2008年10月19日 08:17

東京都美術館で大規模なフェルメール展が行われていますが、僕は生活が大変で、お金なくて行けなく悲しいです。

真珠の耳飾りの少女 通常版

先日書きましたように、僕はフェルメールがとても好きなんですが、東京都美術館でフェルメール展がやっているんですが、交通費だけじゃなく、入場料が1600円掛かるので、毎月ぎりぎりの生活なのでお金なくて行けません。悲しいです。うつ病になる前、働いていた頃なら、絶対見に行っているんですが、行けなくて悲しいです。

東京都美術館「フェルメール展」
http://www.tobikan.jp/museum/vermeer.html

残念なのは、精神障害者保健福祉手帳があれば、1600円の入場料が無料なんですが、精神障害者保健福祉手帳は申請したら瞬時に出るものではないので(障害者自立支援法と同じく審査期間があります。僕が障害者自立支援法を申請して、申請が正式に認可されて東京都から障害者自立支援証明書(精神通院自立支援医療資格証)がきたのは申請から数ヵ月後でした)、今年中に精神障害者保健福祉手帳の申請を行いますが(診察書代金が、お金ないのでまたキツイのですが、以前のように、道に迷って迷子とかになっちゃったとき、手帳があると、警察に保護して頂けます)、今年申請しても精神障害者保健福祉手帳が出るのは来年になるので、フェルメール展は12/14で終わっちゃうので、行けません。残念です。「ヴァージナルの前に座る若い女」の絵画とか、とても見たかったので、本当に残念です。

貧困というのは、行動が起こそうと思ってもできないことなんです。それは、この世のほぼあらゆる営みにはお金が掛かるからです。だから、何かしようと思っても出来ません。貧困は、行動が出来ないよう縛られて檻の中にいるような気分です。そしてその檻がだんだん狭まってきて、心身が潰れてゆくんです。

フェルメールが好きで、映画の「真珠の耳飾りの少女」(フェルメールの映画)も見ました。フェルメールの絵画、見たかったです。ご余裕があってフェルメール好きな方々はぜひ見に行かれることお勧めします。フェルメールの絵画が七点も日本で見られるなんて、滅多にないことです。

絵画にあまり関心のない方々、フェルメールの絵の「本物」をまだ見たことがない人にも、ぜひ見て欲しいなと思います。言葉で絵画の様相を伝えるのはとても難しいですが、フェルメールの絵画は、高村光太郎の詩「晩餐」に通じている心打つ絵画です。僕はとても好きです。

高村光太郎詩集より

「晩餐」

日常の瑣事にいのちあれ
生活のくまぐまに緻密なる光彩あれ
われらのすべてに溢れこぼるるものあれ
われらつねにみちよ

参考作品(amazon)
真珠の耳飾りの少女 通常版
真珠の耳飾りの少女 通常版
高村光太郎詩集 (岩波文庫)
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