2016年04月12日 04:21
はいふりハイスクール・フリート第一話が面白かった方におすすめ古典的軍事冒険小説10選。
【Amazon.co.jp限定】ハイスクール・フリート 1(メーカー特典:「描き下ろしイラスト A3クリアポスター」付)(全巻購入特典:「描き下ろしB2布ポスター」引換シリアルコード付)(完全生産限定版) [Blu-ray]
なんか、アニメの「はいふり ハイスクール・フリート」、とんちんかんな批判受けてるんですね…。自衛隊がアニメに協力するとダメとか、全く意味が分からない…。ハリウッド映画を始めとして海外の普通の娯楽映画に軍が撮影協力していることは多々ありますし、それを批判する人とか海外に全くいないレベルだと思うので、日本の特殊性みたいなものを感じますね…。私ははいふりに海上自衛隊が協力することは全く問題ないと思いますが…。
ちなみにはいふり第一話は、演習中に一隻の巡洋艦が嵌められて反乱したことにされてしまってたってだけで、クーデターなんて全然起こしてないですよ。寧ろ、自衛隊がクーデターを起こす物語を本格的に描いてくれたら、それはそれで面白そうだなと思いますが…。自衛隊がクーデターを起こそうとする小説としては「皇帝のいない八月」「愛と幻想のファシズム」などがありますが、どちらもクーデター自体はメインテーマではなく腰砕けで終わるので…。
私は軍事スリラー小説は好きなんですが、個人的には仮想戦記系の軍事スリラーはあまり好きではなく(仮想戦記系列はあまりに日本軍に都合がよすぎていて読んでて「う〜ん?」って感じになる)、主人公の軍人が少数精鋭の部隊と共に超難易度の高度な作戦に挑んで行く系統の古典的軍事冒険小説が好きなんですね。私が軍事スリラーに嵌ったきっかけはジャック・ヒギンズの「鷲は舞い降りた」でして、これに最高にはまってヒギンズの作品読みまくって、ヒギンズを全て読了した後は「ヒギンズみたいな小説もっと読みたい!」ってなって、アリステア・マクリーンを「女王陛下のユリシーズ号」から読み始めてまた嵌りまくりと、古典的軍事冒険小説が一番大好きなんですね。
なので、はいふりは、演習中の巡洋艦が陰謀に巻き込まれて嵌められて、巡洋艦一隻で海軍と対立することになるという展開が、まさに古典的軍事冒険小説的出だしで、とても期待しています。たった一部隊で大勢力と向き合わなくてはならないというところがガルパンよりも古典的な軍事冒険小説的ですね。私、こういう展開の物語大好物なので、はいふりはほんと今後に期待しています。
そこで、今回は、はいふり第一話が面白かった方におすすめの古典的軍事冒険小説をご紹介致しますね。はいふりが好きな方は、古典的軍事冒険小説に親和性があると思うので、きっと楽しめると思います。では、私の最も好きな小説からご紹介。
ジャック・ヒギンズ「鷲は舞い降りた」
鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫NV)
著者:ジャック ヒギンズ
早川書房(1997-04)
販売元:Amazon.co.jp
ドイツ軍かっけええええええ!!と叫ぶしかない史上最高の軍事冒険小説。チャーチル誘拐計画を実行するシュタイナ中佐を始めとする精鋭部隊の軍人達がかっこよすぎてまさにパーフェクトです。読んでいて思わずドイツ軍を応援してしまうので、後半の作戦開始からの展開には「うおおおおおお!!」みたいな、祈るような気持ちでドキドキしながら読んでいたのを覚えていますね。「非常に頭が良くて、勇気があって、冷静で、卓越した軍人……そして、ロマンティックな愚か者」のカッコよさを堪能できる作品。手塚治虫さんやがエッセイ等に「フィクションのドイツ軍かっけえええええ!」みたいなことを書いていますが、この作品の影響は間違いなくあるでしょうね。カッコいいドイツ軍の代表的小説です。
ケン・フォレット「針の眼」
針の眼 (創元推理文庫)
著者:ケン フォレット
東京創元社(2009-02)
販売元:Amazon.co.jp
