2009年08月15日 01:58

ギフト券ありがとうございます。なかなか更新できずにごめんなさい。昨日より熱が出て寝込んでおりました。

雲奔る―小説・雲井竜雄 (文春文庫 (192‐4))

ギフト券で毎月生活をご支援してくださるお方に心から感謝致します。なかなか更新できずにごめんなさい。昨日より熱が出て寝込んでおりました。

ずっと体調が悪かったのですが、昨日は朝から熱っぽく悪寒とお腹の調子が酷く、熱を測ったら37.7度ありまして、通院している病院から頂いた風邪薬の余りを飲んで一日中寝ておりました。昔に比べると身体の自由が利かなくて、あまり更新できず、ブログを見て頂いているお方々に申し訳なく思います。

先ほど起きて、薬が効いたのかだいぶ楽になったのですが(熱も引きました)、まだ、身体が上手く動かず、毎週楽しみにしている東京マグニチュード8.0も、見る気力がない状態です。

僕は精神障害者手帳三級を持っているのですが、数年前は、この手帳があると、医療費負担割合が5%だったのですが、自民党が医療制度を変えて、医療費負担割合が「精神科での医療費10%・それ以外の医療費(精神科で風邪薬を出してもらったときなどもそれ以外のカテゴリに入ります)は30%」に変更になったので、風邪引いてもなかなか病院に行くというわけには行きません。早く総選挙によって自民党政権が終わって、医療制度が元に戻ってくれると助かります…。

お金がないと、病院に掛かるのも大変なので、医療費・食費など生活に決定的に必要な費用は、貧困層のことを考えた累進課税的な制度へ改革してほしいです。食料品・日用必需品には消費税を掛けないなどの税制改革をして欲しいです…。僕は奥さん子供はいませんが、独身者含めて貧しい人々が雲井龍雄の棄児行的状況になっている現状はおかしいと心から思います…。

雲井龍雄(薩長閥批判の急先鋒で、明治政府に対し反逆に企んだとされて処刑された維新志士。詩人として有名。彼は理想主義者であり人々の公平さを極めて重んじたことで薩長閥と対立を深めたとされる。幸徳秋水の「死刑の前」のなかでその死を惜しまれていることでも有名)に子供はいないので、彼の最も著名な詩「棄児行」は貧しさの悲しい状況を普遍的に歌ったものとされていますね…。貧しい人々に膾炙し、後のリベラルな反貧困運動においても参照された詩です。

ウィキペディア「雲井龍雄」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%B2%E4%BA%95%E9%BE%8D%E9%9B%84
雲井 龍雄(くもい たつお、天保15年3月25日(1844年5月12日) - 明治3年12月28日(1871年2月17日)は、幕末・維新期の志士。(中略)

慶応元年(1865年)米沢藩の江戸藩邸に出仕、役が終わると安井息軒に学び、志士と交わる。大政奉還後京都におり、明治元年(1868年)徴士として維新政府に仕えたが、新政府軍の東征が東北に及ぼうとするや、薩長の専横に憤り新政府軍への抵抗を決意して帰藩。奥羽越列藩同盟など東北諸藩の団結につとめ、薩摩藩の罪を訴えた「討薩檄」を著わす。東北諸藩の降伏後は貢士として再び新政府に出仕するが、明治2年(1869年)に辞し、芝に帰順部曲点検所を設けて脱籍浪士を集めた。

これは佐々木高行・広沢真臣らの許可を得たものであったが、実は新政府に不満を持つ旧幕府方諸藩の藩士が集まっていた。これが政府転覆の陰謀とみなされ、翌年4月逮捕される。米沢藩に幽閉ののち東京に送られ、山田浅右衛門の手により斬首された。この事件に連座して11名が斬罪、8名が流刑、3名が徒刑、その他3名の処分者を出した。

幸徳秋水「死刑の前」(青空文庫より)
http://www.aozora.gr.jp/cards/000261/files/4324_14048.html
木内宗五も吉田松陰も雲井竜雄も、江藤新平も赤井景韶も富松正安も、死刑となった。刑死の人には、実に盗賊あり、殺人あり、放火あり、乱臣・賊子あると同時に、賢哲あり、忠臣あり、学者あり、詩人あり、愛国者・改革者もあるのである。これは、ただ目下のわたくしが、心にうかびでるままに、その二、三をあげたのである。もしわたくしの手もとに、東西の歴史と人名辞書とをあらしめたならば、わたくしは、古来の刑台が恥辱・罪悪にともなったいくたの事実とともにさらに刑台が光栄・名誉にともなった無数の例証をもあげうるであろう。
 
雲井龍雄
「棄児行」

この身飢ゆれば この子育たず
この子棄てざれば この身飢ゆ
捨てるが是か 捨てざるが非か
人間の恩愛 この心に迷う

雲井龍雄に関しては、藤沢周平さんの小説「雲奔る」が面白くて熱血な小説でしてお勧めです。体調に厳しい気候が続きますので、皆様もどうかご自愛ください。ギフト券を贈ってくださったお方に心から深く感謝致します。ありがとうございます。

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