2009年02月26日 15:21

ニーノ・ロータ「THE GODFATHER TRILOGY 機Ν供Ν掘彭治階級が貧困層を利用する戦争と差別について。

ゴッドファーザー・ベスト オリジナル・スコア
The Godfather Trilogy: I・II・III

励ましてくれるお方に、心からお礼申し上げます。ありがとうございます。生活は大変ですが、頑張ります。本当にありがとうございます。先ほど、昨日行われた、富の再分配を否定し私有財産権絶対を唱え最小国家論を主張する新自由主義派の学者東浩紀氏の取り巻きの右派右翼若手エリート達の乱痴気パーティーでの騒ぎの様相が伝わってきて、暗い気持ちになりましたが、それでも、僕は僕にできるリベラルなことを拙い微力でも一生懸命頑張ろうと思います。

昨日、乱痴気パーティを開いた右派右翼アカデミシャンの若手エリート達が日本の特権階級としてハイエリートの位置を世襲していく中、僕のような貧困層は結婚も出来ず子供を残せず、また万が一、貧しい人々が子供を残したとしても、その子がまた、貧困の中に組み入れられるという貧困の再拡大が現在の日本では急速に進んでいます。日本は憲法九条のショックアブソーバーがあるので、あまり表面化しておりませんが、諸外国では、貧困層の窮状を統治階級(特権階級)が利用して徴兵して戦争に使う問題があります。それは貧困者同士を戦わせ貧困者の命を奪うことで軍需産業を潤しています。雨宮処凛さんの執筆した「貧困と戦争の親和性」について引用致します。

雨宮処凛 たいせつな本
「報道が教えてくれないアメリカ弱者革命」
『米軍への勧誘にみる貧困と戦争の親和性』
1月に誕生したオバマ政権は、「テロとの戦い」の主戦場をアフガニスタンと位置付け、米軍を増派する方針だという。テロとの戦い。本書は、03年のイラク戦争に「動員」された貧困層の若者達を中心としたルポタージュだ。

02年にアメリカで(軍事力強化の為に)成立した「落ちこぼれゼロ法」(就職先のない貧しい若者はみんな軍に入れることを目的とした法案、可決されて既に米国内で実施されています)は、「すべての高校生は、生徒の親から特別な申請書が提出されない限り、軍のリクルーターに生徒の個人情報(貧富の情報を含む学校側が持つ全個人情報)を渡さなければならない」とある。拒否した場合は政府からの助成金がカットされる。(基本的に政府=軍の要請を拒めない仕組みになっている)。生徒の携帯番号まで入手した軍は、(貧困層の)未来のない若者をピンポイントで勧誘する。

「一生時給5ドルのピザ屋の店員でいいのか?」と囁きかけ、入隊すれば大学費用を軍が出すので貧困から脱出できる、軍の医療保険が家族にまで適用される、と誘うのだ。

軍のリクルーター(リクルート部門の兵士)にもノルマがあり、ノルマをこなせない(競争業績主義で決められた人数の新兵をリクルートできない)と(無能なリクルーターとして懲罰的に実戦で投入される)歩兵隊に戻される。そうして戦場に駆りだされた若者が死んでも、国がつけた命の値段(遺族に支払われる慰謝料)は「一万二千ドル(約百二十五万円)」。運良く生きて帰っても、人を殺してしまったという罪悪感からアルコールや薬物に頼り、「壊れて」いく若者たち。帰還兵はPTSDに苦しみ、その一部はホームレス化している。(帰還兵は平均余命が短い)。

「大学費用を軍が出す」という話も、結局は(貧困層には用意できない額の)前金が必要だったりで、実際に軍から大学費用を受け取る兵士は35%、そのうち卒業するのはわずか15%。(残り20%はお金が払えなくなってやめざるえないか、軍との両立生活が負傷などで不可能になるか、戦死する)。

昨年、私はそんな「イラク帰還兵」の元米軍兵士と会ったが、彼は「アメリカでもっとも貧しく、もっとも教育を受けられない層が入るのが陸軍だ」と語った。

貧困から抜けれない若者達の姿は、日本ともだぶってくる。最近、ネットカフェ難民などを支援するNPOには自衛隊からの積極的なアプローチ(リクルート)があるそうだ。貧困と戦争の親和性を、この書は鮮やかに炙り出している。
(朝日新聞2月22日朝刊より)