こちらはドイツ軍のスパイかっけええええ!!と叫ぶしかない小説。しかも誇り高き軍人であるシュタイナ中佐と違って、こちらの主人公「針」はスパイなので、冷静沈着かつ冷酷無比です。「計画通り」と呟きながらニヤリと笑う夜神月的ダークヒーローのカッコよさです。英国情報部と針との互いの騙しあいがたまらなく面白い。そして最後の展開が…。もう完璧としか言いようがないよ。ぜひ読んで欲しいスパイ小説の最高傑作です。現代のドイツはあまり好きじゃないですけど、フィクションに出てくる日本と同盟を結んでいた頃のドイツ軍は本当にカッコよすぎて凄すぎる…(勿論、フィクションの中の話ですが…)。
アリステア・マクリーン「女王陛下のユリシーズ号」
女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))
著者:アリステア・マクリーン
早川書房(1972-01)
販売元:Amazon.co.jp
イギリス海軍の護衛船団がドイツに超ボコボコにされながらめっちゃ頑張る話。こちらはイギリス側が主人公ですが、不利な状況下で任務を遂行するというところがやはりカッコいい!!そして、地味な海上戦の話でありながら最高に話が盛り上がっていくのが、まさに時間を忘れる面白さ、最後まで読むと海軍万歳ィィィィィ!て気持ちになります。まさに島国日本にも通ずる島国イギリス海軍魂!「はいふり」好きならぜひ読んで欲しいですね。はいふりに出てくる日本海軍のスローガン「海に生き、海を守り、海を往く!」そのものの小説です。
クレイグ・トーマス「ファイアフォックス」
ファイアフォックス (ハヤカワ文庫NV)
著者:クレイグ・トーマス
早川書房(1986-12)
販売元:Amazon.co.jp
こちらは空軍かっけええええ!!!と叫ぶしかない小説。ファイアフォックスとはブラウザの名前ではなく、凄まじい性能を持ったスーパー戦闘機の名前です。ソ連が開発した究極の戦闘機「ファイアフォックス」を盗み出す話なんですが、スパイ軍事冒険小説と空中戦を舞台にした航空軍事冒険小説を完璧に融合させた一粒で二度美味しい小説。主人公も最強にいいキャラしており、読み終わると戦闘機で空飛びてえええええ!!って気持ちになります。
マーク・グリーニー「暗殺者グレイマン」
暗殺者グレイマン (ハヤカワ文庫 NV)
著者:マーク・グリーニー
早川書房(2012-09-21)
販売元:Amazon.co.jp
こちらは暗殺者かっけえええええ!!!と叫ぶしかない小説。元CIAの暗殺者、グレイマン(見えない男)ことジェントリーが、50人の凄腕暗殺者とバトルを繰り広げます。この展開は完全に山田風太郎さんの忍法帖!!完全に良い意味で日本の忍者物や娯楽漫画な感じの作品で、山風の忍法帖シリーズとかニンジャ・スレイヤーとかポーン・シリーズとか好きなお方々はぜひにおすすめですね。
ルシアン・ネイハム「シャドー81」
シャドー81 (ハヤカワ文庫NV)
著者:ルシアン ネイハム
早川書房(2008-09)
販売元:Amazon.co.jp
ハイジャック物の最高傑作大傑作。緊迫した展開と意外な展開の連続がどんどん盛り上がっていく最高に面白いハイジャック軍事冒険小説です。これはちょっと書くとネタばれになってネタばれすると台無しなので、ぜひ読んでみて欲しいですね。一体何の目的でハイジャックされ、それはどう達成されるのか、ぜひ確かめてみて欲しい傑作です。
福井晴敏「亡国のイージス」
亡国のイージス 上 (講談社文庫)
著者:福井 晴敏
講談社(2002-07-16)
販売元:Amazon.co.jp
亡国のイージス 下(講談社文庫)
著者:福井 晴敏
講談社(2002-07-16)
販売元:Amazon.co.jp
年配自衛隊員達をカッコよく描くことに掛けて最高だった初期の福井晴敏作品の中でも、一番完成度が高いと感じる作品。先任伍長の仙石海曹がかっけええええええ!!もうそのあまりのかっこよさにしびれます。初期の福井晴敏作品の「少年少女+年配自衛隊員」って組み合わせの青春軍事冒険小説、また読みたいな…。私は福井晴敏さんの作品大好きで著作は全て読んでおりますが、小説ガンダムユニコーン辺りから、国際的な政治劇と政治寸評ばかりに描写の力をいれるようになって、冒険小説としての面白さ、登場人物の魅力とハラハラドキドキの冒険の活躍を描く力を失っているのは残念です。人類資金も政治劇ばっかりであまり面白くなかったし…。初期の頃のようなハラハラドキドキの青春軍事冒険小説路線の小説書いて欲しいですね…。「Twelve Y. O.」も「亡国のイージス」も始めて読んだとき本当に心が震える面白さでしたが、最近の作品は…。冒険要素たっぷりの青春軍事冒険小説、また読みたいです…。
