2008年09月

2008年09月30日 15:57

風邪が喉だけじゃなく、お腹にも来ていて、お腹がずっと水のように下りっぱなしで苦しいです。お手洗いから離れられず辛かったんで昔買った市販のビオフェルミン止瀉薬飲みました。胃腸薬ですから抗うつ剤や抗不安剤や睡眠薬との副作用はたぶんないと思うんで、飲みました。でもずっとお腹下していて、これが治らないと、何もできない形なので、その間ちゃんとした更新できないと思います。ごめんなさい。

生活が本当に大変で、今もお腹下していて、喉の痛みと身体もすごくだるくて、今は、長い文章の更新とかできそうにない状態です。病院(内科医院)にもいけなくて(内科は障害者自立支援法適用外なので掛かれません)生活苦が大変で、もし、更新できない間も、もし、よろしければ、ギフト券やアフィリエイトでご善意ご慈悲をいただけますと心から感謝致します。体調を完全に崩してしまい申し訳ありません。ごめんなさい。

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完全に風邪を引いてしまい、喉が痛くてたまりません。熱は38.2度で、痰が沢山出て、痰を吐くたびに喉がもっと痛くなります。でも、病院にはいけないので(障害者自立支援法による一割負担は精神科にしか適用されません。内科にいくと三割負担取られてしまいます)、なんとか頑張って、次の精神科の診断日まで頑張って、這ってでも行って、風邪引いていること話して、助けを求めようと思います。

喉が酷く痛くてたまりません。身体がだるくて悪寒して身体が凄く調子悪いです。

今、風邪が酷くて更新があまりできなくなると思いますが、申し訳ございません。

どうか、更新できない間も、買い物の時にアフィリエイトとか使ってくださると、本当に助かります。
更新がしばらくできなくなるかも知れず、申し訳ございません。ごめんなさい。

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2008年09月29日 14:33

追記:この文章を書いた後、完全に風邪を引いてもう涙すらでません。苦しいです。

昨日は銀行からお金をおろせない(ATM時間外手数料が掛かるので、そんな余裕は無い状況です)ので、今日、雨のなか、銀行(ATM)に貯金おろしに行ってきました。

うつ病で失職中なので、貯金が生活するたびに減っていって、じわじわと、真綿で首を絞められているような苦しさで、それでしょんぼりしながら帰ってきました。

先日書いた通り、うつ病になってから僕はお昼食べない朝・夕二食なのですが(うつ病になる前も仕事で夜勤とかやっていたんで食生活はメチャクチャでしたが、食欲はありました。うつ病になってからは食欲が薄れました)、頭がボケてるみたいで、傘差して行ったのに服がぐしょぐしょになっていて、とてもがっくりしました。うつ病の薬はお昼も飲まないといけないので、薬だけ飲むのはお腹によくないと思うんですが、食欲ないので、お昼は水だけで薬飲んでいます。薬は夜寝る前と朝・昼・夜で一日4回飲んでいます。夜寝る前の薬(睡眠薬)も水だけで飲んでいます。最近は不眠がひどく、睡眠薬増やして飲んでも眠れないので、頓服用抗不安剤と一緒に飲んで寝ています。

夜追記:後、調子悪くなったときの頓服用抗不安剤(調子が悪いときは空腹時でも飲みます)は一日の制限回数に制限があるんで、一日三回しか使えず、日中に何度か調子が悪くなった後に二回飲むと、後は今みたいな夕飯食べた後、辛くなってきて、でも飲めない、寝る前に飲まないと眠れないので頓服が服用できずひどく辛いです。涙が滲みます。ときどきどうしても辛くて耐えられないときは規定回数破って飲んじゃうので、薬出る診察日の前に頓服用抗不安剤足りなくなったらどうしようか不安でたまりません。なるべく頓服用抗不安剤を飲む回数減らして、調子の悪いときに備えているんですが、今週は診察日前に薬が足りなくなりそうで、そうしたらどうしたらいいか、凄く不安です。不安だとずっと続く腹痛(心因性と判断されてます)が痛みを増してきます。
追記2:僕は不眠症状なので、眠れないときは、真っ暗な夜の中で眠れず、不安に苛まされて辛くて涙が滲みます。辛いです。調子が酷く悪くなると身体が動けず、意識も麻痺したような状態になって、涙は出ません。身体が動かせないです。

