2008年07月22日 00:49

谷川俊太郎さんの詩とうつの気持ちの詩

昨日からずっとメンタル面の調子が悪く、おそらく腰が痛く行動できないのと関係しているのだと思いますが、深く黒い色をした広がり沈み行く不安を感じて、うつ病の症状が現れてきてて、腰の痛みというよりは辛さで行動がほとんどできなくて、辛いです。

谷川俊太郎さんの詩に「はる」というとても明るく登って行く詩がありますが、ちょうど逆転した状態のような感じです。「はる」のような素晴らしい詩に対して、僭越ではありますが、今の気持ちを、「はる」をパロディにして表すと、このような心持です。

「うつ」

むねをこえて
くらいふあんが
ふあんをこえて
ふかいあなが

むねをおち
ふあんをおち
あなをおちて
わたしはいつまでもおちてゆく

うつのひととき
わたしはどこまでも
うばわれていた

暗すぎますね…。ただ、本当に、睡眠薬(かなり強いの飲んでます)でも眠れない上に心身の調子が悪い時はこういう心持で、調子が悪いときは辛いですね…。

最後に、谷川俊太郎さんの「はる」を谷川俊太郎詩集1「空の青さをみつめていると」より引用致します。優しく光の照っているよい詩です。

「はる」

はなをこえて
しろいくもが
くもをこえて
ふかいそらが

はなをこえ
くもをこえ
そらをこえ
わたしはいつまでものぼってゆける

はるのひととき
わたしはかみさまと
しずかなはなしをした

いつか、この病気(うつ病)を直して、「はる」のような境地に辿り着きたい、大切な願い、心から願う、最も大きな希望です。いつか、また、「はる」のような気持ちになりたいです。

空の青さをみつめていると―谷川俊太郎詩集 1 (角川文庫 (2559))

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