2013年05月16日 08:19

5月15日にギフト券を贈って頂き、本当にありがとうございます。「ファタモルガーナの館」「監獄学園」作品紹介などを…。

5月15日に三人のお方々からそれぞれギフト券を贈って頂き、本当にありがとうございます。生活がとても助かりました。本当に心から感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございます。心から感謝致します。ありがとうございます。

最近、あまりなにかアクティブな行動をすることがなくて、先日も、図書館に本を返しにゆき、本を借りようと二時間くらい掛けて本を選んだら、『まだ返却予定日を過ぎていますが返却していない本が一冊あるので貸し出しできません』と言われ、家に一冊置き忘れてきたことを思い出したりと、調子が本調子ではなく、失敗が多いのですが、何とか近況や皆様にとって良きことを書いて行けたらなと思っております。

最近プレイしたゲームとしては、同人ゲーム「ファタモルガーナの館」という作品をプレイしました。以前、ゲームのこととか書いてた頃の友人が、私を心配してゲームを贈ってくれたんですが(本当にありがとう)、とても良く出来た作品で素晴らしかったです。『ものの見方』には、それぞれの立場の人の眼差しがあって(本作ではメタ・群像劇的な仕組みを通してニーチェの遠近法的な世界観が提示されている)、そういった眼差しを多面的に見ることによって、心身ともに深く傷ついた悲劇の登場人物達が、自身の『記憶』に新たな視点(解釈)を獲得することで、その傷ついた心が少しずつ癒されてゆく様を描いた歴史ロマン大河ミステリーファンタジーノベルでして、私が最近ゲームをやっていないということもありますが、ここ数年でプレイした作品で一番心を打たれました。プレイしていて、ギリシア悲劇「コロノスのオイディプス」を思い出していました。もし皆様にご機会ございましたら、ぜひプレイをお勧めする優れた逸品であると心から思います。本作は同人ソフトですが、amazonから公式に購入することが可能です(amazonが公式に販売しております)。

ファタモルガーナの館
ファタモルガーナの館

ファタモルガーナの館公式サイト
http://lys.hiho.jp/novectacle/top2.html

遠近法主義
http://www.ni-club.net/ns-history/thought/perspective.html
「生存の遠近法的性格はどこまで及んでいるのだろうか。あるいは、生存にはまだほかに何らかの性格もあるのだろうか。解釈なき生存、〈意味〉(Sinn)なき生存とはまさに〈ナンセンス〉(Unsinn)にならないだろうか、他方から言えば、一切の生存は本質的に解釈する生存ではないだろうか。」──ニーチェは『悦ばしき智恵』でこのように問いかけたうえで、人間の知性を厳密に分析し、自己吟味してもこの問題は解決されないとしている。なぜなら、「人間の知性はその分析に際して、自分自身を自らの遠近法にもとづく諸形式のもとで見るほかなく、これらの形式のなかでしか見ることができない」からであるという〔『智恵』374〕。つまり、あらゆる認識は認識する者のパースペクティヴ(遠近法)に制約された解釈にほかならず、この制約についての反省自体もまた人間の知性に特有な遠近法の制約のもとにあるので、いかなる反省によっても遠近法的解釈によって意味づけられる世界の外に立つことは不可能であるということになる。「遠近法的なもの」は「一切の生の根本条件」であるというのである〔『善悪』序言〕。(中略)

真理とは生を耐えやすくする仮象の一種にほかならないのに、真理と仮象を厳密に区別して真理のみを追い求める学問に対して、仮象から出発する芸術こそ「人間の本来に形而上学的な活動」であり、「美的現象としてのみ、人間存在と世界は永遠に是認される」というのが、『悲劇の誕生』を貫くメッセージであった。「なぜなら、あらゆる生は仮象、芸術、欺瞞、光学に、遠近法的なものと誤謬の必然性にもとづいているからである」〔同5〕。「同一のテクストが無数の解釈を許容する。つまり、〈正しい〉解釈などというものは存在しない」という断片〔2.9.54〕も、仮象による生の救済というモチーフと結びつけて受け取ることができる。最初に引用した『悦ばしき智恵』374番でニーチェは、「世界はわれわれにとって、むしろふたたび〈無限〉となった、──世界が無限の解釈を内包するという可能性をわれわれが拒絶しえないかぎりにおいて──。ふたたびわれわれを大いなる戦慄が襲う」と、無限の解釈を許容する世界の崇高な美しさについて語っている。ニーチェの遠近法主義の「遠近法」は、ふたたび生を生きるに値するものにする仮象への問いに導かれていたのである。

