2010年10月23日 01:49
「波打際のむろみさん」読了。「侵略!イカ娘」を読んで改めて感じる、人生を肯定するペーソスの喜劇。
侵略!イカ娘 1 (少年チャンピオン・コミックス)
波打際のむろみさん(1) (少年マガジンコミックス)
侵略!イカ娘のコミック1巻〜7巻を読み、ほのぼのとして楽しく、そしてちょっと物悲しい本作の作風がとても気に入ったので、似たような作品はないかなと探して、「侵略!イカ娘」と似た設定(海から来た人間ではない女の子が主人公のほのぼのギャグコメディ)の漫画、「波打際のむろみさん」1巻〜2巻を読了しました。
感想としては、「波打際のむろみさん」も、なかなか面白くて良い漫画でした。ただ、僕が「侵略!イカ娘」を読んで個人的に求めていたものとはちょっと違うかなという感じですね。むろみさんの面白さは、主人公である人魚のむろみさんを取り巻くキャラクターの多彩さ(海竜のリバイアさん、雪男のイエティさん、浦島太郎の乙姫さんなど)と、一発ネタでボケるむろみさんへの突っ込みにあって、あまり物語的なことは重視されていないのですね…。「侵略!イカ娘」は、一発ネタのギャグやキャラクターの多彩さよりも、主人公であるイカ娘の生活と日々の成長を描く物語に展開の基調が置かれているのだなと思いました。
僕は、四コマギャグコメディ漫画や、むろみさんのような一発ネタ重視のギャグコメディ漫画よりも、「侵略!イカ娘」や古谷実さん(古谷さんの作品は「僕といっしょ」が一番好きです)が描くギャグコメディ漫画のような、物語性のあるギャグコメディ漫画の方が好きなんだなと、改めて感じましたね。笑いの中にも哀しみがある、笑いと共に、ままならぬ人生の断片としてのペーソス(哀愁)を感じさせる漫画が僕は好きなんですね…。
チャップリンの有名な言葉に、「Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot.」(人生はクローズアップすると悲劇だが、ロングショットで見ると喜劇になる)という言葉がありますね。ここでのチャップリンが述べている喜劇というのは、日本のTVに見られるお笑いのような、弱い立場の人を傷つけて笑う嘲笑の喜劇ではなく、人を元気付ける、人を肯定する、人の生き様を肯定する喜びの喜劇、人生の中に、哀しみを超えて喜びを見い出すという意味の喜劇なんですね…。
先に挙げた古谷実さんのギャグコメディ作品や、「侵略!イカ娘」には、こういった、どうあっても思い通りにはままならず、物悲しいものである人生というものを、それでも、なお肯定しようとする、チャップリンの言うところの喜劇の優しさがあって、読んでいると力が貰える感じがして、僕はとても好きですね…。どちらも、物語性が作品の基調としてあって、登場人物は、日々のにぎやかで明るくも、ちょっと物悲しい生活の中で少しずつ成長してゆくという展開に、人々に対する根源的な肯定の優しさがあって、僕は好きですね…。
参考作品(amazon)
波打際のむろみさん(1) (少年マガジンコミックス)
波打際のむろみさん(2) (少年マガジンコミックス)
毛糸のカービィ
侵略!イカ娘 1 [Blu-ray]
侵略!イカ娘 2 [Blu-ray]
侵略!イカ娘 3 [Blu-ray]
侵略!イカ娘 4 [Blu-ray]
侵略!イカ娘 5 [Blu-ray]
侵略!イカ娘 6 [Blu-ray]
侵略!イカ娘 1 [DVD]
侵略!イカ娘 2 [DVD]
侵略!イカ娘 3 [DVD]
侵略!イカ娘 4 [DVD]
侵略!イカ娘 5 [DVD]
侵略!イカ娘 6 [DVD]
侵略!イカ娘 1 (少年チャンピオン・コミックス)
侵略!イカ娘 2 (少年チャンピオン・コミックス)
侵略!イカ娘 3 (少年チャンピオン・コミックス)
侵略!イカ娘 4 (少年チャンピオン・コミックス)
侵略!イカ娘 5 (少年チャンピオン・コミックス)
侵略!イカ娘 6 (少年チャンピオンコミックス)
侵略!イカ娘 7 (少年チャンピオン・コミックス)
アニメ総合一覧
amazonオタクストア
amazonトップページ
波打際のむろみさん(1) (少年マガジンコミックス)
