2011年07月13日 09:37
wikiに「フランス植民地帝国」の項目がありますね。「異国迷路のクロワーゼ」この辺のことも描けるといいですね。wiiで映画。
タワーリング・インフェルノ [Blu-ray]
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前回のエントリ(http://nekodayo.livedoor.biz/archives/1566213.html)の続きです。日本のウィキペディアにも「フランス植民地帝国」の項目がありますね。異国迷路のクロワーゼ当時(19世紀末・20世紀初頭)のフランスは、当時の日本(「帝国主義のバスに乗り遅れるな」の大日本帝国)などの列強諸国・準列強諸国と同じで、世界制覇の野望に燃えてひたすら世界中での植民地獲得・領土拡張に邁進していたフランス帝国主義の最も激しかった時期でして、フランスの国中を挙げて、「フランスが世界を支配する」という熱狂に包まれていた時期なんですね。20世紀前半、最盛期のフランス帝国は全世界の9%を支配し、没落してゆく大英帝国の代替わりとなる帝国、英国の次にくる世界の支配者候補と見られていました。異国迷路のクロワーゼの時代、全世界を順調に支配して行くフランス帝国主義の華々しい成功により、『フランス人であらずんば人にあらず』『フランスはヨーロッパの盟主なり』なフランス人至上主義に基づく差別的風潮がフランスに蔓延り、それがイギリスやドイツ(プロイセン)などの他の列強諸国との不仲・軋轢の一因を招いたと言われています。帝国主義政策が成功するとどの国も傲慢かつ差別的になるのは、洋の東西変わりませんね…。
20世紀にドイツという国家がなければ、もしくはアドルフ・ヒトラーという人物がいなければ、フランス帝国はヨーロッパ世界及びアフリカ世界などの広範な植民地を今も支配をしていたかも知れません。第二次世界大戦当時、誰もフランスがドイツにあっさり負けるとは思っておりませんでしたから。植民地を含めた総合の国力的には圧倒的にフランス帝国の方がナチスドイツに優っていました。ナチスドイツは電撃戦による短期決戦という戦略、そして戦いにおいて軍の戦術的にフランスに優ることで国力の差を跳ね返したのです(ドイツの戦術面の方が圧倒的に優秀であったと戦史評価されています)。また、ドイツがフランスに対し劇的な勝利を収めたことでドイツは諸外国から過大評価された側面があり(ドイツ自身も自国の力量を過大評価した)、それがドイツのその後の強攻策とその失敗、イタリアのドイツ依存政策、ドイツを過大評価した日本の真珠湾参戦などに繋がっている面もあります。この辺の歴史背景を当時のフランス世相として「異国迷路のクロワーゼ」の中できちんと描けると良いですね。当時のパリは帝国主義的熱狂に包まれておりますから。異国迷路のクロワーゼ当時のフランスの世相は、世界史の大きな流れと繋がっているのです。
話は変わって映画の話題を。wiiのみんなのシアターwiiのありがとうキャンペーン(100円で複数本の映画が見られる)を使って、「タワーリングインフェルノ」「パーフェクトストーム」「パッセンジャー57」「沈黙の要塞」「オーシャンと11人の仲間」「ポリスアカデミー」「ポリスアカデミー2」「ポリスアカデミー3」「ポリスアカデミー4」を視聴しました。まだ「ポリスアカデミー5」「ポリスアカデミー6」「ポリスアカデミー777」の視聴券が残っていますが、映画をwiiで毎日ぶっ続けで見続けているので、目がしょぼしょぼして体力的にも限界です(^^;
上記の映画、どれも楽しめましたが、特に「タワーリングインフェルノ」「パーフェクトストーム」の二作は傑作ですね。超高層ビル火災を描いた「タワーリングインフェルノ」はディザスター(災害パニック)映画の最高峰ではないでしょうか。先日のエントリ(http://nekodayo.livedoor.biz/archives/1565639.html)にてご紹介した超駄作の「ポセイドン・アドベンチャー2」と同じ撮影カメラマンの手によるものとは思えない優れた作り。映画において、監督と脚本が如何に重要であるか感じさせてくれます。この映画、消防士のマイケル・オハラハン隊長(スティーブ・マックイーン)が最高にカッコイイ!!いちいち台詞が痺れます。(誰がC-4爆薬を運んで給水タンクを爆破する危険な任務を負うのか尋ねられ)「バカな消防士(自分)が運ぶさ」とか、「俺達は炎と戦って、死体を運び続ける。安全なビルの作り方を聞かれるまでな」とか、最高の名台詞、痺れましたね…。