神林長平「アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風」
アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)
著者:神林長平
早川書房(2011-03-10)
販売元:Amazon.co.jp
異世界との戦争を描いたSF軍事冒険小説「戦闘妖精・雪風」シリーズの中でも間違いなく最高傑作にしして、日本SFの一つの頂点たる作品。生命の認識をテーマにした展開は、おそらく映像化できない、SF小説ならではの思索的面白さであり、それでいて、雪風とパイロットの深井零の人工知能・人間ユニットが過酷な任務へ挑む航空軍事冒険小説としても最高の出来ばえ。本当にSFとして凄い小説です。
小川一水「天冥の標」
天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)
著者:小川 一水
早川書房(2009-09-30)
販売元:Amazon.co.jp
天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)
著者:小川 一水
早川書房(2009-09-30)
販売元:Amazon.co.jp
未来人類史を描く壮大な大長編大河SFシリーズ。軍事と冒険が大きなテーマとしてあるので、未来人類史大河軍事冒険小説と言えると思います。もうとにかく面白い。そして話が毎巻常にいいところで終わる。一巻はライオン仮面が捕まってるところで終わって、次巻はオシシ仮面が捕まってるところで終わるみたいな感じです(byフニャコフニャ夫)。凄く面白いですが、現在は未完の今も続いている物語でして、きちんと全巻まとまれば日本SF史に残る未来人類史SFになると思います。
トム・クランシー「レッド・オクトーバーを追え」
レッド・オクトーバーを追え (上) (文春文庫 (275‐51))
著者:トム・クランシー
文藝春秋(1985-12)
販売元:Amazon.co.jp
レッド・オクトーバーを追え (下) (文春文庫 (275‐52))
著者:トム・クランシー
文藝春秋(1985-12)
販売元:Amazon.co.jp
「はいふり」に触発されて書いたお勧め小説ということでは、これは絶対欠かせない!軍事スリラーブームを巻き起こしたトム・クランシーの出世作にして最高傑作だと思います。はいふりはこの作品をオマージュしていると思うので、
はいふりソナー員「魚雷、急速接近距離…!ぎゃあああああ耳がああああ!!」(鼓膜破れる)
みたいなシーンとかあると面白いかも知れない…。色んな作品のオマージュ元となった作品ですが、やはりオリジナルは抜群に面白い。はいふりが気に入った方はぜひ読んで欲しいですね。単艦で敵艦隊の包囲を突っ切って亡命するというのは、たぶん今後のはいふりの展開と重なるんじゃないかな。
ここまで書いてきて思ったのは、やはり軍事スリラーはカッコいい!!ということです。人類の叡智と歴史を尽くして築き上げた戦闘技術と戦闘兵器を用いて全力で戦うことのフィクションにおけるカッコよさは、建前の道徳論で否定できるようなものではないし、それがフィクションである限りは、否定されるどころか、そのカッコよさを心行くまで堪能することこそ、娯楽の醍醐味、物語の醍醐味であり最高の美酒であると思いますね。はいふりも批判に萎縮することなく、せっかく海上自衛隊の協力を得ているんですから、海上自衛隊の協力をフルに使って、海軍の戦闘のカッコよさを描いてほしいなと思います。
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アニプレックス(2016-06-22)
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なんか、アニメの「はいふり ハイスクール・フリート」、とんちんかんな批判受けてるんですね…。自衛隊がアニメに協力するとダメとか、全く意味が分からない…。ハリウッド映画を始めとして海外の普通の娯楽映画に軍が撮影協力していることは多々ありますし、それを批判する人とか海外に全くいないレベルだと思うので、日本の特殊性みたいなものを感じますね…。私ははいふりに海上自衛隊が協力することは全く問題ないと思いますが…。
