2011年04月25日 19:09
文科省は子供も避難させないつもりですね…。何十万という人々の死に対する魂の救済について考えるべきです。
象・滝への新しい小径 THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER〈6〉
滝への新しい小径 (村上春樹翻訳ライブラリー)
国(文科省)や東電には、深刻な被曝をするであろう人々、被曝に対する感受性の高い子供達も含めて、人々を助ける気が全くないということですね…。
今後、早い人は数年、遅くとも10年、20年内に、何十万という人々、もしかしたら何百万という人々が被曝由来の疾病に掛かり、その多くの人々は死んでゆくことを考えると、子供の場合、もう助かる道はないので(子供は自力で避難ができないので、親が避難しない場合、一緒に被曝して死んでゆくしかない)、もはや、身体を助ける(避難)ということは多くの人々にとって残念ながらできないと考えて、今の乳幼児が十歳になったとき、今の十歳の子供が二十歳になったとき、現代医療では治療しようのない多重癌などの被曝疾病で死んでゆくことの重みを考えて、今から、魂の救済ということを考えるべきだと思いますね…。
国や東電が被曝する何十万何百万何千万もの人々を避難させないのは、経済的な理由、賠償金の金額を少なくすることしか考えていないからですが、メンタルケア、魂の救済に掛かる費用は、避難よりもずっと少ない額です。避難させないなら、せめて、今後大勢の人々が被曝由来で疾病に掛かる、死んでゆくことにたいするメンタルケアを行うべきです…。今の国のやっていることは、花束に見せかけてその実は銃を人々の頭につきつけていることです…。
作家・詩人のレイモンド・カーヴァーは多重癌で夭折しましたが、癌になってから、死を主題とした詩をいくつも創作しました。それらは遺作詩集「滝への新しい小径」に収録されています。奥さんの追悼文と共にそれらの死をいくつかご紹介致しますね…。下記引用は全てレイモンド・カーヴァー「象/滝への新しい小径」より。
多くの人々が、特に若年層の人々が、今後十数年に渡り被曝由来の疾病と死を迎えることを考えると、今後の苦痛緩和ケア、メンタルケア、また安楽死の重要性は、はかり知れない意味を持つと思います…。また、今後生きてゆく人々のための現世利益的な宗教(葬式宗教である日本の宗教はほとんどこれ)ではない、キリスト教のような、死ぬ当事者、間近の死が避けられない人々の魂の救済を考える、死の意味を考える宗教においては、それらは今後の日本の人々の魂の救済における多大な役割の責務をになうことを求められるでしょう…。
早ければ十代半ばで、被曝さえなければ本来はほぼ100%ありえない疾病(白内障や多重癌、白血病など)に掛かって、そして、最悪は命を失う可能性があるということに、言葉が出ません…。そのような運命は想像を絶していますが、それでも、そのような運命を辿る人々が大勢いて、自分自身もその一人になるかも知れないということを、常に、認識していることは、今後とても重大なことだと思います。
そして、このような、歴史上稀に見る巨大な惨劇、電力会社と国家が自国民を大量殺戮するという事態の責任の追及も、何十年、何百年かかろうが、きちんとなされるべきだと思います。それは歴史に傷痕を残すということ、被曝で死んでゆく人々が生きていた証です。「もし世界が私達を結局忘れてしまうのなら、いったい何だというのだ?」

象・滝への新しい小径 THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER〈6〉

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国(文科省)や東電には、深刻な被曝をするであろう人々、被曝に対する感受性の高い子供達も含めて、人々を助ける気が全くないということですね…。
今後、早い人は数年、遅くとも10年、20年内に、何十万という人々、もしかしたら何百万という人々が被曝由来の疾病に掛かり、その多くの人々は死んでゆくことを考えると、子供の場合、もう助かる道はないので(子供は自力で避難ができないので、親が避難しない場合、一緒に被曝して死んでゆくしかない)、もはや、身体を助ける(避難)ということは多くの人々にとって残念ながらできないと考えて、今の乳幼児が十歳になったとき、今の十歳の子供が二十歳になったとき、現代医療では治療しようのない多重癌などの被曝疾病で死んでゆくことの重みを考えて、今から、魂の救済ということを考えるべきだと思いますね…。
国や東電が被曝する何十万何百万何千万もの人々を避難させないのは、経済的な理由、賠償金の金額を少なくすることしか考えていないからですが、メンタルケア、魂の救済に掛かる費用は、避難よりもずっと少ない額です。避難させないなら、せめて、今後大勢の人々が被曝由来で疾病に掛かる、死んでゆくことにたいするメンタルケアを行うべきです…。今の国のやっていることは、花束に見せかけてその実は銃を人々の頭につきつけていることです…。
