2010年09月28日 23:13
ポケモンBWクリア!面白かったです。ポケモンはボールで無理矢理従わせられている、衝撃でした…。
ポケットモンスター ブラック
ポケットモンスター ホワイト
ポケパークWii ~ピカチュウの大冒険~(特典無し)
たった今ポケットモンスターブラックをクリアしました。全体としてみて、シナリオはとても面白く、これまでのポケモンの中で最も良いシナリオ、良い作品でした。ただ、最後の最後が、『突然悪役ゲーチスが自分の悪事を必要もないのに喋りだした挙句、戦いを挑んでくる』という打ち切り漫画のような展開になってしまったのが残念です…。ジムリーダー・トレーナーと敵対するプラズマ団の理想そのものは決して間違っていない訳で、その辺のことを描くのに苦慮した挙句、プラズマ団の幹部ゲーチスの暴走ということで、片を付けてしまっている…。
本作は、ロケット団のような分かりやすい犯罪組織と戦ってきたこれまでのポケモンシリーズの勧善懲悪シナリオとは違い、敵役「プラズマ団」の掲げる理念自体は決して間違っていないんですね。プラズマ団は、モンスターボールによってポケモンはトレーナーに支配されている、ポケモンを解放すべきだという理念を掲げた組織です。実際に、最終決戦の舞台Nの城で明らかにされること、それは
『プラズマ団は人々から奪ったポケモンをこき使って組織を拡大した。ポケモンは使う人間(そのポケモンが入ったモンスターボール所有者のトレーナー)に逆らうことができない存在なのだ。ポケモンがこのままでは可哀想だ』
ということがプラズマ団のメンバーによって明かされるのです…。
これはポケモン公式設定として大変な事実が明かされたということなんですね。非常に驚きました。長年の論争に決着がつきます。それは『ポケモンは自由意志で人間に従っているのか、それとも、モンスターボールに捕まると、人間に逆らえないように「ボールを所持するトレーナーに絶対服従」のコマンドがポケモンに刷り込まれるのか』という大問題です。
前者なら、ポケモン世界がこのまま続いても問題はないでしょう。しかし後者なら、トレーナーやジムリーダーはポケモンを事実上虐待していることになる。後者の場合、如何に素晴らしいトレーナーの元にいたとしても、ポケモンに自由、トレーナーの元を自らの意志で去るという自由はないのですから…。
今回のポケモンの公式設定として明らかになったこと、それは後者、ポケモンは無理矢理従わせられている、人間(ボール所持者のトレーナー)に自由意志で逆らうことができないということです。これは衝撃でした。
これまで、なぜポケモンが人間の命令に従順に従うのか?それはポケモンが自由意志で従っているのか?それとも人間が無理矢理従わせているのか?これはポケモン世界の最大の謎でしたが、今回それがはっきりしたことは、驚きと共に、これまでのポケモン世界の捉え方を一変させる大きなパラダイム・シフトでした…。
ロケット団やギンガ団のような犯罪組織のトレーナーが悪事に使うポケモン達は、ポケモンの意志で悪事を働いているのではなく、モンスターボールで自由を奪われ、無理矢理従わせられていることが明らかになった。そして重大なことは、主人公達や各地のジムリーダーやトレーナー達も、犯罪組織のトレーナーと同じモンスターボールを使っているということです。主人公達も、ジムリーダー達も、トレーナー達も、ポケモンの自由を奪い去っていたのです。
どんなに良心的なトレーナーであっても、ポケモンにモンスターボールを使うという行い自体が、ポケモンを虐待し、ポケモンをただの道具として扱うことになっている。モンスターボールの恐るべき悪魔的性能、ポケモンにボール所持者への絶対服従コマンドを刷り込むという機能によって、ボールを使った時点でポケモンから自由意志が奪われてしまうからです…。
ジムリーダー・トレーナーのトップでありプラズマ団と敵対するアデクは、ポケモンと人間を切り離すことには反対だという。それは僕も反対です。しかし、モンスターボールは、全てのボールを一切廃止するべきだと思います。ボールがポケモンの自由意志を奪って強制的に従わせると分かった以上、ポケモンにボールを使うことは許されざる振る舞いです。ボールを使わずに、ポケモンと仲良くなって、ポケモンのアニメのピカチュウのように、ボールに入れずに、一緒にポケモンといればいいんです。それが一番良い、ポケモンと人間の共に暮らす方法だと僕は思いますね…。
