2016年12月

2016年12月31日 19:34

現代アートの日本最大の巨匠である村上隆氏が監督したアニメ「シックスハートプリンセス」視聴。年末最後に見たアニメがこれとは…。いやあ…。地上波商業アニメならスポンサーが激怒して放映されることなくお蔵入り決定しそうな出来でしたね…。この出来で放映されることを誰も止めなかったんですね…。村上隆さんは番組の最後に「見ての通り実験映画というか同人アニメ的なものになってしまいました」って言ってましたが、そのような言い草は実験映画や同人アニメにとても失礼な出来でしたよ…。というか、これどこがスポンサーやってるんだろう…。CMが東京MXテレビの宣伝しかなくて企業の提供表示も一切ないから、東京MXテレビがスポンサーなのかな…。番組中では現代アーティストが創設したシュウウエムラ化粧品が本作製作会社のスポンサー(本アニメのスポンサーかどうかは不明)の一つって言ってましたが、完全に現代アート繋がりですね…。

現代アートの巨匠村上隆氏が製作に関わったアニメということで本作が地上波放映された訳ですが、これが地上波放映されること自体が「現代アート」の本質を表していると思いました。現代アートって「大物現代アーティスト」がなんか適当にスケッチブックに落書きを書きなぐっても一億円とか値が付く世界のようですからね…。大富豪や大企業が資産の節税及び資産流動性を高めるために富豪層同士でお金をぐるぐるまわすためのガジェットなんですね、現代アートって…。お金なくて生活に困っている自分としてはあまりにかけ離れた世界でうらやましい世界です…。

お金なくて、お正月をどう過ごすか困っておりまして、もしよろしければ、amazonギフト券を贈って頂けたり致しますと、とても助かり感謝いたします…。

良いお年を…。

巨大化する現代アートビジネス巨大化する現代アートビジネス
著者:ダニエル グラネ
紀伊國屋書店(2015-07-16)
販売元:Amazon.co.jp

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2016年12月30日 22:20

年末ですね。今回は2016年に出たフリーゲームで年末年始によさげな短時間でさくっと楽しめる短編作品を幾つかご紹介致します。どれも良い感じの余韻が残る作品、年越しに楽しめるゲームと思います。

「待チ人来たる2」
http://www5f.biglobe.ne.jp/~yasuwo/MATI2/matitop.htm

以前ご紹介した館物ホラーサスペンスの傑作「待チ人来たる」(http://nekodayo.livedoor.biz/archives/1879582.html)の続編。凝った館物の大作であった前作に比べると、ほぼ一本道になった短編ゲームですが、トリッキーな作風と考えて攻略するバトルは健在。意表を突くエンディングもあり楽しめました。エンディング1はドッペルゲンガーと超常的な女体化の組み合わせと考えればいいのかな…?

「祭囃子が鳴り止むまで」
http://cage1729.web.fc2.com/object/festival.html

これまた以前ご紹介した館物ミステリーの傑作「神林家殺人事件」(http://nekodayo.livedoor.biz/archives/1888725.html)の作者さんによる新作。さくっと楽しめる爽やかな青春冒険物であり、胸に良い余韻を残してくれる好短編です。

「何も事件は起こらなかった」
http://www.freem.ne.jp/win/game/13683

前述の「神林家殺人事件」の作者さんによる新作。登場人物達の心象風景を重視した作風で表題の意味を考えさせてくれる作品。短編ならではのアイデアストーリーです。

「わんだーうぉーかぁず!」
https://twitter.com/shichirinne

さくっと楽しめるノンフィールドRPG+トランプゲームの好短編。VIPRPGのにぎやかで楽しいアットホーム感がプレイヤーにも伝わってくるほのぼのした良作です。

「ラナのアトリエ エターなるラナ」
http://www.geocities.jp/viprpg2016gw/entry31.html

アトラスゲーを彷彿とさせる時間差ターンバトルが楽しい短編ほのぼのRPG。VIPRPGを舞台にしたシナリオはアトリエシリーズなどを彷彿とさせる感じで明るく、さくっとシナリオクリアもできますし、やりこみ要素も満載です。


「秒針は夢をみる」
http://clocktower-project.com/

単語を集めて物語の時間を進めていくシステムが面白い。また、物語自体も良くできていて楽しめる探索アドベンチャーです。


「おわりはものがたる」
http://www.freem.ne.jp/win/game/12689

戦略性に富みながらそれほど高難易度ではない適切な難易度のノンフィールドRPG。RPGにおける余計な要素を一切合切ばっさりはぎとった作品で、面白くプレイできました。


RPGツクール フェス - 3DSRPGツクール フェス - 3DS
角川ゲームス(2016-11-24)
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2分間ミステリ (ハヤカワ・ミステリ文庫)2分間ミステリ (ハヤカワ・ミステリ文庫)
著者:ドナルド・J. ソボル
早川書房(2003-11)
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2016年12月29日 04:29

月のない夜に

前回のエントリで取り上げた、大手まとめサイト「はちま起稿」が大企業DMMに買収され、再び「はちま起稿」運営者らが関わると見られるITベンチャー「インサイト」に再買収された件、深層は闇に包まれていますが、恐るべきことですね…。はちま起稿の創設者清水鉄平氏は、「はちま起稿」から発信する無数のデマ及び誹謗中傷によって、大手まとめサイト群を管轄するITベンチャー企業群のフィクサーとして絶大な地位を築いているというところが、本当に恐ろしいです…。

上記について報じるニュースを見て、岸田るり子さんのサイコ・ミステリー「月のない夜に」のことを思い出しました。本書は京都を舞台に、新進財界人であるとあるベンチャー企業の女社長がサイコパスであり、他者を貶め破滅させることで地位を獲得してゆき、他者を罠にかけてゆくことでのし上がり成功していくという作品でして、サイコパスを主役的立場に据えた作品として、貴志祐介さんの「悪の教典」よりも優れた作品と思います。本作は現在出版されている岸田るり子さんのミステリーの最高傑作と言えると思います。

「月のない夜に」小説としては面白く読めましたが、これは、小説ですからね…。様々な人々や企業、団体等をデマと誹謗中傷で貶め破滅させてきた「はちま起稿」とその創設者が、その行為によってのし上がり、日本のインターネットのアクセスの大半(大手まとめサイト群)を、大企業と共に支配する立場にいるという、先の小説がより邪悪で悪夢のような形になって現実になったような有様、暗澹とします。

