2010年01月29日 16:23

おなかすいたです…。日本もアメリカのように貧困対策「フードスタンプ・プログラム」やって欲しいです。

貧乏物語 (岩波文庫)

僕は食費節約で朝と夜に食べている一日二食の生活なので、この時間(15:00〜)が一番おなかがすきます…。パソコンとインターネットと図書館があると、本と音楽は無料で手に入り困らないですが、食べ物ばかりはどうにもならないですからね…。政府が無収入・低収入者に食料配給支援をやってくれればいいのになあと思います…。米価維持で国が毎年買い取っているお米が大量に余っている筈ですし、それらのお米は倉庫で何十年も保管された後、捨てられる訳で、そのお米を配給してくれればいいのになあと思います…。大量のお米を長期間倉庫に保管するお金(税金)だって相当掛かっている訳でして、そういったことを考えたら、食料配給制度を復活させて欲しいと心から思います…。

アメリカは日本よりこの点において遥かに福祉が進んでいて、無収入・低収入者に対する食料配給制度があります。「フードスタンプ・プログラム」です。アメリカにおいて貧しすぎて食料を調達できない貧困層はこの制度で食べています(アメリカの貧困層3,715万人がこの制度で食べています)。それに比べると、日本の貧困層には餓死者が出ている訳でして、日本の貧困層に対する対応は本当に酷すぎると思います…。「貧困大国アメリカ」で問題点が指摘されているアメリカよりも、更に何もありません…。

ウィキペディア「フードスタンプ」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%97
フードスタンプ(Food Stamp)とは、アメリカ合衆国で低所得者向けに行われている食料費補助対策。公的扶助の一つ。形態は、通貨と同様に使用できるバウチャー、金券の一種。一般のスーパーマーケットでも使用できる。対象は食料品であり、タバコやビールなどの嗜好品は対象外となる。(中略)貧困対策として手っ取り早く、かつ、目に見えるものであったためである。需給者資格は、選挙の機会を通じて拡大するようになった。
2000年代に入ると対象枠の拡大とともに所得格差が進行したこともあり、受給者層が拡大。2004年度に約2,200万人であった2007年度には約2,800万人へと拡大した。2008年、ブッシュ大統領は肥大化するフードスタンプ制度について異議を唱え、受給資格を拡大する農業法案に対して拒否権を発動したが、選挙間近という状況もあり、下院議会は大統領拒否権を覆す大差で法案を可決した。

米国で有職者のフードスタンプ利用が急増(2009年9月5/6日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/1705
米国の有職者の間で、政府が無料で発行する「フードスタンプ(食料配給券)」を利用する人が急増し、今回の景気後退が新規失業者だけでなく、有職者にも痛みをもたらしていることを浮き彫りにしている。

【フードバンク】、フードスタンプ受給者が3,700万人突破!その援助も足りない人は?
http://blog.livedoor.jp/usretail/archives/51356969.html
低所得層を対象にした生活保護「フードスタンプ(食料券)」受給者は9月、前月(3,649万人)より68万人増加し3,715万人になった(トップのグラフ参照)。7ヶ月連続で60万人以上増加していることで、半年以上にわたり毎日2万人の割合で生活保護者が増えているのだ。景気後退が始まった07年12月から失職者数は総計1,540万人となり、半年近く仕事が見つからない人は約40%になっている。失業率も二桁となり、今後もフードスタンプ受給者は増える見込みだ。
 一方、フードスタンプだけでは食べられない人や住所が定まらない野外生活者など深刻な生活困窮者も増加している。彼らが頼りとするのは「フードバンク」だ。フードバンクとは、品質に問題がない缶詰や一部生鮮食品を、スーパーマーケットや食品加工業者から寄附を受け、生活困窮者などに教会を通じて配給する団体だ。全米の200以上のフードバンクを統轄するNPO組織「フィーディングアメリカ(Feeding America)」は、昨年の需要が30%も増加したという。需要が2倍以上となる150%増のフードバンクもあると報告しているのだ。9月に行われた調査によると、フードバンク団体の98%が、フードバンクを初めて利用する人が増加しているという。

データで見ると日本の社会福祉は、ヨーロッパは言うに及ばず、アメリカよりもずっと低いものであるということなんですね…。日本の社会福祉は僕みたいな若年層の貧困層に対しては、何一つ援助がありません…。ヨーロッパもアメリカも、若年層の貧困層に、上記のフードスタンプ・プログラムなどで援助しているんですが、日本はそういった制度が一つもなく、どこからも公的な助けを得ることができません…。日本は若年層の貧しい人を完全に見捨てているんですね…。

民主党政権になっても、医療費安くならないですし、生活は自民党政権時代と何も変わらないです…。もう、何か絶望的な気分です…。なぜ、食料配給制度を行ってくれないのでしょうか。コストが極端に高すぎて非現実的なベーシックインカムとは違い、ローコストで行える食糧配給制度はアメリカやヨーロッパが実際に行っている、現実味のある貧困対策です。現与党である民主党政権は、食糧配給制度のような実効性のある貧困対策して欲しいと心から願います…。

参考作品(amazon)
貧乏物語 (岩波文庫)
ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)
ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)

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