報道が教えてくれないアメリカ弱者革命―なぜあの国にまだ希望があるのか
報道が教えてくれないアメリカ弱者革命

結局のところ、与党自民党の政治家、小泉純一郎氏や中川秀直氏、小池百合子氏、財界人(経団連)の御手洗氏、東工大教授東浩紀氏やその弟子達がこぞって推進すべきものとして唱える「新自由主義」なるものは、貧困層を互いに争い合わせて殺し合わせ、貧しい人々を根絶やしにする反倫理的・反人権的な恐ろしい政策にすぎません。そこには倫理性など一欠けらもなく、ただ、今の統治層の利権のエゴイズムだけが存在し、人命を蔑ろにしています。

僕が心から悲しく思うのは、「新自由主義」、更に過剰な「最小国家(警察と軍事しか存在しない国家)論」を唱える東浩紀東工大教授の取り巻きの右派右翼若手エリート達の資金集めも兼ねた乱痴気パーティーに大勢が参加するということで、日本の未来に、格差が更に広がり、階級が固定され、貧困の拡大再生産が起き、大切な一人一人の人命が貧しい人々同士が争わされることで、失われてゆくヴィジョンを感じて、気持ちが暗く重たくなりました。

僕は、東浩紀氏を新自由主義の宣伝塔として使う講談社や、その弟子であり、早川書房より賞を受賞しており、早川書房をバックに、日本の戦争責任を否定し、障害者差別発言や女性差別発言を繰り返し、円城塔氏(小説家、早川書房の重鎮、IT企業シングラムの重鎮)などの人物との交友関係を高らかに謳いあげ、戦争責任否定や障害者差別発言や女性差別発言をたびたび重ねる人物を重用する早川書房に非常に重い絶望感を抱いています。講談社も早川書房も産経グループと変わりない組織だということを大きく感じます。

僕は大きな企業が全部良くないことをしているとは思いません。たとえば、ユニクロで有名なファーストリテイリングは、僕のような精神障害者の人々や、身体に障害を持つ身体障害者の人々の雇用及び正社員登用に積極的な会社であり、障害者雇用率が社員100%のうち8.5%です。中小企業で障害者を積極的に雇用してくれる会社はありますが、大企業で10%近い割合で障害者を社員として雇用してくれる会社は日本ではこの企業以外皆無であり、人員募集があったら僕も障害者枠で就職できないかなと思っています。生活が大変苦しいので、はやくなんとかしたいです。他の大企業も、ファーストリテイリングや障害者雇用に積極的な中小企業のように、障害者を雇用してほしいと心から願います。

ファーストリテイリングのような障害者の雇用、また正社員への雇用を積極的に行う企業は全体からみるとごく少数であり(日本の大企業ではファーストリテイリングのみ、あとは経営陣に社会への公的な意識があって障害者を積極的に雇用してくれる複数の中小企業のみ)です。特に大企業においては、障害者雇用に積極的なファーストリテイリングは例外中の例外で、基本的に障害者の雇用をしてくれません。

今もって日本の多くの大企業は学歴至上主義及びコネ(閨閥)が支配しており、貧困層や障害者層は、ほとんど決して入れない閉ざされた世界です。産経グループや講談社や早川書房なども、まさにそういった大企業であり、そしてそういった産経グループや講談社や早川書房のような巨大なプロパガンダ能力を持つメディア業界の大企業が新自由主義や障害者や女性に対する差別を宣伝していることをきちんと考えることが大切だと思います。

ファーストリテイリングの現TOPであり、創業者である柳井正ファーストリテイリング会長兼社長はこう述べています。厳しい言葉に聞こえると思いますが、他の大企業と比較すると圧倒的に良心的です。他の大企業は差別意識がむき出して、学歴差別や障害者差別で、最初から僕のような人間(障害者)は相手にしません。人間扱いすらしてもらえないです。勿論、大企業も色々あります。例えば、セブンイレブン等のコンビニエンスストアは各々の店長に一定の権限があり、店長の独自判断で就職を左右できるので、店長がリベラルなお方で、障害者雇用に対して理解があるお方であれば、雇ってもらうことも可能です。ただ、大企業が企業方針として障害者雇用に積極的で、実際に実績として障害者を大勢雇っているのはファーストリテイリング以外には見当たりません。他の大企業は、障害者というだけで落としてくる企業が沢山あります。ファーストリテイリング会長兼社長の言葉を引用致します。全文引用致します。