ちなみにはいふり第一話は、演習中に一隻の巡洋艦が嵌められて反乱したことにされてしまってたってだけで、クーデターなんて全然起こしてないですよ。寧ろ、自衛隊がクーデターを起こす物語を本格的に描いてくれたら、それはそれで面白そうだなと思いますが…。自衛隊がクーデターを起こそうとする小説としては「皇帝のいない八月」「愛と幻想のファシズム」などがありますが、どちらもクーデター自体はメインテーマではなく腰砕けで終わるので…。
私は軍事スリラー小説は好きなんですが、個人的には仮想戦記系の軍事スリラーはあまり好きではなく(仮想戦記系列はあまりに日本軍に都合がよすぎていて読んでて「う〜ん?」って感じになる)、主人公の軍人が少数精鋭の部隊と共に超難易度の高度な作戦に挑んで行く系統の古典的軍事冒険小説が好きなんですね。私が軍事スリラーに嵌ったきっかけはジャック・ヒギンズの「鷲は舞い降りた」でして、これに最高にはまってヒギンズの作品読みまくって、ヒギンズを全て読了した後は「ヒギンズみたいな小説もっと読みたい!」ってなって、アリステア・マクリーンを「女王陛下のユリシーズ号」から読み始めてまた嵌りまくりと、古典的軍事冒険小説が一番大好きなんですね。
なので、はいふりは、演習中の巡洋艦が陰謀に巻き込まれて嵌められて、巡洋艦一隻で海軍と対立することになるという展開が、まさに古典的軍事冒険小説的出だしで、とても期待しています。たった一部隊で大勢力と向き合わなくてはならないというところがガルパンよりも古典的な軍事冒険小説的ですね。私、こういう展開の物語大好物なので、はいふりはほんと今後に期待しています。
そこで、今回は、はいふり第一話が面白かった方におすすめの古典的軍事冒険小説をご紹介致しますね。はいふりが好きな方は、古典的軍事冒険小説に親和性があると思うので、きっと楽しめると思います。では、私の最も好きな小説からご紹介。
ジャック・ヒギンズ「鷲は舞い降りた」
鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫NV)
著者:ジャック ヒギンズ
早川書房(1997-04)
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ドイツ軍かっけええええええ!!と叫ぶしかない史上最高の軍事冒険小説。チャーチル誘拐計画を実行するシュタイナ中佐を始めとする精鋭部隊の軍人達がかっこよすぎてまさにパーフェクトです。読んでいて思わずドイツ軍を応援してしまうので、後半の作戦開始からの展開には「うおおおおおお!!」みたいな、祈るような気持ちでドキドキしながら読んでいたのを覚えていますね。「非常に頭が良くて、勇気があって、冷静で、卓越した軍人……そして、ロマンティックな愚か者」のカッコよさを堪能できる作品。手塚治虫さんやがエッセイ等に「フィクションのドイツ軍かっけえええええ!」みたいなことを書いていますが、この作品の影響は間違いなくあるでしょうね。カッコいいドイツ軍の代表的小説です。
ケン・フォレット「針の眼」
針の眼 (創元推理文庫)
著者:ケン フォレット
東京創元社(2009-02)
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こちらはドイツ軍のスパイかっけええええ!!と叫ぶしかない小説。しかも誇り高き軍人であるシュタイナ中佐と違って、こちらの主人公「針」はスパイなので、冷静沈着かつ冷酷無比です。「計画通り」と呟きながらニヤリと笑う夜神月的ダークヒーローのカッコよさです。英国情報部と針との互いの騙しあいがたまらなく面白い。そして最後の展開が…。もう完璧としか言いようがないよ。ぜひ読んで欲しいスパイ小説の最高傑作です。現代のドイツはあまり好きじゃないですけど、フィクションに出てくる日本と同盟を結んでいた頃のドイツ軍は本当にカッコよすぎて凄すぎる…(勿論、フィクションの中の話ですが…)。
アリステア・マクリーン「女王陛下のユリシーズ号」
