2014年06月08日 00:52

朝日新聞に「今漱石の『こころ』がいま売れ行き好調なのは同性愛物語が求められているから」と…。

6月7日朝日新聞夕刊の内容がぶっ飛んでいて思わず吹いたのでご紹介致します。

6月7日朝日新聞夕刊一面

「いま、漱石」

明治の文豪・夏目漱石が、ちょっとしたブームになっている。代表作「こころ」が本紙朝刊で100年ぶりに連載されたのを機に、文庫の売り上げが倍増。古典再読の機運に加え、作品に「萌(も)え」る人もいる。名作は世紀を超え、読者を広げている。

再読、中高年に広がる

「夏目漱石が、今年ブームです」。東京・神保町の三省堂書店神保町本店は5月末から、文庫売り場の入り口にあるメーンの陳列棚にパネルを掲げている。パネルを仕掛けたのは新潮社で、全国の書店に配った。

「こころ」は元々、新潮文庫の累計部数1位を誇る。毎年3万部、計184刷697万部が発行されてきた。安定して売れていた作品の販売部数が、本紙での連載が始まった4月20日すぎから、前週の2・5倍に伸びた。

ブームを支えるのは、連載をきっかけに再読する中高年だ。過去1年の新潮文庫「こころ」の購入者は50代が19・3%。だが5月は31・7%に跳ね上がった。都内の書店で「こころ」を探していた会社員の関根正俊さん(42)は「10代の頃に読んで、重いなと思った。大人になって読んだらどうなのか、興味がある」と話す。

 岩波文庫編集長の入谷芳孝さん(51)は「お札にもなった知名度に比べれば、実際に読み通した人はまだ少ない。きっかけがあれば、手にしたいという人が多いのかも」と話す。

 知名度のある「定番」が突然売れ出す例は多い。ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」は、2006年に光文社から新訳が出たのを機に、5巻で計103万部を発行している。(中略)

 「萌える日本文学」(幻冬舎)を書いた文筆家の堀越英美さん(40)は、男性同士の恋愛感情を表現した「ボーイズラブ」を求めて「こころ」を読む人もいると話す。「心を閉ざす『先生』をせめる『私』という関係性に萌える」からだ。

 NHKの朝ドラ「あまちゃん」は、ヒロインのアキと親友のユイの同性の友情が描かれた。ヒット中の映画「アナと雪の女王」も、アナとエルサ姉妹の葛藤が物語を進める。堀越さんは「同性同士の物語が求められている」とみる。


なんか、なんでも『プラズマ』に結びつけたりする論法と似たものを感じて思わず吹きました。

どう考えても、「同性同士の物語が求められている」からこころがいま売れているとは思えないんですが…。

何でもかんでも世の中の事象全てをボーイズラブに結びつけるような論説は牽強付会に過ぎて、ギャグになっている感がありますね…。もちろん、『こころ』をボーイズラブ小説として読んでもいいですし、そういった読み方をしている人々もある一定層はいると思いますが、ただ今現在『こころ』が売れ行き好調なのは、こころが刊行されてから今年は100周年で、各書店がキャンペーンを張っているからでしょうね…。

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