2016年12月05日 18:48

イタリアでEUの権限を強化する下院権限強化の是非を問う国民投票が否決されEU統合推進派のレンツィ首相が辞任。世界的な反グローバリズムの広がりはとても良いことですね。

NHKニュース「イタリア国民投票 レンツィ首相が敗北認め辞任の意向」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161205/k10010795251000.html
イタリアで行われた憲法改正の是非を問う国民投票で反対が賛成を大きく上回ったことを受けて、レンツィ首相は日本時間5日朝、辞任する意向を示し、イタリアの政治が再び混迷を深め、EU=ヨーロッパ連合にとってもさらに不安定な要因が増えることになりそうです。(中略)

政府や既存の政党に対抗し、憲法改正にも強く反対してきた新興政党「五つ星運動」を率いるベッペ・グリッロ氏は、みずからのブログに「万歳!国民の勝利だ」と書き込み、投票結果を歓迎しました。(中略)

また、イギリスによる離脱の決定のあと波紋が広がっているEUにとっても、これまでフランスのオランド大統領やドイツのメルケル首相とともに主導的な役割を果たしてきたレンツィ首相が辞任することで、さらに不安定な要因が増えるのは避けられない情勢です。

まさに「万歳!国民の勝利だ!」なんと素晴らしい結果だ!!忌まわしきグローバリズムの象徴たるEUの崩壊が迫ってきていますね。五つ星運動頑張れ!!

世界的な反グローバリズムの広がりはグローバリスト以外の全ての人々にとってとても良いことですね。一刻も早くグローバリスト達が猖獗を極めるEUの頸木から欧州の人々が解放されることを遠く東方から願っています。ヨーロッパ諸国もトマ・ピケティが述べていたようにEU統合強化やCETA(カナダEU包括的経済貿易協定。強力なISD条項が組み込まれており欧州各地で反対運動が起きている)は一刻も早く止めて、自国民をグローバリストから守ることを民主主義国民国家として心がけるべきだと思います。民主主義国民国家が最も大切にしなければならないことは、自国民の生活と幸福を守ることであり、「他国に自国民を売り渡す=グローバリズムを進める」なんてことは、民主主義による国民の意志表明で止めなくてはならないことなのです。

ウォール・ストリート・ジャーナル「EU、カナダとの貿易協定の合意難航で信頼性の危機」
http://jp.wsj.com/articles/SB12188716230581874349104582379580205492296
 CETAを巡る問題はグローバル化の危機の核心につながっている。超国家主義的な企業に対する敵意が強まっており、それが自由貿易協定への政治的支持を弱めているからだ。

 ドイツ、ベルギーのワロン地域、その他のEU加盟国におけるCETA反対の核心は、投資家と政府の間の紛争を解決するための独立した法廷を設置することだ(ISD条項)。各国政府の政治的選択に反対する多国籍企業に強すぎる権力を与えることを懸念している。

 ブレグジットの国民投票の中核にも、主権についての懸念があった。EU離脱派は、EU加盟国間の紛争について最高裁の役割を果たす欧州司法裁判所の管轄権に反対するキャンペーンを展開した。

 欧州委員会は、CETAでは新たに設置する法廷が政府にサービスの民営化を迫ったり国営化を阻んだりするために利用されないよう確約するなど、強力なセーフガードを設けてあると主張している。

余談ですが、国民が民主主義的な意思表明ができない国(反民主的な独裁国家や国家主権や民主主義が脆弱なアフリカ等第三諸国の国家等)は、グローバリズムに食い尽くされることになるだろう、いわゆるグローバリズム適合国家(資本に対する国家の主権が弱まり社会安全保障が行われず、貧富の差が限界まで広がった貧富の差による極端な格差階層社会)になるだろうと、エマニュエル・トッドらは予想していますが、日本は独裁国家ではないですけれど、そうなってしまいそうで(グローバリズム適合国家になってしまいそうで)、不安ですね…。

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