─弘文堂「ニーチェ事典」よりの引用─

ウィキペディア「コロノスのオイディプス」
『コロノスのオイディプス』は、ソポクレス作のギリシア悲劇である。テーバイのかつての王オイディプスが放浪の末アテナイ近郊のコロノスの森にたどり着いたところから始まり、オイディプスの死に到るまでを描く。(中略)

この劇(コロノスのオイディプス)の一つの要点は「神との和解」である。オイディプスの伝説では、最初に示された神託がそもそも彼らの悲惨な運命を示すものであった。登場人物たちはそれぞれにそれを避けようと努力したにもかかわらず、すべてが実現してしまった。中でももっとも悲惨な運命を担ったのがオイディプスである。

ソフォクレスは神の道が人間ではどうにもならぬものであり、また神の采配は時に恐ろしく非情であることを書いてきた。しかし、この劇では神の側からオイディプスに対して和解が示されている。また、「オイディプス王」では自分の悲惨な運命を嘆くばかりであった主人公は、この劇では一貫して自己の正当性を主張する。父親を殺したのも正当防衛であったし、他の場合でもその時その時は最善の選択をした結果であり、そこに恥じるところはないと言い切っている。一般的な伝説ではオイディプスの死にこのような話はないようで、それだけに詩人の思い入れが強く働いているとも考えられる。

あと、本では、コメディ漫画の「監獄学園」を8巻まで読んだのですが、すごく面白くて良かったです。煩悩に塗れた男子学生5人が、その5人以外は全員女子の学園に入学して、四苦八苦しながらお互いの絆を深めてゆく話でして、ギャグコメディ漫画なんですけど、それだけじゃなくて、そこで描かれる友情が、時折凄く良いんですね…。笑わせられてるのに感動しちゃったりもするという、一粒で二度美味しい作品で、なによりコメディの特質として気軽に読めて、読んだ後は楽しい明るい気持ちになれるのがいいですね。楽しい漫画です。お勧めですね。

フィギュアかわいさに友を売ったとなればそれこそ関羽様に顔向けできぬ・・・・もっと早くこうするべきでゴザった・・・・小生、七年どころか、一生をドブに捨てるところでゴザった・・
(監獄学園第五巻)

このシーンのあととか、思わず涙が…。主要登場人物である男子学生五人はみんなスケベでエキセントリックな連中だけど、基本的に友達を大切にする良い奴らなんで、読んでてすがすがしくて後味が良いのがいいですね。下記の監獄学園amazonレビューに同感です。面白い作品、お勧めです。

エロいだけじゃない, 2012/7/13
監獄学園(5) (ヤンマガKCスペシャル)
By 新斬者 - レビューをすべて見るレビュー対象商品: 監獄学園(5) (ヤンマガKCスペシャル) (コミック)
3カ月ぶり。待望の第5巻です。

この『監獄学園』は副会長のはみ出しっぷりにどうしても目がいきがちですが実はストーリーが非常に巧みです。

端的に言えば生徒会長vs男子囚人たちという構図で舞台も学校内の監獄というシンプルな設定ですがなかなかどうして、先が読めそうで読めず、来週はどうなるんだろう、と毎週楽しみにしている漫画です。

この5巻も見所は盛りだくさんで、三度襲来する花ちゃん。シンゴとの確執問題。ガクトと赤兎馬フィギュアのエピソードが完結。そしてDTO作戦の発動までが収録されていて展開も非常にスピーディで読みやすいです。

特に赤兎馬フィギュアエピソードの結末は結構胸にグッとくるものがあり、悔しいけどちょっと涙腺が緩んでしまいました。平本作品はたまにド直球の感動ものを放り込んでくるので侮れません。

この『監獄学園』は連載が開始されて1年が過ぎていますが絵の美麗さはもちろん、ストーリー展開にもまったく手を抜いておらず、伏線が至るところに仕込まれていて、ダレる箇所がほとんどありません。週刊連載でこのクオリティはかなり凄いことだと思います。

もちろん副会長のはみ出しっぷりも毎回過激になっていき色んな意味で見逃せない漫画です。

表紙の可愛さも含めて大満足な今巻の評価は、もちろん☆5つです。

最後に、ギフト券贈って頂き本当にありがとうございます。生活費に当てさせて頂きます。本当に心から深く感謝致します…。ありがとうございます。

ファタモルガーナの館
ギリシア悲劇〈2〉ソポクレス (ちくま文庫)
監獄学園(1) (ヤングマガジンコミックス)
監獄学園(2) (ヤングマガジンコミックス)
監獄学園(3) (ヤンマガKCスペシャル)
監獄学園(4) (ヤンマガKCスペシャル)
監獄学園(5) (ヤンマガKCスペシャル)
監獄学園(6) (ヤンマガKCスペシャル)
監獄学園(7) (ヤンマガKCスペシャル)
監獄学園(8) (ヤンマガKCスペシャル)

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