ねこねこブログ

ねこねこと申します。ねこ大好き(*^^*)アニメ、マンガ、ゲーム、本とかも大好きです。楽しいことたくさん書いていきたいと思います。今、うつ病で無職で生活が非常に貧困困窮しておりまして、買い物してくださるととても感謝します。メールについてはこちらをご覧下さい。リンクフリーです。ツイッターはこちらです。https://twitter.com/kemohure

2009年10月

あにゃまる探偵キルミンずぅを見ていて気付いたこと。目の中にハートが二つ。八重歯可愛い。あにゃまるぅ〜。

追記:あっ、今気付きましたが、あにゃまるは「アニマル」と猫の鳴き声の「にゃ」をかけてあにゃまるなのか…。

何もすることがないので昨日に引き続き、あにゃまる探偵キルミンずぅ+第二話(深夜のリピート放送)を見ていました。毎日キルミンずぅを見るしかすることがないあにゃまる〜な毎日です。何度も見ていて気付いたこと。目の中にハートが入ってますね(主人公のリコだけじゃなく、メインキャラクター全員ハート入りっぽい。ぐるぐる眼鏡のリムも確認。下記画像のシーンで確認できます)
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あと、リコがときどき見せる八重歯が可愛い。物語の決め所で八重歯を見せている感じですね。例えば第二話だったら、池に落っこちたナギサ&リムを助けようとして始めて木に上手く登れたシーン。ああ…見ているとあにゃまるぅ〜って感じですね…。と言っても、いまだに「あにゃまる」とは一体何の意味なのか分かりません。物語が進むとあにゃまるの意味も分かってくるのかな?この作品は見ていると本当にあにゃまるぅ〜。もふもふ。あにゃまるぅ〜。もふもふ。あにゃまるぅ〜。

参考作品(amazon)
Lady Ready!
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何も出来る事も何も書くこともなく生活費もなくなってきて困っています…。フリーゲームご紹介。

お金も仕事もなく何もできることがなく、何も書くこともなく、困っています…。何もできることがないので僕の大好きなアニメである「あにゃまる探偵 キルミンずぅ」のアニメの第一回と第二回をそれぞれ三回ずつ見ていました。キルミンずぅはキャラがぷにぷに動くのが往年の名作アニメ「夢のクレヨン王国」(これも僕の大好きな作品です)を彷彿とさせて見ていて楽しいですね。僕は猫を飼っているんですが、キルミンずぅのキャラはみんな猫っぽい動きで、猫のぷにぷにした動きを上手に描いていますね。

キルミンずぅを見て、日清御膳の蕎麦とうどん(日清の一番安いカップめんシリーズ)を食べて、寝るしかないので、生活費も厳しく、何かとてもうつがぶり返してきたようで困りました…。フリーゲームもやりつくしてしまいました…。最近プレイしたフリーゲームで面白かったのは、以下の三作ですね。三作ともフリーゲームのまとめサイト「ど(ry RPGツクールやろうぜ!@ ウィキ」よりDLできます。三作ともお勧めです。

屍哀歌 ‐SIKABANE ELEGY‐
http://www16.atwiki.jp/motenai/pages/181.html
魔物が起こした列車事故で死亡した主人公が、魔物使いの少女の下僕として蘇生させられ、魔物と戦うRPG。物語は物凄くありがちでどこかで見たような展開ですが、RPGとしてとても丁寧な出来です。最後まで楽しくプレイできました。

MOTHER FUCKER
http://www16.atwiki.jp/motenai/pages/176.html
任天堂の名作ゲーム「MOTHER」のパロディゲーム。「MOTHER」の独特の世界観を、花村萬月氏風のバイオレンスと狂気に満ちたサウンドノベル+RPGの戦闘シーンという形で再構成した意欲作。非常に面白かったです。今回紹介する三作の中では最高峰と思いますね。とにかくサウンドノベル展開でのテキストが良い意味でぶっ飛んでいて、読んでいて爽快です。出てくる登場人物が全員ぶっ飛んでいて露悪趣味なのは好みが別れるかも知れません。上述の花村萬月さんの小説とか好きなお方々ならきっと楽しめるかと思います。本作はサウンドノベル部分の即物的に徹した描写(ひたすら抽象的な描写を行うTYPE-MOONの那須きのこさんの作風と対極にある描写と考えると分かりやすい)が上手いです。この辺、抽象的な描写(詩的な描写)より即物的な描写(散文的な描写)の方が読んでいてしっかりと物語を認識できる・物語に入りやすいということは、ノベル系作品を作る人はぜひ頭に入れておいて欲しいですね…。余談ですが、この辺のことについては小説現代新人賞の選考委員をやっている花村萬月さんが触れております。以下引用です。

花村萬月公式ホームページ ブビヲの部屋002
http://www2.odn.ne.jp/cbr37550/index.htm
時間がたってしまいましたが、第四回の小説現代長篇新人賞について。
 かなり厳しい選評を書きましたが、本音です。厳しい評価を受けた受賞者は発憤してください。私に対する怒りを作品に振りむけて、私を見返すような作品を発表してください。エンタテインメント系の新人賞応募作は、どういうわけか表現を勘違いしているものが多々見受けられます。
 描写において、抽象を排す。
 これを必ず守ること。もっとも、抽象を排すという抽象表現の意味がよくわからない人もけっこういそうです。あるいは頭で理解できても執筆においては実現不能な人も、たくさんいるでしょう。こういう人は、お手上げです。いかんともしがたい。

「描写において、抽象を排す。」ということは、重要なことだと思いますね…。那須きのこさんの作品も「月姫」「Fate」は即物的な描写も最低限きちっとやった上で抽象的な描写をやりまくっているのですが、「空の境界」のみは延々と続く抽象的な描写のみの作品になってしまっており、小説としてあまり出来は良くなかった(物語において何が起こっているのか明示的に示されない為、内容が極めて理解しにくくなっている)と思います。那須さんの亜流には「空の境界」パターンに嵌っている作品が多いのは残念です…。閑話休題。フリーゲームの話に戻します。

創剣物語
http://www16.atwiki.jp/motenai/pages/107.html
王道ファンタジーRPG。RPGとしてシステム・シナリオ・戦闘・謎解きetc全ての要素が素晴らしく良く出来た傑作。先に挙げた「MOTHER FUCKER」は異色作なので、正統なタイプのフリーゲームということでは、本作がずば抜けた出来です。飽きずに最後までプレイできる優れたRPGでして、FF5あたりを彷彿とさせます。出来としてはFF5に匹敵していると思いますね…。王道ファンタジーRPG好きはぜひプレイお勧め。最後まで楽しめる傑作RPGと思います。

こんな感じです。この三作は面白かったです。ただ、この三作をプレイした以降は、なかなか面白いフリーゲームに巡り合えず、何もすることがないので、うつっぽくて辛いです…。吾妻ひでおさんが書いているように、何か面白い熱中できる物事があれば良いのですが…。何もない無な感じです…。