柳井正ファーストリテイリング会長兼社長
「企業には社員を選ぶ権利がある。ふさわしくない人には退職頂くし、減らすときは減らさなければいけない。それは臨時でも正社員でも、経営者でもだ。だが、今回の「業績悪化だから即時臨時社員ゼロ」(派遣切り)は異常だ。しわ寄せが一番弱い人に一挙に行った。

日本は正社員偏重だ。臨時だけでなく、痛みは(経営者にも正社員にも)等分に分けるべきだ。

会社は公器。大企業の人(経営者)は(雇用の調整が)社会にどう影響するかを考えなければならない。自社都合だけを考え、株式市場ばかり見ているのではだめだ。

我々(ファーストリテイリング)は常に効率化を進めている。だから、いまはもちろん、フリースブーム直後でも社員を減らさずにすんだ。契約社員などの正社員化も進め、約2100人が正社員になった。臨時雇用では技能や知識を習得する時間がないからだ。(正社員として雇用して一人一人の人間にお金をかけることで)人件費はあがったが、それ以上に効率があがった。

日本の製造業は海外の市場に頼っており、反動が一気に来た。我々サービス・小売業にとっては(多くの人材を確保する)チャンスだ。いい人を採用し、吸収できるように頑張らなければならない。

政府の対応は最悪だ。(景気問題・失業問題に関して)何も現実的にはやっていない。定額給付金のような愚策に我々(国民)の税金を使ってほしくない」
(朝日新聞2月25日朝刊)

これは、厳しい言葉ですが、ただそれでも日本の経営者の中では圧倒的な正論な方です。ファーストリテイリングは実際に障害者雇用で、他の大企業と違い、実績を出しているので、言葉だけではありません。他の企業、特に大企業(先に挙げた差別発言を連発する人物に賞を与え重宝する早川書房などの企業など)は名門特権意識が強いのかなんだかよくわかりませんが、障害者というだけで見向きもしない状態で、ハローワークで障害者枠で検索して一番まともな実績を挙げているのがファーストリテイリングです。他の企業も、どうか、ファーストリテイリングの立場を見習って欲しいとお願いします。お金が無いと生きてゆけません。僕が今失業中で生きていられるのは、ギフト券・アフィリエイトで支援してくださるお方々がいるおかげで、それがなかったら命が尽きています。命を助けてくださるお方々ありがとうございます。ご慈悲あるお方々に心から感謝致します。

雨宮処凛さんはこう述べています。雨宮さんと同じこと(新自由主義という弱肉強食社会は自由経済市場自体も衰弱させて貧しい人々から滅ぼしながら全体が自滅してゆくということ)を湯浅誠さんも述べています(「格差と貧困がわかる20講」)。雨宮処凛さんの言葉を引用致します。

雨宮処凛
「(現在の日本社会は)仕事を奪われると同時に住まいも追われ、生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされる。経営者は「国際競争に勝つため」と言いますが、あまりにも人命を軽視しています。

競走の挙句、一握りの人が儲けて、大多数は働いても食えない社会を目指すのでしょうか。企業は、非正規も労働者も消費者だということを忘れている。劣悪な雇用環境は、自身にはねかえってくることに気づくべきです。」
(朝日新聞2月25日朝刊)

僕はうつ病になる前、派遣社員でしたが、物凄く簡単に首を切られて失業しました。僕は、派遣は完全に禁止して、労働法を改正して労働者の権利をきちんと充実させて、それでも零れ落ちてしまった人々のための生存権を保障する社会保障のセーフティネットを万全の体制で築くべきだと思います。しかし現日本国(与党政権と国家キャリア官僚達)は全く逆方向に突っ走っており、ファーストリテイリング会長の言うように、定額給付金とか、税金を溝に捨てる信じがたい最悪の愚策を実行して貧しい人々を苦しめています。