普段着の上に寒いのでコート着ていったんですが(十数年以上前から来ているコートなので、擦り切れてて、物凄くボロボロです、コロンボのコートなんかぜんぜん適わないほどよれよれです)、コートとズボンが濡れたのは、そのままハンガーにつるして乾かしてしまえばいいですが、普段着と下着も濡れちゃって、これは洗わないと臭くなってしまうので、洗うしかなく、またこれでお金が掛かる(水道費と石鹸費)と、がっくりして、ふらふらになりました。なるべく洗うのも、最低限に抑えているので、思わぬ出費で辛いです。

僕は元々うつ病になる前から、服装には全然気を使わないたちで、服は最低限しか持ってなく、これから、冬寒くなったらどう過していけばいいか、凄く不安です。服がなくて辛いです。寒いので夏のパジャマと冬のパジャマを重ねて着て掛け布団をかぶっています。猫は敷布団の上で縮こまって寝ています。

収入があるときは気づかないですけど、収入がなくなるとだんだんだんだん、じわじわ苦しくなってきて、真綿で首を絞められているような、じわじわとした苦痛で、不安で怖くて辛いです。

うつ病で辛いときは、いつも涙が滲むので、ほとんど毎日涙が滲んでいます。毎日、明日どうなるか分からない生活の苦しみがあって、不安で怖いです。今も涙が滲んでいます。

もし、よろしければ、ギフト券やアフィリエイトを、どうかご善意ご慈悲を頂けると、心から感謝致します。本当に、生活苦でこのようなことを書くしかなく、皆様方に本当にごめんなさい。皆様方が幸せであることを一生懸命願っております。

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乱歩の選んだベスト・ホラー (ちくま文庫)

先日(9/24)、筒井康隆さんの誕生日だったですね。僕の大好きな作家さんで、先日書いたとおり今の僕は生活における前向性健忘みたいな痴呆症状が酷いんですが(うつ病の病変の悪化と複数の精神薬を処方内において限度まで沢山飲んでいるからかなと思います)、うつ病になる以前のことは比較的記憶が衰えてなくて、筒井康隆さんの誕生日も思い出しました。

遅ばせながら、お誕生日おめでとうございます。今後とも第一線で活躍して欲しい作家さんです。

筒井康隆さんをブラックユーモアの作家さんとお考えの皆様方には、少し驚きかも知れませんが、筒井康隆さんって、寓話・民話・童話・訓話による子供のモラル教育ってことをとても重視しているんですね。これまた手元になくて申し訳ないんですが色んなところに書いています。今思い出せるのでは「小説のゆくえ」「笑犬樓よりの眺望」に載っていると思います。

昔、うつ病に掛かる前の僕は映像記憶(写真記憶)みたいな抜群の記憶は持ちませんが、それでも、一度読んだ本の内容は文脈の全記憶と文章を印象に残るところは長文でもそのまま記憶できて、忘れない形で文章記憶持てたんですが(字幕映画とかでもそういうことが出来ました)、今はそういう過去の記憶力も完全に減退していて、詳しく説明できずごめんなさい。

筒井康隆さんの寓話・民話・童話・訓話論は、これらの寓話群、現実離れして、不条理で、シュールで、非合理的で、残酷で、ゆえに現代のモラルとは全く違う独特のモラルを持つこういった寓話群は、無意識、特に子供の無意識に潜入して、子供の無意識のモラル、現代の合理性一辺倒とは違った全く別種のモラルを形成するという論です。

それで、僕は、寓話ときくと、一つ、物凄く心に残っている寓話があるので、それをご紹介いたします。「吸血鬼ドラキュラ」を書いたブラム・ストーカーの書いた「猫の復讐」という物語です。