何かに熱中しているとうつがでないから精神衛生上良い
(吾妻ひでお「うつうつひでお日記」)

生活も苦しくなってきて全てが無意味に感じられる虚しさに襲われる感じです…。ちょうど以下のような感じです…。

昼食用に卵割っていたら虚しさに襲われる

(卵が…割れる…白身と黄身が…でろりん)
(吾妻ひでお「うつうつひでお日記」)

民主党政権、無職で生活に困っている人に支援してくれるといいんですが、そういう支援、今のところ僕にも僕の周囲にも何もないですね…。相変わらず医療費も1割取られますし…。医療費だけでも、早く元に戻す(以前は5%負担)になってくれると助かります…。

参考作品(amazon)
うつうつひでお日記 DX (角川文庫 あ 9-2)

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あにゃまる探偵キルミンずぅ第二話視聴。良い出来ですね。服着たまま風呂に入ってるのは吹きました。

あにゃまる探偵キルミンずぅ第二話視聴。第一話に引き続きテンポの良い快作ですね。今クールのアニメでは「青い文学」と並んで僕的には評価ダントツです。服(キルミンの着ぐるみ)を着たまま平然と風呂に入っている展開は吹きましたが、あれは一度キルミンフォーゼ(変身)すると、ヌグミンの呪文で変身解除しない限りキルミンの着ぐるみが脱げないということなのかな。まあ普通は着ぐるみで風呂に入るよりヌグミンで変身解除してから風呂に入ると思いますが…。この展開をなるべく好意的に解釈すると、あの風呂小さすぎて、キルミンフォーゼした状態(姿が小さくなっている状態)じゃないと3人で風呂に浸かることはできないので、あえてキルミンフォーゼ状態のまま着ぐるみで風呂に入ったとも考えられますね。

本作、動物アニメ+魔法少女アニメという感じで楽しめました。ヒロイン達が動物の着ぐるみを着た姿(動物の能力が使える)に変身して、更に動物にも変身できるというのは、動物アニメと魔法少女アニメのいいとこどりで上手く考えた作品だなあという感じです。流石は評価の高いクリエイターである河森正治氏(本作原案・監督)ですね。今クールのアニメでは見ていて一番面白い、良い意味でアニメらしい作品ではないかと思います。お勧めです。

参考作品(amazon)
Lady Ready!
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アニメ「青い文学 人間失格」視聴。面白かったです。アニメの自主規制に対して果敢に挑んでますね。

人間失格 (集英社文庫)

アニメ「青い文学 人間失格」第一回視聴。太宰治の人間失格のアニメ化ということで楽しみにしていたのですが、なかなか良い出来で期待に応えてくれる作品でしたね。原作の人間失格の話を各エピソードごとにバラバラにして再構成した作品でして、先に原作を読んでいた方がより楽しめると思います。

原作に忠実な分、原作のセックス描写とかちゃんと描いていて(男女の裸の絡みがある)、原作どおりで僕は嬉しいです。古典をちゃんと原作どおりにやっていることに対してPTAが文句つけてきたら嫌ですね…。近年(1990年以降〜)の地上波放映アニメは表現の自主規制が厳しく、2000年以降に至っては、裸の描写どころか、パンチラすらダメという異常なまでの自主規制ぶりでして、そこに風穴開けてくれたのは嬉しいです。本作は原作「人間失格」が評価の高い古典ゆえにPTAも文句をつけにくいだろう、ということで表現に自由度があるのだと思いますが、原作のないオリジナルのアニメなどでもこのぐらいの表現の幅は普通にあって良いと思いますね。変に視聴者に媚びているようなエロシーンは幻滅ですが(オタクに媚びた無意味なお色気シーンが今のアニメにはいかに多いことか…)、きちんと物語上の必然性がある性愛表現を丁寧に描いていれば、物語に深みを出すことが出来ますからね。

青い文学シリーズは、人間失格だけではなく、様々な古典作品(坂口安吾「桜の森の満開の下」、夏目漱石「こころ」、太宰治「走れメロス」、芥川龍之介「蜘蛛の糸」「地獄変」)をアニメ化するということですが、青い文学以外のアニメ作品でもこういった取り組みはぜひ行って欲しいですね。青い文学のアニメ化は日本近代の古典文学ばかりなので(志賀直哉、谷崎潤一郎あたりもアニメ化して欲しい!)、海外古典文学をアニメ化するのはぜひして欲しいです。

ギリシア悲劇好きとしては、ソポクレス「エディプス王」「アンティゴネー」エウリピデス「王女メディア」あたりがアニメ化されたら嬉しいですね。古典は人間の普遍的な情動を深いところで描いているので見ごたえがあります。今クールのアニメに数多い、女の子が一杯出てきてオタクな視聴者に媚びたオタクネタを振りまきながらキャッキャする中身のない萌え系アニメは見ていると果てしなくうんざりしますし…。アニメのなかでマニアックな声優ネタとかされても白けるだけです…。アニメ製作者の皆さんは、視聴者にオタクネタで媚を売るのではなく、視聴者に感銘を与えてくれる、確りとした見ごたえのある、中身のある作品を作ることをどうか心がけて欲しいです。

青い文学、今後も楽しみですね。僕は日本近代の古典文学では夏目漱石と芥川龍之介が一番好きなので、こころや地獄変がアニメでもうすぐ見られる日、心待ちにしております。

参考作品(amazon)
人間失格 (集英社文庫)
桜の森の満開の下 (講談社文芸文庫)
こころ (新潮文庫)
走れメロス (新潮文庫)
改編 蜘蛛の糸・地獄変 (角川文庫)
ギリシア悲劇〈2〉ソポクレス (ちくま文庫)
ギリシア悲劇〈3〉エウリピデス〈上〉 (ちくま文庫)
ギリシア悲劇〈4〉/エウリピデス〈下〉 (ちくま文庫)

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「あにゃまる探偵 キルミンずぅ」最高に出来が良くて楽しいですね!!お気に入りです。

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日本・韓国の合作アニメ「あにゃまる探偵キルミンずぅ+」第一話視聴。韓国との合作ということでスペースガンダムVみたいな怪作だったらどうしようと思っていたんですが、変身少女物(ヒロインの女の子が動物に変身できる)として抜群にクオリティが高くて物凄くビックリしています。今クールのアニメで一番クオリティが高いと思いますね。出来が良くて見ていてとても楽しめました。本作は今クールで一番クオリティが高いと思います。今クールのアニメのなかで見ていて一番面白かったです。

テレビ東京・あにてれ あにゃまる探偵キルミンずぅ
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/kirumin/

