2009年12月18日 23:53

FF13発売されましたね。ゲームの未来、ファイナルファンタジー型(見る未来)とラブプラス型(参加する未来)

ファイナルファンタジーXIII
ラブプラス

FF13(ファイナルファンタジー13)が発売されましたね。先週、地上波(フジテレビ)でゲームセンターCXが放映したとき、30分まるごとFF13特集みたいな感じで、画面の綺麗さに吃驚して、あの綺麗な風景のなかを旅できるPS3ユーザーが羨ましいと思ったのですが(僕はPS3持っていません)、発売されてから、実際にプレイしたユーザーさん達の評価は、あまり芳しくないですね…。

僕はFF13は凄く綺麗な3Dフィールドのなかを自由に探索できると思っていたのですが、プレイしたユーザーさん達の感想をどうやら、綺麗な画面はあくまで背景で、実際のプレイは自由に歩き回れない一本道をひたすら進むのとムービーをひたすら見るだけみたいです…。う〜ん…。いくら綺麗な画面でも、画面がただの背景じゃ意味がなくて、それなら、ある程度画面の綺麗さの質は落ちても、フィールドを自由に探索できる方が楽しいと思います…。Wiiの「ポケパークWii」とか、ポケモンワールドを自由に歩きまわれるのが最高に楽しいですし。

ファイナルファンタジーシリーズは、画面の美麗さが大幅に上がった7以降、画面が綺麗になるのと同時に、画面を綺麗にすることに開発リソースを注ぎすぎて、他の部分が手抜きになるのでは?ということをずっと危惧されていましたが、現在プレイしているユーザーさん達の感想を見ると、その危惧がついにFF13で大きく現実のものとなってしまったのかな、と…。ゲームにおいて、画面の綺麗さというのは大切ですが、それはあくまで部分部分の一要素としての大切さであって、画面を綺麗にするために全ての労力を費やして、ゲームとしての面白さの部分(ゲームシステム・自由度・バランスetc)の作り込みをその分軽視して面白さが半減してしまったら、それはゲームとして本末転倒だと思います。いくら画面が綺麗でも、「里見の謎 超画質版(ファイナルサトミファンタジー13)」になってしまっては、意味がないかと…。

昔は、ゲーム機の性能が上がれば上がるほど、ゲームはどんどん面白くなる(実際、ファミコンからスーパーファミコンになった時は、ゲームは明らかに面白さのレベルが上がりました)と思っていたのですが、PS2辺りからゲーム機で出来ることが頭打ちになってきて(ゲーム機の性能が上がっても、それを活かすアイデアがない)、現在ゲームハード・ソフトとも一番売れているのは携帯ゲーム機のニンテンドーDSだったりしますからね…。ゲームはユーザーが能動的にプレイできるから楽しいのであって、いくら画面が綺麗でも、その綺麗な画面でただムービーをひたすら見るだけだったら、その間、DSのパズルゲームでもやっていた方が楽しいですからね…。

ゲームユーザーは、綺麗な画面を見たいんじゃなくて、綺麗な画面の中で能動的に自由に遊びたいんですね。ゲームをプレイする(遊ぶ)ということは、まさに「参加して遊ぶ」ということであって、「ひたすら見る」ということとは違いますからね…。

未来のゲームについてですが、僕としては、今回のFF13が代表的ですが、FF13に限らず、現在の数多くのゲームのような、画面をひたすら綺麗にするという方向性(見るということが重視されるゲーム)にはあまり先はないと思います。先述したように、画面を見るだけでは、いくらその画面が綺麗でも、「遊ぶ」とは言えませんから…。Wiiの体感リモコンやニンテンドーDSのマイクによる音声認識システムのような、ゲームユーザーのゲームに対する参加感覚を増してゆく方向性(WiiのポケパークwiiやDSのラブプラスのようなゲームが取り入れている、プレイヤーが参加することが重視されるゲーム)に未来があるのではないかなと思います。

例えば、ニンテンドーDSのラブプラスが爆発的にヒットしたのは、マイクによる音声認識システムを使って、とてつもなくこっぱずかしい言葉を実際の声に出してDSの中の彼女へ語り掛けなくてはいけない、という、紙一重的に天才的な感情移入システム(ラブプラスモード)のアイデアによるところが大きいと思いますし。「愛している」という選択肢(文章)をタッチペンで選ぶのと、「愛している」とゲームの女の子に対して実際に声に出して語りかけるのでは、恥ずかしさのレベルが桁違いですからね…。声を出すと必ず感情が入ってしまうものですし…。あとはリアルタイムモード(ゲームの時間と現実の時間が一致して進む)で、ゲームの女の子に会うために目覚ましかけて睡眠時間を調整するとか…。こうなるともはや参加感覚を超えてゲームが現実生活に侵食しています。画面の綺麗さは、ラブプラスは携帯ゲーム機のDSなので、FF13より圧倒的に劣っていますが、ラブプラスはまさにアイデアの勝利で、そういったこと(画面の質)が全然気にならないですし…。