結局のところ、なぜ定額給付金に官僚達を始めとして公務員達が反対しないのかというと、定額給付金を実施すれば官僚達を始めとして公務員達に配布コストとして何千億もの事務費用がばら撒かれて官界に定額給付金利権が発生するからです。定額給付金利権(配布コスト)数千億円の数十分の一のお金があれば生活に困り果てている十数万人の無年金障害者を救う制度が作れます。僕は無年金障害者なので、障害等級が二級と認められても障害年金はでません。現在の日本に無年金障害者を救う法はありません。日本国の現状は全てが絶望的です。

音楽を紹介します。ニーノ・ロータ「THE GODFATHER TRILOGY 機Ν供Ν掘廚任后とても暗い気持ちなので、明るい音楽は聴くことができず、このアルバムを聴いています。本アルバムは映画音楽の巨匠ニーノ・ロータの作曲した映画「ゴッドファーザー機Ν供Ν掘廚硫山擇鯀管集めたアルバムで、ゴッドファーザーの音楽アルバムは、「パート汽▲襯丱燹廖屮僉璽鉢競▲襯丱燹廖屮僉璽鉢轡▲襯丱燹廚箸△蠅泙垢、それ全部集めると曲の重複が多い上に一万円弱掛かってしまいますので、「THE GODFATHER TRILOGY 機Ν供Ν掘廚鯒磴κがお得です。ただ、難点は、このアルバムは英語版しかでていないので、ライナーノーツが英語です。僕は、それを鑑みても、こちらの方が、「パート汽▲襯丱燹廖屮僉璽鉢競▲襯丱燹廖屮僉璽鉢轡▲襯丱燹廚瞭本語版アルバムを買うよりも、ダントツにコストパフォーマンスが良いと思います。(追記:申し訳ありません、上記の文章を書いた後、ブログを更新する前に本CDの日本盤がないか調べたら全く同じバージョンが日本盤でありました。日本盤名「ゴッドファーザー・ベスト オリジナル・スコア ニーノ・ロータ/カーマイン・コッポラ/ピエトロ・マスカーニ作品集」です。CDは中身は全く同じであり、全て同じ曲が収録されています。上記で英語盤しかでてないと誤りを書いてしまい申し訳ありません。ライナーノーツが日本語なので、英語版より百円前後高いですが、こっちの方がお勧めです。)

このアルバムの良いのは、ニーノ・ロータは様々な映画音楽を作曲し、イタリアのお方ですので、結びつきの強い有名どころ映画監督ではフェリーニ監督とヴィスコンティ監督、他にはコッポラ監督(上記ゴッドファーザーシリーズ)、ルネ・クレマン監督(太陽がいっぱい)、ヴィダー監督、ゼッフィレッリ監督、ギラーミン監督、モニチェッリ監督、挙げてゆくときりがないのでこのぐらいにしますが、有名監督の名作映画の音楽を沢山作曲したお方です。

このアルバム(THE GODFATHER TRILOGY 機Ν供Ν掘砲里茲い箸海蹐蓮▲法璽痢Ε蹇璽燭呂△蕕罎襯献礇鵐襪虜邏覆鮗蠅け、明るいコメディ調の音楽やクラシック音楽のパロディ、また荘厳な音楽や暗く沈うつな音楽など、手広く音楽を作曲しましたが、その中でも、聴いていると郷愁を感じさせる、深い悲しみと淋しさを称えた音楽が集められているところです。ニーノ・ロータの音楽の中でも叙情性が素晴らしい名アルバムだと聴いていて感じます。聴いていると涙が滲むような淋しさと郷愁を感じます。

ニーノ・ロータは若い頃から神童と呼ばれた音楽の天才で、ミラノ音楽院を卒業していますが、映画音楽(ポピュラー音楽)を主に手がけたところから、現代クラシック音楽からあまり評価されていないところがあり、とても悲しいところがあります。音楽の世界にも、他のアートと同じく、ハイ・カルチャー対サブ・カルチャーの対立的なものがあり、こういったものは無い方が、よりアートの世界は豊饒になるのにこういった対立がそれを台無しにしているのは勿体無いと思います。差別しあっててもお互いに傷つけあうだけなのに、どうしてこういうことがあるのかなと思います。