映画の最初に『この映画を、他者の命を救う為に自らの命を犠牲とする全世界の消防士に捧げる』とテロップがでますが、まさに、その通りの映画ですね…。日本のセカイ系作品で語られる自意識の中のセカイと違って、本当の意味の全世界。この映画を見た消防士、映画を見て消防士になろうと思った人、全世界にいるでしょうから…。人々を救うために消防士達が死んでゆき、そして全然罪のない人々が死んでゆくなか、金儲けの為に工事費をケチった手抜き工事でビル火災を起こしたビルオーナー社長が最後まで生き残ったりする展開は、やるせない苦いリアリティを感じましたね…。
「パーフェクトストーム」は前半の一時間くらいは退屈ですが、後半の一時間は目をみはる屈指の作りです。特に終盤の展開は驚愕したとしか言いようがありません。現実に起きた巨大嵐をテーマとした映画で、巨大嵐に巻き込まれた漁船の乗組員と、巨大嵐に巻き込まれた船の人命救助をしている人命救助ヘリの乗員達を描いています。「タワーリングインフェルノ」見たときも思いましたが、人々の命を救う為に危地に飛び込んで自らの命を賭ける人々(消防士・人命救助ヘリの乗員達)には本当に頭が下がりますね…。こういう人々の命を救う為に自らの命を賭ける映画を見ると、命は、その命を自分だけのものとは考えずに大切にして欲しいと感じますね…。そしてこの映画で特筆すべきは、終盤の展開。これはネタが命なので、ネタばらしはできず、詳しくは書けませんが、驚いたとしか言いようのない展開。ハリウッド映画を見ているという思い込みを逆に突かれた、衝撃の展開です。本当に驚きましたね…。この終盤の為にも一見の価値ありの映画です。
「タワーリングインフェルノ」「パーフェクトストーム」この2本を見るだけでも、100円の価値は十二分にあると思います。お勧めの映画ですね。wiiの「みんなのシアターwii」が視聴可能なお方々はぜひどうぞです。
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前回のエントリ(http://nekodayo.livedoor.biz/archives/1566213.html)の続きです。日本のウィキペディアにも「フランス植民地帝国」の項目がありますね。異国迷路のクロワーゼ当時(19世紀末・20世紀初頭)のフランスは、当時の日本(「帝国主義のバスに乗り遅れるな」の大日本帝国)などの列強諸国・準列強諸国と同じで、世界制覇の野望に燃えてひたすら世界中での植民地獲得・領土拡張に邁進していたフランス帝国主義の最も激しかった時期でして、フランスの国中を挙げて、「フランスが世界を支配する」という熱狂に包まれていた時期なんですね。20世紀前半、最盛期のフランス帝国は全世界の9%を支配し、没落してゆく大英帝国の代替わりとなる帝国、英国の次にくる世界の支配者候補と見られていました。異国迷路のクロワーゼの時代、全世界を順調に支配して行くフランス帝国主義の華々しい成功により、『フランス人であらずんば人にあらず』『フランスはヨーロッパの盟主なり』なフランス人至上主義に基づく差別的風潮がフランスに蔓延り、それがイギリスやドイツ(プロイセン)などの他の列強諸国との不仲・軋轢の一因を招いたと言われています。帝国主義政策が成功するとどの国も傲慢かつ差別的になるのは、洋の東西変わりませんね…。
20世紀にドイツという国家がなければ、もしくはアドルフ・ヒトラーという人物がいなければ、フランス帝国はヨーロッパ世界及びアフリカ世界などの広範な植民地を今も支配をしていたかも知れません。第二次世界大戦当時、誰もフランスがドイツにあっさり負けるとは思っておりませんでしたから。植民地を含めた総合の国力的には圧倒的にフランス帝国の方がナチスドイツに優っていました。ナチスドイツは電撃戦による短期決戦という戦略、そして戦いにおいて軍の戦術的にフランスに優ることで国力の差を跳ね返したのです(ドイツの戦術面の方が圧倒的に優秀であったと戦史評価されています)。また、ドイツがフランスに対し劇的な勝利を収めたことでドイツは諸外国から過大評価された側面があり(ドイツ自身も自国の力量を過大評価した)、それがドイツのその後の強攻策とその失敗、イタリアのドイツ依存政策、ドイツを過大評価した日本の真珠湾参戦などに繋がっている面もあります。この辺の歴史背景を当時のフランス世相として「異国迷路のクロワーゼ」の中できちんと描けると良いですね。当時のパリは帝国主義的熱狂に包まれておりますから。異国迷路のクロワーゼ当時のフランスの世相は、世界史の大きな流れと繋がっているのです。