全くの余談ですが、ドラキュラを逆さ読みしてアーカードというのは、漫画では手塚治虫先生の「I.L」(僕はこの漫画とても好きです)が先駆だと思います。そこから平野耕太さんの大人気漫画「HELLSING」に繋がっていると思います。どちらも人間に仕える吸血鬼の物語です。

寓話の話に戻しますと、「猫の復讐」(The Squaw)はタイトル通りの寓話です。犬の物語は人間に忠誠を誓って人間に仕える、基本的に人間に下位なるものとして仕える話がメインとしてあると思いますが、猫の物語は、猫と人間が対等のパートナーシップ、もしくは敵同士になって、猫と仲の良い人間には猫にだけ分かるアドバイスを与えて助けたり、猫と仲の良い人間が殺されたりしたときは、その相手に殺された彼彼女らに代わって復讐したりする話がメインとしてあると思います。「猫の復讐」もこちらの系統の寓話です。

これは、猫は単独狩猟動物なので、犬のような群的上下関係(群的命令関係)ではなく、一対一で関係を認識する(基本的には一対一の協力関係・もしくは敵対関係となる)ところから来ていると云われます。

話がまたずれてしまったので、「猫の復讐」の話に戻りますと、これは掌編寓話で、現在入手が最もしやすいのは「乱歩の選んだベスト・ホラー」というアンソロジーに収録されているものだと思います。国書刊行会の「書物の王国16復讐」にも「牝猫」というタイトルで収録されていると思います。

物語は、ドイツにハネムーンに来ている夫妻が、気さくなアメリカ人と知り合い、仲良くなるんですが、実はこのアメリカ人は、白人(ハネムーンに来ている夫妻)には気さくですが、アメリカにいた頃はインディアンを虐殺したりしている、他の生命(白人以外の生命)に対しては酷く残忍な男だということが、だんだん分かってくるんですね。

この男は、夫妻のハネムーンについてまわり、ニュールンベルグの拷問塔に一緒に登るんですね。そこで、塔の下で母猫が小さい子猫を一生懸命世話しているのを見て、非常に残忍なことに、塔の上から石を投げつけ、子猫の頭を潰して殺すんです。母猫が怒り狂うのを見て、まるで赤ん坊を奪われたインディアンの母親みたいだって嘲笑するんですね。この男のいうインディアンの母親は、過去、この男に殺されているんです。

ハネムーンに来ている夫妻はぞっとして、大丈夫なのかって聞くと、この男は、いざとなったら拳銃で母猫も撃ち殺してやるから大丈夫だというんですね(この男は拳銃を所持しています)。

そしてここから、拳銃を持った男に対する、子猫を失った母猫の戦い、猫の復讐が始まるんですが、非常に怖い復讐で、寓話的な意図としては、命を蔑ろにするものは、命をもってその命に復讐されるであろうというとても怖い寓話です。これ読んで、筒井康隆さんの寓話論に説得力を感じたことを覚えています。命ということについて考えるとき、ぜひ読んで欲しいです。

参考作品(amazon)
乱歩の選んだベスト・ホラー (ちくま文庫)
復讐 (書物の王国)
小説のゆくえ (中公文庫)
笑犬樓よりの眺望
I・L(アイエル) (1) (手塚治虫漫画全集 (262))
I・L(アイエル) (2) (手塚治虫漫画全集 (263))

平野耕太「ヘルシング」

DVD「ヘルシング」

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2008年09月28日 17:58

夜市 (角川ホラー文庫 つ 1-1)

うつ病に掛かってから、日常生活のちょっと前のことが覚えていられない、三分前に何か(例えば部屋の片付け等)をやろうとしていたんだけど、その何かを思い出せないという症状が最近強く出ていて、物凄く不安です。辛いことは頭から離れないのに、日常生活の大切なことはすぐに忘れてしまいます。

