2013年10月30日 01:45

まどかマギカキャラクター診断をやってみました。結果、巴マミ…。確かにヒロイン達のうちで一番シンパシーがあるキャラですね…。

魔法少女まどかマギカ作品一覧

下記、魔法少女まどかマギカ新編叛逆の物語キャラクター診断をやって見ました。結果は…

魔法少女まどかマギカ新編叛逆の物語キャラクター診断
http://heart.okwave.com/campaign/madoka-magica

あなたのタイプは……『巴マミ』
他人に優しく模範的な性格のあなたは、多くの人から慕われ頼りにされる存在。使命感が強く、自分の信念に忠実なため、他人によい意味での影響を与えるタイプと言えるでしょう。そんなあなたに似ているキャラクターは、鹿目まどかや美樹さやかに魔法少女の“現実”を見せて覚悟を持つ大切さを説いた巴マミです。彼女のように、ときに厳しく、ときに優しく他人を導くことができれば、きっと真の意味での尊敬を勝ち得ることができるでしょう!

うーん…。自分はヒロイン達の誰とも似ていないと思いますが、まあ一番人間的にシンパシーを感じるヒロインが巴マミであることは間違いないので、その点でマミさんが選ばれたのかな。この診断なかなか面白いのでお勧めです。マミさんって本編ではすぐリタイアしてしまいましたが、他のメディア(スピンオフ作品)では相当にクローズアップされてて、凄く人間味のあるキャラクターなんですね。そして、他のヒロインには無い、「自分が魔女になって誰かを傷つけてしまうということに耐えられない他者への優しい繊細さ」、そこが好きですね…。

余談ですが、マミさんの持つ「自分が見知らぬ誰かを傷つけてしまうことが耐えられない繊細さ」と一番対極にある「自分の目指す目標の為ならどんな非道でも行ってみせる」という信念の持ち主が、まどかのために他の全てを切り捨てているほむらであって、マミさんとほむらが一番相容れないと今回の映画のパンフレットで虚淵玄さんが述べておられましたが、それはその通りなんだろうなあと…。個人的には、今回の映画のほむらは、まどかへの執着にあまりにそれだけになっていて、病的で痛々しくて見てられなかったです…。人間って言うのは、そこまで一つの物事のみに執着できるようにはできていないですし、ほむらは明らかに無理をしすぎておかしくなっている…。『今回の映画のほむらは過去(TV編)のほむらと同じく継続的にずれずにぶれずに、まどかのみを追い求めている、ゆえに本映画は完成度が高い』みたいな今回の映画評を幾つか見ましたが、僕は全く逆に感じましたね。人間の心理というのはそれぞれが相反する無数の群体のようなもので、何か一つに極端に執着するというのは非常に無理がある状態(パラノイア)であって、その状態が継続的に進むというほむらの心理展開に非人間的な不自然さを強く感じるところがありました…。少なくとも、僕の見る限りにおいては、過去(TV編)のほむらはここまでパラノイアにはなっていなかった…。閑話休題。

まどか(無私の愛)、さやか(上条への愛)、ほむら(まどかへの愛)、杏子(後悔からくる信念)のそれぞれが持つ非常に純粋すぎるようなところ、ある種作り物めいた非人間性すら感じさせるような極度の純粋無垢な情熱、マミさんはほかのヒロインに比べるとそういった純粋な要素は薄くて、その代わり、相反する思い(魔法少女としての使命感と、それに相反する魔法少女であるが故の孤独の苦しみ)を抱いていていつも揺れ動いてるところが、すごく人間味のある暖かさを感じさせて好きなキャラなんですね…。マミさんを主人公にしたスピンオフ作品「The different story」とか最高に好きな作品ですね…。

ドゥルーズ Gilles Deleuze
http://www.ne.jp/asahi/village/good/deleuze.htm
ドゥルーズは、健全な「欲望」の姿と本当の「私」のあり方を、語っている。以下は、二十代の女性が酔って書く日記の一節。

「私の心と私の言葉の間には、決してうめられない溝がいくつもあって、それと同じくらい、私の文章と私の間にも距離があるはずだ。
でも一般にみんな、日記に向かうとき素直になっているような気になっている感じがして、気持ち悪いから何となく日記は気取っていて、いやなのだ。
本当に人を救う尊い仕事をしている男が、ある朝交差点で世にもHなお姉さんの後ろ姿に勃起し、さらにその日のうちに幼い娘に八つ当たりし、妻と話しあって高次の愛に接したら、それはみんなその人で、その混沌が最高なのにみんな物語が好きだから、本人もそうだから、統一されたいと願ったり、自分をいいと思ったり悪いと思ったり、大忙しだ。変なの。」
(吉本ばなな『アムリタ』)

これは意図的に幼稚な感じの文章で書かれている(吉本自身の文章は名文だ)が、言っていることは誰でも判る。人間の経験は、多様で、「分裂病(=統合失調症)」的であるということだ。にもかかわらず、われわれはそれらを、例えば「立派な先生」といったような、一つの「物語」に統一することを異常に好む。そうであるがゆえに、自分を誤解してしまう。ドゥルーズが批判しているのは、「みんなが好き」な、こうした「物語」だ。

マミ「一緒に帰りましょう。みんなのところに」

さやか「……いやだよ。帰りたくない。悪者になんかなりたくないんだ。あたしが最低な人間だってこと、大切な人に知られたくない。だからって、自分に都合のいい部分しか伝えないようなずるい自分にもなりたくなくて…。それでも、結局どっちか選ばなくちゃいけないなら、いっそあたし、逃げちゃおうかって…」

マミ「……言いたくないなら、黙っていればいいじゃない。自分に都合のいいことだけしか伝えなくたって、ずるい子になったっていいじゃないの。私だって、ずっとそうしてきたんだから」

さやか「マミさん…?」

マミ「美樹さんは、私のことをどう思ってる?もしも、正義の為に戦う真面目な先輩だって思っているなら、それは私が騙してたの。私はね、正義の味方でいたかったわけじゃない。誰かと一緒にいたかっただけなの。本当の私はただの寂しがりなのに、ずっと嫌われるのが怖くって、あなた達の前では真面目な先輩ぶって、いつもみんなにいい顔してた。…でもね、そんなウソはもうやめるの。お願い美樹さん。あなたのためでも他の誰かのためでもなくて、私のために、一緒にいて。あなたが自分を許すつもりがないのなら、私だって、正義の味方なんてやめてやる。だから…私の前からいなくならないで」

さやか「……駄目だよ。そんなマミさん、あたしの憧れのマミさんじゃないよ。あたしは、正義の味方のマミさんが好きなんだ。だからこそ、マミさんの足手まといは絶対に嫌だった。なのに…そんなこと言われちゃったらさ…」

さやか「……いいの?」(あたしは悪い子だよ? それでも、マミさんはいいっていうの?)

マミ「当たり前じゃない」

さやか「……はは、参ったな。ここは厳しく言い返さなくちゃいけないところなのにな…。嬉しいんだ。こんなあたしを、必要としてくれて」

マミ「…………これからの事は、皆でお茶をしながら考えればいいのよ。さあ、帰りましょう。鹿目さんが待っているわ」
(「魔法少女まどかマギカ The different story」)

魔法少女まどかマギカ作品一覧

魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~ (上) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~ (中) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~ (下) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
魔法少女まどか☆マギカ Blu-ray Disc BOX(完全生産限定版)
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語/[後編] 永遠の物語【完全生産限定版】 [Blu-ray]
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語 (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
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