2008年06月15日 13:04
ヴァンパイア騎士、とても面白いです〜。
僕はアン・ライスやタニス・リー、ナンシー・A・コリンズとかの西洋の耽美に美しいヴァンパイア小説群が大好きなんですが、今、日本のアニメで、こういった審美的で観衆を魅了する力のある作品、それはこのアニメ「ヴァンパイア騎士」だと思っています。
ヴァンパイア物の魅力は、ただ単に力を振るうことにあるのではなくて、邪悪な優雅と洗練にあるのだと僕は思っています。吸血行為は弱肉強食ではなくて、「悪の刻印を刻む」という、西洋神学的な、「悪」としてのメタファーがあるんですね。そして、それを振るう者=吸血鬼は、自覚的な悪の行為者としての、アウトサイダー的な位置づけをされているし、また被害者も、傷(吸血)を受けることで、そこに組み込まれてしまう。加害者も被害者もどちらも孤独で、ぞっとするような孤独の系譜する洗練された文化を持っている。
この雰囲気が日本の作品で一番良く出ているのが、「ヴァンパイア騎士」だと僕は思います。まだ見たことないひとは、ぜひ見て欲しい作品です。
ヴァンパイア騎士1 【完全生産限定版】
ヴァンパイア騎士 2
ヴァンパイア騎士 1 (1) (花とゆめCOMICS)
ヴァンパイア騎士 2 (2) (花とゆめCOMICS)
ヴァンパイア騎士 3 (3) (花とゆめCOMICS)
ヴァンパイア騎士 4 (4) (花とゆめCOMICS)
ヴァンパイア騎士 5 (5) (花とゆめCOMICS)
ヴァンパイア騎士 6 (6) (花とゆめCOMICS)
ヴァンパイア騎士 7 (7) (花とゆめCOMICS)
ヴァンパイア物の魅力は、ただ単に力を振るうことにあるのではなくて、邪悪な優雅と洗練にあるのだと僕は思っています。吸血行為は弱肉強食ではなくて、「悪の刻印を刻む」という、西洋神学的な、「悪」としてのメタファーがあるんですね。そして、それを振るう者=吸血鬼は、自覚的な悪の行為者としての、アウトサイダー的な位置づけをされているし、また被害者も、傷(吸血)を受けることで、そこに組み込まれてしまう。加害者も被害者もどちらも孤独で、ぞっとするような孤独の系譜する洗練された文化を持っている。
この雰囲気が日本の作品で一番良く出ているのが、「ヴァンパイア騎士」だと僕は思います。まだ見たことないひとは、ぜひ見て欲しい作品です。
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