2015年01月12日 01:25

ドラクエ10、カジノでカジノレイドを利用した必勝法が発見されて大変なことになってますね…。

シーシュポスの神話 (新潮文庫)

ドラクエ10、カジノでカジノレイドを利用した必勝法が発見されて大変なことになってますね…。僕はカジノを多少やって、『ヤバイ…このカジノコンテンツは全てがとてつもなくつまらない』と感じて、「しんぴのカード」をルーレットでプラス3にした後は、カジノには立ち寄らず完全放置していたので、今回の騒動(カジノ必勝法利用派と利用に反対する派で対立、プレイヤーのカジノに対する不満が爆発してドラクエ10全体がギスギスしている)は『ついにきたるべきときがきた』って感じですね。

ドラクエ10のカジノはやればやるほどストレスがたまってつらい仕様だと、最初に少しやって気づいたので(ドラクエ10のカジノは基本的にやればやるほどカジノコインを損して、そして損するとその損を取り返すことができず、最初からやりなおしになる、賽の河原積みやシーシュポスの岩の如き苦行)、この仕様では、ここはドラクエ10の弱点になるなと思っていたので、カジノによって一気にドラクエ10が崩壊する、おそかれはやかれ、いずれはこうなるような気はしていました。

ウィキペディア「シーシュポス」
シーシュポスは、ギリシア神話に登場する人物である。長母音表記を略してシシュポス、シジフォス、シシュフォスとも。コリントスの創建者。徒労を意味する「シーシュポスの岩」で知られる。(中略)

シーシュポスの岩
シーシュポスは罰として、タルタロスで巨大な岩を山頂まで上げるよう命じられた(この岩はゼウスが姿を変えたときのものと同じ大きさといわれる)。

シーシュポスがあと少しで山頂に届くというところまで岩を押し上げると、岩はその重みで底まで転がり落ちてしまい、この苦行が永遠に繰り返される。

このことから「シーシュポスの岩(英:the stone of Sisyphus)」「Sisyphean labor」の語は、日本での「賽の河原」同様に「(果てしない)徒労」を意味する(この「シーシュポスの岩」については、タンタロスにも似た話が伝えられている)。

カジノで一番の問題は、プレイヤーキャラクターの強さに大きく関わるここでのみ入手可能な装備「しんぴのカード」があること(しかもカジノコインの初期状態からではとりにくいこと)で、このことで『しんぴのカードで最重要ステータスのHPに12も差がつくのはあまりにアレだな』と昔から思っていたので、なんというか、いつかくるであろう、きたるべき崩壊がついにきたという感じで、残念です。今まではHP12のしんぴのカードの持ち主はあまりいませんでしたが、今後は、カジノ必勝法をしたプレイヤーとしなかったプレイヤーでHP12の差がゲーム終了まで永遠に格差として残るであろうでしょうからね…。

ちなみに僕のキャラクターのしんぴのカードプラス3は物凄いゴミです。なのでゲーム内ゴールドはそれなりにある方だと思いますが、しんぴのカードのHP上乗せがない分、プレイヤーキャラクターのHPは低いです。ピラミッド8ボスとか仲間に入れてもらえるかどうかはHPで判別されるので、結構その辺はつらいのですね…。

それでも、しんぴのカードのためにプレイが苦痛でしかないカジノをやるよりはマシという気持ちでカジノには手を出さなかったのですね(ドラクエ10カジノは基本的にコインが減り続ける仕様で、一度減ったコインを増やすのは至難の業のため、木工職人作業で金策することよりも、遥かに辛い。週に3回しかできないビンゴ以外のカジノゲームはどれもゲームの範疇を超えた苦行で、なぜゲーム内でこれほどの苦行をさせられるのか意味が分からないレベル)。

そんな僕でも、『カジノの必勝法が発見され、しかもそれがゲームの規範的に行っていいのかどうか不明であり、そんなグレーな必勝法でカジノコインの大量の荒稼ぎが起こっている』と聞けば、『うーん、なんだかなあ…』って思いますからね…。

これは、この苦行としかいいようのないカジノをしんぴのカードのために苦痛に耐えながらプレイしてきたプレイヤー層にとっては、とてつもないショックなことなのかなと思いますね…。

まあ誰だって苦行をするよりは、カジノ必勝法でカジノコインを増やした方がいいと思うでしょうし、この必勝法がゲーム規約上、問題の無い行為なら、それはそれでありだと思うのですが(現状のカジノは正攻法でやる場合、あまりに最悪すぎる仕様のため)、その辺(必勝法が不正なのか合法なのか)が分からないので、僕はカジノ必勝法はせずにスルーしていますが…。運営がこの問題発覚後も、「対応検討中」とコメントを残しただけで、この必勝法が不正なのか正常なのか何もいわずに放置しているのは理解に苦しみますね…。どんどんゲーム内がめちゃくちゃになってきている。

今回の騒動でドラクエ10のカジノに対する不満が爆発して、また必勝法で大もうけした層により、カジノで入手できるアイテムが無尽蔵にゲーム内に流出することでドラクエ10全体の経済もめちゃくちゃになりかねないわけで、ゲームとしてプレイヤーにとって凄く不評になってきていますね…。まあ、MMOの終わるときって、結構こういうきっかけ(プレイヤーが実際に遊ぶことを無視した仕様の、非常にゲーム的に最悪なコンテンツがある、またそのコンテンツで問題が起こっても運営が対応しないor対応が遅い)で簡単に終わってしまうものなんですよね…。残念だけど仕方ありません…。

ドラクエ10は好きなゲームなので、本当に残念です…。でもこれは本当に、運営にやる気が無いとプレイヤーにはどうしようもないことですからね…。運営にやる気がない(もしくは運営がやる気を失った)ことで崩壊したMMOはそれこそ沢山あるわけで…。残念としか言いようが無い。MMOは、運営がゲーム内の全権を持っているため、運営がダメだと、ゲーム世界全体があっという間に崩壊してしまう(そしてその崩壊に対しプレイヤーは何もできない)ので…現在の惨状は本当に残念です…。

この神話が悲劇的であるのは、主人公が意識に目覚めているからだ。きっとやり遂げられるという希望が岩を押し上げるその一歩ごとにかれを支えているとすれば、かれの苦痛などどこにもないということになるだろう。 今日の労働者は、生活の毎日毎日を、同じ仕事に従事している。その運命はシーシュポスに劣らず無意味だ。しかし、かれ(労働者)が悲劇的であるのは、かれが意識的になる稀な瞬間だけだ。ところが、神々のプロレタリアートであるシーシュポスは、無力でしかも反抗するシーシュポスは、自分の悲惨なあり方を隅々まで知っている。 まさにこの無残なあり方を、かれは下山の間中考えているのだ。
(アルベール・カミュ「シーシュポスの神話」)

「いまちょうど世界平和について考えていたとこなんだー。…そして、わたしにはどうしようもないってわかったのー。」
(ドラゴンクエスト10 自宅コンシェルジュの台詞)


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