女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))
著者:アリステア・マクリーン
早川書房(1972-01)
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イギリス海軍の護衛船団がドイツに超ボコボコにされながらめっちゃ頑張る話。こちらはイギリス側が主人公ですが、不利な状況下で任務を遂行するというところがやはりカッコいい!!そして、地味な海上戦の話でありながら最高に話が盛り上がっていくのが、まさに時間を忘れる面白さ、最後まで読むと海軍万歳ィィィィィ!て気持ちになります。まさに島国日本にも通ずる島国イギリス海軍魂!「はいふり」好きならぜひ読んで欲しいですね。はいふりに出てくる日本海軍のスローガン「海に生き、海を守り、海を往く!」そのものの小説です。
クレイグ・トーマス「ファイアフォックス」
ファイアフォックス (ハヤカワ文庫NV)
著者:クレイグ・トーマス
早川書房(1986-12)
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こちらは空軍かっけええええ!!!と叫ぶしかない小説。ファイアフォックスとはブラウザの名前ではなく、凄まじい性能を持ったスーパー戦闘機の名前です。ソ連が開発した究極の戦闘機「ファイアフォックス」を盗み出す話なんですが、スパイ軍事冒険小説と空中戦を舞台にした航空軍事冒険小説を完璧に融合させた一粒で二度美味しい小説。主人公も最強にいいキャラしており、読み終わると戦闘機で空飛びてえええええ!!って気持ちになります。
マーク・グリーニー「暗殺者グレイマン」
暗殺者グレイマン (ハヤカワ文庫 NV)
著者:マーク・グリーニー
早川書房(2012-09-21)
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こちらは暗殺者かっけえええええ!!!と叫ぶしかない小説。元CIAの暗殺者、グレイマン(見えない男)ことジェントリーが、50人の凄腕暗殺者とバトルを繰り広げます。この展開は完全に山田風太郎さんの忍法帖!!完全に良い意味で日本の忍者物や娯楽漫画な感じの作品で、山風の忍法帖シリーズとかニンジャ・スレイヤーとかポーン・シリーズとか好きなお方々はぜひにおすすめですね。
ルシアン・ネイハム「シャドー81」
シャドー81 (ハヤカワ文庫NV)
著者:ルシアン ネイハム
早川書房(2008-09)
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ハイジャック物の最高傑作大傑作。緊迫した展開と意外な展開の連続がどんどん盛り上がっていく最高に面白いハイジャック軍事冒険小説です。これはちょっと書くとネタばれになってネタばれすると台無しなので、ぜひ読んでみて欲しいですね。一体何の目的でハイジャックされ、それはどう達成されるのか、ぜひ確かめてみて欲しい傑作です。
福井晴敏「亡国のイージス」
亡国のイージス 上 (講談社文庫)
著者:福井 晴敏
講談社(2002-07-16)
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亡国のイージス 下(講談社文庫)
著者:福井 晴敏
講談社(2002-07-16)
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年配自衛隊員達をカッコよく描くことに掛けて最高だった初期の福井晴敏作品の中でも、一番完成度が高いと感じる作品。先任伍長の仙石海曹がかっけええええええ!!もうそのあまりのかっこよさにしびれます。初期の福井晴敏作品の「少年少女+年配自衛隊員」って組み合わせの青春軍事冒険小説、また読みたいな…。私は福井晴敏さんの作品大好きで著作は全て読んでおりますが、小説ガンダムユニコーン辺りから、国際的な政治劇と政治寸評ばかりに描写の力をいれるようになって、冒険小説としての面白さ、登場人物の魅力とハラハラドキドキの冒険の活躍を描く力を失っているのは残念です。人類資金も政治劇ばっかりであまり面白くなかったし…。初期の頃のようなハラハラドキドキの青春軍事冒険小説路線の小説書いて欲しいですね…。「Twelve Y. O.」も「亡国のイージス」も始めて読んだとき本当に心が震える面白さでしたが、最近の作品は…。冒険要素たっぷりの青春軍事冒険小説、また読みたいです…。