ウィキペディア「フランス植民地帝国」
フランス植民地帝国(Empire colonial français)は16世紀から20世紀にかけてフランスが海外に建設した植民地の集合体である。この場合の帝国とは、フランス本国の政体が王政・帝政・共和政のいずれであるかにかかわらず、海外の多民族の領域を支配したことを指す。(中略)
ナポレオン戦争後ブルボン・フランスが復活したため、多くのフランス植民地はフランスに返還された。西インド諸島のグアドループとマルティニクを始め南米の仏領ギアナ、セネガルの交易拠点、インド洋のレユニオン及びインドのポンディシェリなどである。しかし第二のフランス植民地帝国の真の始まりは1830年から17年間続いたアルジェリアの征服であった。ナポレオン3世はアメリカの南北戦争に乗じてメキシコに保護国を樹立しようとしたが、アメリカ内戦の終結により失敗に終わった。ナポレオン3世はまたサイゴンを首府とするコーチシナを直轄植民地とし、カンボジアも保護国として組み入れた。
フランスの植民地の大部分が獲得されたのは普仏戦争(1870年 - 1871年)後のことである。コーチシナの基地からフランス人は1883年にトンキンとアンナンを獲得し、フランス領インドシナを形成した。1893年にはラオス、1900年には中国南部(清)の広州湾租借地もこれに加えられた。1881年にはチュニジアを保護国としている。
20世紀始めまでにフランスはアフリカ北部、西部、中部に次第に植民地を拡大していった。この一連の動きをアフリカ横断政策といい、アフリカ西岸から、東岸のジブチまでを接続することを試みた。同時期にイギリス帝国が取ったカイロからケープタウンを結ぶアフリカ縦断政策と対立し、スーダンでファショダ事件を引き起こした。結局ドイツの進出に対抗するために、フランスが譲歩し英仏協商でスーダンにおけるイギリスの優越権を認めた。また、イギリスはモロッコに対するフランスの優越権を認めた。
この広大な植民地には現代のモーリタニア、セネガル、ギニア、マリ、コートジボワール、ニジェール、チャド、中央アフリカ共和国、コンゴ共和国、マダガスカル、ジブチが含まれる。1911年にはモロッコも保護国とされた。第一次世界大戦では約55万の植民地兵がフランス戦線に動員され、特に勇猛なセネガル兵は最前線に送られて数万の戦死者を出した。また人手不足となったフランス国内に植民地は20万人以上の労働者を送っている。大戦後にはオスマン帝国領であったシリアとレバノン及び元ドイツ植民地であったトーゴとカメルーンを獲得した。
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上記の映画、どれも楽しめましたが、特に「タワーリングインフェルノ」「パーフェクトストーム」の二作は傑作ですね。超高層ビル火災を描いた「タワーリングインフェルノ」はディザスター(災害パニック)映画の最高峰ではないでしょうか。先日のエントリ(http://nekodayo.livedoor.biz/archives/1565639.html)にてご紹介した超駄作の「ポセイドン・アドベンチャー2」と同じ撮影カメラマンの手によるものとは思えない優れた作り。映画において、監督と脚本が如何に重要であるか感じさせてくれます。この映画、消防士のマイケル・オハラハン隊長(スティーブ・マックイーン)が最高にカッコイイ!!いちいち台詞が痺れます。(誰がC-4爆薬を運んで給水タンクを爆破する危険な任務を負うのか尋ねられ)「バカな消防士(自分)が運ぶさ」とか、「俺達は炎と戦って、死体を運び続ける。安全なビルの作り方を聞かれるまでな」とか、最高の名台詞、痺れましたね…。
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