今日、本棚(全部売ったので空っぽです)の後ろに本が何冊か落ちているのを見つけて、生活費にするために本を売りに行こうとしました。そうしたら、いつも、記憶が前向性健忘みたいになっているので、ノートにメモつけているんですが、そのメモが見つからなくて、30分ぐらい探してやっと見つけたら、次は、鍵が見つからなくて、鍵は、いつも鍵入れの箱に入れているんですが、ノート探しているときに、鍵を自分でどこか別の場所においてしまったみたいで、「鍵ないない」って、ずっと狂いそうになりながら探していて、それでやっと、一時間後くらいに見つけて、椅子の下に隠れていて、自分で鍵を取り上げて、落としてたみたいです。

それで、自分は本当に頭がボケている、痴呆症状が強くなってると感じて、ひどく不安になりました。

そんな僕が食事取れているのは、にゃんこのおかげだなと思いました。猫のことは、部屋で一緒にいるので忘れないので、朝と夕に決まった時間に餌をあげて水を取り換えて、猫トイレ臭くなってたら糞をしているので、片づけをしています。

僕自身は食欲が壊滅的にメチャクチャ、うつ病の調子の上がり下がりと抗うつ剤などの精神薬の効果でお腹空いていても食欲無かったり、食欲がおかしな状態なので、無理にでも少しずつ猫と一緒にごはん食べているんですね。僕はうつ病になってから、だいたい、一日朝・夕の二食(たまに三食や一食やゼロのときもあります)で、それは、猫が餌食べているから僕も食べなきゃという感じで、なんとか食事のリズムが取れてます。

猫がいなかったら、食事リズムメチャクチャで、もっと衰弱していていたと思います。猫に助けられています。

今日は、出かけるのに痴呆を起こして手間取った後、なんとか古本屋さん行って本を売って220円になりました。これで生活費が少し足しになりました。それで、帰り道、なにも買うお金ない(本だけ持って手ぶらで出たので、所持金220円)けれど、うつ病になる前の昔の習慣で、本屋さんに入っちゃったら、恒川光太郎さんの小説「夜市」が文庫で出ていて、ああ、いいなあと思いました。

これ、とてもよい、民話的・寓話的小説で、僕は昔単行本で持っていて読みました。今は他の本と同じく売ってしまいました。手元に本が無く正確な内容をご説明できなく申し訳ないんですが、この夜市に出て来る「弟さん」とうつ病の僕は似ているなと、本屋さんで文庫の「夜市」を見て、思いました。

この小説の弟さんの哀しい運命も、うつ病も、「若さ」というか、「生命エネルギー」みたいなものを大量に奪われて、突然肉体が年老いてしまうような感じなんですね。僕は痴呆の症状がでて、外行くと転んだり、道に迷ったり、体力もなくなって、もう、突然、お爺さん、それもかくしゃくとした元気なおじいさんじゃなくて、疲れ果てたおじいさんになってしまったかのような感じです。

それで、うつ病になった今は、この小説の弟さんのことを他人事とは思えない気持ちです。うつ病になる前の昔の僕だったら、文庫版を立ち読みしていると思いますが、今はそういう気力もなくて、とぼとぼ帰ってきました。

本当に生活たいへんで、アフィリエイトはうつ病発症前、以前に比べるととても減っていて、ご善意ご慈悲のアフィリエイトとギフト券だけが今の僕の唯一の収入で、仕事探しているんですけど見つからず(外で働くの無理そうなので内職仕事とか探しています)、貯金減っていっているんで、よろしければ、もしお買い物のご機会ありましたら、アフィリエイトを使って下さると、心から、命をかけて、深く感謝致します。

参考作品(amazon)
夜市 (角川ホラー文庫 つ 1-1)

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この前、残高のあったパスモなくしてしまって、それで、落ち込んでいたら、ご善意あるお方から、パスモは紛失届けを出してなくしたの記名パスモで身分証明できるものを持って行けば、チャージ分を再発行手数料(500円)と新しいパスモカードのデポジット代(500円)を払うことで、チャージ金額が戻ってくるとのことで、すぐ駅に行って処理してきました。

