2011年07月26日 17:14

小説版魔法少女まどか☆マギカISBNなくて図書館で借りれず悲しいです…。まど☆マギとメガテン。

小説版魔法少女まどか☆マギカ初回限定版【書籍】
クォンタムデビルサーガ　アバタールチューナーⅡ (ハヤカワ文庫JA)

小説版魔法少女まどか☆マギカが発売されますね。とても高い図書（定価2400円）なので、図書館で予約しようと思ったら、刊行予定図書のデータベースに入っていないとのこと。「当該図書のISBN（図書コード）は分かりますか」と図書館の司書さんに聞かれたので、ネットで調べたのですが、ニトロプラス、amazon、楽天ブックスなど、どこにもISBNのコードがなく、JANコードしか分からない状態…。万策尽き果てて、教えてgooで質問してみたら…。

教えてgoo 小説版まどか☆マギカのISBNコードを知りたい。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/6895804.html
小説版魔法少女まどか☆マギカのISBNコードを教えて頂けませんか。図書館で予約しようとしたら図書データがなく「ISBNコードは分かりますか？」と聞かれました。書物には必ずついているコードだそうです。ニトロプラス、aqmazon、楽天ブックスなどでまどかの本のISBNを探しましたが、JANコードというのはありましたが、ISBNコードはどのサイトにも全て記載されていませんでした。予約できず困っています。どうかよろしくお願いします。

回答
もし、アマゾンにISBNの記載がないなら、それは「書籍」ではないのです。どんなに本の形をしていてもね。
そして、ISBNがないものは、本としては図書館にはありません。また、雑誌コードもないなら、雑誌としても置かれません。
日本国内において、著作権者を無視して、貸し出しを行えるのは、この２つのカテゴリに入っているモノだけで、あとは、ＴＳＵＴＡＹＡみたいに、著作権者に使用料を払って貸しだしという形になります。
このため、書籍でない「本もどき」は結構多いですよ。
発売元は、あなたのように図書館でその本を借りる行為を許さないため、「書籍」にしていないのでしょう。もしくは、書籍では許されない付録がついているのかもしれませんね。

なんてこったいとしか言いようがありません…orz

まど☆マギ小説読みたいけど、お金なくて読めないです…。まど☆マギ小説の値段2400円はあまりに高い…。書籍なのに書籍じゃないことになっていて、図書館で借りれないなんて…ショックですね…。ブックオフとかで安くなるのを待つしかないみたいです…。まど☆マギは大好きな作品なので、この個人的結末は悲しいです…。

小説版魔法少女まどか☆マギカ初回限定版【書籍】

話は変わってアニメ、異国迷路のクロワーゼ第4話「水明り」視聴。今回もとても良かったですね…。現在プレイ中のゲーム「ノーラと刻の工房」がアニメ化されることがあったら、製作はぜひ佐藤順一さんにやって欲しいと思いました…。「ノーラと刻の工房」は全体的に優しい感じの作品なので、佐藤順一さんのアニメ（ARIAや異国迷路のクロワーゼ）を彷彿とさせますね…。クロワーゼと並んで好きなアニメ「輪るピングドラム」も良かったです。輪るピングドラムはブルーレイ・DVDの予約が開始されましたね。

異国迷路のクロワーゼDVDブルーレイ一覧
輪るピングドラム　１ [Blu-ray]
輪るピングドラム　１ [DVD]

あと、図書館で、アトラスのゲーム「アバタールチューナー」の小説版、五代ゆう「アバタールチューナーⅡ」「アバタールチューナーⅢ」を借りて、Ⅱを読了。流石はアトラスゲー＋五代ゆうさんという感じで、以前一巻の感想を書きましたが（下記参照）、今回も一巻に負けず劣らずとても面白いです。お勧めの小説ですね。最近、ノーラにアバチュ、そして今週はデビルサバイバー2と、アトラス尽くしな日々を送っております。

五代ゆう「クォンタムデビルサーガ　アバタールチューナーI 」読了。諸星大二郎「孔子暗黒伝」と魔法少女まどか☆マギカ。
http://nekodayo.livedoor.biz/archives/1554695.html

アバタールチューナーはゲーム本編・小説本編共に面白いですが、それだけでなく、小説版の各章の始めについている個性豊かなエピグラフの数々も面白いです。第3巻読了したら3巻までのエピグラフまとめようかな…。僕は第1巻のこれが好きです。