本作は人気アニメしゅごキャラの後番組として製作が始まり、しゅごキャラが人気あるので、しゅごキャラが終了せずに並列して放送という形になったそうですが、ぜひしゅごキャラのように長く続けて欲しいなあと思うアニメ作品ですね。本作はマクロスFでヒットを飛ばした河森正治監督の作品だけあって、物語のテンポとヒロイン達のぽよぽよ感がとてもよく、楽しめます。女児向けアニメとして製作されているだけあって、無理にオタクに媚びていないところも好感です。本作は夕方五時半と、深夜二時という、二回の放送時間(深夜にリピート放送)を持っていますが、深夜アニメの中では抜群に良い出来です。逆に言えば、深夜アニメはオタクに媚を売りすぎて全般的に質が低下しているなあ…という感じでして、キルミンずぅを見習って欲しいですね…。

最近はあまりアニメを見なくなりましたが、キルミンずぅはこれからずっと見てゆけそうなアニメです。今後が楽しみですね。後、最後に余談ですが、本作でグルグル眼鏡をかけているヒロインの子、眼鏡を取ったら( 3 3 )こんな感じののび太目なのかなと思っていたら、第一話で眼鏡外れて、普通に少女漫画っぽいキラキラ目でがっくり…。ここはのび太目だったら面白かったのに…。

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お勧め二次創作小説「ガンダムの世界にのびたが迷い込んだら」。素晴らしい出来です。

GUNDAM 30th ANNIVERSARY I,Senshi~哀 戦士 トリビュート
機動戦士ガンダム 劇場版総音楽集

今回は、お勧め二次創作小説をご紹介致します。下記サイトさんでまとめていらっしゃる小説「ガンダムの世界にのびたが迷い込んだら」です。

ガンダムの世界にのびたが迷い込んだら@ ウィキ
http://www22.atwiki.jp/nobita/

本作は、ファーストガンダム一年戦争の世界に迷い込んだいつものドラえもんメンバー(ドラえもん・のび太・しずかちゃん・スネオ・ジャイアン)+出木杉くんの活躍を描く大長編ドラえもん小説です。それぞれジオンと連邦に別れて優れたMSパイロットとして活躍するのび太(ジオンパイロット)と出木杉くん(連邦パイロット)の物語がメインになっています。大長編ドラえもんの展開を上手く掴んだ見事な展開でして、ネットで読める大長編ドラえもん二次創作の中で最高の出来だと思いますね…。

本作で一番面白いなと思ったのは、出木杉くんがいつものドラえもんメンバーに負けず劣らずの大活躍をしていることでして、ドラえもんの「冒険ゲームブック」の話を思い出しました(てんとう虫コミックス「ドラえもん」第38巻に収録)。この話(冒険ゲームブック)は、ファンタジー世界を実際に冒険して遊ぶドラえもんの道具「冒険ゲームブック」を使って、のび太・ジャイアン・スネオ・出木杉くんが遊ぶんですが、全員同じ条件で出発したにも関わらず、出木杉くんが王道な冒険者として活躍して普通に冒険ゲームブックをクリアするのを傍目に、のび太・ジャイアン・スネオは全然冒険を進めることが出来ず、最後はズルをしようとして失敗するといういつものオチが待っています。これ読んで、大長編ドラえもんに出木杉くんがメインでは出てこないのは、出木杉くんが出てくると彼の大活躍で他メンバーの冒険シーンを食っちゃうことになるからだろうなと思っていたんですが、本作はまさにそのようなところがありますね。難民キャンプで知り合った少女を守って連邦パイロットとして活躍する出木杉くんの話が一番王道主人公っぽいです。

ただ、出木杉くんが大活躍するといっても、本作では他のキャラもキャラの個性を活かしてちゃんと立てているので、全体的にバランスが取れていてまさに大長編ドラえもんという感じで面白いです。のび太の天才的な射撃の腕をMSパイロットとして活かしていますね。本作のび太はMSを操縦しての射撃も天才でして、一機のドムに乗って大量の敵(連邦軍)を倒すことが出来ながら、敵を殺しちゃうことに臆病な展開は、「ガンファイターのび太」(てんとう虫コミックス第24巻収録)ですね。

本作、まだ未完ですが、現在執筆されているところ(先に紹介させて頂いたまとめサイトで最新分まで全て読めます)まで読むことぜひにお勧めです。非常に良く出来ています。特に出木杉くんが連邦軍総本部ジャブロー基地でアムロと出会い、連邦のパイロット仲間達と一緒にGMに乗ってジャブローに侵攻してきたジオン軍と戦うところは、頭の中で哀・戦士のBGMが流れていましたよ…。僕はジムでドムやグフと戦ったり(もしくはその逆、グフやドムでジムと戦う)するのが好きなので…。

僕は機動戦士ガンダムvs.シリーズが非常に好きなのですが、やはりこのシリーズの醍醐味は弱いモビルスーツで強いモビルスーツと戦うところにあると思うので、ジムでジオングと戦うとか、ザクでガンダムと戦うとか、そういうのが楽しいですね。その点で、最近のこのシリーズはガンダム系ビルスーツばかりが戦闘に出てくる「ガンダム系MS対ガンダム系MS」な感じのゲームになってしまったのが残念です…。マイナーモビルスーツが一杯出てくる「ガンダムvs.Zガンダム」が一番面白かったですね。ガブスレイが一番使いやすくてお気に入りです。低コスト機ではドム・リックドムが使いやすくて好きですね。回避能力・移動速度が低コスト機の中ではダントツに高いので、移動しているだけで長距離砲撃を受ける心配はない機体です。連邦の低コスト機ではジムもなかなかいい機体ですね。

本作はのび太がドム、出木杉くんがジムに乗って大活躍するので、ドラえもんファンでガンダムファンの僕などは読んでいるだけで最高に楽しいです。ドラえもんファン、ガンダムファンどちらにもお勧めします。特に僕みたいな両方の作品のファンのお方々には必読といえる面白い二次創作小説です。このまま進むとのび太はブラウ・ブロかジオング、出木杉くんはガンダム6号機マドロックあたりに乗って二人が戦うという展開になるのかな…。本作のび太は無敵に強い(シミュレーターでは黒い三連星を越えており、NTララァに匹敵する強さ)ですから、ブラウ・ブロあたりに乗ったのび太から遠距離オールレンジ攻撃を受けたらガンダム系の機体に乗った出木杉くんでも勝てないかも…。出木杉くんも優秀なパイロットですが、のび太ほどではない感じですね。

後は、これまでの展開で張ってある伏線から推測すると、出木杉くん、かなり死亡フラグが立っている感じで、ソロモン〜ア・バオア・クー戦のどこかで、仲間を庇って(ビクザムのビームから庇うとかして…、もしくは仲間が出木杉くんを庇って戦死して、怒った出木杉くんが他の仲間を庇って特攻して)戦死してしまいそうでして心配ですが…。ガンダムのキャッチフレーズは「君は生き残ることができるか」ですが、出木杉くんも最後まで生き残って欲しいですね…。