先の小説「月のない夜に」が「悪の教典」より優れているところとして、「月のない夜に」は、構造が二重・三重になっているんですね。非常に上昇欲・権力欲が強く、なおかつサイコパスであり、良心は一切無いが、人を惹きつけ操るカリスマ性に長けた川井喜代という女性社長が、周囲を利用して、平然と殺人等も犯しながら京都の実業界で新進実業家として急速にのし上がっていく様がまずありまして、それと共に二重構造的に、彼女に支配され破滅していく周りの人々を群像劇として描いているんですね。ここまでは、「悪の教典」と似たような構成なのですが、このミステリーは、この女性が目論んだ犯罪計画が、周囲の人々の良心の働きなどで上手くいってないにも関わらず、実際に犯罪(殺人)が行われ、そしてそれによりこの女性がどんどんのし上がっていく、そのミステリーとしてもあるんですね。

この小説の女社長川井喜代は、堀江貴文氏的などんどん表舞台に出てゆくタイプのベンチャー企業経営者で、京都財界人との人脈作りと不動産経営や画廊経営によって成り上がっていく(周囲ではライブドアの重役でエイチ・エス証券副社長であり沖縄で死体で発見された野口英昭氏のような変死が多発する)んですが、だんだんそれが、「彼女が計画した殺人犯罪が上手くいってないのになぜか殺人犯罪が最後まで遂行される」という、ミステリーが現れてくる。

ここに、清水鉄平氏的な、インターネットの裏に潜んで人々を操り破滅させる恐るべきサイコパスの人物の存在がだんだん示唆されていくところが、ミステリーとして三重構造であり「悪の教典」よりも見事と感じたところです。本書は堀江氏的な財界の表舞台に立つことも辞さない実業家と、清水鉄平氏のように決して表には表れずネットの闇に潜んで、裏から人々を食い物にして奪いつくす恐るべき影の実業家の暗い戦いを描いているんですね。善良な人々を破滅させ喰らい尽くすサイコパス実業家同士のおぞましい喰い合いを描いた大変な傑作です。いわば堀江貴文氏対清水鉄平氏的な地獄の様相を描いた作品でして、昨今のサイコ・ミステリーの中でも傑出した作品だと思います。

彼女はもうすでにどうにもならないくらい狂っていたのです。

お金で成功するうちに、お金を儲けることで得られる快楽の中毒になり、それが、彼女の理性を蝕んでいったのでしょう。

喜代は元来良心のない冷酷な人でしたが、強靭な意志と理性のある人でした。冷徹な判断力が彼女の武器だったのです。

その判断力を失ってしまった彼女は、お金のためだったら、危険を顧みずにどんな残虐なことでもする狂気に取り憑かれてしまったのです。

いつ頃からでしょうか。

多分、片山考治の父親が亡くなった頃からです。

あの時、私がアリバイを証言したにもかかわらず、彼は妙なことを言っていました。父親を殺したのは自分ではない。病院を停電させることなど自分にはできない。犯人は別にいる、と。

もちろん喜代はそんな話を聞く耳は持っていませんでした。

その後、喜代の事業は何もかもが、彼女の思い通りに運んでいきました。そこで彼女は、何かを錯覚したのだと思います。自分の能力以上の力が自分にあると過信するようになったのです。欲望と客観的思考のバランスをなくした彼女は、何かがフェイクであるにもかかわらず、それを直視し、分析する能力を失ってしまったのです。

このフェイクについては、後ほど、お話ししますが、彼女の人生には、ある大胆なフェイクが潜んでいたのです。もちろん、私も、そのフェイクの正体に全く気づきませんでした。最初は小さくて目立たない存在でしたが、それはまるで寄生虫のように喜代の体の栄養を吸いつくして成長し、ついには喜代の肉体を突き破ってしまったのです。

そのフェイクに翻弄され、地に足の着かなくなった彼女は、もう自分の足下を見ることはできなくなっていました。そして、彼女の野心は際限なく膨れ上がっていったのです。彼女の目は、普段は死んだようにどんよりと濁っているのに、お金の話になると爛々と薄気味悪い光を放つようになりました。お金の魔力にすっかり取り憑かれていたのでしょう。しまいには、まるで生き霊のように私の目には映り、目を合わすのも恐ろしくなりました。
(岸田るり子「月のない夜に」)

この「月のない夜に」は小説ですから、「悪の教典」と同じく、善良な人々は権力を持つサイコパスの餌食にされて破滅するしかないであろうことを示唆する暗雲立ち込める終わり方でも、「小説の終わり」として読み終えることができます。

ですが、既に実業界に対して力を持たない堀江氏とは違い(余談ですが、決して表には出ず、裏から大手まとめサイト群を操ってデマ・誹謗中傷などによる情報操作を行い続ける清水氏より、少なくとも表舞台に出るという責任を果たし続けた堀江氏の方が遥かにマシだと感じます)、今現在も「はちま起稿」やその周辺大手まとめサイトが無数のデマや誹謗中傷を行い続けていること。それにより人々を苦しめ不幸にし、そのことによって、彼らが大きな利益・権力を得ていること、DMM等の大企業との繋がり、それらは現実に起きていることです。大手まとめサイト群は今もデマと誹謗中傷を撒き散らすことで情報を操作しアクセス数を稼ぎ大企業と結び権力と財力を得ている。彼ら大手まとめサイト群が力を持てば持つほど、より巨大な嘘がばら撒かれることになるのは自明であり、そして彼らの権力と財力とネットへの影響力は年々膨れ上がっています。

「贋作で儲けるだけ儲けたら、発覚するまでに、金で信用を買うまでのこと」

「そんなことできるん?」

「世の中に買えへんもんなんてあらへん。権威だってなんだって金で買えるもんなんや。行動のみや」

そう、金さえあれば、コマーシャリズムで嘘も本当にしてしまうことができるのだ。そのためには、人に考える余裕を与えてはいけない。なにごともスピーディに進める必要がある。

「嘘は大きければ大きいほど効果的なんや」

「なんでやのん?」

「せこい嘘は誰でも考えることやから、すぐに見抜かれてしまうけど、誰にも想像できひん大嘘は、人の想像力を超えるから、まさか嘘やと思わへんのや」
(岸田るり子「月のない夜に」)

清水鉄平氏ら大手まとめサイト群の上層に位置する人々は、大手まとめサイト群を使った複数のステルスマーケティング・デマ・誹謗中傷による情報操作に特化したフィクサーとして権力と財力を持ち更に仕組みを拡大し、大企業DMMなどとの関係をより深め地位を強固にしているという、私達の生きるこの現実で実際に起きていること、それはもう現実が小説を超えている事態であり、法規制は全く間に合っていない無法な状態のまま放置されている。本当に、日本のインターネットの現実は絶望的な状況に置かれていると思います…。暗澹とします…。

