毎月ギフト券贈って頂き、深く感謝致します。どうもありがとうございます。はなまる幼稚園と美について。

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毎月定期的にギフト券を贈って頂き、深く感謝致します。どうもありがとうございます。本当にありがとうございます。大切に少しずつ使って、その間に良いことが書ければ良いなあと思います。重ね重ね、心からお礼申し上げます。ありがとうございます。

ここ数日、アニメはなまる幼稚園第二話を何度か見ていました。これはいい作品ですね…。何度見ても飽きずに見られる作品というのは貴重です。ギフト券ではなまる幼稚園の二巻以降が買えるのがとてもありがたいです。ほとんど物語性のないこの作品を何度見ても飽きないということに、美ということを考えさせられますね。美というものを、人間の感ずる基礎となる根源的な心地よさと考えた詩人にポール・ヴァレリーという人がいますが、それが分かるような感じです。ヴァレリーは美についてこう述べています。

（私達が美を感じるとき）私達の前には空白のページがあり、そして私達はそこに一つの断言（『これは美しい』）を書き込むことしかできないのです。その断言は、常に異議を唱え得る伝統の上にも、断言に対して常に批判を持ち込む科学の上にも、欲する通りに解釈される原典の上にも、また仮説のみで命を繋ぐ哲学論理の上にも、これら何ものの上にも基礎を置いていない断言であるゆえに、私達にとって揺るがしがたいものとしてあるのです。私達の断言とは、それは私達の美への感覚です。
（ポール・ヴァレリー）

ポール・ヴァレリーは「神聖なる霊感（天上から授かるオリジナルなインスピレーション、アウラ）によって芸術は最終的に成る」という考えが大きかった近世芸術世界に「誰でも使える『技術（物語における起承転結や詩における言葉の使い方の技術など、誰でも学ぶことができる技術）』によって芸術は成る」という概念を持ち込んだ先駆者であり（子供達が誰でも一律に教育を受けられる義務教育の思想や、ハリウッド映画などが代表する『多数の為の芸術』を先取りしている考え方、民主的芸術論）、その人が『美とは、鑑賞者が否応なく根源的に美と感じることである』と述べているのはとても面白いなあと思いますね。

はなまる幼稚園が今クールのアニメで最も好評で、僕なんかは何度見ても飽きないのは、僕も含めて、この作品を評価している人々の中に、子供を否応なく根源的に美として感じる感覚があるのかなと思いますね…。これは、生命の未来に向けて、とても良き感性としてあると僕は考えますね…。

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