五代ゆう「アバタールチューナーⅠ」第五章より

【定理二十二】ある人が我々の愛するものを喜びに刺激することを我々が表象するならば、我々は我々はその人に対して常に愛に刺激されるであろう。これに反して、その人が我々の愛する者を悲しみに刺激することを我々が表象するならば、我々はその反対にその人に対して憎しみに刺激されるであろう。
スピノザ『エチカ（倫理学）』

真理ですね…。大体において、ここで言われる愛するものは、自分自身と解釈されますが、勿論愛する他者であってもいい訳です。愛する他者の場合のことを考えると、まど☆マギのまどかやほむほむ（暁美ほむら）の遍歴を思い出しますね…。既存作品のアンチテーゼという側面において、まど☆マギはメガテンに通じるところもあるかも知れませんね。

ピクシブ百科事典「真・女神転生」
ドラゴンクエストなどのいわゆる勇者が魔王から世界を救うといった類型的ゲームに対するアンチテーゼであるのか、本作においては神はしばしば無慈悲な行いをするしロウ側のストーリーではいささか神はひどい存在だと思わせがちである（もちろん聖書を出典としているので、もともと神は無慈悲なものであるが）。

つまり、真・女神転生シリーズ（特に『I』と『Ⅱ』）は神や勇者などの言うとおりにしていればいいわけでもないというメッセージを暗に含ませている。そのことは次作『Ⅱ』での舞台設定がロウ側であるメシア教が支配している世界となっていること、そこからヒーロー達が脱却する展開になっていることからも垣間見ることができる。つまり制作者側の意図としては普通にプレイするとロウ寄りになるが、それ以外の展開を自力で見つけて自分で判断することの重要さを説いているともいえる。

固定観念の善悪だけでなくそれぞれの立場・状況によって正しいことは変わってくる、それを選ぶのは神でも悪魔でもない人間であるというのがシリーズの根底に流れるテーマであると言える。

ゲームの原案をやらないか、とのお話を、角川書店を通じて頂いたのは2000年の初めでした。『女神転生』シリーズでおなじみのゲームメーカー、アトラスから出る、新しいシリーズ系列の原案とシナリオを書いて欲しい、という依頼で、もともと女神転生シリーズが好きだった私は、喜んでお引き受けしました。（中略）
ゲームの方は知らないが、読んでみて興味を引かれた、という方は、機会があれば、一度ゲームの方も触れてみてくださることをお勧めします。金子一馬氏のクールなキャラクターデザインや、凝ったゲームシステムはたいへん面白いですし、RPGとしてはかなりの良作であると思います。
（五代ゆう「アバタールチューナーⅠ」あとがき）

真・女神転生シリーズの「Ⅰ」「Ⅱ」「Ⅲマニアクス」「ストレンジ・ジャーニー」、神（唯一神）は人類を抹殺しまくりですからね…。ペルソナシリーズに繋がる「if」だけは、学校というミクロな世界を舞台に描いており、全世界の命運を掛けて行動してゆく他作品とは色合いが違いますが。人類個々の命など歯牙にも掛けない宇宙の秩序の守護者たる超越者（唯一神）と、それに「従うか」「刃向かうか」を選ぶシナリオということで言えば、超越的な宇宙人キュゥべえとの軋轢を描いたまど☆マギと通じるなと思いますね…。

最後に余談ですが、ストレンジ・ジャーニーのデモニカスーツって米軍が作ったんですね。主人公、国連から悪魔災害調査のため派遣された兵士ですし。メタルマックス3（地球環境保護コンピュータの暴走が引き起こした大破壊により文明が破壊された未来世界が舞台）のラスボスも、米軍の残党が作った基地にいたり、文明破壊前の遺産である戦闘ヘリに乗って出てきたり、現代とゲーム世界との繋がりを感じさせるニュアンスは、プレイしていて思わずニヤリとしちゃう楽しさがありますね。真メガテンの新宿地下街ダンジョンとか、ちょうどプレイ当時に新宿の学校に通ってたんで、最高に楽しかったです。デビサバ2も破壊された近未来日本が舞台とのこと、楽しみですね。余談の余談ですが、クォンタム・デビル・サーガ（アバタールチューナーシリーズ）は新作やリメイクの予定はないのかな…？