月のない夜に月のない夜に
著者:岸田るり子
祥伝社(2015-12-11)
販売元:Amazon.co.jp

悪の教典〈上〉 (文春文庫)悪の教典〈上〉 (文春文庫)
著者:貴志 祐介
文藝春秋(2012-08-03)
販売元:Amazon.co.jp

悪の教典〈下〉 (文春文庫)悪の教典〈下〉 (文春文庫)
著者:貴志 祐介
文藝春秋(2012-08-03)
販売元:Amazon.co.jp

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はちま起稿を買収したDMM、元管理人・清水氏ら主要メンバーを雇用しステマ関与か 取材に対し隠蔽工作も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161228-00000083-it_nlab-sci
 冒頭で書いた通り、そもそもはちま起稿というサイト自体、無断転載(著作権侵害)やデマ拡散、偏向報道などの問題行為を過去に起こしてきた、いわゆる「悪質まとめサイト」の1つです。こうした「素行に問題のあるサイト」を、DMM.comという「企業」が運営していた、というコンプライアンスの問題がまず1つ。

 また、はちま起稿がこれまで数々の問題行為を起こしながら、特に大きな罪に問われなかったのは、「個人サイト」であり、「運営元がはっきりしない」という言い逃れの余地があったからとも言えます。しかし今後は、今まで謎に包まれていた「運営元」が明らかになったことで、これまでは見逃されてきた数々の問題の矛先が、全てDMM.comや、売却先のインサイトに向く可能性もあります。

 もう1つ大きなものは「ステルスマーケティング(ステマ)」問題です。DMM.comがはちま起稿を運営していたとなれば、はちま起稿を隠れみのにして、DMM.comが自社作品のステマ、あるいは他者作品のネガティブキャンペーンを行っていた可能性が出てきます。

はちま起稿は完全に大企業であるDMMの関連商品のステルスマーケティングと他のゲーム等に対する誹謗中傷や政治的プロパガンダに特化していましたが、まさにそれは完全に企業側の指示(DMM上層部からの指示)だった訳ですね…。悪質なまとめサイトが褒めている商品は一切買わないようにする、こういった悪質なまとめサイトを運営している企業の商品(今回はDMM商品)とは今後一切関わらないようにする以外、消費者側の防御方法が無いように感じます…。

あまりにも現代の日本のインターネットは、デマや誹謗中傷を目的とした大手まとめサイトやコピーサイト(企業が自動生成しているSEOに特化したコピーサイト・キュレーションサイト)が大量に野放し状態で、デマや誹謗中傷などで被害を受けた側が泣き寝入り状態になることが大半のように思います…。

ネットで個人もしくは企業、団体などが被害を受けた場合、ネット上の誹謗中傷やデマに対して警察に被害者が被害届を出すこと自体、ネット上の相手を突き止めるのが困難なため警察側が被害届の受理や捜査自体に乗り気ではなく、被害届を出してもそのままになってしまうように思います。

また大手まとめサイトの場合は、今回明らかになったように悪質な大企業が運営していたり、個人運営でもまとめサイト運営により莫大な利益を得ている富裕層が、横のつながりのある富裕層と共にグループで運営しているため、法的にも財力と権力のある相手側の方が圧倒的優位であり、民事でも損害賠償を求めるところまでゆくのは困難です。

日本もイギリスの「不公正取引からの消費者保護に関する規正法」のように、インターネットサイト(大手まとめサイト含む)がステルスマーケティング、デマ、誹謗中傷を行うことに対する刑罰を含んだ法規制を行うべきと思いますが、大手まとめサイトは基本的にほぼ100%、右派的で現政権親和的な政治スタンスであり、左派や野党に対するデマも含んだ攻撃的扇動が大手まとめサイトの商売の一つになっているので、法規制は自民党政権下では極めて難しそうに感じますね…。日本のネットの悪質な情報操作に対する規制は世界的にも最もゆるく、景品表示法での簡易なガイドライン(罰則も何も無い指針)しかないため、世界的にはそれこそやりたい放題の無法地帯になっています…。

ウィキペディア「ステルスマーケティング」
欧州連合においては、不公正商慣習一般を規制するため、不公正商慣習指令(英語版)("Unfair Commercial Practices Directive")が2005年に制定された。この指令に従い、イギリスでは、2008年に不公正取引からの消費者保護に関する規正法が施行されており、消費者保護の観点からステルスマーケティングは違法であると規定されている。

残念ながら現代の日本では消費者側の立場は非常に低いため、匿名掲示板からの引用で構成されているサイトはなるべく見ないように気をつける、もし万が一見てしまったら、逆にそこで勧められている商品は一切購入しないように気をつける、ぐらいしか消費者側の防衛方法はないと思います…。一刻も速く、日本にも欧米と同レベルのネット上での消費者保護の法規制が為されることを望みます…。

悪質商法のすごい手口―ここまで巧妙ならみんなだまされる!知っておきたい被害の実態と対処法悪質商法のすごい手口―ここまで巧妙ならみんなだまされる!知っておきたい被害の実態と対処法
徳間書店(2009-04)
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2016年12月27日 22:20

ASKAさんが新曲をユーチューブで発表されていますね。以前の逮捕は誤認逮捕だったわけで、再起を賭けておられるんだなあと思うと、応援したくなりますね…。

FUKUOKA ASKA
https://www.youtube.com/watch?v=HAUTw5oPOwc
2016/12/24 に公開
コンプライアンスのため東京のスタジオを使用することができなくなった時、僕の前に道を拓いてくれたのが、ふるさと福岡でした。
NewAlbum「Too many people」の中から、「FUKUOKA」を聴いてください。  ASKA

ちょうどASKAさんと同じく、一世を風靡したミュージシャンが音楽活動において再起するという物語では、岸田るり子さんの小説「めぐり会い」が面白かったですね(Kindle Unlimitedに加入されている方は無料で読めます)。これは、非常に変り種のミステリーにしてラブ・ロマンスでして、数年前、「純愛小説ブーム」が巻き起こったときに、ラブ・ロマンス小説ジャンルとして発表された小説だったんですが…。

・主人公とヒロインが一度も会ったことのない全くの赤の他人で最後の最後まで出会わない

という変り種ラブ・ロマンスの上、作品内容は完全にミステリーで、最初から最後まで殺人の起きないミステリーとして面白い小説でした。ミステリーとしての構成的には同じく岸田るり子さんの「Fの悲劇」と一緒に読むと更に面白いかもしれません。ラブ・ロマンスとしてはかなり無理があるように思いますが、ミステリーとして読むと、なかなか面白い小説だと思います。本作のトリックは、SF作家の梶尾真治さんなら間違いなくSFの方向に着地させるところだなと思い、ミステリー作家とSF作家の物語の方向性の違いみたいなものを感じましたね。

