2009年02月17日 04:23

過覚醒状態になっているようです。生と死について考えることしきりです。

薬のウラがわかる本
こころの治療薬ハンドブック

先日、祖母がなくなり、僕はそれ以後精神の均衡を欠いた形(睡眠障害、過覚醒状態)で、感情が枯渇し胸に穴が空いたような状態です。

全く睡眠が取れなくなり、眠気も全くなくなり、明らかに精神が異常を来たしていると自分で自覚できる状態で、自分の心理が自分で制御できず、発作的に自殺を図りそうな状態なので、精神科で急患で見てもらい、これまでのお薬よりもずっと強いお薬(統合失調症治療薬レボトミン、全く睡眠欲が無くなった時に使う強力な睡眠薬であるアモバン及びドラール。ドラールは特殊な睡眠障害治療薬剤で、お腹が空っぽの状態のときのみ服用可能、また、ドラールを飲んだ状態で途中で起きるのは厳禁)をこれまでのお薬(SSRI、抗不安剤、睡眠薬)と一緒に服用しているですが、やはり睡眠障害が酷く、眠れません。いったん眠っても、三時間くらいで眼が覚めてしまいます。また感情が麻痺もしくは枯渇しており、自らの周囲の全てが周囲の全てが離れたもの、嫌悪的なものとしか感じられません。現在もドラールを飲んで、数時間で起きてこの文章を書いているので、本来はよくない状況なのですが(ドラールを飲んだ後の短時間睡眠は厳禁)、感情が鈍磨している代わりに論理的に頭が極端に冴えて眠れない形です。人間の状態を薬物で完全に制御するのは無理なのだということを自身の状態を鑑みて強く感じます。

論理的な思考をする頭は冷静で冴えている感じですが、感情が麻痺、枯渇、鈍磨したような状態で、今までのように文章を書くことはできません。

常に毎日、生と死について考えることしきりで、人間という、生と死について考え、そして答えを導き出せず苦しむ存在には一体どのような意味があるのかひたすら考えることしきりです。

不老不死を求める人々の気持ちが分かったように思います。それは、自分が死ぬことを恐れるより、自分にとって大事な人に亡くなってほしくないという思いがきっと非常に強くあるのだと思います。

しかし、現代の科学技術で不老不死は不可能であり、いずれ不老不死の技術が完成するにしても、それは二十一世紀中には無理、また万が一、二十一世紀中に不老不死の技術の完成が可能だったとしても、僕のような金を持たない下層階級には全く縁のないことであり、それを思うと、今(二十一世紀の我々、またそれ以前の人間)の人間には絶対的な無と対峙する苦しみしかないのかと思うと、人間の生と死とは一体なんであるのかという思いにひたすら駆られます。考えても詮無いことと分かっていても、考えることが止められません。

現在僕が服用している統合失調症治療薬レボトミンは強力に頭をふらつかさせ思考を鈍らせぼやかすので(通常の精神安定剤とは比べ物にならない強力な鎮静・思考能力低下効果を持つ薬剤です)、生と死についてのみしか考えられぬ苦しみのなかでそれが僅かに苦しみを和らげます。感情麻痺の苦しみが現在大きく強く、少しでも自己を制御できないか脳生理学の本を読んでいます。

僕が理解した限りでは自己の精神状態を自己が制御することは脳生理学的に不可能とみなされているのが脳生理学の大きな定説であるようです。また僕が生存している間に不老不死の技術の完成及び広がりは不可能だと僕は考えるので、脳生理学的に脳(心理)を制御する抗精神薬が発達して、人間の耐え難い精神状態の苦しみを緩和する薬剤の開発が進歩することを願います。以下、脳生理学の立場から精神障害を分析した文章を引用致します。

(脳生理学的観点から精神障害について)大まかにまとめますと、量的な(神経伝達物質の)変動にレセプターの障害、レセプターの後方にある二次メッセンジャー系の障害、それから、セロトニン系やギャバ系による抑制が低下してしまう場合、さらにオピオイド系が亢進している場合などが考えられますね。(中略)

神経伝達物質というのはそれこそ無数にあるのですよ。代表的なものはドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンで、これはカテコールアミンと総称され、人間の精神活動の主要部分を担う神経系に分布しています。反対にこの神経系を抑制する神経系に分布しているのがセロトニンやギャバですね。オピオイドは脳内麻薬と呼ばれるもので、ドーパミン事態の放出は抑制しますけど、二次的に合成を促進させるために、結果的にドーパミン系を亢進させる働きをすると考えられています。(中略)

