2008年06月21日 22:10
田中美知太郎「ソクラテス」きちんとよく生きる優しく生きる
田中美知太郎「ソクラテス」
田中美知太郎先生のソクラテスを読みました。昔の僕、また今の僕ならば泣いていたかもしれないけど、涙はでなかったけど、心に深く沈む、大切な言葉でした。僕は、以前、人間はどこか、みんな話せるところがあって、平然と嘘をついたりしないと思っていたので、以前、全然知り合いでも言葉交わしたこともなく、なのになんで僕にずっとひどいことを云うのか、全然わからない人から平然と嘘付かれて陥れられたとき、凄いショックで、平然と嘘つかれたということが、ずっとずっと頭のなかをグルグル回って、凄く苦しいんですが、それが、田中美知太郎先生の「ソクラテス」、そのこと読んでるときも頭にあって苦しかったですけど、一生懸命読んで、そうしたら、心が、少し楽になるような、心打たれるような、凄く、大切なものを感じました。喜び苦しみ様々な生の中で、きちんと、誠実に生き続けていくことを、平凡だけど、大切なことをずっと説いています。長いけど、どうしても引用したい最後の部分、引用させていただきます。
僕は、ソクラテスのような、凄い立派さは持てないと思うけれど、それでも、きちんとよく生きるということを、大切にしたいと思って少しだけど気持ちが助けられました。僕は、嘘付かれてから凄いショックで、何も食べれなくなっちゃって、仕事も休んでできなくなってしまって、以前のブログも閉じてそっちの収入源もなくなってしまって、心身崩してしまって、家族にも周囲の人にも心配かけて、心配かけてることが凄く申し訳なくて、それで、環境変えた方が良いよってみんなから進められて、旅行に行ってました。
僕はもうほんとうにどうすればいいのか全然わからなくて、何も不正していないのに、嘘付かれて、それをどう証明すればいいのかわからなくて、辛くて、旅行先の神社さんを何件も回って、一生懸命お祈りして、民宿(高いところにとまれるお金なかったので凄く安く泊めてくれる民宿旅館に泊まってました)に帰ってからも、ずっとそのこと考えてて、どうしても身体が動けなかったんですが、民宿先の人が家族でやってるアットホームないい人達で、フロントにいると、お爺ちゃんが色々世間話してきて、それで、ただいま〜って、その家の子たちが帰ってくるんですね。旅行先のおばちゃんたちとも世間話して、それで、凄く暖かくていいなと思って、田中美知太郎さんの「ソクラテス」の「正・幸福」ってきっとこういうことなんだろうな、って「ソクラテス」読んでて思いました。ただ、どうしても辛いのが直らなくて、電車の中でもずっと苦しい辛いことが頭ぐるぐる回って、旅行から戻ってきたあとも、どうしても嘘付かれて陥れられたことが頭から離れなくて、苦しくて、本当に死んでしまいそうで、だけど、こんな僕でも、死んだら悲しむ大切な人たちがいるから、僕の猫も凄く大切で、死ねないって思って、それでも凄く気持ちが追い詰められていて、すぐ病院いかないとダメだと思って、病院調べたんですが、みんな予約制で、精神の緊急では入れないんですね。それで倒れちゃってるところを、心配で様子を見に来た家族に助けてもらって、緊急で入れるところに入って、カウンセラーの方とお医者さんにお話全部聞いてもらって色んなお薬飲んで、お薬飲んでから最初は一日中寝ちゃったんですけど、お薬頂いてからすこしよくなって、お医者さんから、辛いことと関係のないネットはやっていいですけど、絶対ひどいことが書いてあるとこは気になっても見ないで下さい。って云われて、それ守って、やっています。辛いのずっとありますがお薬を飲むと辛いの少しだけ減って、お医者さんの言葉も守れます。今もひどく先のことが辛くて頭から離れなくて、お金なくて(仕事と以前のブログから収入がなくなってしまって)どうしても、どうやっても、前みたいに楽しくなれなくて、元気になれないけど、だけど、それでも、田中美知太郎さんの「ソクラテス」読んで、頑張って、きちんとよく生きるように頑張ってします。凄い苦しくて、今も苦しいから、もっと、人々に、これからずっと、優しくなりたいと思っています。助けてくれた人にご恩返ししたい。それだけじゃなく、「人々に優しくなりたい」きちんと、文章にして、ずっと大切にします。
参考図書(amazon)
田中美知太郎「ソクラテス」
田中美知太郎「哲学初歩」
田中美知太郎著作一覧
プラトン著作一覧
田中美知太郎先生のソクラテスを読みました。昔の僕、また今の僕ならば泣いていたかもしれないけど、涙はでなかったけど、心に深く沈む、大切な言葉でした。僕は、以前、人間はどこか、みんな話せるところがあって、平然と嘘をついたりしないと思っていたので、以前、全然知り合いでも言葉交わしたこともなく、なのになんで僕にずっとひどいことを云うのか、全然わからない人から平然と嘘付かれて陥れられたとき、凄いショックで、平然と嘘つかれたということが、ずっとずっと頭のなかをグルグル回って、凄く苦しいんですが、それが、田中美知太郎先生の「ソクラテス」、そのこと読んでるときも頭にあって苦しかったですけど、一生懸命読んで、そうしたら、心が、少し楽になるような、心打たれるような、凄く、大切なものを感じました。喜び苦しみ様々な生の中で、きちんと、誠実に生き続けていくことを、平凡だけど、大切なことをずっと説いています。長いけど、どうしても引用したい最後の部分、引用させていただきます。