作家・詩人のレイモンド・カーヴァーは多重癌で夭折しましたが、癌になってから、死を主題とした詩をいくつも創作しました。それらは遺作詩集「滝への新しい小径」に収録されています。奥さんの追悼文と共にそれらの死をいくつかご紹介致しますね…。下記引用は全てレイモンド・カーヴァー「象/滝への新しい小径」より。
レイモンド・カーヴァー
「陰謀者」
眠りはない。この森のどこか近くで恐怖が
見張り人の両手をすっぽりと包み込んでいる
我々の部屋の白い天井は暗闇の中で
恐ろしいくらい低く沈んでしまった
蜘蛛たちが出てきてあらゆる
コーヒーカップの上に巣を張る
怖いかって?僕は知っている
もし手を前に出したなら 僕は古靴に触れるだろう
むきだしの歯を持った長さ三インチの古靴に
さあスイートハート もう時間だよ
僕は知っている
その罪のなさそうな一掴みの花の陰に
そこに君が隠れていることを
出ておいで
怖がることはない 僕は約束するよ
ほら聴いて……
ドアを叩く音がする
でもこれを届けようとしたその男は
かわりに君の頭に銃をつきつけるのだ
テス・ギャラガー(レイモンド・カーヴァーの妻)
「イントロダクション」
レイ(レイモンド・カーヴァー)は1987年の9月に吐血した後、肺癌の診断を下された。それはチェーホフの死に先立って怒った出来事に(レイは「使い走り」という近作の中でチェーホフに敬意を捧げていたのだが)気味が悪いくらいよく似ていた。その後十ヵ月にわたる闘病生活が続けられたが、その間に癌は脳に転移して脳腫瘍となった。三月の初めのことである。複数の医師による脳手術の勧告を二度断ったあとで、彼はみっちり七週間かけて、脳全域にわたる放射線治療を受けた。短い小康状態はあったものの、やがて六月の初めに再び肺の中に癌が発見されることになった。
それが当時の状況だった。私達をリアリストにするに十分な――もしそれまでの私達がリアリストでなかったとしたらということだが――状況である。にもかかわらず、ちょうどチェーホフが、結局そこで死ぬことになる町から出ていく列車の時刻表を読み続けたように、レイは仕事をやり続け、計画を立て続け、自分に残された時間の重要性を信じ続けた。そしてまた彼は信じ続けた、何かの運命の変転によって自分がこの窮地を脱することができるかもしれないと。(中略)
日誌の中に彼(レイモンド・カーヴァー)はこう書いている。「希望が消えてしまったときには、藁にもすがるということが究極の理性なのだ」と。かくのごとく彼は希望というものを、意思表示から生まれてくるものとして、遠くに、遥か遠くにまで手を伸ばすこととして捉えて生きた。約束された対象が幻以外のなにものでもなかったにもかかわらずだ。それに代わる選択肢といえば、死を受容することだったが、まだ50歳になったばかりの彼にはそれは無理な相談だった。
日記の別の記述は、病気の進行がだんだん早まっていくことに対する彼の苦悩を見せつけている。「もう少し時間があれば思う。五年とは言わない――三年もなくてもいい――何もそこまで求めない。でもせめてあと一年あればと思う。あと一年、自分が生きていられるということがちゃんとわかりさえすれば」(中略)
彼が私の詩の本から引き出してエッセイの冒頭にエピグラフとして使うことにしていた聖テレサの言葉(「言葉が行いを導くのだ……言葉が魂に準備をさせ、用意を整わせ、それが優しさへと動かす」)の意味を際立たせるために、(チェーホフの)『六号室』の中から二箇所の部分を私はレイに見せた。レイはこれらのチェーホフの一節を自分の作品に組み入れたわけだが、結局これが始まりとなって、私達二人は、最後の最後までよりそうことになるかけがえのない魂の同伴者(チェーホフの文章)を得ることになったし、また彼が本書(遺作「滝への新しい小径」)を執筆する上でもそれは重要な役割を果たすことになった。
私達が二人とも『六号室』のこの二つの情景にこれほど激しく惹かれたのは、おそらくそれがレイの病気のことで私達がくぐり抜けていた苦しい試練に直接結びついていたからだろう。それは二番目のパッセージにおいてより明確である。そこでは二人の登場人物がふとした成り行きで人の魂について討論することになる。
「じゃあ、あなたは人間の魂の不滅性を信じてはおられんわけですな?」
「信じてはおりませんとも、ミハイル・アヴェリヤーヌィチさん。そんなものを信じなくてはならない理由もありませんからね」
「私もまあそれを疑わんでもない」とミハイル・アヴェリヤーヌィチは認めた。「しかし、それでも、私は心の底でふと感じるんですよ。私は決して死んでしまったりはしないのだとね。『おい爺さん、もう死にどきだぞ』と誰かが言う。でも、私は、自分の魂の中で小さな声がこう言うのが聞こえるんですな。『そんなことを信じてはいけない。お前は死にはしないんだ』とね」