例えば、現在、世界最高峰のピアニストに位置するであろう天才ピアニストのポリーニは、「ポピュラー音楽はクラシックと違い、創造性を持たない音楽である」ということを述べて物議を醸しましたが、そういった考えは誤りだと思います。勿論、こういうハイ・カルチャー側に対してサブカルチャー側も反論してくるわけですが、こういう差別しあう対立自体が不毛な争いで、争うことで互いに損しかしていないと思います。ニーロ・ロータ音楽批判に対するエンニオ・モリコーネの反論文を引用致します。

フェデリコ・フェリーニ監督のためにニーノ・ロータが作曲した音楽は、多くの場合、うわべだけの分析をされ、その早まった結論によって、批判的に述べられてきました。(映画音楽の作曲家は音楽理論よりもポピュリズムに走るなどとされてハイ・カルチャーから不当に低く見られますが)映画音楽の作曲家は、映画と監督特有の必要性、そして監督の文化背景を考慮した上で仕事をしなければなりません。

フェリーニは、自らもよく認めていたように、非常に限定された文化及び音楽に関する趣味を持っていました。フェリーニ監督のロータに対する指示は、監督の音楽的文化背景と映画の必要性から生じるものでした。それゆえに、彼がフェリーニのために書いた曲だけからロータを判断するべきではなく、他の全ての映画作品及び、映画とは関係のない室内楽、交響曲、合唱曲などにも注目する必要があります。彼の作品全てを分析することによって、作曲家としての完全なる真の価値、今世紀前半の歴史に敏感で、視野の広い(ニーノ・ロータの)音楽的意識を発見することができます。

(数々のポピュラー音楽の作曲を手がけた)ロータのおかげで、(クラシック音楽と連続性を持っている)映画音楽は大衆に向けてかつてないほどの大きな広がりを持つことになりました。彼の音楽が与えてくれた多くの大切なもののうち、これだけでも偉大な功績であると思います。
(エンニオ・モリコーネ。「NINOROTA1999」ライナーノーツより)

僕はエンニオ・モリコーネに同感です。僕はニーノ・ロータは二十世紀における最大の音楽の巨匠の一人であると思います。THE GODFATHER TRILOGY 機Ν供Ν靴房録されている有名なゴッドファーザーのテーマ曲「LOVE THEME FROM THE GODFATHER」とか、聴いているだけで涙が滲んできます。フェリーニ監督「カサノバ」のロータ作曲の音楽「ヴェテンベルクの公爵」とか、新古典主義の傑作だと思います。新古典主義音楽は、システムの支配する絶望的な世界を描く悲劇性を持ちますが、それがよく出ていると思います。「ヴェテンベルクの公爵」が収録されているアルバム「ベスト・オブ・ニーノ・ロータ」から引用致します。

(フェリーニの描くカサノヴァは一般的なイメージのカサノヴァと違い)いわば、(世界に対して絶望感を抱き)孤独や空虚感に不断に苛まれて続ける、(古典主義的な明るさを持たない新古典主義的な暗さを持つ)ネガティヴな方のカサノヴァなのだった。(中略)
そういう「カサノバ」(新古典主義的な世界のカサノヴァ)の世界は、新古典主義者(世界に希望を持つ古典主義者と違い、世界に対する絶望を抱く新古典主義者)としてのロータにはまさにうってつけの題材だったといえるだろう。
(「ベスト・オブ・ニーノ・ロータ」ライナーノーツより)

ゴッドファーザーの音楽にも新古典主義的な悲しみ、ロータの優れた曲が持つ素質である「世界に対する絶望と悲しみ、失われた喜びに対する郷愁の想い」が溢れ出ていて、聴いているだけで、静かに心が揺さぶられます。このアルバムを聴いていると、猫が寂しそうに鳴いているので、猫にもきっと分かるのかなと思います。僕が心から愛する、とても切なくて悲しい、聴いていると心が静かに郷愁の想いで満たされてゆく、大事なアルバムです。ぜひ、御一聴を皆様方にお勧めするアルバムです。

参考作品(amazon)
ゴッドファーザー・ベスト オリジナル・スコア
The Godfather Trilogy: I・II・III
ニーノ・ロータ映画音楽集
8 1/2
ニーノ・ロータ ピアノ作品集
ベスト・オブ・ニーノ・ロータ
NINO ROTA 1999
報道が教えてくれないアメリカ弱者革命
格差と貧困がわかる20講
反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書)

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