ノルアドレナリン系でとくに大切なのがA6神経ですけど、この神経は意識を覚醒させたり、学習、鎮痛、排尿、血液循環、ホルモン系の調節、体温維持、ようするに人間が生きていくための大本になるような機能に関係しています。ですから、ノルアドレナリン系が亢進すると、不安性障害、パニック障害、恐怖症、癲癇、自傷、不眠、ようは過覚醒状態になっていきます。(中略)

ここ数年では、精神症状の理解のされ方は、ドーパミン系からノルアドレナリンやセロトニン系に移ってきているんです。とくにセロトニン系は、脳内の最大の神経系として、カテコールアミン系の神経を抑制する役割を担っていますから、非常に広範囲にわたって精神活動に関与しているわけですね。(中略)

いわゆる抗不安剤や睡眠薬と呼ばれるものは、ほとんどがギャバを強化する薬なんです。ただ、最近の研究では、不安や苛立ち、不眠の原因はギャバの機能低下にあるのではなくて、むしろセロトニンやノルアドレナリンの機能障害にあるのではないかということがだんだんと明らかになってきています。つまり、精神を安定させるためにギャバを操作するというのは必ずしも直接的ではないということですね。それに、ギャバ系に異常がないのに対症療法的に抗不安剤を連用していると、ギャバ系はそれに合わせて機能を低下させてしまうわけです。そうなると、さらに薬の量を増やさないと不安になるというふうに依存性が出てきやすい。

最近は、セロトニンやノルアドレナリンに直接作用する原因療法的な薬剤(SSRI等)に置き換えることで、ギャバ系に作用する抗不安剤から離脱させる動きがあります。ドーパミンを抑制する抗精神薬(メジャートランキライザー)にしても同じですね。従来、精神科での薬物療法は経験的、対症療法的で、患者が不穏な行動を起こす場合には、とにかく(ギャバ系の薬剤を投与して)鎮静化させるのが先決だということで、抗精神薬や抗不安剤、睡眠薬などを大量に投与したりしています。

しかし、患者が不穏だった本当の原因は、ここでもセロトニン系の低下やノルアドレナリンやオピオイド系の亢進にあったのかもしれない。そうした脳内の生物学的状況を想定して、それを直接修正するような原因療法的な発想が(根治に近づくためには)必要なわけですね。(中略)

心理社会的な要因は直接精神障害を生ずるでしょうが、それだけでなく、心理社会的な葛藤が脳の機能障害を引き起こして、その結果として精神障害が出てきます。(中略)

この十年で急激に発展した精神薬理学は、とくにここ数年、臨床面でまた飛躍的に伸びています。すでに、レセプター別のサブタイプ別のクスリまで開発されてきてるわけですね。先ほどは、ひと口にセロトニンのレセプターと言いましたけど、実際には大きく三種類、細かくは六種類のサブタイプに別れていて、その数は研究が進むにつれて更に増えるかも知れない。5HT-1Aは食べることと不安、体温調節と血圧低下、5HT-1CとDは頭痛、5HT-2は抑うつや抗利尿ホルモン分泌と絡むと言われています。セロトニン以外の神経伝達物質のレセプターについても同じですね。この先、ますます原因療法的というか、よりセレクティブに薬を使い分けていくようになるでしょう。

インタビュアー「それだけ薬の副作用も減るということですね」

そうなると思います。それから、向精神薬の今後ということでは、ドラッグ・デリバリー・システムの問題も大きいですね。精神障害の元になっている脳内の特定の部位だけに薬を届けることができれば、より少量で効果を発揮するし、その薬が他の部位に作用することで起こる副作用もなくなる(減少する)わけです。
(精神科医平噴昭一。「薬のウラがわかる本」より)

現在、心理的に感情が枯渇したような状態で、自身の状態を自身で制御できず、薬の助けを借りて、精神を鎮静化させている状態であり、以前のような感情のこもった文章は書けそうになく、心からお詫びいたします。もしよろしければ、現在、生活困窮につき、ギフト券やアフィリエイトでお助けくだされば、心から感謝致します。

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