神林長平「アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風」
アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)
著者:神林長平
早川書房(2011-03-10)
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異世界との戦争を描いたSF軍事冒険小説「戦闘妖精・雪風」シリーズの中でも間違いなく最高傑作にしして、日本SFの一つの頂点たる作品。生命の認識をテーマにした展開は、おそらく映像化できない、SF小説ならではの思索的面白さであり、それでいて、雪風とパイロットの深井零の人工知能・人間ユニットが過酷な任務へ挑む航空軍事冒険小説としても最高の出来ばえ。本当にSFとして凄い小説です。
小川一水「天冥の標」
天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)
著者:小川 一水
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天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)
著者:小川 一水
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未来人類史を描く壮大な大長編大河SFシリーズ。軍事と冒険が大きなテーマとしてあるので、未来人類史大河軍事冒険小説と言えると思います。もうとにかく面白い。そして話が毎巻常にいいところで終わる。一巻はライオン仮面が捕まってるところで終わって、次巻はオシシ仮面が捕まってるところで終わるみたいな感じです(byフニャコフニャ夫)。凄く面白いですが、現在は未完の今も続いている物語でして、きちんと全巻まとまれば日本SF史に残る未来人類史SFになると思います。
トム・クランシー「レッド・オクトーバーを追え」
レッド・オクトーバーを追え (上) (文春文庫 (275‐51))
著者:トム・クランシー
文藝春秋(1985-12)
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レッド・オクトーバーを追え (下) (文春文庫 (275‐52))
著者:トム・クランシー
文藝春秋(1985-12)
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「はいふり」に触発されて書いたお勧め小説ということでは、これは絶対欠かせない!軍事スリラーブームを巻き起こしたトム・クランシーの出世作にして最高傑作だと思います。はいふりはこの作品をオマージュしていると思うので、
はいふりソナー員「魚雷、急速接近距離…!ぎゃあああああ耳がああああ!!」(鼓膜破れる)
みたいなシーンとかあると面白いかも知れない…。色んな作品のオマージュ元となった作品ですが、やはりオリジナルは抜群に面白い。はいふりが気に入った方はぜひ読んで欲しいですね。単艦で敵艦隊の包囲を突っ切って亡命するというのは、たぶん今後のはいふりの展開と重なるんじゃないかな。
ここまで書いてきて思ったのは、やはり軍事スリラーはカッコいい!!ということです。人類の叡智と歴史を尽くして築き上げた戦闘技術と戦闘兵器を用いて全力で戦うことのフィクションにおけるカッコよさは、建前の道徳論で否定できるようなものではないし、それがフィクションである限りは、否定されるどころか、そのカッコよさを心行くまで堪能することこそ、娯楽の醍醐味、物語の醍醐味であり最高の美酒であると思いますね。はいふりも批判に萎縮することなく、せっかく海上自衛隊の協力を得ているんですから、海上自衛隊の協力をフルに使って、海軍の戦闘のカッコよさを描いてほしいなと思います。
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