2012年12月05日 06:42

浦賀和宏「生まれ来る子供たちのために」読了。怪作過ぎる…。とんでもなくぶっ飛んだ展開にぶっ飛びました。

浦賀和宏さんの長篇小説「松浦純菜シリーズ」九部作の最終巻「生まれ来る子供たちのために」読了。図書館で九部作を少しずつ借りてちまちま読んでいたんですが…。

( ゚д゚)ポカーン

いやもう、読了後

( ゚д゚)ポカーン

( ゚д゚)ポカーン

( ゚д゚)ポカーン

という感じで呆然としてました。とんでもない怪作シリーズですが、この終わり方はあまりに怪作過ぎる…。ネットの感想に漫画「なるたる」の読後感に似ていると感想がありましたが、僕は筒井康隆さんの中篇「幻想の未来」の読後感を思い出していましたね…。突然、人類とか生命とかが一挙に滅亡して今までの物語が全部チャラになって、今まで形作っていた「理解可能な物語世界」を全部投げ捨ててハチャメチャにぶっ飛んだ世界に凄い勢いで吹っ飛んでいくところが…。

いやあ…なんていうか…。なんとも…。絶句…って感じです…。

史上稀に見る読書体験と言う感じでして、まあたまにはこういう読書体験もいいかなと…。ただ、とても他の方にお勧めできる小説ではないですね…。九部作もあるので読むのに時間が掛かりますし…(一応、最終巻であるこれ一冊読めば九部作のだいたいのストーリーは分かるようになってます)。先日紹介した「郭公の盤」はエンターテイメントとして面白かったですが、本作は特にエンターテイメントとして面白い訳でもないので…。本作はエンターテイメント性をわざとマイナスにしてる感じに構成されています。本作、とんでもなく奇怪な怪作を読んで( ゚д゚)ポカーンとしてみたいお方々にだけお勧めと言う感じです…。

生まれ来る子供たちのために (講談社ノベルス)
幻想の未来 (角川文庫 緑 305-1)



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