あと、本作を読むときはガンダムBGM、特にBGM哀戦士をお勧め致します。本作内容もまさに哀戦士という感じでして、臨場感が出てきて最高にいいです。

参考作品(amazon)
GUNDAM 30th ANNIVERSARY I,Senshi~哀 戦士 トリビュート
機動戦士ガンダム 劇場版総音楽集
ガンダム30thアニバーサリーコレクション 機動戦士ガンダムI[2010年7月23日までの期間限定生産] [DVD]
ガンダム30thアニバーサリーコレクション 機動戦士ガンダムII 哀・戦士編 [2010年7月23日までの期間限定生産] [DVD]
ガンダム30thアニバーサリーコレクション 機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編 [2010年7月23日までの期間限定生産] [DVD]
ドラえもん 1 (藤子・F・不二雄大全集)

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hotmailで大規模なパス流出が起きたとのことです。僕のメールアドレスは今のところ問題ありません。

イタリア現代思想への招待 (講談社選書メチエ)

マイクロソフトのhtomailで大規模なパスワード流出が起きたとのことです。僕のメールアドレスは今のところ、この問題に巻き込まれておらず、メールの送信受信などメール全般に特に問題がないことを確認しました。hotmailを使っている人は一応確かめた方がいいかも知れません。

僕の方は、こちらのメール(ne.ko.tan@hotmail.co.jp)でamazonギフト券を贈って頂き、本当に助けられています。ありがとうございます。これは私信ですが、復職なされたとのこと良かったです。お仕事が上手くいくこと、心から願っております。

僕の近況ですが、岡田温司「イタリア現代思想への招待」を読了しました。病院の先生に思想とかあまり小難しい本は読まない方がいいと言われているのですが、何となく図書館で借りて何となく読んでしまいました。特に難しい本ではない、分かりやすい平易な文章で書かれたイタリア思想紹介本だったので、気軽に読めてよかったです(普通の本に比べると専門用語が多くてそこは難しいです)。普通に面白かったですね。

この本で紹介されているイタリア現代思想は、バチカンのあるイタリアだからキリスト教の影響が大きいのかなと僕は思っていましたら、思っていたのとは逆に、ギリシア哲学や美学の影響の大きい、キリスト教と距離を取ったイタリア現代思想が紹介されていて、意外かつ面白かったですね。イタリア現代思想は、東方(オリエント)・ビザンティン帝国の影響を受け、ローマ教会とは慎重な距離を取っていたヴェネチアの影響があるそうでして、東洋思想っぽいところがありますね。超越的な絶対の神の掟とか原罪とか契約とかのキリスト教の概念から距離を取って、不条理な自然性、人間の内在性、美的感性とかを重視しています。こんな感じです。

苦痛はそれ自体は普遍的なものであるが、文化や宗教、時代や社会によってさまざまに異なった受け取られ方をしてきた。たとえばヒンズー教徒や仏教徒は、キリスト教徒とはまた別のかたちで苦痛を捉え、経験してきたことだろう。

つまり、同じ苦しみであっても、別様に感じ取られ解釈されるのである。ナトーリはとりわけ、西洋文化の二つのマトリックス、古代ギリシアとユダヤ=キリスト教における苦痛の経験の違いに注目する。

たとえば(キリスト教の思想とは相容れない形態の悲劇である)ギリシア悲劇において、苦痛は幸福と必ず対をなしている。生きるという経験そのもののなかに、苦痛は必然的に組み込まれているのである。なぜなら、人間の生は、生み出すと同時に破壊する自然の力に従うからで、その意味では、ビオス(社会的生、文明を営む人間の生)としての生は、ゾーエー(動物的生、生命種の本能的な生命)やピュシス(自然、外部環境)と連続している。たとえ不意の死や予測できない闖入として死が訪れるにしても、それはピュシス(外的環境による要因)の規則性にかなっているのであり、生がいかに不可解であるとしても、自然の懐(外部環境)のうちにあることにはかわりがない。それゆえ、(外部環境が生命存在に必ずどこかで苦痛を与えるように形成されている為)存在するかぎりにおいて苦痛は自明のもので、人間はただ、これ(苦痛)を除去するのではなく、いくらか軽減することができるだけなのである。

他方、ユダヤ=キリスト教において、苦痛は契約の神学にその位置を占めており、神の法=掟が破られることのうちに、苦痛の意味と正当性が見出される(この世の苦痛は神の掟に逆らった罪人に下される神罰であるという思想)。罪は神との契約の破棄を意味するのであり、その罪の報酬として苦痛がある。それゆえ「潔白で正しい」ヨブが、自らの苦痛の意味を神に問わないではいられなかったのも、もっともな話なのである。周知のように最初の人間の罪はアダムとエヴァが犯したもので「原罪」と呼ばれる。(中略)

これ(超越的な唯一神=あの世に全てを帰するキリスト教思想)にたいして、ギリシア人たちは、神に、あるいは「大文字の他者」(超越的な絶対存在・あの世の世界)に救いや希望を求めることはしない。「希望」を意味するギリシア語の「エルピス」は「エルプ」という語根を持つが、この語根から享楽(現世的享楽)という意味のラテン語「ウォルプタス」も派生した。つまり希望とは、生への愛(現世への愛)であり、生きる意志であり、地上(現世)に留まることの固執である。そしてそれは「大文字の他者」への希望ではなくて、複数の他者たち(現世の存在たち)への希望である。
(岡田温司「イタリア現代思想への招待」)

この本で紹介されているイタリア現代思想は、『あの世の為にこの世の苦しみを甘受するという思想を捨てて、この世の為に生きよう』という感じの思想なので、なんだかとても入りやすい形ですね。悪くない思想だと思います。本書でも解説されていますが、僕の好きな作家のウンベルト・エーコやイタロ・カルヴィーノとか、こういうところから出てきたのかと思うと納得できる感じですね。

後は、よく日本批判として、『日本は美的感性で物事を処理するからダメなんだ』というのがありますが、この本によると、逆に西欧のロゴス至上主義に対するアンチテーゼとして美的感性の意義を積極的に認めているところがあって、面白いなと思いますね。普通に面白い本でした。ただ、やっぱり専門書的なところが多いので、イタリア現代思想に興味のないお方々が読んでも面白くないかもです。題名通り、イタリア現代思想に興味のあるお方々向けです。

イタリア現代思想に興味のないお方は、先に挙げたウンベルト・エーコやイタロ・カルヴィーノの小説お勧めです。エーコは「ウンベルト・エーコの文体練習」がパロディ短編集でしてとても読みやすいです。彼の代表作「薔薇の名前」は優れた作品ですが、大長編でして読むのが大変なので、「文体練習」の方を読んでエーコの小説が気に入ったお方々向けです。