私は日本のミステリー作家では、岸田るり子さんは折原一さんや宮部みゆきさんと並んで好きな作家さんです。岸田るり子さんは「宮部みゆき(女性作家特有の日常の細やかな描写)+京都+ヨーロッパ+芸術+密室+同性愛」みたいな、複数の要素を上手く融合して洗練させている感じが読んでいて楽しいです。お勧めの作家さんですね。アマゾンでレビュー見るまで気が付かなかったんですが、先日少し触れた「ランボー・クラブ」は「血の色の記憶」に改題されていました。

めぐり会い (徳間文庫)めぐり会い (徳間文庫)
著者:岸田るり子
徳間書店(2011-06-15)
販売元:Amazon.co.jp

めぐり会いめぐり会い
著者:岸田 るり子
徳間書店(2008-05-16)
販売元:Amazon.co.jp

Fの悲劇 (徳間文庫)Fの悲劇 (徳間文庫)
著者:岸田るり子
徳間書店(2012-05-15)
販売元:Amazon.co.jp

Fの悲劇【徳間文庫】Fの悲劇【徳間文庫】
著者:岸田るり子
徳間書店(2012-05-02)
販売元:Amazon.co.jp

密室の鎮魂歌(レクイエム) (創元推理文庫)密室の鎮魂歌(レクイエム) (創元推理文庫)
著者:岸田 るり子
東京創元社(2008-05-10)
販売元:Amazon.co.jp

血の色の記憶 (創元推理文庫)血の色の記憶 (創元推理文庫)
著者:岸田 るり子
東京創元社(2015-10-30)
販売元:Amazon.co.jp

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2016年12月26日 04:37

カムパネルラ (創元日本SF叢書)

山田正紀さんのSF小説「カムパネルラ」をただ今読了致しました。これは凄い…とんでもない傑作です!!山田正紀さんの小説の中でも五指に入る出来と思いますし、私的には山田正紀ベストワンに推したい!!そしてソードアート・オンライン系小説が好きな方には絶対読んで欲しい!!SAO(ソードアート・オンライン)系小説の究極だと思います。

僕がシステムに接続されたのは七ヶ月前のことになる。といってもこれは特別なことというわけではない。この国の子供達は十歳で「ピノキオの冒険」を、十六歳で「銀河鉄道の夜」を「システム体験」するのを義務付けられているからだ。
(山田正紀「カムパネルラ」)

本書は、ソードアート・オンラインと同じく、VR技術の発展により、SAOのナーヴギア以上のVRシステムが開発され、「完全に現実と区別のつかないVR世界」への没入が可能になった未来の日本が舞台。この未来の日本はファシズム右翼国家にして監視統制管理国家かつ「愛国主義教育国家」になっており、VRシステムを「教育」及び「更正」のシステムとして国家システムの根幹に取り入れているんですね。そして、「教育」や「更正」のその実は「現実と区別のつかないVR世界の特性を最大限に利用した洗脳」である訳です…。

現実以上に現実感を感じさせ意識を変容させることが可能な非常に高度なVRシステム(仮想現実システム)が開発されれば、それは「洗脳」として最も活用されるであろう、ということは、日本の仮想現実SFミステリ小説の先駆け「クラインの壺」でも指摘されていましたが、本書はそのテーマを、より大きく壮大に発展させた形と言えると思います。

「『現実』だと思い込んでいるこれにしたってさ。巧妙にそう思い込まされているだけの幻想なのかもしれない。つまり培養器が、培養器のなかに浮かんでいる脳をピンポイントで刺激し、ニューロン回路を構築し、脳の中に幻想を生成しているのかもしれない。それがこれなのかもしれない――その可能性は誰にも否定できない」
(山田正紀「カムパネルラ」)

「クラインの壺」では、あくまでVRシステムで行うと考えられているのは「個人」の認識を仮想現実で歪めることで行う「洗脳」であった訳です。本書では、巨大な仮想現実世界、ソードアート・オンラインでいうところの「アインクラッド」や「アルヴヘイム」のような世界、VRMMORPG的な仮想現実物語世界に多数の人間(国中の子供や更正が必要とされた「思想犯」等)を接続し、多数の人間に短時間の間に強烈な仮想現実体験を味あわせて、その人間の深層に強烈な体験意識を刻み込むんですね…。

この未来日本では、全ての子供や国家に批判的な大人は「教育」や「更正」の名目の元、国家が主導する「愛国主義的アインクラッド」や「愛国主義的アルヴヘイム」に強制的に送り込まれて、そこでの強烈な物語体験の認識により思想を塗り替えられてしまう、頭をやられてしまう訳です。

この発想が、流石は山田正紀さんだなあと深く感じましたね。ソードアート・オンラインとか、アクセルワールドとかの仮想現実SFを読んでいて感じるのは、どう考えてもそれらの小説で描かれるとてつもなく超高度なVRシステムが大規模に使えるような状況なら、国家という最大の権力機構がそこに介入してこないはずがないだろうって思いますものね。それこそ、超高度なVRシステムを使えば人間の認識を徹底的に操作できるわけで、そんな状況において国民の管理統治を目指す国家が介入してこない訳が無い。超高度VRシステムが存在したら、それは世界中の国家の垂涎の的になりますよ。ソードアート・オンラインやアクセルワールドで描かれるような超高度VRシステムの発達があれば、世界中の国家群は国民の管理、統制、教育にVRシステムを使用する方向に進むことを抑えられないでしょう。勿論、これは企業も同じで、世界中の企業群もまた、同じように超高度VRシステムを使った「洗脳」を行う方向に進んでゆくでしょう。

――どうやったら、これを「現実」でないと実感することができるだろう。どうやったら、この仮想現実を突き破って、その外側に達することができるだろう。

つまり、どうやったら、この「洗脳」を解くことができるか?どうやったら、ほんとうの「現実」にたち戻ることができるのか…それは、ぼくにはとても、とても切実な問題なのだ。

なぜなら、かりに幸運に恵まれ、ここから脱出したとしても、そこにはまたべつのシミュレーション内世界が待ち受けているからだ。「愛国」をうたい、「美しい日本」を称揚し、祖国への滅私奉公を督励する、べつの意味での「洗脳」が待機している。

そこには、「銀河鉄道の夜」第三次稿のシミュレーション内世界と同じように、ブルカニロ博士、「黒い大きな帽子をかぶった青白い顔の痩せた大人」に相当する大人たちがいることだろう。そして、適宜アドバイスを下し、耳に聞こえのいい教訓を授け、ぼくらをしかるべきところに「善導」することだろう。