プラトンの「ゴルギアス」で、対話人物のカルリクレスが、ソクラテスの正義についての高尚めいた議論に業を煮やして、そんなことを言って、まるでこの社会の外に住んでいるようだけれども、つまらぬ悪者に訴えられたりして、とんでもない目にあうことがあるとも考えないのか、というところがある。これに対するソクラテスの答えは、
「この国に住んでいれば、誰だって、どんな目にあわないものでもないということを、もし私が考えないでいるとしたら、わたしはたしかに馬鹿者だということになる」
というのであった。われわれはここに、ソクラテスの覚悟というようなものを見ることができる。ソクラテスは自己の危険について、充分に知っていたと言うべきであろう。しかしかれにとっては、「クリトン」に言われている有名な言葉にある通り、「ただ生きるということではなくて、よく生きるということが、大事とされなければならない」のであった。この原則は、かれが不当の裁判で殺されるというので、友人たちが脱獄の用意をして、説得にやってくるといったような、いざという場合になっても、やはり平常の時と同じ意味を持っていたのである。これはその場合にも、かれの平常の言葉として取り扱われているが、その意味は何なのであろうか。「ゴルギアス」に言われていることが、それの説明のようなものになるかもしれない。
「尊いこと、善いことというのは、いのちが助かるとか、いのちを助けるとかいうこととは、別のことなのだ。自分がどんな人間であるかということにはおいかまいなしに、ただ自分のいのちを保ち、どれほどかの時間を生き延びるなどということは、男子の問題にすべきことではない。むしろそういうことは神に一任し、何びとも死の定めをまぬかれぬのだということでは、昔からの言いつたえを守る女たちの言を信じ、その次のこと、すなわち生きるはずの時間を、どうしたら最もよく生きられるかを考うべきだ」
というのが、それである。これは厳しい言い方になっているが、根本の精神は、ソクラテスの哲学(きちんとよく生きる)に言われていることと同じである。人生はそれだけでは、全くの無意味なのであって、われわれはこれに、何かよきものを付け加えなければならない。しかし「よく生きる」とは、どういうことなのであろうか。「自己をすぐれたものにし、精神をよくする」とは、どういうことなのであろうか。
六
「クリトン」のなかに、われわれはその「精神」について、注目すべき言葉が語られている。
それは「正によって、すぐれたものとなり、不正によって、こわされて来たもの」
という言葉であり、「不正がこれを損ね、正がこれを益する」
という言葉である。つまりわれわれの「いのち」は、既にこれまでに、この正不正によって、善くも悪しくもなったのである。だから、さきの有名な言葉の出て来る箇所でも、「よく生きる」とは、「正しく生きる」ことなのだと、簡単に言われている。
よく生きるといっても、禍福や利害に関する限り、われわれ人間の思慮では、どうにもならないものがある。「思い出」でも、そういうことは、神託に問うほかはないと言われている。幸福の鍵として、万人の求める智慧は、神のところにしかなかったのである。
ソクラテスも、これらのことでは、ダイモンの合図に従った。しかし正と不正とは、神託に問わなくても、人間が自分で考えれば、分るものなのではないか。少なくともわれわれは、自分が不正を加えられ、害を被っているということを、痛い思いと共に知っている。何が正しく、何が正しくないかは、誰も分らないというのは、議論の上のことであって、不正の取扱いを受けたという体験をもたない者は、恐らくひとりもいないだろう。われわれはそのような不正の経験と共に、また正をも知るのである。少なくともわれわれは、そのような不正に対して、正義を別に求めなければならなくなる。「よく生きる」ということについての、ソクラテスについての答えは、この「正」のうちにあると言うことができるであろう。恐らく人間の真の幸福はこの平凡な一事(正)のうちにあるというのかもしれない。既に見られたように、愛智のプロトレプチコスは、また正義のプロトレプチコスだったのである。だから、「クリトン」のソクラテスも、一つの不正に対して、また別の不正をもってするということを、徹底的に否定しなければならなかったのである。そのような不正によって、かえってかれ自身が傷つけられると信じたからである。ひとつの伝説に、クサンティッペが、「あなたは不正に殺されるのだ」と言った時、ソクラテスは、「それならお前は、私が正当に殺されるのをねがうのか」と答えたと言われている。彼は死に当る罪を犯して殺されるよりも、何の罪も犯すことなく、ただ間違って殺されることを、むしろよしとしたわけなのであろう。そのかれの死について、パイドンは
