鶴見俊輔集・続〈1〉新しい開国
蟹工船・党生活者 (新潮文庫)

先日のエントリを書いた時よりも体調が酷い辛い状態でして、似非原氏と名乗る東大グループの有村悠氏と関係のある人とそのグループに突然罵言を浴びせられて苦しくて眠れません。とても辛いです。似非原氏と名乗る人物から罵言を浴びせられてから酷くお腹が痛くて、もう生きていくのが酷い辛いです。彼らは僕を死ぬまで追い詰めようとしているのだと思います。辛いです。彼らは特権階級のエリートなので、僕を虐めて楽しんでいるのだと思います。辛いです。

なにもかも絶望的です。僕は学費が無くて働きながら大学に通った夜間大学の出なので(昼働いて夜大学行ってたので、朝7時前に出て、帰りは夜11時過ぎという生活で毎日眠いのが一番大変でした。もう体力が限界まで衰えているので、こういう学問の学び方はもう出来ないと思います)、結局はこういう学歴差別、学歴レイシスト達に苦しめられて生活も困窮し就職活動も全部落ちていてもう長くないのかと思うと、お腹が痛くて、非常に精神的動揺が激しく、とても辛いです。

こども――それから?
わたし――占領軍は、日本をつくりかえようとした。
こども――それは、うまくいった?
わたし――かなりね。そのうちに、日本のすぐそばの朝鮮で戦争がおきたので、その戦争が、日本改造の情熱に水をさしたかたちになった。つくりかえはあきらめて、古いままの日本(戦前より続く富の閨閥と神聖権威をバックにした東京帝国大学・官僚機構を頂点とする支配層達が日本を支配する形態)を使って、アメリカを守ろう(日本をアメリカの盾にしよう)というかんがえにかわったのだ。
こども――同じ人たち(GHQ)が、ちがう命令をだしたの?
わたし――そうだ。だから日本人は、かなりとまどうことになったよ。(再び権力を握って)よろこぶひともでたし、(不公正な戦前への回帰に対し)おこるひともでた。(中略)

米国の政治の潮流は、アカ狩りの方向にむかい、アカ狩りの指導者マッカーシー上院議員の声がしだいに優勢になり、政府の内部からもニューディール時代の資本主義改革派は外に出されていった。この傾向はおくれて、アメリカ政治の離れ小島である日本占領軍軍政部にもおよんで来た。平和憲法起草と(軍閥)追放の推進力だったケーディス大佐、財界解体の推進力だったクレーマー大佐、労働運動の盛り立て役だったキレン労働課長、その他多くの無名の(日本を変えていた米国左派リベラルの)士官たちが、米国に呼び戻された。(中略)日本に残っているものにたいしても、忠誠テストが施され、このテストに応じないものは、強制的に本国におくりかえされた。軍政部の政策の変化を、日本にたいして、あるいは世界にたいして報道されることを、占領軍は好まなかった。このために、新聞記者の取材に対する規制が厳しくされた。(言論統制、マーク・ゲイン事件等)。
(鶴見俊輔集「鶴見俊輔集・続〈1〉新しい開国」)

日本国憲法が出来たのは、本当に奇蹟のようなタイミングによるもので、そのすぐ後、アメリカでアカ狩り・右傾化が始まり、日本の旧体制を名称は変えながら実質的には同じような形態でアメリカが復活させたので、貧しい人々の頼りになる最後の法的拠所は、日本国憲法しかないんです。日本国憲法には物凄く価値があるんです。特に平等・生存権(社会福祉)です。官僚の策略でほとんど機能していませんが、機能させるべきだと思います。法人税・累進課税を強化し、富の再分配を強化し、消費税は高級品にのみかけるべきです。でも、そうはなりませんでした。全く真逆の方向に進み、そして、僕のような貧困層は常に死の崖っぷちに立たされています。辛いです。

(日露戦争の後)この戦争が実力の勝利であるような、そして日本が世界の大国の一つとなったような、事実の裏づけのない幻想(日本は整然たる大国であるという幻想)が生じて、実生活の経験から切り離されて学校の成績(学歴)で人のねうちを決め、指揮系統の順序となる習慣(学歴社会)が今日(現代)まで九十年あまり続いている。
ノモンハンの大敗も、太平洋戦争の大敗も、この習慣を崩すことはなかった。米国の占領はこの習慣を温存することによって占領の経費を著しく低くした。朝鮮戦争以降の高度経済成長は、今までのやり方(学歴で人の値打ちを決める社会)に自信を与え、いくつもの省の最高官僚の汚職(官僚の世界は東大閥の支配下にある)、財界最高の職にある人々への賄賂の浸透を促した。(政財官学の腐敗の構造)。それは世界民衆(インターナショナル)から切り離された国家というタルの中の日本人の社会である。このタルの中の国際化(グローバル化)をどう評価するか。私は評価しない。
(鶴見俊輔集「鶴見俊輔集・続〈1〉新しい開国」)

長期的なヴィジョンで見れば、有村悠氏らの所属する東大グループのような、国家的な特権派閥、東京大学を少しずつ解体して、封建階級的な国家キャリア官僚制度も少しずつ解体して、戦後すぐに頓挫してしまった日本国憲法の理念に立ち返った新しい国作りが、今後の日本で少しずつでも進めてゆかねばならないことだと僕は思います。僕は似非原氏という人物などに苦しめられているので、とても辛くて、そのヴィジョンを見ることは不可能だと思いますが、それでも、少しでも、こういったことを伝えられたらいいなと思っています。とても疲れています。全身が疲れで痛みます。辛いです。

最後に、お礼申し上げます。生活困窮にて、生の糧なるご慈悲を賜わって下さる御方々に、心から感謝致します。ありがとうございます。

参考作品(amazon)
鶴見俊輔集・続〈1〉新しい開国
蟹工船・党生活者 (新潮文庫)
小説東京帝国大学〈上〉 (ちくま文庫)
小説東京帝国大学〈下〉 (ちくま文庫)
日本の黒い霧〈上〉 (文春文庫)
日本の黒い霧〈下〉 (文春文庫)
昭和史発掘〈1〉 (文春文庫)
昭和史発掘〈2〉 (文春文庫)
昭和史発掘〈3〉 (文春文庫)
昭和史発掘 (4) (文春文庫)
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