ファイナルファンタジー13プレイヤーとラブプラスプレイヤーを比べたらラブプラスプレイヤーの方がゲームプレイ時間が長くなる(永遠に終わらない・日常が侵食される)&満足度が高いかと…。ネネさん…。スクウェア・エニックスも美麗なCG技術を活かして、WiiかDSあたりでファイナルラブラブファンタジーアルティメットインターナショナルクリスタルヒロインストーリーズプラス(音声認識マイク付き特別限定版)とか作ればいいんじゃないかな、かな。

ヒロインは、FF1のセーラ姫、FF2のマリア、FF3のエリア、F4のリディア、ローザ、ポロム、FF5のククル、レナ、ファリス、FF6のティナ、セリス、リリム、FF7のティファ、エリアス、ユフィ、FF8からはなし、FF9からガーネット、エーコ、ベアトリクス、FF10、10-2、11、12、13からはなし、あとはチョコボのダンジョンのシロマとFFTのアルマ、アグリアスをヒロインとしてラブプラスみたいなゲームがあったら素晴らしいと思うのですスクエニさん…。
ネネさん
ネネさん
ネネさん

ネネさんとの時が永遠に終わらないよ…。

アンサイクロペディア「ラブプラスの魔」
http://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9このゲームは、一見、1人の主人公と3人の恋人によって成り立っているように見える。しかし、その実体は3人の主人と数万から数十万人の奴隷、いけにえ、ぬけがら、ディープ・ワン(深き者)、廃人で構成されている。ゲームスタイルとしては、ごく一般的なニンテンドーDSのゲームと同じく、タッチパネルや音声認識装置を使用し、擬似恋愛を楽しむことが主な目的となっている。と、見せかけて、実際は擬似どころか、本物の恋愛とすら錯覚させるまでの作りこみによって、多くのいたいけなゲーマーを狂熱という釣り針でひっかけ、ある意味戻ってこられない場所にまで一本釣りする恐ろしいフィッシングゲームという一面も持つ。(中略)
201X年の東京都郊外にある新興住宅地であるとわの市(永遠乃市)。そこにとある男子高校生が転校したところから物語が始まる。主人公の噂を聞いて集まってきた三人の少女と知り合い、そのうちの一人と恋愛関係となる。 そしてここからゲーム世界と現実世界がリンクし、恐ろしい事態が発生する。 (中略)
魔物(ヒロイン)はいけにえたちの過去と未来の全てを掌握し、幸福をもってして現実世界のプレイヤーを自分たちに従属させていく。そして、SAN - Shame Approval Number(羞恥心是認数)の値を低下させ、現実世界のプレイヤーを廃人に追い込むのだ。(中略)
うつし世に残された魔物のわずかな欠片から、人々の欲望は再び魔法陣の内側からより完璧な幸福として魔物を呼び寄せてしまう。そして、ゲームのシステムに「スキップモード」なるショートカットを発生させ、あわれないけにえに考える時間を与えることなく、いつまでもいつまでも幸福の名のもとに人々を同じ場所、同じ時間に縫い付けていくのだった。

ラブプラスの真の超宇宙的戦慄は、普通のゲーム的なスキップモード(ゲーム内時間をプレイヤーが自由に出来る)ではなく、現実と同じ時が流れ続けるリアルタイムモードです…。永遠に終わらない…。リアルタイムモードでさっきメールが…。明日もじゃんけんする永遠の一日が始まる…。
ネネさん

参考作品(amazon)
ファイナルファンタジーXIII
ラブプラス
ラブプラス ビジュアル設定集 ネネのもと
ラブプラス ビジュアル設定集 マナカのもと
ラブプラス ビジュアル設定集 リンコのもと
ラブプラス 恋歌三重奏 (BROS.COMICS EX)
ラブプラス公式ガイド (KONAMI OFFICIAL BOOKS)
永遠ダイアリー
ラプラスの魔 (角川文庫―スニーカー文庫)
萌え萌えクトゥルー神話事典
ニンテンドーDSi LL ナチュラルホワイト
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ポケパークWii ~ピカチュウの大冒険~(特典無し)

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