「侵略！？イカ娘」第3話最高でゲソ！！今期の新アニメ感想第3回でゲソ。

「侵略！？イカ娘」第3話のあまりの素晴らしさに心が感動に打ち震えているでゲソ…。イカちゃんは最高でゲソ…。今期の新アニメ感想の三回目を書くでゲソ。二回目はこちら（http://nekodayo.livedoor.biz/archives/1599164.html）ゲソ、一回目はこちら（http://nekodayo.livedoor.biz/archives/1597594.html）ゲソゲソ。未来日記（http://nekodayo.livedoor.biz/archives/1599853.html）とガンダム（http://nekodayo.livedoor.biz/archives/1602024.html）は別枠でゲソ。

「ラストエグザイル　銀翼のファム」
ファンタジー世界を舞台にしたスタジオジブリっぽい空戦アニメでゲソ。ジブリっぽい良い意味でスピード感に溢れた華々しい空戦は心躍るでゲソ。しかし謎なのは、巨大戦艦を空中浮遊させたり超高性能な小型戦闘機を乗り回したりしている世界なのに、なぜ無線通信も電探もないのでゲソ…？航空機の歴史は無線通信の歴史なのでゲソ。それに、もし空中戦艦同士の連絡法が目視信号による確認しかないのなら、敵からも丸見えのその目視信号は軍事作戦前に暗号機を使ってそれぞれの作戦ごとに暗号化するはずでゲソ。なんで空賊とかいう連中が軍事作戦の信号をあんな簡単に利用しているんゲソ？軍艦同士が平文で軍事通信（軍事信号）を敵に丸見え状態で送って通信とか、究極的にバカじゃなイカ…。「天空の城ラピュタ」の軍はちゃんと電信を暗号通信してたでゲソよ（ドーラ「暗号を変えたって無駄だよ」ムスカ「閣下が不用意に打たれた暗号を解読されたのです」のシーンでゲソ）。軍事通信の歴史は暗号の歴史なのでゲソ。軍事を描くにはあまりにも考証が足りないでゲソ。このアニメ、軍事考証がガンダムAGEと同レベルなのに、このアニメは評価されてガンダムAGEの軍事考証だけ滅茶苦茶に叩かれるのは納得イカないことでゲソ。軍事考証はダメダメでゲソが、空戦のスピード感はとても良く、今後も楽しみに見るアニメでゲソ。

ちなみにこれはアニメと関係のない余談でゲソが、日本軍が第二次世界大戦でコテンパンに負けた原因のひとつは、暗号の軽視にあったのでゲソ。日本軍の暗号は連合軍に完全に解読され、逆に日本軍は連合軍が流す偽暗号（わざと偽情報を流すため解読しやすくしてある暗号）に踊らされたでゲソ。日本軍には、「暗号は卑怯。正々堂々そのまま戦うべし」という訳の分からない価値観があり近代情報戦について完全に軽視したのでゲソ。日本軍は本質的に近代戦向きの軍隊では全くなかったのでゲソ。閑話休題でゲソ。

日本人はこれ（山本五十六海軍司令長官戦死）を壮烈な機上戦死として山本を英雄化したが、暗号を解読されて待ち伏せ攻撃を受け司令長官が戦死するとは、海軍をふくめて日本軍全体の恥辱でなければならない。
（山田風太郎「人間臨終図鑑」）

暗号解読〈上〉 (新潮文庫)
暗号解読 下巻 (新潮文庫 シ 37-3)
エニグマ・コード―史上最大の暗号戦 (INSIDE HISTORIES)

「UN-GO」
坂口安吾の名前だけ借りた、実際の坂口安吾と彼の小説や随筆とは何の関係もなさそうなアニメでゲソ…。第一回を見て、坂口安吾が最も批判した典型的権威主義的かつ典型的保守主義的な展開に驚愕したでゲソ。何をされても文句の言えない死者は気の毒でゲソ…。このアニメ自体が、坂口安吾が続・堕落論や教祖の文学で批判した存在（命を虚飾によって圧殺する存在）そのものになっていて、なんともいえない気分でゲソ。このアニメの第一話では、英雄の虚名を維持するために行われる殺人を肯定する流れで進んで終ったゲソが、そういう「虚飾が生命を圧殺する」ことこそ、坂口安吾が生涯を掛けて批判し戦ってきたものでゲソ。何の感慨もない単調な作品だったでゲソが、このアニメを作っている人々が坂口安吾を読んでいないことだけはよく分かったでゲソ。第一話で視聴打ち切りでゲソ。

死んでしまえば人生は終りなのだ。自分が死んでも自分の子供は生きているし、いつの時代にも常に人間は生きている。然しそんな人間と、自分という人間は別なものだ。自分という人間は、全くたった一人しかいない。そして死んでしまえばなくなってしまう。はっきり、それだけの人間なんだ。

だから芸術は長しだなんて、自分の人生よりも長いものだって、自分の人生から先の時間はこれはハッキリもう自分とは無縁だ。ほかの人間も無縁だ。

だから自分というものは、常にたった一つ別な人間で、銘々の人がそうであり、歴史の必然だの人間の必然だのそんな変テコな物差ではかったり料理のできる人間ではない。

人間一般は永遠に存し、そこに永遠という観念はありうるけれども、自分という人間には永遠なんて観念はミジンといえども有り得ない。だから自分という人間は孤独きわまる悲しい生物であり、はかない生物であり、死んでしまえば、なくなる。

自分という人間にとっては、生きること、人生が全部で、彼の作品、芸術の如きは、ただ手沢品中の最も彼の愛した遺品という外の何物でもない。
（坂口安吾「教祖の文学」）

堕落論・日本文化私観 他二十二篇 (岩波文庫)

「ギルティクラウン」
これは面白かったでゲソ！！主人公が典型的な碇シンジくんキャラな上、中二病的な自意識過剰のモノローグを垂れ流す前半パートには閉口したゲソが、後半は主人公以外のキャラや展開が魅力的に動いていて面白かったでゲソ。不思議ちゃんヒロインも魅力的に描けていたゲソ。今後も楽しみに見るでゲソ。あと、主人公の自意識過剰なモノローグをだらだら垂れ流すのだけは、もうやめて欲しいでゲソ…。主人公の自意識過剰な中二病モノローグシーンは色んなアニメをつまらなくしてしまう最大の要因じゃなイカ！！

「ファイ・ブレイン 神のパズル」
平々凡々な普通のアニメでゲソ…。あまりに普通すぎて、特に見所とか何もなかったゲソ。視聴者参加型パズルはどうでもいいでゲソ。第一回で視聴打ち切りでゲソ。

「侵略！？イカ娘　第3話」
神降臨でゲソ…。素晴らしいアニメだったでゲソ…。特にイカちゃんがアヘるところと、ミニイカ娘が出てくるところは、感動過ぎて胸が一杯になったゲソ…。ああ…イカちゃん可愛い！！イカちゃんかわいいよおおおおお！！！！！


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