2012年07月24日 13:50
映画「おおかみこどもの雨と雪」見てきました。魂がジーンとしています…。究極に素晴らしい映画、日本中、世界中のお母さんに見て欲しい映画です。
おおかみこどもの雨と雪 (角川文庫)
今日は、映画「おおかみこどもの雨と雪」見てきました。ガンダムの富野由悠季監督が大絶賛していたのと(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120720-00200036-mantan-ent)、僕はケモナーでケモナーの絵描きさんをピクシブなどでチェックしているんですが、ケモナーの絵描きさん達、皆さん大絶賛していたのを見て、これは見に行かなくてはと思い、見に行ってきたんですが…。
予想を遥かに上回る、言葉では表現できない素晴らしさだった…。僕はケモナーなので、『ケモナー属性として萌えられるかな』とか、それぐらいの軽い気持ちで見に行ったら…。
見る前の軽い気持ちやオタク的な表層的な見方は全て完全に消し飛ばされたとしか言いようがない…。
萌えとか、属性とか、そういう表層的な条件反射心理反応みたいなものは完全に消し飛びました…。なんていうか…胸の奥の更に奥、人間の最も深い魂の深奥を揺さぶるとしか言いようのない、素晴らしいと言う言葉すら超越した作品…。
午前10時過ぎの第一回放映を見に行ったので、『午前中だからあまりお客さんいないだろう』と思っていたら、結構お客さん入っていて(午前中にも関わらず五割くらい入っていました)、映画がシングルマザーのお母さんをテーマとした映画ということで、お客さんも小さい子を連れたお母さんが多かったのですが(お母さんの次に多かったのがカップル。僕みたいなロンリーなアニオタは全然いませんでした)、怒涛のクライマックスの後のエンディングロール、誰一人立たないし、誰一人喋らない…。
怒涛のクライマックスから、映画館がしーんと静まり返っていて、エンディングロールが終って映画が完全に終って明かりがついても、小さい子からお母さんまで、誰も座席を立たずに、みんなの感動の吐息が聞こえる状態…。僕も感動で動けなかったです…。こんな凄い映画見たの、何年ぶりだろう、何十年ぶりかも…。僕がこれまで見た映画で間違いなく最高峰の映画、それも、いわゆるエンターテイメント系の映画ではなくて、ビクトル・エリセ監督が撮るような文芸系の最高峰の映画です…。アニメ映画=エンターテイメント映画という風にこれまで考えていましたが、アニメーションでこれだけ文芸的な感動する作品を撮れるということに、そして映画自体の超越的な素晴らしさに、本当に言葉を失った状態にしばらく陥っていました…。今も頭がぽーっとしています。
最初はケモノ萌え的な、いわゆる普通のアニメの見方、すなわち「キャラクターの可愛さに萌える」という表層的な見方(昨今の通常のアニメは表層的な見方に特化されて作られている)をしていたのですが(最初は『絵柄や展開が高橋留美子さんっぽいな』ぐらいの軽い気持ちで見ていました)、だんだん引き込まれて、ゴミ清掃車のところで強烈に吹っ飛ばされて、表層的な見方は消し飛んで、そしてそれからは、もう、例えようのない世界…。子育てや生活が圧巻で、そして、何よりも凄いのが、台風の怒涛のクライマックス…。これまでの思い出がアルバム形式で振り返られるエンディングロールは、言葉にできないとしか言いようのない、言語化不可能な感動を感じました。魂がジーンとしたとしか言いようがない。
ぜひ日本中のお母さん、世界中のお母さんに見てほしい映画だと思いましたね。母性の素晴らしさの映画であり、胸を深く深く真に打つ母親賛美の映画ですので…。ファンタジーなのに『絵空事』ではないんですね。日本の映画にありがちな『絵空事』めいた過剰な感情演技、お仕着せの感情演技みたいなものは本映画には全くなく(ゆえにリアリティがある)、みんな普通に暮らしているところを撮っているだけなのに、登場人物達の深い情感を感じ取り、静謐な深い感動が押し寄せてくる、ビクトル・エリセ監督の「ミツバチのささやき」やフランソワ・トリュフォー監督の「大人はわかってくれない」などの静謐にして深く感動的な魂を揺さぶる映画を彷彿とさせました。アニメーションでこういった文芸的な深い真なる感動に充ちた優れた映画を撮れるんだということを示したことは、本当に素晴らしいことだと思います。