今回のポケモンでは、シナリオの最後の最後、プラズマ団最高幹部ゲーチスが、自分は世界征服のためにポケモン解放の理念を掲げていただけだ、ポケモンのことなど何も考えていない!と、まるで2時間サスペンスドラマで、聞いてもいないのに突然崖の上で自分の犯罪とその動機をペラペラ喋り出す犯人のような振る舞いを取って、ゲーチスを倒し、プラズマ団が崩壊して終わるんですが、ゲーチス個人の問題と、プラズマ団の掲げていた理念が是か否かという問題は違うものですからね…。その辺が描かれなかったのは残念です…。
プラズマ団最高幹部ゲーチスは救いがたい悪党でしたが、それとは別に、プラズマ団の掲げた『ポケモンを自由にするポケモン解放』の理念自体は決して間違っていなかったと思います。トレーナーのポケモンをボールやパソコンボックス(ポケモンが生きたまま電子データ化されて収納されるシステム)から解放すれば、ポケモンに真に好かれている、ポケモンから真に慕われているトレーナーのポケモンは、ボールの力に頼ることなく、ボールが無くてもトレーナーの側にいるでしょう。アニメのサトシとピカチュウの関係のように。
そして、ポケモンを解放することで、ポケモンを無理矢理従わせて悪事に使役している連中、ポケモンを虐待している連中(ポケモン世界の犯罪者や各地の犯罪組織)のところからはポケモンは逃げ出すでしょう。ポケモンを解放することは、ポケモンにとっても、人間にとっても、良いことであると思います。
人間のいないポケモンだけのポケモンの国の様子を描いたポケパークwiiなどを見るに、ポケモンは、人間と同じような知的生命体、相当高度な知性と社会性を持った生命な訳で、そんな彼らを、人間がモンスターボールで無理矢理従わせるようなシステムは、変えなければいけません。それはプラズマ団の言う通りであって、一部の幹部(ゲーチス)の暴走によってプラズマ団が滅びてしまったことは、ポケモン世界に大きな損失かと…。プラズマ団の中にも理念を持って、本当にポケモンのことを考えているメンバーはいたのに…。Nと共に、プラズマ団の本当の理想、ポケモンを自由にして、ポケモンと人々が本当に自由に共に暮らせる社会を創る、そんな展開が、欲しかったですね…。
プラズマ団が滅んだことで、このまま、ポケモン世界において、ポケモンがモンスターボールによって支配されるシステムが続くのは、本当になんとも…やりきれないです…。もし僕がポケモンBWの主人公なら、プラズマ団崩壊後に、プラズマ団の中のちゃんとしたメンバーと共にネオ・プラズマ団とか立ち上げて、モンスターボールを廃止してポケモンを解放したいと思いますが、ゲームの中の主人公、それやってくれないのが…なんとも…。
前回も書きましたが、メガテンみたいに、主人公の選択によってドラスティックにシナリオが変化するような展開であって欲しかったですね…。ポケモン好きとして、ポケモンをモンスターボールから解放したかったです…。ポケモンをボールとパソコンボックスから解放して、そしてポケモン達の真の自由意志で、ポケモンと人間が一緒にいられることこそが、本当の意味で、人間とポケモンの共に暮らす関係だと言えると思います。
参考作品(amazon)
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ポケパークWii~ピカチュウの大冒険~公式完全ガイド (ワンダーライフスペシャル Wii)
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本作は、ロケット団のような分かりやすい犯罪組織と戦ってきたこれまでのポケモンシリーズの勧善懲悪シナリオとは違い、敵役「プラズマ団」の掲げる理念自体は決して間違っていないんですね。プラズマ団は、モンスターボールによってポケモンはトレーナーに支配されている、ポケモンを解放すべきだという理念を掲げた組織です。実際に、最終決戦の舞台Nの城で明らかにされること、それは
『プラズマ団は人々から奪ったポケモンをこき使って組織を拡大した。ポケモンは使う人間(そのポケモンが入ったモンスターボール所有者のトレーナー)に逆らうことができない存在なのだ。ポケモンがこのままでは可哀想だ』
ということがプラズマ団のメンバーによって明かされるのです…。
これはポケモン公式設定として大変な事実が明かされたということなんですね。非常に驚きました。長年の論争に決着がつきます。それは『ポケモンは自由意志で人間に従っているのか、それとも、モンスターボールに捕まると、人間に逆らえないように「ボールを所持するトレーナーに絶対服従」のコマンドがポケモンに刷り込まれるのか』という大問題です。
