2008年08月28日 09:58

昨日から一睡もできず、boys air choirの「requiem」を聴きながら、大好きな映画「トレインスポッティング」のことを思っていました。

少年のレクイエム

なかなか更新できずにごめんなさい。本当に調子悪くて、昨日は不眠が酷く、一睡もできない形で、boys air choirの「requiem」(少年のレクイエム)を聴きながら、夜中、ずっと横になって、大好きな映画「トレインスポッティング」のことを思っていました。

「トレインスポットティング」は僕の大好きな映画で、スペシャル・エディションのDVD持っていたんですけど、うつ病の生活苦で売ってしまって、うろ覚えの記憶になるんですけど、それでも、それでも、なんか、とても思い出されるんですよね…。

スコットランドの貧困層で麻薬中毒の若者達の友情と、そして崩壊を描いた映画で、物凄くアップテンポで凄くクールでスタイリッシュで、エンターテイメントとしても抜群に面白い映画です。ただ、僕は、今凄い貧困状況なので、その、絶望的な未来の無い貧困さというのが、自分と重なってしまって、夜中、映画のことを思い出していました。

トレインスポッティングの若者達は貧困で麻薬中毒というどん底ですが、明るいんですよね。それは麻薬で無理やりアッパーになっているというのもありますが、もう一つは、友情が凄く深くて、互いに迷惑を掛け合ったりする、日本人から観ると、驚くような、友情の深さがあるんですね。

彼らは、絶望的で破滅的な状況から抜け出そうとあがき、一攫千金のチャンスを作るんですが、それによって、友情が失われる(ほんの少しだけ救いがあります)、最初から最後まで凄くアップテンポで激しくてスピード感があって、明るく疾走している映画なんですけど、でも、あれは、最初から最後まで貧困層の絶望を描いていた映画(麻薬しかもう居場所がない人々)だったんだなと、今思えば、それがはっきりわかります。

ただ、この映画で描かれる貧困層の若者達と、僕みたいな貧困者の違いは、彼らには、互いに麻薬を回し打ちして、迷惑掛けあいながらの、それでも、深い友情という言葉では測り知れない、絆みたいなものがあって、それが、貧困の時もなんとか救いになっていて、だからこそ、明るく疾走するような映画になっているんですね…。

僕なんかは物凄く孤独ですし、友人(直に会う付き合いがある友人達)がいない訳ではないですが、「トレインスポッティング」に描かれるような迷惑を掛けたら、直ぐに縁を切られてしまうような、日本の「互いに迷惑を掛け合わない」という友情性のなかの友人であって、大切な友人であることは間違いないですが、それでも、迷惑を掛けられない。日本の風土性の中に、「人に迷惑を掛けるぐらいなら、自死しろ」みたいな刷り込みというか、精神性があって、僕はそれから逃れられないように感じます。

こういった日本の風土を使って、僕みたいなロスト・ジェネレーション(非正規雇用者層)が、また不況で首を切られ始めていますから、日本の人口層の割合は、非正規雇用層やそこから更に転落した僕のような無職の貧困層が、自殺や餓死(孤独死)してゆくでしょうから、どんどん日本は一部のお金持ち、成功者を除いて、人々の生活が厳しくなってゆくと思いますし、非正規雇用者層も含めた日本の経済共同体から転落(仕事を失う)すると、もう、今は生活保護はほとんど受けさせないような形になっていますし、障害年金も、非正規雇用層は国民年金の三分の二が未納なことが多いので、それも受けられず、親も高齢ですし、ただ、生き延びる為の努力(職を探したり、病気を治したり)をしても埒が明かない時は孤独に死んでゆくしかないんですね…。

それを思うと、悲しみを感じました。それで、boys air choirの「requiem」を聴いていたら、このまま貯金をすり減らして、死んでゆくのかという思いで胸が一杯になって、涙が滲みながら、ずっと天井を眺めていました。もう、生きながら、死んでいるような感じです。ゆえに、boys air choirの「requiem」は心慰めてくれました…。

「レクイエム」というのは、死者のためのミサ曲のことです。その冒頭に出てくる最初の音楽<レクイエム エテルナム(永遠の安息)から、「レクイエム」という名称で呼ばれるようになりました。(中略)このアルバムでは、コナー・バロウズのボーイ・ソプラノとして最高に磨き上げられた美しい声で、祈りの歌、あるいは宗教的な音楽である「レクイエム」のなかの曲が歌われます。とりわけナチュラルなやさしさにみちたコナー・バロウズの歌声を聞くと、人はみな誰も、心の安らぎを感じるでしょう。
(boys air choir「requiem」(少年のレクイエム)ライナーノーツより) 

boys air choir「requiem」のレクイエムは本当に素晴らしいです。生きながら死んでいるような僕に、安らぎを与えてくれます。また、トレインスポッティングは、深い絆の友情(互いに迷惑を掛け合っても壊れない友情)と、貧困の問題を描き、更に、娯楽性も抜群の非常に面白い映画、スピード感抜群で観ていて片時も目が離せない映画、僕の大好きな映画です。皆様にも、自信を持ってお勧めできる、娯楽映画として素晴らしい映画です。お勧め致します。

後は、早く総選挙やって、民主党が第一党になって、無年金障害者の救済や、貧困層への支援(生活保護)の基準を緩めるなり、新しい基準を作って支援するなり、どうか、社会福祉を、少しでも、充実させてほしいです。このままでは、本当に生きて行けなくて、貧困は、本当に辛いです。皆様のご支援(ギフト券・アフィリエイト)と音楽と猫の三つだけで、なんとか、まだ生きながらえております。皆様のご支援、本当に心から感謝しています。

うつ病で貧困で、もう生きるのに必死でどうしようもなくて、新聞や論壇誌やTVやネットでリベラル派の知識人として活躍している方々に、こういう状態なんですが、どうか、どうすればいいか、お教え頂けませんか、ということを一生懸命丁寧にメールを書いて送ってみたんですが、誰一人も返事は来ませんでした。(どこの誰に出したとかは、勝手に僕がメール送っただけで、返事がこないのは当たり前といえば当たり前ですから、だれそれに出したいうようなことは、それは絶対公開しません。)リベラル派の知識人と呼ばれている方々は、僕のメールを出した限りでは、実際に困っている個人には関心はあまりないみたいです。それも凄く落ち込みました。

そしてそんなとき、僕が本当に困った時にギフト券やアフィリエイトでご支援して助けてくれるのは、僕の文章を読んでくださる、皆様方で、本当に、ありがとうございます。言葉に尽くせない、感謝しております。ありがとうございます。

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