「じつは、私はその時おそばにいて、まことに不思議な感じを受けたのでした。それは、親しい人の臨終に立ち会っているというのに、お気の毒なという気にはならなかったのです。だって、あの方は幸福そうに見えたのですからね。その態度も言葉も……。まこと、なんというか、自若した態度で、気高くも死につかれたことでしょう。(中略)しかしそうかといって、つね日ごろ、わたしたちが哲学の談論に時をすごす折のような愉しさも、それは持てませんでした。いや、それはまったく、奇妙な感情だったのです。愉しくはあっても、あの方はまもなく亡くなられるのかと思うと、それに苦痛も混り合ってしまい、わたしたちには何か常ならぬ、混淆とした気持が現れてくるのでした。そしてこれは、その場に居合わせた人すべてが、ひとしく抱いた気持だったとも言えるのです。ある時は笑っていると思うと、すぐまた涙にくれたりしてね」
という、その場の空気をわれわれに伝えている。プラトンは「パイドン」の終りを、
「これが、われわれの友の最後だったのです。かの人こそは、われわれの知る限り、まさに当代随一の人とも言うべく、とりわけ、その智慧と正義において、他に比類なき人だったのです」
という言葉で結んでいる。「国家」でも「思い出」でも、ソクラテスは全生涯を、正義の問題に捧げて来た人として語られている。ソクラテスこそ正義の証人だったのであろう。かれの生死は、かれの万人にといかけていたことの答えだったのである。本当の哲学(愛智)というものは、そういうものなのだと思う。
(田中美知太郎「ソクラテス」)
僕は、ソクラテスのような、凄い立派さは持てないと思うけれど、それでも、きちんとよく生きるということを、大切にしたいと思って少しだけど気持ちが助けられました。僕は、嘘付かれてから凄いショックで、何も食べれなくなっちゃって、仕事も休んでできなくなってしまって、以前のブログも閉じてそっちの収入源もなくなってしまって、心身崩してしまって、家族にも周囲の人にも心配かけて、心配かけてることが凄く申し訳なくて、それで、環境変えた方が良いよってみんなから進められて、旅行に行ってました。
僕はもうほんとうにどうすればいいのか全然わからなくて、何も不正していないのに、嘘付かれて、それをどう証明すればいいのかわからなくて、辛くて、旅行先の神社さんを何件も回って、一生懸命お祈りして、民宿(高いところにとまれるお金なかったので凄く安く泊めてくれる民宿旅館に泊まってました)に帰ってからも、ずっとそのこと考えてて、どうしても身体が動けなかったんですが、民宿先の人が家族でやってるアットホームないい人達で、フロントにいると、お爺ちゃんが色々世間話してきて、それで、ただいま〜って、その家の子たちが帰ってくるんですね。旅行先のおばちゃんたちとも世間話して、それで、凄く暖かくていいなと思って、田中美知太郎さんの「ソクラテス」の「正・幸福」ってきっとこういうことなんだろうな、って「ソクラテス」読んでて思いました。ただ、どうしても辛いのが直らなくて、電車の中でもずっと苦しい辛いことが頭ぐるぐる回って、旅行から戻ってきたあとも、どうしても嘘付かれて陥れられたことが頭から離れなくて、苦しくて、本当に死んでしまいそうで、だけど、こんな僕でも、死んだら悲しむ大切な人たちがいるから、僕の猫も凄く大切で、死ねないって思って、それでも凄く気持ちが追い詰められていて、すぐ病院いかないとダメだと思って、病院調べたんですが、みんな予約制で、精神の緊急では入れないんですね。それで倒れちゃってるところを、心配で様子を見に来た家族に助けてもらって、緊急で入れるところに入って、カウンセラーの方とお医者さんにお話全部聞いてもらって色んなお薬飲んで、お薬飲んでから最初は一日中寝ちゃったんですけど、お薬頂いてからすこしよくなって、お医者さんから、辛いことと関係のないネットはやっていいですけど、絶対ひどいことが書いてあるとこは気になっても見ないで下さい。って云われて、それ守って、やっています。辛いのずっとありますがお薬を飲むと辛いの少しだけ減って、お医者さんの言葉も守れます。今もひどく先のことが辛くて頭から離れなくて、お金なくて(仕事と以前のブログから収入がなくなってしまって)どうしても、どうやっても、前みたいに楽しくなれなくて、元気になれないけど、だけど、それでも、田中美知太郎さんの「ソクラテス」読んで、頑張って、きちんとよく生きるように頑張ってします。凄い苦しくて、今も苦しいから、もっと、人々に、これからずっと、優しくなりたいと思っています。助けてくれた人にご恩返ししたい。それだけじゃなく、「人々に優しくなりたい」きちんと、文章にして、ずっと大切にします。
参考図書(amazon)
田中美知太郎「ソクラテス」
田中美知太郎「哲学初歩」
田中美知太郎著作一覧
プラトン著作一覧
- ブログネタ:
- オススメの本はありますか? に参加中!