イタロ・カルヴィーノは、ユーモア短編集「むずかしい愛」が読みやすい方かなと思います。この人の作品はちょっと癖があるので、慣れるまであれっと思うことが多いかもしれませんが、慣れると面白いです。メタ・フィクションを上手に書く作家さんでして、メタ的なトリックが作中のあちらこちらに隠されています。僕が一番面白いと思うのは「見えない都市」ですね。これはお勧めです。ボルヘスの小説から物語の筋を取ってバラバラにして再構築した幻想小説みたいな感じでして(分かりづらい説明ですみません…)、一時間くらい読んでいると物語の世界に吸い込まれます。幻想小説の最高峰の一つだと思いますね…。エーコとカルヴィーノの作品は双方とも非常にユニークな個性がある小説でして面白くてお勧めです。

参考作品(amazon)
イタリア現代思想への招待 (講談社選書メチエ)
ウンベルト・エーコの文体練習 (新潮文庫)
薔薇の名前〈上〉
薔薇の名前〈下〉
むずかしい愛 (岩波文庫)
見えない都市 (河出文庫)

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小川一水氏のSF短編集「フリーランチの時代」読了。なかなか面白かったです。

フリーランチの時代 (ハヤカワ文庫JA)

精力的な執筆活動で知られる若手SF作家小川一水氏のSF短編集「フリーランチの時代」読了。SFマガジン収録のSF短編を中心に収録しているだけあって、どの短編もなかなか質が高く面白かったです。

あえて難点をあげるなら、これは小川一水さんの小説全てに言えますが、質は平均的に高いのですが、全般的に物凄く健全に普通過ぎて、展開に意外性がないところでしょうか。まあ、平凡さが小川作品の味とも言えるので、平凡さを含めて楽しむということで言えば、いつもの小川作品です。本作に収録の「Live me ME.」は先鋭的な作風で知られる人気SF作家グレッグ・イーガンを意識したような、テクノロジーの発達によって揺らぐ個人のアイデンティファイを描いた小説ですが、イーガンが描いたならばけれん味たっぷりになったようなプロットも、小川一水さんが描くと、とても健康的で安全安心的な平凡さがみなぎる短編になってしまいますね…作者さんの特性(健康的・健全・平凡)がこれほど作品に大きく出る作家さんは他にいないのではないかと思います。そこが小川一水さんの味なのですが…。

本作はどれもごくごく普通の健全なSF短編作品という形でどの作品も特に特筆すべきような物語はないのですが、なかでも面白かったのは「千歳の坂も」ですね。人類が不老不死テクノロジーを手に入れた後の長い時代を描いています。ただ、これ、十数年ぐらい前にSFマガジンに収録された、ナノテクノロジーで不老不死になった女の人の長大な時間を描いた海外SF短編(題名・作者名失念しました、申し訳ありません。題名・作者名覚えている人がいたら教えてくれると嬉しいです)がモデルじゃないかなという感じが…。「千歳の坂も」の主人公の一人が最後は機械化して意識野を拡大し宇宙を渡るとか、海外SF短編そのままのオチですし。まあ、このネタ自体が今ではありがちではありますが…。

SFの短編は近年数が少ないので(スティーヴン・キングが『短編小説は労力の割に儲からないので、短編を書く作家が年々減っている。私は短編を読むのも書くのも好きなので残念だ』ということを自身の短編集の前書きで書いていましたが、日本の現状もまさにそういう感じです)、今回小川一水氏の読んだ「フリーランチの時代」は全体的に質の良いSF短編で楽しめました。必読といえるほど凄い小説ではありませんが、全体的な質は高く、SFの面白い短編集を読みたいお方々にお勧めです。

参考作品(amazon)
フリーランチの時代 (ハヤカワ文庫JA)

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親オタク派森永卓郎氏と反オタク派岡田斗司夫氏の対談本、「オタクに未来はあるのか」読了。バブルの意識。

オタクに未来はあるのか!?―「巨大循環経済」の住人たちへ

森永卓郎氏と岡田斗司夫氏の対談本、「オタクに未来はあるのか」読了。オタクを対極の立場から語っていて面白かったですね。親オタク派で今のオタクのライフスタイルに賛同的な森永氏と、森永氏とは全く逆に、反オタク派で今のオタクに批判的な岡田斗司夫氏(ダイエット成功後・オタクは死んだ発言後の岡田氏はオタク批判の急先鋒です)という、両極の対談ということで、意見が衝突しあっているのは、対談本として非常に面白いです。

特に面白かったのは、ばんばんオタクを批判している岡田氏で、森永氏は優しい感じでオタク文化を肯定しているんですが、岡田氏がそれをずばずば斬っているのが面白かったです。岡田氏は現在のオタク&オタク文化に激しく批判的でして、現在のPCを使ったインターネット、ブログ文化、2ch文化などを、経済的に全く利益のない形骸化したモラルのないスラムに過ぎず、そのうち滅びる代物と批判的にズバッと斬っています。正直驚きましたね…。

本書を読むと、岡田斗司夫氏は心の底から今のオタク&今のオタク文化(ニコニコ動画や本田透氏の言説等)が嫌いなんだなあという感じでして、オタキングと呼ばれた人物がここまでオタクを嫌うようになるとは、人間、変われば変わるものだと思いました…。岡田氏、『オタクは二次元、萌え、ニコニコ動画、ブログなどのせいで堕落した!!俺は堕落したオタクをオタクとして決して認めんぞお!!ネットやっている二次コンオタクは全員下層のゴミ野郎!!三次元から離脱した本田透のせいでオタク文化は衰退する、許さんぞ本田透!!三次元万歳ダイエット万歳!!』みたいな感じに吼えてます…、驚愕です。岡田氏の発言を本書より少し引用してご紹介致しますね。

岡田斗司夫
「今はネットの普及なので、ものを送り出すことが容易になっているのに、にもかかわらず志のあるアマチュアクリエイターというのが出てこない。これはなぜかというと、人間はより効率のいい快楽に流れるんですよ。(中略)(苦労してアニメを自主制作するより)人が作った(商業の)アニメにニコニコ動画とかでコメント作る方が、面白くて、快感が強くて、簡単なんです。ネットにアクセスするのを我慢して、一年間アニメを作れる人間が出てこないんです。なので、新しいクリエイターはでてこない。(中略)

今(本書が出た2008年)ちょうどネットワーク切り替わり時期なんですよ。たぶんあと三年でパソコンのネットがなくなって携帯だけになる。今はちょうど過渡期で両方見られてややこしんですけれども、それ以降にパソコンでネットワークする人っていうのはほとんどいなくなって、検索なんかは携帯でするだけになって、パソコンを使う人はマニアだけの世界になっちゃうと思うんですね。2010年までには。

だから、それから先のビジネスモデルを考えるのは、なかなかちょっと難しいんですけどね。作品を作るにしても、携帯で見られるものでないとあんまり意味がないんだろうけど……。」