侵略!イカ娘のコミック1巻〜7巻を読み、ほのぼのとして楽しく、そしてちょっと物悲しい本作の作風がとても気に入ったので、似たような作品はないかなと探して、「侵略!イカ娘」と似た設定(海から来た人間ではない女の子が主人公のほのぼのギャグコメディ)の漫画、「波打際のむろみさん」1巻〜2巻を読了しました。
感想としては、「波打際のむろみさん」も、なかなか面白くて良い漫画でした。ただ、僕が「侵略!イカ娘」を読んで個人的に求めていたものとはちょっと違うかなという感じですね。むろみさんの面白さは、主人公である人魚のむろみさんを取り巻くキャラクターの多彩さ(海竜のリバイアさん、雪男のイエティさん、浦島太郎の乙姫さんなど)と、一発ネタでボケるむろみさんへの突っ込みにあって、あまり物語的なことは重視されていないのですね…。「侵略!イカ娘」は、一発ネタのギャグやキャラクターの多彩さよりも、主人公であるイカ娘の生活と日々の成長を描く物語に展開の基調が置かれているのだなと思いました。
僕は、四コマギャグコメディ漫画や、むろみさんのような一発ネタ重視のギャグコメディ漫画よりも、「侵略!イカ娘」や古谷実さん(古谷さんの作品は「僕といっしょ」が一番好きです)が描くギャグコメディ漫画のような、物語性のあるギャグコメディ漫画の方が好きなんだなと、改めて感じましたね。笑いの中にも哀しみがある、笑いと共に、ままならぬ人生の断片としてのペーソス(哀愁)を感じさせる漫画が僕は好きなんですね…。
チャップリンの有名な言葉に、「Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot.」(人生はクローズアップすると悲劇だが、ロングショットで見ると喜劇になる)という言葉がありますね。ここでのチャップリンが述べている喜劇というのは、日本のTVに見られるお笑いのような、弱い立場の人を傷つけて笑う嘲笑の喜劇ではなく、人を元気付ける、人を肯定する、人の生き様を肯定する喜びの喜劇、人生の中に、哀しみを超えて喜びを見い出すという意味の喜劇なんですね…。
先に挙げた古谷実さんのギャグコメディ作品や、「侵略!イカ娘」には、こういった、どうあっても思い通りにはままならず、物悲しいものである人生というものを、それでも、なお肯定しようとする、チャップリンの言うところの喜劇の優しさがあって、読んでいると力が貰える感じがして、僕はとても好きですね…。どちらも、物語性が作品の基調としてあって、登場人物は、日々のにぎやかで明るくも、ちょっと物悲しい生活の中で少しずつ成長してゆくという展開に、人々に対する根源的な肯定の優しさがあって、僕は好きですね…。
「あなたは地上に来てから(人間と交流しているうちに人間に情が移ってしまい)ダメになってしまったというけど、それは違う。あなたは、いろんな人に出会い、人間が全て同じではない…ひとり一人が違う…ということを理解した――それは、大きな成長なのよ」
(安部真弘「侵略!イカ娘」第3巻)
参考作品(amazon)
波打際のむろみさん(1) (少年マガジンコミックス)
波打際のむろみさん(2) (少年マガジンコミックス)
毛糸のカービィ
侵略!イカ娘 1 [Blu-ray]
侵略!イカ娘 2 [Blu-ray]
侵略!イカ娘 3 [Blu-ray]
侵略!イカ娘 4 [Blu-ray]
侵略!イカ娘 5 [Blu-ray]
侵略!イカ娘 6 [Blu-ray]
侵略!イカ娘 1 [DVD]
侵略!イカ娘 2 [DVD]
侵略!イカ娘 3 [DVD]
侵略!イカ娘 4 [DVD]
侵略!イカ娘 5 [DVD]
侵略!イカ娘 6 [DVD]
侵略!イカ娘 1 (少年チャンピオン・コミックス)
侵略!イカ娘 2 (少年チャンピオン・コミックス)
侵略!イカ娘 3 (少年チャンピオン・コミックス)
侵略!イカ娘 4 (少年チャンピオン・コミックス)
侵略!イカ娘 5 (少年チャンピオン・コミックス)
侵略!イカ娘 6 (少年チャンピオンコミックス)
侵略!イカ娘 7 (少年チャンピオン・コミックス)
アニメ総合一覧
amazonオタクストア
amazonトップページ