あと、アニメ製作者のお方々にもぜひ見て欲しいです。この映画見たら、表層的な萌えアニメとか作っているアニメ製作者さんはきっと自分が恥ずかしくなって、『見る人の深い魂を揺さぶる真なるアニメを作りたい』と思うでしょうし、それによって日本のアニメがキャラクターの可愛さ第一主義の表層的なアニメから脱却して、真に魂を揺さぶる作品へと変わってゆくきっかけとなってくれたらと思いますね…。
本当に凄い映画でした。アニメーションで、最も優れた文芸映画の感動を深く味わうことがあるとは、今まで思っていなかった、アニメーションの可能性というものを甘く見ていたと自分のこれまでの考えの足りなさを痛感しました。本当に凄い、真に優れた映画です。真であり、真に美であり、真に善なるものとしての、家族を育む母性というものの力と美しさを描いていると魂の深奥に深く深く感じました。ぜひ、皆さんに見て欲しい、素晴らしい映画です。
なんだか、今も頭がぽーっとしちゃってて、解釈とか分析とかできない…。本当に凄い映画は、本当に凄いんだ…。大沢たかおさんが言うように、心が浄化されるような感覚を味わう映画、母性という真なる大いなる力、それは生命の深い力であり、言葉や概念では表現不可能な輝き、究極に美しいと感じましたね…。

おおかみこどもの雨と雪 (角川文庫)
映画「おおかみこどもの雨と雪」主題歌 「おかあさんの唄」
劇場公開映画「おおかみこどもの雨と雪」オリジナル・サウンドトラック
おおかみこどもの雨と雪 (1) (カドカワコミックス・エース)
おおかみこどもの雨と雪 オフィシャルブック 花のように
おおかみこどもの雨と雪 絵コンテ 細田守 (ANIMESTYLE ARCHIVE)
アニメスタイル001(特別付録『おおかみこどもの雨と雪』設定資料集) (メディアパルムック)
キネマ旬報増刊 ANIME KINEJUN vol.02「おおかみこどもの雨と雪」大特集
SWITCH Vol.30 No.8 特集:細田守『おおかみこどもの雨と雪』はこの世界を祝福する
細田守ぴあ (ぴあMOOK)
ビクトル・エリセ DVD-BOX - 挑戦/ミツバチのささやき/エル・スール
フランソワ・トリュフォーDVD-BOX「14の恋の物語」[I]
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今日は、映画「おおかみこどもの雨と雪」見てきました。ガンダムの富野由悠季監督が大絶賛していたのと(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120720-00200036-mantan-ent)、僕はケモナーでケモナーの絵描きさんをピクシブなどでチェックしているんですが、ケモナーの絵描きさん達、皆さん大絶賛していたのを見て、これは見に行かなくてはと思い、見に行ってきたんですが…。
予想を遥かに上回る、言葉では表現できない素晴らしさだった…。僕はケモナーなので、『ケモナー属性として萌えられるかな』とか、それぐらいの軽い気持ちで見に行ったら…。
見る前の軽い気持ちやオタク的な表層的な見方は全て完全に消し飛ばされたとしか言いようがない…。
萌えとか、属性とか、そういう表層的な条件反射心理反応みたいなものは完全に消し飛びました…。なんていうか…胸の奥の更に奥、人間の最も深い魂の深奥を揺さぶるとしか言いようのない、素晴らしいと言う言葉すら超越した作品…。
午前10時過ぎの第一回放映を見に行ったので、『午前中だからあまりお客さんいないだろう』と思っていたら、結構お客さん入っていて(午前中にも関わらず五割くらい入っていました)、映画がシングルマザーのお母さんをテーマとした映画ということで、お客さんも小さい子を連れたお母さんが多かったのですが(お母さんの次に多かったのがカップル。僕みたいなロンリーなアニオタは全然いませんでした)、怒涛のクライマックスの後のエンディングロール、誰一人立たないし、誰一人喋らない…。
怒涛のクライマックスから、映画館がしーんと静まり返っていて、エンディングロールが終って映画が完全に終って明かりがついても、小さい子からお母さんまで、誰も座席を立たずに、みんなの感動の吐息が聞こえる状態…。僕も感動で動けなかったです…。こんな凄い映画見たの、何年ぶりだろう、何十年ぶりかも…。僕がこれまで見た映画で間違いなく最高峰の映画、それも、いわゆるエンターテイメント系の映画ではなくて、ビクトル・エリセ監督が撮るような文芸系の最高峰の映画です…。アニメ映画=エンターテイメント映画という風にこれまで考えていましたが、アニメーションでこれだけ文芸的な感動する作品を撮れるということに、そして映画自体の超越的な素晴らしさに、本当に言葉を失った状態にしばらく陥っていました…。今も頭がぽーっとしています。