しかるべきところ、それは――
(山田正紀「カムパネルラ」)

未来日本が「教育」「更正」の為に使う「アインクラッド」的な仮想現実世界が「銀河鉄道の夜」の第三稿世界というのも上手い。宮沢賢治はタカ派の軍国主義的な思想に染まっていたことがあり、銀河鉄道の夜の初期〜中期稿などにはそういった思想がかなり現れているんですね。

仮想現実世界を描くソードアート・オンライン系の小説の大半は「仮想現実技術の発達」自体は良いことと捉えている、ある種の性善説的な立場、科学技術の発展を信頼する立場に拠っているんですが、本書は全く逆に、「仮想現実技術の発達」によって、人間の「認識」自体が破壊され、人間性がバラバラに解体されていく恐るべき未来を描いているんですね…。超高度なVRシステムや超高度監視システムはとてつもなく洗練された「1984」的世界を生み出す…。本書の胸に残るラスト、読んでいて「クラインの壺」のラストを思い出しました…。ソードアート・オンライン系の多くの小説が無条件に前提としていた立場を、丸ごとひっくり返して全く新しい世界を見せてくれるのが、まさにSF、まさにセンス・オブ・ワンダー、本当に「流石は山田正紀さん!」って感じですね。

本書は仮想現実SFとして最高に面白く、全てのお方々にお勧めできる傑作です。なにより、ソードアート・オンライン系の小説が好きなお方々にはぜひ読んで欲しいですね。新しい世界を拓いてくれる小説と思います。

カムパネルラ (創元日本SF叢書)カムパネルラ (創元日本SF叢書)
著者:山田 正紀
東京創元社(2016-10-20)
販売元:Amazon.co.jp

クラインの壷 (新潮文庫)クラインの壷 (新潮文庫)
著者:岡嶋 二人
新潮社(1993-01-28)
販売元:Amazon.co.jp

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)
著者:ジョージ・オーウェル
早川書房(2009-07-18)
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すばらしい新世界 (光文社古典新訳文庫)すばらしい新世界 (光文社古典新訳文庫)
著者:オルダス ハクスリー
光文社(2013-06-12)
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「日本スゴイ」のディストピア: 戦時下自画自賛の系譜「日本スゴイ」のディストピア: 戦時下自画自賛の系譜
著者:早川 タダノリ
青弓社(2016-06-30)
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2016年12月25日 19:57

もっとも原始的な求心力は身体から来る感情だ。
(長谷敏司「震える犬」「ヴィジョンズ」より)

表題通り。この日にリアルタイムにガンダムみている我々には関係がなさそうですね…。

https://twitter.com/meteorez8/status/812971182571933696
アトラは一期で浮かんだ計画をクーデリアに話してないから、「私も(三日月と)子作りするからクーデリアさんも子作りして!」的な意味と思ったな

解釈としては私も上記のツイッターの方の言う通りだと思います。クーデリアさんの反応を見ると明らかにコミカルなシーンへの繋ぎとして作られてるし、アトラちゃんに問題があるとかそういう深刻な話ではないと思いましたね。

ヴィジョンズヴィジョンズ
著者:円城 塔
講談社(2016-10-19)
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【早期予約特典あり】 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 弐 1 (特装限定版) (A4クリアファイル付) [Blu-ray]【早期予約特典あり】 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 弐 1 (特装限定版) (A4クリアファイル付) [Blu-ray]
バンダイビジュアル(2017-02-24)
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クリスマスですね…。この時期は落ち込みと不安が激しくなりきついです…。冬季による日照量の減少で起こる冬季うつ病とはまた別に、「クリスマスうつ」というのがヨーロッパにはありまして、クリスマスに独り身で過ごす人々が孤独感により心身に打撃を受ける症状を指します…。日本は分かりませんが、ヨーロッパはクリスマスを大々的に家族や恋人で祝うため、独り身の人のうつの精神科受診が増えるそうですね…。今回はそんなクリスマスを舞台にしたサイコ・スリラー「サイコブレイカー」をご紹介致しますね。

「休日うつ」の患者達が大挙して押し寄せるのは明日の午後のはずだった。彼らは、クリスマスイブをまた独りぼっちで過ごさなければならないというイメージがいよいよ現実になり、それに耐えられなくなってやってくるものなのだ。
(セバスチャン・フィツェック「サイコブレイカー」)

本書「サイコブレイカー」は、とあるクリスマス・イブに、外は吹雪の大嵐、電話も移動手段も塞がれ、しかも内部から開けることができなくなった閉鎖シャッターにより、完全に外界から閉ざされたドイツの精神病院に、恐るべき殺人鬼「サイコブレイカー」と共に閉じ込められた主人公達を描くサイコ・スリラー。以前ご紹介致しました「治療島」の間接的続編になっており、「治療島」を読んでいるとより楽しめますが、本書単独で読んでも楽しめる作品です。

本書に出てくるドイツ中を騒がす連続殺人鬼「サイコブレイカー」は、被害者に一切外傷を与えることなく、被害者を深い昏睡状態に陥らせ死に至らしめる連続殺人犯。完全な記憶喪失と悪夢のような記憶のフラッシュバック再生とそして深い欝症状に悩まされる主人公は、クローズド・サークルとなった病院の中で、この「サイコブレイカー」と対決していくことになります。

スリラーの名手セバスチャン・フィツェックの技巧が冴え渡っており、「治療島」等と同じく息をつかせずに一気に読ませるサイコ・サスペンスの傑作です。ただ、「治療島」などは、ギリギリのところでミステリーとして成立していたと思いますが、本書は、そのギリギリを越えて、ミステリーとしてはアンフェアな域になっていると思うので、ミステリーとしてはちょっとうーんかも。ヴァン・ダインの二十則にどう考えても反していますからね…。

ヴァン・ダインの二十則
十四則目:殺人の方法と、それを探偵する手段は合理的で、しかも科学的であること。空想科学的であってはいけない。例えば毒殺の場合なら、未知の毒物を使ってはいけない。

これがなあ…。宮部みゆきさんの某小説はぎりぎりミステリだと思ってますが、本作はミステリとしてフェアなラインをぎりぎり越えちゃった感じですね…。西澤保彦さんの「七回死んだ男」みたいに最初から作内で使われる超展開のネタを読者に公開した上で謎解きを挑んでくるミステリや、岸田るり子さんの「ランボー・クラブ」みたいな、超技術は出てくるけどそれとミステリとしての謎解きは直接に関わらないタイプのミステリはフェアだと思いますが、本書はそうではないので…。ミステリ読んでて「CIAの超技術」みたいのが出てくると、やっぱり「えええ…勘弁…」みたいに感じるんですよ…。そして何より日本の18禁ゲームなどで凄くよくあるネタなのがちょっとなあ…。日本の二次元18禁ジャンルの大ジャンルじゃないですか…。ただ、ミステリとしては難ありですが、サスペンス・スリラーとしては抜群に面白いことは保証致します。

