2009年09月20日 16:24

「ザ ハウス オブ ザ デッド: オーバーキル」クリア。最高に面白かったです。Wiiザッパーゲー最高峰!

ザ ハウス オブ ザ デッド: オーバーキル(Wiiザッパー同梱版)
ザ ハウス オブ ザ デッド: オーバーキル(通常版)

SEGAのガンシュー(ガンシューティング)、「ザ ハウス オブ ザ デッド: オーバーキル」クリア。最高に面白かったですよ。実に楽しめました。ファミ通のクロスレビューで低得点(全員6点)付けられて、SEGA社員の長谷川亮一さん(SEGA第三CS研究開発部ローカライズセクション・セクションマネージャー)がファミ通に大して文句を言ったことで、発売前にあまりよくない形で話題になってしまった(ファミ通で低得点ということがかえってゲーマーに周知されることになってしまった)作品でして、この騒ぎの影響か、全く売れませんでしたが(出荷3000〜4000本)、実際にプレイすると凄く面白いガンシューだけに、非常に勿体無いと思いますね…。僕なら10点満点で本作に9点〜8点くらいは付けます。

僕は本作はWiiザッパーゲーの最高峰であると思います。現在、任天堂のWiiリモコンをガンリモコンに変える付属機器Wiiザッパーで対応しているゲーム(ガンシューティング)は10作品しかなく、多くはWiiウェアなどのミニゲームで、きちんとゲームとして長く遊べるガンシューは「ザ ハウス オブ ザ デッド 2&3 リターン」「バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ」の二作のみでして、この二作がWiiザッパーゲー二強という形ですが、僕の中で「ザ ハウス オブ ザ デッド: オーバーキル」はこの二作を超えてWiiザッパー最高峰に躍り出たという感じですね。

Wiiザッパー対応ソフト一覧
http://www.nintendo.co.jp/wii/wii_zapper/index.html

本作の決定的な特徴は『ガンシュー初心者&ガンシューが下手でも大丈夫!!』ということ、これに尽きます。僕はガンシューに関しては下手の横好きで、それこそ「デスクリムゾン」の昔からプレイしているのですが(ハウスオブデッドシリーズもゲーセンでプレイしていました)、はっきり言って僕の腕は物凄く下手なので、まともにストレートにクリアできたためしが無いんですね…。ハウスオブザデット23リターンはなんとかクリアしましたが、バイオハザードアンブレラクロニクルは難しすぎて途中で挫折しました…。そんな僕でも「ザ ハウス オブ ザ デッド: オーバーキル」は挫折しないでちゃんとクリアできました。ガンシューで念願のストレートクリア…感動しましたね…。本作は無限コンテニューでして、しかも『死亡した場所からすぐコンテニュー&武器がリロードされる&ライフ全回復』なので、どんなに下手なゲーマーでも根性さえあればクリアできます。僕みたいなど下手だけどガンシュー好きにとっては実にありがたいシステムです。

Wiiリモコンの特性はガンシューティングに向いているので、Wiiザッパーを使ってガンシューをやると、ゲーセンでアーケードのガンシューをやっているような感覚でとても良いです。更に本作はガンシュー初心者&下手なゲーマーに優しい仕様で、間口が広く、誰にでもお勧めできる出来に仕上がっていると思いますね。バイオハザードアンブレラクロニクル(バイオUC)はあまりに難しすぎるので、ガンシューが上手な人以外にはお勧めできませんが(ハウス23も普通に難しいですが、初っ端からイージーモードですら超難易度のバイオUCほどではないです。バイオUCは買った人の半数はクリアできなかったのでは…)、本作はゲームオーバーになってもめげない根性さえあれば、きちんとクリアできます。その場コンテニューで敵へのダメージがちゃんと残る仕様なんですね。

例えば、本作の僕のプレイの場合、後半のボス戦などは『ボスに瞬殺される→その場でコンテニュー→やけくそになってダメージ覚悟でマシンガン(トリガー押しっぱなしで連続射撃)を撃ちまくる→ボスにちょびっとダメージ与える→ボスにやられる→コンテニュー』の繰り返しで倒せました。バイオUCのボスだとボス戦に負けたらその前からやり直しでボス戦は最初から戦うことになり、どうしてもボスが倒せないので挫折したんですが、本作は『その場でコンテニュー&敵に与えたダメージなどはコンテニューしても全部残っている』という仕様の為、ボス戦でもコンテニューしていればダメージが蓄積していつかは倒すことができます。僕みたいな下手なガンシュー好きにとっては最高にありがたい仕様ですね…。ちなみに僕のアクションの下手さはPS2のガンダムアクションゲー「連邦vsジオン」「エゥーゴvsティターンズ」「ガンダム対Zガンダム」のミッションモード&宇宙世紀モードを難易度1(一番易しい)でも途中のミッションがどうしてもクリアできず諦めたレベルです…。例えが分かりにくくてすみません…。とてつもなく物凄く下手です。ゲーセンで対戦すると瞬間的にやられるレベルです。そんな僕でも本作は挫折することなくクリアできました。本作のユーザーフレンドリーさは素晴らしいです。自分のアクションの下手さは骨身に染みてよく分かっているので、本作はどんなにアクションが苦手な人でもクリアできると自信を持って云えます。