記名PASMO
http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/newsevent/news/bus/2006/bus_p_200612213_h.html発行時に氏名・生年月日等を登録していただきます。記名人のみご利用いただけます。小児用カードも発売します。紛失したときは、利用停止日の最終のチャージ残高を保障したうえで再発行することができます。(手数料が必要です。)

僕の使っていたパスモはちゃんと記名パスモなので、チャージ分が無くしたことによる処理代はかかりますが、ちゃんと新しいパスモカードにチャージが戻ってくるみたいです。教えてくださった方、本当に感謝します。どうもありがとうございます。本当にありがとうございます。病院行くのにパスモ使っていたんで、交通費のやりくりが大変で、交通費ないとあまり病院に行くことができない、必要最低限(お薬出る診察日)しかゆけないので、なるべくお金かからないように生活していてもお金の減りが思ったより早くて、徹底的に節約するようになってから病院に必要最低限以外行けなくなっていて、パスモ落としたときは絶望的になっていたんで、本当にとても助かりました。ありがとうございます。心から感謝致します。本当に助かりました。ありがとうございます。

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2008年09月27日 21:07

百物語 (新潮文庫)

また風邪がぶり返して(38度)、寝込みながら(でも何も無くなってしまったのでお昼に買い物は行きました。買い物中お腹下してお店のトイレはいったら、全身酷い様相、全身ボロボロでひどく老けた様相で驚きました、周りの買い物客に申し訳ないと思いました)、買い物から帰ってきて寝込みながら、猫たんの寝顔を眺めながら、子猫のときからそだてているので、大きくなったなあと思って、それで、命は命と共に生きて老いてゆくということについてぼんやりと考えていました。

生命は成長して、老いて、そして、死に行くんだなあということが、うつ病のせいもあると思うんですが、とても強く感じられます。

杉浦日向子さんの漫画「百物語」というのがありまして、とても優れた短い漫画の短編集(百の物語)、僕の好きな漫画なのですが(これも残念ながら生活苦で売ってしまいました)、この中に、掛け軸に描かれた女性を夫婦として愛して生きる男の話があるんですね。

不思議なことに、男が年を経て老いてゆくに連れ、掛け軸も老いてゆく。杉浦日向子さんのすごいところは、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の怪談やオスカー・ワイルドのドリアン・グレイの肖像のように、オカルトで片付けないところなんですね。

掛け軸が年老いていくことを不思議に思った人が、掛け軸を奥さんにしている旦那さんに聞くと、「私が老いるたびに掛け軸にも老いを書き加えているんですよ」って云うんですね。共に生きるということは、共に老いるということだということを、とても短い掌編のなかで見事に伝えています。

水沢めぐみさんの漫画「ガラスのむこうに花束を」(これも売ってしまい手元にありません、今僕の手元にある本は図書館で借りた本だけです)でも、同じようなことがテーマになっていました。

ヒロインの子は芸能人の男の子が大好きなんですが、周囲からはそれを否定するんですね。「芸能人と一般人の恋が実る確率なんてゼロパーセント、ガラス(画面)の向こうの人よ」みたいに否定されるんですね。それで、その子が好きな男の子が身近にいて、この子もいい子で、好意と善意から、芸能人を好きになってもみかえりがないよ、俺なら、お前と一緒にいてやるよみたいなこというんですね。

でも、そのヒロインは思い諦めないで、静かに、その芸能人の男の子のことが好きで、芸能人でも、同じ世界に一緒に生きている人間なんだよ!!一緒の世界に共に生きているんだよ!!って云うんですね…。

僕はうつ病で失職していて、貯金削りながらの貧困生活で、節約しながら職を探しているんですが(今は内職を探しています)、風邪がぶり返したり、辛いことが頭から離れず腹痛酷くて寝込んだりで、なかなか上手く行かなくて、自分で自分が衰弱していることが分かるので、人はこうやって老いていくんだあという実感がとても強くします。生活保護相談に行けば「若いんだから働け」といって追い返される年齢ですが…。