前者なら、ポケモン世界がこのまま続いても問題はないでしょう。しかし後者なら、トレーナーやジムリーダーはポケモンを事実上虐待していることになる。後者の場合、如何に素晴らしいトレーナーの元にいたとしても、ポケモンに自由、トレーナーの元を自らの意志で去るという自由はないのですから…。
今回のポケモンの公式設定として明らかになったこと、それは後者、ポケモンは無理矢理従わせられている、人間(ボール所持者のトレーナー)に自由意志で逆らうことができないということです。これは衝撃でした。
これまで、なぜポケモンが人間の命令に従順に従うのか?それはポケモンが自由意志で従っているのか?それとも人間が無理矢理従わせているのか?これはポケモン世界の最大の謎でしたが、今回それがはっきりしたことは、驚きと共に、これまでのポケモン世界の捉え方を一変させる大きなパラダイム・シフトでした…。
ロケット団やギンガ団のような犯罪組織のトレーナーが悪事に使うポケモン達は、ポケモンの意志で悪事を働いているのではなく、モンスターボールで自由を奪われ、無理矢理従わせられていることが明らかになった。そして重大なことは、主人公達や各地のジムリーダーやトレーナー達も、犯罪組織のトレーナーと同じモンスターボールを使っているということです。主人公達も、ジムリーダー達も、トレーナー達も、ポケモンの自由を奪い去っていたのです。
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今回のポケモンでは、シナリオの最後の最後、プラズマ団最高幹部ゲーチスが、自分は世界征服のためにポケモン解放の理念を掲げていただけだ、ポケモンのことなど何も考えていない!と、まるで2時間サスペンスドラマで、聞いてもいないのに突然崖の上で自分の犯罪とその動機をペラペラ喋り出す犯人のような振る舞いを取って、ゲーチスを倒し、プラズマ団が崩壊して終わるんですが、ゲーチス個人の問題と、プラズマ団の掲げていた理念が是か否かという問題は違うものですからね…。その辺が描かれなかったのは残念です…。
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そして、ポケモンを解放することで、ポケモンを無理矢理従わせて悪事に使役している連中、ポケモンを虐待している連中(ポケモン世界の犯罪者や各地の犯罪組織)のところからはポケモンは逃げ出すでしょう。ポケモンを解放することは、ポケモンにとっても、人間にとっても、良いことであると思います。
人間のいないポケモンだけのポケモンの国の様子を描いたポケパークwiiなどを見るに、ポケモンは、人間と同じような知的生命体、相当高度な知性と社会性を持った生命な訳で、そんな彼らを、人間がモンスターボールで無理矢理従わせるようなシステムは、変えなければいけません。それはプラズマ団の言う通りであって、一部の幹部(ゲーチス)の暴走によってプラズマ団が滅びてしまったことは、ポケモン世界に大きな損失かと…。プラズマ団の中にも理念を持って、本当にポケモンのことを考えているメンバーはいたのに…。Nと共に、プラズマ団の本当の理想、ポケモンを自由にして、ポケモンと人々が本当に自由に共に暮らせる社会を創る、そんな展開が、欲しかったですね…。
プラズマ団が滅んだことで、このまま、ポケモン世界において、ポケモンがモンスターボールによって支配されるシステムが続くのは、本当になんとも…やりきれないです…。もし僕がポケモンBWの主人公なら、プラズマ団崩壊後に、プラズマ団の中のちゃんとしたメンバーと共にネオ・プラズマ団とか立ち上げて、モンスターボールを廃止してポケモンを解放したいと思いますが、ゲームの中の主人公、それやってくれないのが…なんとも…。
前回も書きましたが、メガテンみたいに、主人公の選択によってドラスティックにシナリオが変化するような展開であって欲しかったですね…。ポケモン好きとして、ポケモンをモンスターボールから解放したかったです…。ポケモンをボールとパソコンボックスから解放して、そしてポケモン達の真の自由意志で、ポケモンと人間が一緒にいられることこそが、本当の意味で、人間とポケモンの共に暮らす関係だと言えると思います。
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