あと、フィツェックのスリラー小説の中でも、主人公と物語と舞台がどれも非常に陰鬱で、時期がクリスマスというのは、まさに今の時期に独り身で過ごす自分のような境遇の人々にぴったりではないでしょうか…。主人公の心の支えがペットの動物というのは共感しますね…。

そして本書の面白いところは、本書は小説だけでは終わらず(ある意味において小説は未完)、インターネットと相互リンクすることで謎が解けていくという仕掛けなんですね。本書の日本語訳を行った柏書房さんが、特設サイトを作っておられるとのことを最後に読み、本書を読んだ後、早速、ネットで本書に関連したサイトを探したんですが…

本書内では明かされない最後の謎を解き明かす特設サイトが完全に消えてました!!

ポカーンとなりました…。…なんていうか…。ものすごくトホホな気持ちになりました…。

こういう、インターネットのサイトと相互リンクするミステリって日本にもあった気がするんですが(メフィストレーベルか何かで出版社の公式サイトに最後の落ちがあるミステリが昔出ていた気がする)、その小説も、出版社の公式サイトが消えたことで、ミステリとして永遠に落ちが分からなくなるという落ちだったんですね…。本は物質ですから消えたりしませんが、インターネットのサイトは夢幻の如きデジタルデータなので、本と違っていつでも消えてしまうので、ネットと相互リンクしたミステリは、ネットのサイトが消えたらそこでおしまいで謎が永遠に分からなくなるのが辛い…。

それでも頑張って、必死に痕跡を探して、昔存在した特設サイトのURLを何とか探り当て、インターネット図書館(インターネットのキャッシュサイト)を使って、昔存在した特設サイトを見ることができたんですね。

そして、全てが明かされる特設サイトへついにたどり着いた…そこは…

ドイツのドイツ語サイトだった!!

言葉の壁をひしひしと感じました…。

と言うわけで、本書はやはりドイツの読者層(ドイツ語を母語としてドイツのネット環境にいるドイツ人)に向けたミステリーなので、ネット上の仕掛けまで含めて全て楽しもうと思うと中々ハードルが高いですが、それもネットを使った謎解きだと思えば楽しめると思います。また、ネットの謎解きは無理にやらずとも本書だけでも楽しめます。クリスマスを舞台にしたクリスマスにぴったりの優れたスリラー小説、お勧めです。

ちなみに、既に消滅した柏書房さんのサイコブレイカー特設サイトのURLは、「http://www.kashiwashobo.co.jp/cgi-bin/bookisbn.cgi?isbn=978-4-7601-3557-8」です。ここからインターネット図書館のキャッシュ情報などを使えば、ネットでの最後の謎解きも進めてゆくことができると思います。ドイツ語は…頑張るしか…。

サイコブレイカーサイコブレイカー
著者:セバスチャン・フィツェック
柏書房(2009-07-06)
販売元:Amazon.co.jp

魔術はささやく (新潮文庫)魔術はささやく (新潮文庫)
著者:宮部 みゆき
新潮社(1993-01-28)
販売元:Amazon.co.jp

ランボー・クラブ (ミステリ・フロンティア)ランボー・クラブ (ミステリ・フロンティア)
著者:岸田 るり子
東京創元社(2007-12)
販売元:Amazon.co.jp

七回死んだ男 (講談社文庫)七回死んだ男 (講談社文庫)
著者:西澤 保彦
講談社(1998-10-07)
販売元:Amazon.co.jp

治療島治療島
著者:セバスチャン・フィツェック
柏書房(2007-06-21)
販売元:Amazon.co.jp

ラジオ・キラーラジオ・キラー
著者:セバスチャン・フィツェック
柏書房(2007-12-21)
販売元:Amazon.co.jp

前世療法前世療法
著者:セバスチャン・フィツェック
柏書房(2008-05-21)
販売元:Amazon.co.jp

アイ・コレクター (ハヤカワ・ミステリ 1858)アイ・コレクター (ハヤカワ・ミステリ 1858)
著者:セバスチャン・フィツェック
早川書房(2012-04-06)
販売元:Amazon.co.jp

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2016年12月24日 03:38

メルニボネの皇子―永遠の戦士エルリック〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)

クリスマス・イブですね。自分はクリスマス・イブやクリスマスも他の日々と同じく特筆すべきことは何もない一日なんですが…。同じようにクリスマスやクリスマス・イブに特に何もないお方々に、また何かあるお方々にもお勧めできる傑作ダークファンタジーフリーRPG「芥花」を今日はご紹介致しますね。

「芥花」公式サイト
http://cuneria02.wixsite.com/acka

本作は異界に飛ばされた主人公が、拷問に特化した能力を持つ悪魔とパートナーを組み、生き残りを掛けたデスゲーム・サバイバルを繰り広げるダークファンタジーRPG。非常に分岐の多いマルチシナリオRPGであり、マルチシナリオRPGとしての完成度及びダークファンタジーとしての完成度はとてつもなく高く、フルプライスのRPGとしても十二分以上に通用する出来の驚嘆すべき傑作です。このような傑作がフリーで楽しめるとは、本当にありがたいことと思いましたね…。難易度はやや高めなところもありますが、理不尽さはなく頭を使っていけばクリアできる出来。雑魚敵からはほぼ100%逃げれるため、ストレスフリーであり、テンポのよさがあります。やり応えのある全シナリオ・全エンディングをクリアし、全スキルを収集するまでやり込みました。

本作は、クラスメート達と共に異界に飛ばされてしまった少女「芥花」が主人公。彼女は、拷問を司る悪魔と共に、デスゲームに巻き込まれます。デスゲームに勝つには、相手を「肉体は殺さずに精神を屈服させる」ことで、相手から、とある情報を聞き出してゆくことが必要です。屈服させて情報を引き出さなくてはなりません。しかし、情報を引き出された相手は現実世界で死ぬことになるため、相手も別の拷問を司る悪魔と組み、主人公に襲い掛かってきたり、主人公と共闘を要請してきたり、相手によってはデス・ゲームに無関心だったりします。