森永卓郎
「前にも言いましたように、もっと一般受けするコンテンツをどんどん作って、外からお金を取り入れていかないと駄目なんですよね。」

岡田斗司夫
「オタク市場としては厳しいですよ。宮崎アニメとかエヴァとかのような大ブームになる時代はもう終わっちゃったと思ってるんですね。今、大ブームになるのは「HERO」とか「ALWAYS三丁目の夕日」とか一般作品になっちゃったんですよ。マニアックなオタク作品が天下を取るという夢は、もう終わってまとめの段階に入ってるから。」

森永卓郎
「(オタクの)未来は厳しいですか。」

岡田斗司夫
「(オタクの衰退が)進行している状態だからなかなか説明難しいんだけども、わりと悲観的かなぁ。でもね、(三次元に対する)恋愛文化が終わって、(オタクの世界は)男子的なオナニー文化にこれから戻るんですよ。デート・彼女・セックスという三種の神器が崩れて、オナニー・妄想・ネットという新しい独身男性の三種の神器が(笑)」

森永卓郎
「(二次元を肯定する)本田透さんに言わせると、それがより純粋な恋愛ということになるんでしょうかね(笑)」

岡田斗司夫
「本田さんは恋愛が好きなんですよ。少女漫画的な恋愛が好きで、人一倍恋愛が好きだから、恋愛を大切にするんだ。三次元の生身の恋愛より、萌えの方が純度が高いんですよね。だから恋愛に人一倍あこがれるオタクの人たちが、逆に恋愛から疎外されてゆく。萌え家電とかいうのは、恋愛を捨てた人たちが買う商品であるわけです。

そういう人たちは実社会の友人は、確実に減ってきていて、彼女の代わりに萌えがある。そして友達の代わりにネットがある、そんな感じですね。

仲間がいなくてネットがある。彼女がいなくて萌えがある。これがスラム化するオタクの最終段階なんです。」

森永卓郎
「オタクは、スラム化してしまうんですか?」

岡田斗司夫
「ネットワークが携帯電話に移行するにあたって、積み残される層や世代が出てくるんですよね。それが三十代男性だと、僕は思ってるんですけど。

携帯のネットに一般の人はみんな流れていって、そして残されたパソコンのネットがスラム化していくんです。2ちゃんねるがスラム化したのと同じですね。今ネットやっている人はニートとかが主流で、ちゃんと仕事している人は携帯ぐらいしか時間がないんですよ。

以前から、ブログの世界はどうなるかということをずっと研究している人と話しているんだけど、こないだ発表された調査結果で、「ブログといえば携帯」という人が五割超えちゃっているんだよ。今の三十代ぐらいのパソコンのヘビーユーザーの人はそれに気がついていないというか、本当は気がついていて、分かっているんだけど、気持ちが切り替えられない。

パソコンのネットの中で、まだ濃い論争があるとか思いこんでるんですよね。だから「ネット市民」という言葉もあると思ってるし、「ネット言論」というものもあると思ってるし、ネットの力でマスコミに出てこないニュースを暴く、みたいな意識がすごく強いから、これは三十代のアルファブロガーという人たちの存在があるんだけど、それがもう時代遅れになりつつある。」

森永卓郎
「そのスラムの外にいる人というのは、もうオタクとは呼べないんですか?」

岡田斗司夫
「そうですね。ただ、そのスラムの人数がこれからもっと増えると思います。アメリカで考えると分かりやすいんだけども、アメリカでは食べ物のカロリーとか農薬(商品の質)を気にする人と気にしない人で、綺麗に層が分かれている。貧困層と富裕層で分断されているんですね。(中略)オタク趣味っていうのは、かつてはお金も掛かって時間も掛かってプライドも必要な(商品の質を気にする)エリート趣味だった。それがすごい勢いで(商品の質を気にしない)下流の趣味になっている。(オタク文化は)民度が低い文化になっていくんだ。サッカーのフーリガンみたいに、思い通りにならないと暴れる人たち。アニメがオンエアされなかったらネットで怒って暴れるとか(笑)。(中略)

(オタクが下流趣味化するのは)それはやはりネットの普及というのが大きくて、実際にデモとか抗議電話するのは大変だけど、ネットで暴れるのは簡単だからね。(中略)でもその層(下層オタク層)は相手にしない、富裕層向けのビジネスが最近は流行してますよね。これまでは総中流社会だったからマスを相手の商売というのが日本ではメインだったんだけど、これからは下層と上層っていう二極化が予測されるから、って言うか下層の人っていうのはDVD買わずにYouTubeやニコニコ動画で見ちゃうわけでしょ。だからこの人たち(スラムのオタクたち)相手にやってもしょうがないんですよ。それよりは上流階級向けに、会員制とかで(質の高い)映画を見せるサービスをやったほうがよっぽどちゃんとお金がとれる。」(中略)

森永卓郎
「というとやはり、そういう層(オタク層)に対してビジネス面であまり期待はできないですね。」

岡田斗司夫
「僕の考えているオタク市場の未来っていうのは、売り上げはある程度あがっているんだけどけど、わりとあんまりよくない感じですね。どうしても、低所得層が相手の商売になりやすいから効率が悪い。それに、(今のオタク層は)モラルも低いからコピーが横行する。(中略)今のオタクというのは、必ずネットにアクセスしないと生きていけない人たちだから、どうしても安いものや無料のサービスに流れていってしまって、それしか受け入れてくれなくなるわけです。だからむしろ、日本の中で(オタク相手の)商売をするよりは、国内で作ったものを海外に持っていった方が、ビジネスチャンス的にはあるんじゃないかと。(中略)日本のオタクコンテンツは昔から海外でも評価が高いのに、なぜか日本側の方が海外市場に消極的ですよね。それもオタク産業の特徴ゆえなんでしょうけど、やはり外に向けて開いていかないと、未来は暗いですね。(中略)

十年スパンでオタク業界を見てきたら、意外と思うかもしれませんが、この十年(1998年〜2008年)を代表するような作品は五年以上生まれてきてないんですよ。ということは、そんなものはないんだと、考えざるをえないのですね。そんな時代を象徴するような作品(代表作)が、このオタク業界に必要とされていないといってもいいでしょう。

もう終わってるんです。そういう動き自体が」
(「オタクに未来はあるのか」より)

まあ…なんといいますか…どうも岡田斗司夫さんのオタクへの憎悪が凄まじくて、客観的に実際の動向が見えていないのではないかと、読んでいて思いはしましたね…。今2009年ですが、2010年頃までにPCで行うインターネットが壊滅してスラム化するとは思えないですし…。なんで岡田斗司夫さんがこんなに今のオタク&ニコニコ動画などの現在のオタク文化を激しく憎悪しているのかは分からないのですが、『オタクに未来などない!!オタクは下層のゴミと化してスラムで滅びる!!』という岡田斗司夫さんの意見に引きずられて、本書「オタクに未来はあるのか」の結論は「オタクに未来などない!!」という結論がでております…。基本的に反オタク派・現在のオタク文化否定派の岡田さん主体の本でして、親オタク派・現在のオタク文化肯定の森永さんは聞き役に回っているので…。