最初はケモノ萌え的な、いわゆる普通のアニメの見方、すなわち「キャラクターの可愛さに萌える」という表層的な見方(昨今の通常のアニメは表層的な見方に特化されて作られている)をしていたのですが(最初は『絵柄や展開が高橋留美子さんっぽいな』ぐらいの軽い気持ちで見ていました)、だんだん引き込まれて、ゴミ清掃車のところで強烈に吹っ飛ばされて、表層的な見方は消し飛んで、そしてそれからは、もう、例えようのない世界…。子育てや生活が圧巻で、そして、何よりも凄いのが、台風の怒涛のクライマックス…。これまでの思い出がアルバム形式で振り返られるエンディングロールは、言葉にできないとしか言いようのない、言語化不可能な感動を感じました。魂がジーンとしたとしか言いようがない。
ぜひ日本中のお母さん、世界中のお母さんに見てほしい映画だと思いましたね。母性の素晴らしさの映画であり、胸を深く深く真に打つ母親賛美の映画ですので…。ファンタジーなのに『絵空事』ではないんですね。日本の映画にありがちな『絵空事』めいた過剰な感情演技、お仕着せの感情演技みたいなものは本映画には全くなく(ゆえにリアリティがある)、みんな普通に暮らしているところを撮っているだけなのに、登場人物達の深い情感を感じ取り、静謐な深い感動が押し寄せてくる、ビクトル・エリセ監督の「ミツバチのささやき」やフランソワ・トリュフォー監督の「大人はわかってくれない」などの静謐にして深く感動的な魂を揺さぶる映画を彷彿とさせました。アニメーションでこういった文芸的な深い真なる感動に充ちた優れた映画を撮れるんだということを示したことは、本当に素晴らしいことだと思います。
あと、アニメ製作者のお方々にもぜひ見て欲しいです。この映画見たら、表層的な萌えアニメとか作っているアニメ製作者さんはきっと自分が恥ずかしくなって、『見る人の深い魂を揺さぶる真なるアニメを作りたい』と思うでしょうし、それによって日本のアニメがキャラクターの可愛さ第一主義の表層的なアニメから脱却して、真に魂を揺さぶる作品へと変わってゆくきっかけとなってくれたらと思いますね…。
本当に凄い映画でした。アニメーションで、最も優れた文芸映画の感動を深く味わうことがあるとは、今まで思っていなかった、アニメーションの可能性というものを甘く見ていたと自分のこれまでの考えの足りなさを痛感しました。本当に凄い、真に優れた映画です。真であり、真に美であり、真に善なるものとしての、家族を育む母性というものの力と美しさを描いていると魂の深奥に深く深く感じました。ぜひ、皆さんに見て欲しい、素晴らしい映画です。
「心が綺麗になるというか。懸命に生きる花達に力をもらった気がします。その力は美しさでもある」
(「おおかみこどもの雨と雪」おおかみおとこ役大沢たかお)
なんだか、今も頭がぽーっとしちゃってて、解釈とか分析とかできない…。本当に凄い映画は、本当に凄いんだ…。大沢たかおさんが言うように、心が浄化されるような感覚を味わう映画、母性という真なる大いなる力、それは生命の深い力であり、言葉や概念では表現不可能な輝き、究極に美しいと感じましたね…。

おおかみこどもの雨と雪 (角川文庫)
映画「おおかみこどもの雨と雪」主題歌 「おかあさんの唄」
劇場公開映画「おおかみこどもの雨と雪」オリジナル・サウンドトラック
おおかみこどもの雨と雪 (1) (カドカワコミックス・エース)
おおかみこどもの雨と雪 オフィシャルブック 花のように
おおかみこどもの雨と雪 絵コンテ 細田守 (ANIMESTYLE ARCHIVE)
アニメスタイル001(特別付録『おおかみこどもの雨と雪』設定資料集) (メディアパルムック)
キネマ旬報増刊 ANIME KINEJUN vol.02「おおかみこどもの雨と雪」大特集
SWITCH Vol.30 No.8 特集:細田守『おおかみこどもの雨と雪』はこの世界を祝福する
細田守ぴあ (ぴあMOOK)
ビクトル・エリセ DVD-BOX - 挑戦/ミツバチのささやき/エル・スール
フランソワ・トリュフォーDVD-BOX「14の恋の物語」[I]
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