また、ガンシューの醍醐味である、銃撃の爽快さは素晴らしく、弾数が元々無限なので(どの銃もいくらでも無制限にリロード可能)、一度に撃てる装填弾数を増やすと最高に楽しいです。トリガー引きっ放しで連続射撃するマシンガンとか、とにかく無限に撃ち続けられる感じになりまして、ゾンビがわらわらいるところにゾンビの頭めがけてバーッと弾幕を張ると、ゾンビをバタバタ一気に倒せて爽快です。本作は任天堂のWiのソフトでありながら、非常に過激描写で、銃撃するとゾンビがバラバラになって血しぶきをあげながら弾けとぶので、描写的にもガンシューとしてばっちりでして安心です。Wiiザッパーでハンドガンやマシンガン撃ってるとちゃんとザッパーが振動するのも良い感じです。ちなみにゾンビではない普通の人間も結構出てきまして、『ヘルプミー!!』とか叫びながらゾンビから逃げ回っていて、ゾンビを銃撃することで彼らを助けられるんですが、そのとき、誤射もしくは意図的に普通の人を撃ったりすると、普通の人もゾンビと同じように血しぶきあげて弾け飛んで死ぬんですが…これよく任天堂のレーティング審査通ったなと思いますね…。洋ゲー(本作はアメリカで作られた洋ゲーです。銃火器への凄まじいこだわりがいかにも洋ゲーらしいです)のレーティング審査はザルとはいえ、それでも任天堂GJです。これがOKならポスタルとかもコンシューマで出せそうな気もしないでもないです。ちなみに世界でもっともアレなゲーム「ポスタルシリーズ」の愉快さについては下記のサイトさんのレビューとかお勧めです。

ポスタル2 (POSTAL2)
http://www.geocities.co.jp/Playtown-King/4566/game/kusoge/postal2.html

ちなみに本作のシナリオは洋ゲーならではの『ゾンビがでてきたぜアイザック!』『ゾンビは銃で皆殺しだ!!』『HAHAHAHAHA!!』みたいなアメリカンな大味テイストのコミカルな展開でして、好みが分かれるかも知れません。バイオハザードのようなシリアスなストーリー展開とは対極にあるZ級ゾンビ映画のおバカなノリを再現したシナリオです。「死霊の盆踊り」とかのノリですね。エド・ウッドパロディみたいなおバカ映画系のシナリオです。ただ、本作の本筋はガンシューティング部分で、シナリオはおまけみたいなものなので、あまりシナリオにこだわらなくてもいいかなと思います。アメリカンなおバカ映画が好きな人にはたまらないシナリオかも知れません。ムービーはかなり力入っていますね。映画的演出そのままです。

本作は、ゾンビを無限の弾数を持って全力でひたすら銃撃しまくるのが最高に爽快なので、ぜひにプレイをお勧めする作品です。銃大国アメリカのガンシューへの心意気を見せてもらったという感じです。ただ一つ難点があるとすれば、本作はムービーシーンの台詞(洋ゲーなので当然英語で喋ります)に日本語訳の字幕を付けた以外、アメリカ版のベタ移植なので、ミッションクリア後にインターミッションで行うこと(ガンショップでのガン改造・購入)とか、画面が全部英語でして、それほど難しい単語はでてきませんが、多少英語力がないとプレイが少し不便かもしれません。この辺、説明書にもほとんど説明無しですし、自分で英文を読むしかないですね…。ただ、先に挙げたように親切設計の無限コンテニューなので、インターミッションで何もしなくても初期ハンドガンのままでのクリア可能です。改造する場合は、どの銃でも改造でお勧めは「CLIP SIZE」(弾倉のサイズ。銃が一度に撃てる弾装填数が変わる)の強化です。リロードするとき銃を振らないといけなくて、これが結構疲れるので、弾が一度に沢山撃てれば撃てるほど楽です。

本作、僕は非常に楽しめました。今後もプレイしたいゲームですね。ボリュームは僕は12時間くらいでストーリーモードクリアしました。ただ、同じミッションを何度も遊べそうなので、これからも遊べそうです。ボリュームが無いと言われていますが、ゴースト・スカッド(これも非常に良いガンシューティングゲームです。本作と同じく無限コンテニュー。ただ、かなり短いです)より遥かにボリュームありますし、ハウス23よりユーザーフレンドリーで、コンシューマでこれまでプレイしたガンシューで僕にとって本作は一番ですね。客観的に見ても、Wiiザッパーゲーの最高峰ではないかなと思います。銃撃の爽快感を重視した作品で実に面白かったです。全体的に良い意味で大味で、最初から最後まで銃をバンバンぶっ放して爽快感に浸れます。お勧めのガンシューティングです。

参考作品(amazon)
ザ ハウス オブ ザ デッド: オーバーキル(Wiiザッパー同梱版)
ザ ハウス オブ ザ デッド: オーバーキル(通常版)
ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド 2&3 リターン
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