岡田さんの論調は本書では一貫していて、『昔のオタクは質の高いエリートセレブリティ。質の悪い貧乏人がオタクに入ってきたせいでオタクは衰退した。数よりも質が大事。下層階級流入のせいでオタクは滅びる』ということを本書の始めから最後まで一貫して言っております。どうも極論だと思いますね。例えば、アニメなんかは、視聴者数がある程度いなくてはオンエアすらできないでしょう。岡田さんは『質の高いアニメを質の高い層で作って質の高い層に見せることが最善だ』というような考えのようですが、その質の高さって何?っていう感じですね。本書を読むと岡田さんは『質=お金。質の高い人間=アニメDVDを買うお金持ちセレブ、質の低い人間=ニコニコ動画でアニメを見る連中』というような割り切り方をしておりますが、正直読んでいてがっくりしたといいますか、岡田さんにとってオタクの矜持というのはお金持ちか否かで判別されるだけのものだったようで、なんだこりゃという感じです…。本書より岡田さんの考え方が一番くっきり出ているところを引用致します。

岡田斗司夫
「当時のオタク(岡田さんがオタキングとして活動していた70〜80年代のオタク)はセレブというか、バブリーというか、かなりお金を使っていたし、それだけの経済力がなければオタクになれなかった。けれども今のオタクの趣味っていうのは、お金を使わない趣味、下流階層の趣味になりつつあるんですよ。(中略)今の時代、オタクであるってことは、すなわち大人になれなくてその上貧乏かも知れないと。そこにビジネスが入り込む余地はひょっとしたらもうないのかも知れませんね。

80年代に僕がゼネラルプロダクツを立ち上げた当時は、まだ「オタク」という言葉が確立されていない状態でした。そういう時代に漫画とかアニメが好きだっていう人は、かなり精神的にも強くないと駄目なんですね。強いっていうのはつまりどういうことかというと、孤高である強さ、周囲の目を気にしないわけではなく、周囲の目があっても「誰がなんと言おうと、これが好きなんだ」と言い張れるだけの仕事の実績なり、経済力なりをもっていないといけない、そんな時代でした。(中略)

(今のオタク市場はオタクを意識した閉鎖的な商品作りだが)当時(80年代ガイナックス重役時代)の僕は、「僕がオタクだから、オタク市場に向かって商品を作る」とかいう意識は毛頭なかったし、そもそもオタク市場なんていう狭い市場が成立しているという意識もなかったわけです。(中略)

(今のオタククリエイターたちは80年代当時に比べ)クリエイティブという点からどうでしょうか。この前、新シリーズの「ガンダム00」が始まりました。「これって、どう?」と、正直、そう思いました。これは、僕の個人的意見ですけど、要は、もしこのアニメに「志」というものがあるのなら、ガンダムなんてフレーズをタイトルに使うはずがないと。「俺は、面白いアニメを作る!」っていう自信があるクリエイターだったら、誰がガンダムなんてタイトルを使いたいと思うか、と。だって、そのアニメが成功したって「所詮、ガンダムだからでしょ」って言われるんですよ。それはやりたくないでしょう(笑)。」

森永卓郎
「そこら辺の、クリエイターたちの葛藤は、私にはあまりよくわからないんですが……」
(「オタクに未来はあるのか」より)

なんだか、ガンダム00に対する文句とか、岡田さんの言動、オタク憎しのあまり言いがかりをつけているようにしか見えませんが…。作品を視聴して質について語るのではなく、「ガンダム」というタイトルを使ったから駄目とか、無茶苦茶としか…。セレブオタクしか駄目というのも狭量だと思いますし…。

僕は岡田氏とは逆に、オタク層の裾野が広がったことは良いことだと思いますね…。岡田さんが褒め称える時代、「セレブオタクがオタク文化を支えた素晴らしき70〜80年代」よりも、2009年今の方がオタクコンテンツは質量共に遥かに発展していると思います。セレブオタクは質が高く、貧乏人オタクは屑という岡田さんの意見は岡田さんの個人的な環境に拠った意見(岡田さんの実家は普通に大富豪でして、小さい頃から欲しいものは何でも買えたということを述べています)だと思いますし。

本書、全般的に、岡田さんの「今のオタクが憎い!今のオタク文化が憎い!貧乏人オタクが憎い!70〜80年代のセレブオタクと志のあるオタク文化は素晴らしかった!!今のオタク&オタク文化は屑!!」というちょっとぶっ飛んだ意見が盲目的に羅列されていて、オタクについて語ったオタク本の中では異彩を放っている面白い本だと思いますね。岡田さん一人だと毒々しくて読めたものではなかったと思いますが、対談相手の森永さんが毒を中和しているので、絶妙のバランスで本が成り立っています。読んでいて思ったのは、岡田さんって物凄く80年代バブリーな人だったんだなあということですね…。この本の岡田さんは金魂巻でカリカチュア化されているテレビ業界人みたいな感じで、『二次元オタクコンテンツはそれによって金を稼いで三次元にてデート・彼女・セックスする為の手段』みたいな意識が強すぎて辟易しました。海外に打って出ることでバブル再びみたいなことを懸命に唱えていますし。これじゃあ、ポストバブル(バブル崩壊後)の、日本が貧しくなった後のオタク潮流を体現する本田透さんとソリが合わないのは当然だなと…。

僕としては、80年代バブルに未だに囚われて、現状を認識する目が曇っているように見える岡田さんよりも、最初から三次元の貧しさを前提にしている本田透さんの方が、今の社会においてまっとうな認識をしていると思いますね…。本書、バブル以前のオタクはどういうものかというのを考える点においては必読文献と思います。まあ、別にこんなことを考えなくても、岡田さんがオタクをバシバシ斬っているので、オタクが悪く書かれている本を笑って流して読める人なら楽しめる面白い本ではないかと思います。

参考作品(amazon)
オタクに未来はあるのか!?―「巨大循環経済」の住人たちへ
電波男 (講談社文庫)
喪男の哲学史 (現代新書ピース)
世界の電波男 ― 喪男の文学史
脳内恋愛のすすめ

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「Wii Fit Plus」プレイレビュー:物凄く疲れます…、本気でスポーツしたいか本気でダイエットしたいお方々向け。

Wiiフィット プラス(バランスWiiボードセット)

僕の通院している病院のプレイルームにWiiの新作「Wii Fit Plus」が届いていたのでプレイしてきました。前作Wii Fitのパワーアップ版という感じで前作のゲーム集+新作ゲーム集「トレーニング+」で前作の倍くらいゲームが増えています。新作「トレーニング+」のゲームはどれも身体を激しく動かすものが多く、30分もプレイするとヘトヘトになって頭は痛み眼は霞み喉は渇きぶっ倒れそうになりました。僕は病院でプレイしていて近くに看護婦さんがいるからいいですが、家で一人でプレイしていたら体力を使い果たして倒れて意識を失いそれっきりになりそうなほどのハードさです。ゲームというよりはハードなトレーニングマシンという感じですね。