この辺の、多人数デスゲーム・サバイバルならではの群像劇の描き方が凄く上手い。また、主人公と彼女と共に飛ばされてきた少女達、そして彼女達と組む悪魔達の描写も素晴らしく、とても生き生きとしており、それぞれ結構とんでもない少女達と悪魔だったりもするんですが、皆がとても魅力的に描けています。そして何より、本作は「戦闘」と「推理」が素晴らしい。敵対する少女達と悪魔達との戦闘は、相手の少女の「心」を折らなければいけないので、相手を倒さずに精神に打撃を与えることで戦っていくんですが、これが戦略性を極めて富ませており、頭を使って戦うとても面白いバトルでした。真・女神転生やペルソナや世界樹の迷宮といった、通常のコマンドバトルRPGに工夫を加えて戦略性を高めたアトラスゲーのバトル(運要素は低く理詰めで戦うバトルであり、工夫して戦えば、一見勝てそうにない相手にも勝てるバトル)などを思い出しましたね。

もう一つの特徴は、推理!本作はシナリオによっては、本格クローズド・サークルミステリーに変貌し、ガチな推理をして、連続殺人事件の謎を探ってゆくことになります。この推理要素も見事!!実に本格的なミステリーであり、十二分に楽しめました。ちなみにネットのヒントはノーヒントで一発で推理を完全クリアできました。推理してゆく全ての材料がゲーム内でフェアに提示されるので、謎解きの難易度は適切だと思います。

マルチシナリオRPGとしても、ミステリーゲームとしても、全ての要素が高度に纏まった見事な作品であり、クリスマス・イブやクリスマスを闇の幻想の一時に塗り替えてくれる傑作です。勿論、クリスマスじゃなくても楽しめる作品です。素晴らしい作品でしたね。2016年にプレイしたフリーゲームの最高傑作でありました。心からお勧めです!

本作「芥花」はアトラスのゲームを彷彿させるようなところがありますが、それはまさにアトラスゲーの全てが持っている(メガテンやペルソナだけでなく、世界樹のような一見明るそうに見えるゲームも持っている)ダークファンタジーとしての胸の奥に染み入るような暗さがあるんですね。アトラスが任天堂と協力し、任天堂の新ハードニンテンドースイッチで、新しいRPGを制作しますが、ぜひこの「ダークファンタジーとしての根幹」を忘れずに素晴らしい作品を作って欲しいですね。私はラジアント・ヒストリアとかのアトラスのエッセンスに溢れたアトラス・オリジナルRPG大好きなので(ラジアントヒストリアは真EDまでやり込みました!)、とても期待しております!メガテンから生まれたアトラスの、エルリック・サーガ的な闇の深さが、スイッチの王道RPGたる新作の中にもきっと息づいていると思いますね…。他にも幻影異聞録(http://nekodayo.livedoor.biz/archives/1890980.html)とか今現在物凄く安いですが(amazonで2000円)、RPGの傑作なのでWIIUお持ちでしたらぜひプレイして欲しいです。

幻影異聞録♯FE

余談ですが、真・女神転生シリーズのザ・ヒーロー(各作品の主人公達)、無限に転生しながら無限の世界において、崩れつつある法と混沌のバランスを取り戻し、人間として神々(法の化身)や悪魔の群れ(混沌の化身)と永遠に戦うことを宿命付けられた存在である主人公達は、ダークファンタジーの世界的な最高傑作たるムアコックの「エターナル・チャンピオン」シリーズの影響を受けていると思いますね。ザ・ヒーローとか人修羅とかフリン&ナナシとか完全にエターナル・チャンピオンですね。ダークファンタジーとしての、ヒーローすらも冷めた眼差しで見据えている深さが、アトラスゲーにも確りとある。任天堂と組んだ幻影異聞録にもその点は確り受け継がれていたので、新作にも心から期待しております。様々なアトラスゲーに受け継がれるダークファンタジーとしての見事な骨子、昔からのアトラスファンとしてそこが堪らなく魅力ですね…。

PROJECT Re FANTASYスタジオ・ゼロ 公式サイト
http://rpg.jp/

一人の人間が、それがいかなる者であろうとも、状況を救ったためしはない。ヒーローと呼ばれる人々は、状況が自らを正すのを助ける人々のことなのだ。
(マイケル・ムアコック「The Twilight Man」前書き)

ウィキペディア「エターナル・チャンピオン」
エターナル・チャンピオンシリーズは、イギリスの作家マイケル・ムアコックが創造したファンタジー小説シリーズであり、エレコーゼを中核とする永遠の戦士の物語である。

ムアコックが戦士エレコーゼを主人公とした作品を書いた際、彼はこれまでに創造した主人公たち、メルニボネの最後の皇帝エルリック、ヴァドハーの最後の生き残りである紅衣の公子コルム(Corum Jhaelen Irsei)、ケルン公ドリアン・ホークムーンなどが、皆「エターナル・チャンピオン」と呼ばれる存在の化身であるという設定を付与した(他に「火星の戦士」マイケル・ケイン、ジェレミア・コーネリアス(Jeremiah Cornelius)、カール・グロガウアーなど)。

そして、各人物は己の人生しか記憶していないが、エレコーゼのみはすべての人格を(完全にではないが)記憶しているとして、エレコーゼを全作品の中心人物としたのである。

永遠の戦士(エターナル・チャンピオン)は、『天秤』(『法』と『混沌』の均衡を保つ存在)の代理として、法と混沌のバランスが崩れた際にどちらかの側に顕現し、バランスを取るために戦う戦士であり、永遠に転生を繰り返すことを宿命づけられ、多元宇宙のサイクルすべての転生を戦いに捧げる存在として書かれている。

もはや、引き返すことはできない。地獄の剣が永遠の過去に鍛えられ、形づくられたごとく、エルリックの運命も生みだされ、定まっていた。この絶望と呪いと破壊への道を閉ざせる場所が果たして存在したのだろうか?それとも、これはかれが生まれる以前から決まっていたのだろうか?悲哀と苦闘、孤独と後悔のほかはほとんど何も知らず、いくたの化身として運命につきすすむ――ある未知の理由に操られる永遠の戦士……

………(中略)………

エルリックの右腕には、そして、全身にも、力強い精気が充ち溢れてきた。これこそ剣のもたらす魔力だ。この剣を持てば、彼にはもはや麻薬は必要ではなく、体力の無さを再び嘆くこともない。戦いがあるたびに勝利を手中に収めるだろう。戦いの無いときも、誇りを持って統治できる。旅をしても、独りであっても、何も恐れるものはない。剣はモーンブレイドの攻撃を防ぎつつ、こうしたことを彼の心に吹き込んできた。

しかし、その見返りにこの剣は何を要求しているのだろう?

