2013年05月01日 07:15
ギフト券贈って頂き本当にありがとうございます。「翠星のガルガンティア」SFとして素晴らしい出来ですね…。
4月25日にギフト券贈って頂き本当にありがとうございます。メールをチェックしたのが先ほどでしたので、お礼を述べるのが遅くなり本当に申し訳ございません。とても生活が助かり、心から感謝しております。本当にありがとうございます…。
最近は身体の方は小康状態ですが、落ち込みが激しくて不眠が酷く、身体はだるいのにどんなに寝ようとしても夜2時間ぐらいしか眠れず、一日の睡眠時間が3〜4時間ぐらいになっており、今度、病院で睡眠薬を貰おうと思っております。ギフト券を贈っていただいてまだ気に掛けて頂けるお方々がおられ、とても心が励まされました。ありがとうございます。
最近の楽しみは、録画したアニメを見ることで、アニメ視聴は能動的なので、ぐったりした状態でも楽しむことが出来て、助かってます。今期のアニメでは「翠星のガルガンティア」がSFアニメとして素晴らしい出来と感じますね…。特に現在の最新話である第四話には感動しました。現在ではない、仮構の未来世界を使って、逆に、不変的な人間性のあり方を叙情的なタッチで描き出す、その切り口が見事です。
特に第四話では、地球を失い宇宙に進出して、過酷な宇宙環境に適応した人類が、現在の我々から見れば非常に非人間的な、極端な効率主義社会を形成し、「家族」「慈愛」などの旧来の人間関係は全て消滅しているように見えながらも、実は、そういった関係性が、その効率主義社会の中でも、社会の合間を縫うように生きていることを、主人公のレドとその母親の一瞬の触れ合いを通して描いていて、僕は心から感動しましたね…。「ここではない世界・社会」を描くことによって、逆に人間と世界の普遍的な輝きを描写することのできるSFの持つ最高のエッセンシャルが凝縮されていると感じました。
「翠星のガルガンティア」の第四話を見て、私と同じように感動した方には、梶尾真治さんの初期短編集や、長篇小説「サラマンダー殲滅」、上田早夕里さんの短編集「リリエンタールの末裔」、岡崎二郎さんのSF漫画集やグレッグ・イーガンの短編集などお勧めですね。ライトノベルなどでは、社会といったものを取捨しているタイプの作品も目立ちまして、それはそれで一つの表現技法として良いと思いますが、ただ、SFのある種の最良の部分というのは、「ここではない世界・社会」の全体像を描くことによって、逆にそこから人間の普遍的なヒューマニティを照射することにあると僕は考えているので、仮構の社会性を描くことでそこから普遍的な人間性のあり方を照射し、そこにリリカルな感動を与えてくれるSF小説が、僕はとても好きです。全ては環境の中に生きていて、ゆえに環境の生を描くことで、生のあり方を描くことができる。それはSFに限らず、幻想世界を描くファンタジーの持つ、最良の力であると思います。
最後に、ギフト券本当にありがとうございます。とても励まされました…。
翠星のガルガンティア Blu-ray BOX 1
翠星のガルガンティア Blu-ray BOX 2
翠星のガルガンティア Blu-ray BOX 3
いまファンタジーにできること
カフカ・セレクション〈1〉時空/認知 (ちくま文庫)
カフカ・セレクション〈2〉運動/拘束 (ちくま文庫)
カフカ・セレクション〈3〉異形/寓意 (ちくま文庫)
国立博物館物語 (1) (ビッグコミックス)
国立博物館物語 (2) (ビッグコミックス)
国立博物館物語 (3) (ビッグコミックス)
美亜へ贈る真珠―梶尾真治短篇傑作選 ロマンチック篇 (ハヤカワ文庫JA)
サラマンダー殲滅(上) (光文社文庫)
サラマンダー殲滅(下) (光文社文庫)
リリエンタールの末裔 (ハヤカワ文庫JA)
祈りの海 (ハヤカワ文庫SF)
しあわせの理由 (ハヤカワ文庫SF)
ひとりっ子 (ハヤカワ文庫SF)
プランク・ダイヴ (ハヤカワ文庫SF)
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最近は身体の方は小康状態ですが、落ち込みが激しくて不眠が酷く、身体はだるいのにどんなに寝ようとしても夜2時間ぐらいしか眠れず、一日の睡眠時間が3〜4時間ぐらいになっており、今度、病院で睡眠薬を貰おうと思っております。ギフト券を贈っていただいてまだ気に掛けて頂けるお方々がおられ、とても心が励まされました。ありがとうございます。
最近の楽しみは、録画したアニメを見ることで、アニメ視聴は能動的なので、ぐったりした状態でも楽しむことが出来て、助かってます。今期のアニメでは「翠星のガルガンティア」がSFアニメとして素晴らしい出来と感じますね…。特に現在の最新話である第四話には感動しました。現在ではない、仮構の未来世界を使って、逆に、不変的な人間性のあり方を叙情的なタッチで描き出す、その切り口が見事です。