ちなみに一生懸命30分ほどプレイして体力の限界を迎えましたが、30分の運動ゲームで消費したカロリーは92キロカロリー、『92キロカロリー=コカ・コーラ一杯分のカロリーを消費』と画面に出て、気が遠くなりました。ダイエットへの道は遥かに遠いです…。僕はBMIが21で、標準BMIより痩せている(標準BMI22がベスト体重、BMI25以上がメタボリック・シンドローム)ので別にダイエットする必要はないんですが…。ダイエットする人向けに、目標減量体重を決めてその目標に向かって突き進むモードもついています。

全体的に前作「Wii Fit」に比べ(病院に前作もあるので前作もプレイ済み)、よりユーザーフレンドリーに親切になったかつ、より全体的にハードなトレーニング(運動ゲーム)が増えたという感じですね。前作のゲームは本作に全収録されており、最初から全てプレイ可能なので、今からFitを買うなら、前作よりも本作「Wii Fit Plus」を買った方が絶対に良いです。以下、本作で新しく収録された新作ゲームについて述べますと…。

ジョギング+
前作のジョギングのパワーアップ版。前作と違い、今回は猫の後ろを追いかけて走ります。陽気なサザエさんということでしょうか。「お魚くわえたどら猫 追っかけて はだしでかけてく 陽気なサザエさん みんなが笑ってる お日さまも笑ってる ルルルルルル 今日もいい天気♪」という感じで、のどかなジョギングです。意外と体力の消耗は少なく、僕のような体力のない人にもお勧めです。新作ゲームの中でサイクリングの次に面白いかも。走り終わった後、どうでもいい感じのクイズが出題されますが、このクイズモードはいらなかったように思いますね…。

パタパタ飛行
懐かしの「鳥人間コンテスト」のゲーム化。Wiiボードの上に乗り、手をパタパタさせて滑空し目的地を目指します。これが難しくて、クリアできませんでした…。前に体重を掛けることで進むのですが、なかなか上手く進めず、途中で墜落する&タイムアップになってしまうことしきり。イージーモードが欲しいところです。

サイクリング
これは面白いです!!Wiiボードを使ってペダルをこぎ、Wiiリモコンをサドルに見立ててサイクリングします。サイクリングゲームとして非常に良く出来ていますね。リモコンとヌンチャクをペダルに見立てるWiiスポーツリゾートのサイクリングよりボードがペダルになってきちんと足を使って進むこちらのサイクリングの方が遥かに面白いです。スケボーみたいにジャンプ台とかあるともっと良かったかも。後、コースが単調なので、もっと凄いコース(ジャングル)とかも欲しかったですね。ただ、全般的に良い出来、新作ゲームの中で一番お勧めです。

雪合戦
Wiiリモコンで敵をポイントして雪だまをぶつけ合うシューティングゲーム。ボードの上で左右に動くことで、障害物に隠れることができます。ガンシュー好きとして結構面白かったですね。ただ、これも戦う場所が単調なのがう〜ん。もっと色んなところで戦えれば良かったのですが…。

セグウェイ・チャレンジ
セグウェイに乗ってモグラが運ぶ風船を割るゲーム。Wiiボードで体重移動&Wiiリモコンをハンドルに見立てて操作します。操作方法に癖のあるセグウェイでモグラに特攻して風船を割るよりも、犬を操って犬に風船を割らせた方が簡単にクリアできます。犬を操るのは結構爽快で良い感じです。ゆけっ、ファンネル!!という形で犬にモグラへの特攻させることができます。ゲームとして結構面白いです。

リズムカンフー
リズムに合わせてカンフーします。それだけです。カンフー好きにお勧め。

ゴルフレッスン
ゴルフの打ちっぱなしをするだけですが、普通に面白いです。Wiiスポーツリゾートの超難易度なゴルフに比べると、こちらの方が遥かに簡単(打ちっぱなしなので、思い切り打って飛距離を伸ばせばよいだけ)でして、プレイしていて楽しいです。なれてくると100ヤード越えとか普通に出せるようになります。

他のゲームはプレイしていないので感想を述べることができなくて申し訳ないです。全体的に結構ハードな運動ゲームが多く、15分プレイしただけでクタクタに、30分プレイするとアタマが酸素不足でボーっとして身体中が痛み、肉体の限界に到達してしまいます。本気で運動をしたいか、若しくは本気でダイエットしたいお方々向けですね。スポーツクラブの会員になるより遥かに安い値段で毎日トレーニングができる(前作にも収録のヨガモード・筋トレモードの説明の丁寧さは素晴らしいです)ので、本気で運動・ダイエットに取り組みたい人にとっては神のような素晴らしいソフト&ボードであると思います。逆に、特に運動する気はないけれど、ゲームのつもりで買ってみるというのはお勧めできません。本当に疲れるので、本気で運動に取り組む根気がないとプレイが続かないと思います。運動・ダイエットを本気でやりたいお方々にお勧めです。

全体的に非常にハードな運動ゲームが多いのには驚きました…。Wiiスポーツシリーズより遥かにハードです。僕の通っている病院だけでなく、全国各地の病院・老人介護施設・児童養護施設などでWiiの設置は多いと聞きます。(Wiiが病院・施設で人気があるのは、ある程度大きな多目的プレイルームにWiiを設置すれば、患者さんや施設の入所者さん皆で運動ゲームをプレイできる為、集団レクリエーション・室内運動に最適なゲームハードとして歓迎されている、Miiの登録で大多数人数プレイに向いているなどの理由によります、余談ですが僕の通院している病院のWiiも僕含めて患者さん皆Mii登録しているので物凄い人数のMiiが登録されています)たいして体力を使わないWiiスポーツのボーリングなどとは違い(Wiiスポーツのボーリングは通常のボーリングよりも遥かに楽です)、Wiifitの運動ゲームは物凄くハードなので、身体能力的には問題のない人々でプレイする精神関係の病院と児童養護施設でのプレイは問題ないと思いますが、老人介護施設で身体能力の落ちているご高齢の入所者さんがプレイしたら大変なことになりそうです…その点は気をつけて欲しいですね…。

後、最後に、ゲームと関係ないことで申し訳ないのですが、今月(今月入金の先月分)のamazonアフィリエイト収入が二万円切っていて、生活費に困っておりまして、ギフト券・アフィリエイトでお助けしてくださるお方々がおりましたら、心から深く感謝致します…。

参考作品(amazon)
Wiiフィット プラス(バランスWiiボードセット)
Wiiフィット プラス(ソフト単品)
Wiiスポーツ リゾート(「Wiiモーションプラス(シロ)」1個同梱)
Wii(クロ)(「Wiiリモコンジャケット」同梱)
Wii(シロ)(「Wiiリモコンジャケット」同梱)

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