その一節を組みこむにあたって、レイは「行いとしてそこに残る言葉」の力を強調した。そこから「魂の中の小さな声」が生まれてくるのだと。彼はチェーホフのこの短編の中で「生について、死について、さまざまな思いを放棄してしまっていた我々の姿勢が、見るからに脆くはあるけど執拗な性質を持った信念に、思いがけなくも突然、道を譲りわたす様」を目にして、ほとんど感謝に近い思いを抱いているように見受けられる。(中略)
折に触れてレイは、チェーホフの引用を通して、自分自身に向かって、また他者に向かって、敗北に終わるしかない状況の中で頑張り続けるという厳しい仕事を遂行するすべを伝えることを可能にしたり(「下流に」)、あるいは癌との持久戦において相手に取り込まれてしまわないために自分の中に隠し通すしかなかった恐怖の存在をはっきりと言葉にして認めることができた(「虫の知らせ」「雀の夜」)。(中略)
回答困難な問いは――「勝ったり、負けたり、そんなことは/もし世界が私達を結局忘れてしまうのなら、いったい何だというのだ?」――記憶とは自分のそのまま委託されたものなのだという詩人の意識に、真っ向から挑みかかる。(中略)
(レイモンド・カーヴァーの最後の文章)最後の詩である「おしまいの断片」の中ではその声はより高められたコーダを獲得している。生きる努力、書く努力の核心は、慈しみ愛されたいという求めの中にあったのだし、そしてその求めを自分に叶えてやってもいいんだという気持ちは――「自らを愛されるものと呼ぶこと」そしてまたもっと進んで「自らをこの世界にあって愛されるものと感じること」――これでなんとか達成されたのだという認知が、そこにはある。(中略)
彼は、その早すぎる自らの死を決して承服しなかったにもかかわらず、長い夏の夕暮れに、我々が二人の作家として、愛する者同士として、また助け合う人間同士として共に過ごした人生について語り合うあいだ、その感謝の念に満ちた静けさをいつも変わることなく維持しつづけた。
レイモンド・カーヴァー
And did you get what
You wanted from this life,even so?
I did.
And what did you want?
To call myself beloved,to feel myself
beloved on the earth.
―LATE FRAGMENT
「おしまいの断片」
たとえそれでも、君はやっぱり思うのかな、
この人生における望みは果たしたと?
果たしたとも。
それで、君はいったい何を望んだのだろう?
それは、
自らを愛されるものと呼ぶこと、
自らをこの世界にあって
愛されるものと感じること。
多くの人々が、特に若年層の人々が、今後十数年に渡り被曝由来の疾病と死を迎えることを考えると、今後の苦痛緩和ケア、メンタルケア、また安楽死の重要性は、はかり知れない意味を持つと思います…。また、今後生きてゆく人々のための現世利益的な宗教(葬式宗教である日本の宗教はほとんどこれ)ではない、キリスト教のような、死ぬ当事者、間近の死が避けられない人々の魂の救済を考える、死の意味を考える宗教においては、それらは今後の日本の人々の魂の救済における多大な役割の責務をになうことを求められるでしょう…。
早ければ十代半ばで、被曝さえなければ本来はほぼ100%ありえない疾病(白内障や多重癌、白血病など)に掛かって、そして、最悪は命を失う可能性があるということに、言葉が出ません…。そのような運命は想像を絶していますが、それでも、そのような運命を辿る人々が大勢いて、自分自身もその一人になるかも知れないということを、常に、認識していることは、今後とても重大なことだと思います。
そして、このような、歴史上稀に見る巨大な惨劇、電力会社と国家が自国民を大量殺戮するという事態の責任の追及も、何十年、何百年かかろうが、きちんとなされるべきだと思います。それは歴史に傷痕を残すということ、被曝で死んでゆく人々が生きていた証です。「もし世界が私達を結局忘れてしまうのなら、いったい何だというのだ?」
レイモンド・カーヴァー
「いらない」
テーブルに空席が見える。
誰の席だ?決まってるよね。つまらないことは言うまい。
船が待っている。オールもいらないし、
風もいらない。キイはいつものところに
置いてきたよ。どこだかわかるよね?
僕のこと、僕らが一緒にやったこと、みんな覚えていてくれ。
さあ、強く抱きしめてくれ。そうだよ、唇にしっかりと
キスしてくれ。さあ、僕はもうそろそろ
行かなくちゃ。もう出ていく時間だ。
この世では、僕らはもう二度と会うことはない。
だから、さよならのキスをしよう。
もう一回。それでいいよ。それでもう十分。
さあ、僕はもうほんとうに行かなくては。
旅路に向かうときがやってきたんだよ。

象・滝への新しい小径 THE COMPLETE WORKS OF RAYMOND CARVER〈6〉

滝への新しい小径 (村上春樹翻訳ライブラリー)
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