特に第四話では、地球を失い宇宙に進出して、過酷な宇宙環境に適応した人類が、現在の我々から見れば非常に非人間的な、極端な効率主義社会を形成し、「家族」「慈愛」などの旧来の人間関係は全て消滅しているように見えながらも、実は、そういった関係性が、その効率主義社会の中でも、社会の合間を縫うように生きていることを、主人公のレドとその母親の一瞬の触れ合いを通して描いていて、僕は心から感動しましたね…。「ここではない世界・社会」を描くことによって、逆に人間と世界の普遍的な輝きを描写することのできるSFの持つ最高のエッセンシャルが凝縮されていると感じました。
「翠星のガルガンティア」の第四話を見て、私と同じように感動した方には、梶尾真治さんの初期短編集や、長篇小説「サラマンダー殲滅」、上田早夕里さんの短編集「リリエンタールの末裔」、岡崎二郎さんのSF漫画集やグレッグ・イーガンの短編集などお勧めですね。ライトノベルなどでは、社会といったものを取捨しているタイプの作品も目立ちまして、それはそれで一つの表現技法として良いと思いますが、ただ、SFのある種の最良の部分というのは、「ここではない世界・社会」の全体像を描くことによって、逆にそこから人間の普遍的なヒューマニティを照射することにあると僕は考えているので、仮構の社会性を描くことでそこから普遍的な人間性のあり方を照射し、そこにリリカルな感動を与えてくれるSF小説が、僕はとても好きです。全ては環境の中に生きていて、ゆえに環境の生を描くことで、生のあり方を描くことができる。それはSFに限らず、幻想世界を描くファンタジーの持つ、最良の力であると思います。
王が出てくると反動的な作品だと決めこみ、魔法使いが出てくると、迷信深い作品だと決めこむ。竜が出てくればナンセンスな話だと思う。物事を文字どおりに理解する(リテラルな)精神は、ファンタジーを読むための望ましい資質だ。自由な精神もそうだ。しかし、そのいずれも、非常に杓子定規であると、ファンタジーを読むには都合が悪い。それでもわたしは、イデオロギーにこりかたまった読み方でない限り、社会的な意識をもってファンタジーを読むことを歓迎する。
(「アーシュラ・K・ル・グイン「いまファンタジーにできること」)
「ちがった風に生きることができるはずだ、とでもいうんですか?」
「いいえ」と、彼はもの問いたげに、微笑しながら答えました。
「しかし、どうしてまた、あなたは夕方、教会で祈ったりするんですかね」と、私は改めて尋ねました。(中略)
「われわれは、そもそも使い物にならない武器や、塔や、塀や、絹のカーテンなどを作っているのです。そして、そうする時間があるなら、それをせいぜい不思議に思うこともできるでしょう。そして、自分の位置を宙ぶらりんにしたままで、私たちは落ちもしない、ただばたばたと飛び回っているばかりです。たとえ私たちが蝙蝠より醜いとしても。そして、私たちが、ある日、こんな台詞を吐くのを、もうほとんど誰も妨げることはありません。『ああ、神様、今日は良い日です』なんてね。なぜといって、私たちの存在は、すでにこの大地の上に組み立てられていて、私たちは自分たちの了解に基づいて生きているのですから」
「つまり私たちは、雪の中の木の幹のようなものなのです。だって、それは、一見、ただ滑りそうに乗っかっているだけで、ちょっと突いてみるだけで、ずらせることができてしかるべきところなのです。しかし、実はそうではありません。そんなことはできないのです。というのは、それは地面にしっかりと結びついているからです。だが、ごらんなさい、それすら、ただの見かけにすぎません」
考え込んでいるうちに、私は泣くのをやめないわけにはいかなくなりました。
(フランツ・カフカ「あるたたかいの記」「カフカ・セレクション1時空/認知」より)
「彼の中に『心』があるのかどうか、それは永遠に分からないよ。君の中の心も、私の中の心も、事実上証明することは不可能だからだ。知能レベルを計測する方法がいくつかあるが……それと自我を証明することとは別なのだよ」
「でも……!!きっと(人工知性の)スーパーEには心があるはずよ!!『私たちの心がそう感じたのなら』そこに『心』はあるんじゃないですか??」
(岡崎二郎「国立博物館物語第三巻『人類の行方』」)
最後に、ギフト券本当にありがとうございます。とても励まされました…。
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いまファンタジーにできること
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