エルリックは知った。剣が語ったのだ。それは言葉を通してではなかった。ストームブリンガーはただ戦いだけを求めている。それこそ唯一の存在理由だ。ストームブリンガーは敵を殺さねばならぬ。それこそ力の源なのだ。人や魔物の生命と魂――あるいは、神々さえの。
(マイケル・ムアコック「エルリック・サーガ メルニボネの皇子」)

メルニボネの皇子―永遠の戦士エルリック〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)メルニボネの皇子―永遠の戦士エルリック〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)
著者:マイクル ムアコック
早川書房(2006-03)
販売元:Amazon.co.jp

ラジアントヒストリア(特典なし)ラジアントヒストリア(特典なし)
アトラス(2010-11-03)
販売元:Amazon.co.jp

幻影異聞録♯FE幻影異聞録♯FE
任天堂(2015-12-26)
販売元:Amazon.co.jp

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2016年12月23日 16:07

宮根誠司アナと井上公造氏 ASKAに謝罪 未発表音源を承諾なしに放送
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161223-00000054-dal-ent

上記ヤフーニュースだとミヤネ屋は謝罪したってことになってますね…。ええええ…。私、テレビで最初から最後まで見てましたけど、まず井上公造氏のかなり長文のコメントを出して、そのコメント文は傲慢極まりない文章で一切謝罪はなく、未発表楽曲を勝手にテレビで流したことについても一切触れていないコメント文にして、基本的にASKAさんに反論している形のコメント文、ASKAさんに喧嘩売っているかのような火に油を注ぐコメント文でしたよ。そして基本的にそのコメントに全体が沿うような形で宮根氏と井上氏が電話で話をするという番組内容だったのです。

以下、本日のミヤネ屋で井上公造氏のコメントとして発表された全文です。

ASAKさんのブログ、読ませて頂きました。
ASKAさんの当時の思いの一部を知ることができた一方で、
複数の部分で私の認識とは異なっている点もありました。
一例を挙げますと、ASKAさんは私のことを
「電話で数回お話しした程度」とされていますが、
実際には、昨年12月に知人の紹介でASKAさんから
私に連絡を頂いて以来、電話やメールを含めて、
それなりの回数のやり取りはさせて頂いてます。

また私が、ASKAさんについてテレビでお話した内容などについても、
ASKAさんからいくつかご指摘を受けています。
しかし、私は、当時の警察発表だけに基づいて
一方的にコメントするのではなく、
ASKAさんの主張やASKAさんがアーティストとして
活動されていたことも伝えようとしたのであって、
事実をねじ曲げてASKAさんを落とし入れようなどとは
一切考えていませんでした。

11月28日の「ミヤネ屋」では、このような考えから、
番組責任者とも慎重に検討されて頂いたうえで、
コメントやその真意が伝わらなかったことは、非常に残念です。
もちろん、このような文章だけでは、
うまく伝わらない点もあると思います。

今後、ASKAさんからご連絡を頂くなど直接お話しできる機会が
あった場合には、真摯な姿勢で、改めて私の真意をASKAさんに
お伝えしたいと考えています。
(12月23日「ミヤネ屋」より)

このとてつもなく居丈高なコメントと、このコメントに沿った形で宮根氏と井上公造氏が電話で話をしているところを番組で流し、そこでは、未発表楽曲を番組内で流すことについては、番組の幹部と話し合い了解を取った上で行ったので問題はないといったようなことを述べていて、井上氏は電話でも居丈高な口調で、全く反省の色はありませんでした。電話の最後に宮根氏が取ってつけたように、ASKAさんがもしご不快に思う点があったら謝罪致しますって述べて、すぐ番組を切る様にCMに入って、いきなり全く別のニュースの話題に転換してしまったんですね…。酷い番組だと心底から思いました。宮根氏は一応謝罪してましたけど、井上氏はいつもと同じく凄まじく傲慢で居丈高で、いつも通りの他人をやり込めるスタンスを取っていましたね…。井上公造氏は最初から最後まで「慎重にミヤネ屋上層部と打ち合わせしたので問題はない。コメントやその真意が伝わらなかったことは残念である」というスタンスでした。

だいたい、テレビ局の幹部(ミヤネ屋幹部)と打ち合わせして了解を取れば、出鱈目な誹謗中傷や犯罪行為(未発表楽曲のテレビ公開)を行っても問題がないという感覚こそ、完全におかしいと思うんですが、井上公造氏はそのおかしさに一切気がついていないようでした。テレビ局の幹部=あらゆることを取り決める絶対神みたいな感覚なんだろうなと感じさせましたね…。

あと、勝手にタクシーのカーレコーダーの内容を放送した問題や、マスコミがASKAさんのベンツを破壊した問題について一切触れていないことにも、本当に酷いと思いましたね…。タクシーのカーレコーダーやベンツの破壊については他のテレビ局も触れておらず、日本のマスメディア、特にテレビ局は自浄能力がなくて本当におかしい。フジテレビの元横浜支局長などを務めたフジテレビの若手の最高幹部が暴力団に利益供与していた問題も、フジテレビは一切処分をせずにうやむやで終わらせようとしてますし(週刊誌報道によるといずれはフジテレビ役員への選出が確定視されているほどの絶大な後ろ盾を持つ若手幹部なので局内では誰も責任を問えない)、マスメディアは、マスメディアの幹部が引き起こす犯罪に非常に甘い問題、影響力の大きいメディア関係者が犯罪等を起こしたり犯罪組織と親密であっても、お互いに大手メディア同士(特にテレビ局同士)はかばい合うため、彼ら自身は常に安全なところにいるという大問題が、洋の東西を問わずあるんですね…。マスメディアこそが絶対権力になっており、誰も彼らの非道な行いを問うことができないのです。彼らこそがメディアそのものであるがゆえに…。フジテレビなんかは十数年後には暴力団と非常に親しい人物がフジテレビの実権を完全に握る可能性がある訳で、日本全体にとっての暗雲、非常に恐ろしいとしか言いようがないです…。

フジテレビ記者 暴力団関係者に利益供与 接待見返りで
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161219/k10010812321000.html

話を戻しますと、今日のミヤネ屋の放映は全体としてとても謝罪なんて呼べるものではないし、出鱈目を報じることで結果として他人(ASKAさん)を誹謗中傷したり、大規模な著作権違反(未発表楽曲をテレビで勝手に放送)を犯しても一切お咎めなしで今後もずっと傲慢な振る舞いを行い続ける芸能レポーターという職の異常さをひしひしと感じただけでした…。

テレビは見てはいけない (PHP新書)テレビは見てはいけない (PHP新書)
著者:苫米地 英人
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