ベルリン・フィルと第三帝国 ドイツ帝国オーケストラ
ベートーヴェンの生涯 (岩波文庫)
ルードウィヒ・B (1) (手塚治虫漫画全集 (337))
ルードウィヒ・B (2) (手塚治虫漫画全集 (338))
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