うつ病が、一進一退で、少し良くなったり、急激に悪くなったりで、気力がどうしてもどこにもなく、行動できなくて、共に生きてきた猫のことが、僕が先にいなくなっても、長生きしてくれたらいいなって思います。

最近、薬の量を増やしているんですが(頓服の抗不安剤は自分の調子加減で調整する許可を精神科の先生に頂いています)、それでも、心痛が重く心にのしかかり、苦しいです。

人々が、生命として共に生きていることを感じて、そして、人々が互いに競争で蹴落としあい傷つけあうのではなく、人々が共に助け合い支えあう、生命を大切にしてくれる人々が少しでも、増えてくれたら、社会は、少しずつでもよくなるんじゃないかなと思っています。

昨今の日本全体の風潮を見るに、僕があとどのくらい生き延びるか分かりませんが、命が命と共に生きていくことを感じられる社会に少しずつでも社会が変わっていく姿を、僕の生命のともし火が消える前に見ることができたらいいなと、願っています。

参考作品(amazon)
百物語 (新潮文庫)
ガラスのむこうに花束を (りぼんマスコットコミックス (1218))
妖怪・妖精譚 小泉八雲コレクション (ちくま文庫)
ドリアン・グレイの肖像 (光文社古典新訳文庫)

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アドルフに告ぐ (1) (手塚治虫漫画全集 (372))

僕はうつ病で頭が酷く鈍っているので、経済にも詳しくないので、経済的あやまちが以下の文章にあったらお許しください。うつ病で貧しく生活苦で頭が鈍っている僕から見ている世界と日本の情勢について書きます。

国連総会で、日本が世界的なリセッション(景気後退)において、日本経済が世界景気を牽引するとか、自民党首相が大きく述べていますが、僕はそんなことは不可能、日本国が財界を全てと化して、更に社会福祉を削りまくって更に労働環境を厳しくし財界を優遇しまくって赤字国債で財政出動をかけようが、きっと不可能だと思います。日本の国力が世界においてそれほどの力があるとはとても思えません。日本は少子高齢化が進み、資源もありません。世界のグローバル化で物づくりの技術は拡散傾向にあります。今の円高は世界経済のダメージが大きく、円以外の他の通貨がダメージで弱っているので、相対的にそれほどダメージを受けていないようにみえる日本の円にお金が集まっているだけで、世界的景気後退の中でいずれ日本の国力の実態も世界中に明らかになってゆき円も安くなると思います。

現在の状況は実体経済と乖離したレバレッジが大量に掛かった世界的な金融バブルと、それに牽引されていた資源バブルがはじけた訳で、世界的な景気後退、景気循環からいっても、景気後退による景気調整局面で、バブルの規模から考えても、少なくとも10年ぐらいは、世界的な景気後退・景気不況が続くと思います。

世界的のバブルがはじけて信用収縮が起こり、景気循環的な景気後退(バブルという異常状態を景気調整することによる景気後退)も起こっている状況(景気循環も含む世界的な景気後退)において日本だけが金をつぎ込むということは、日本に実体経済と離れた見せ掛けのバブルを作ろうということなのかと思いますが、そしたら日本が一時的にバブルになった後、崩壊するだけで、世界中に日本の資産が分散して補填されるような形にしかならないと思います。

食品などの生活必需品物価高(生活インフレ)と賃金の低下と円高と失業で貧困層が増えて日本全体の局面でスタグフレーションが起こっているのに、そんなこと(拡大政策)している場合じゃないと思います。まずは国民を助けてほしいです。

BRICsだって、他の諸国だって、経済戦争(20世紀後半からの主な世界の形態は、戦争です。それは武器によるものというよりは、主に経済戦争です)で、今は世界的恐慌の可能性を含んだ世界的不況ということで、一生懸命、膨らんだレバレッジを低めて経済的に国を守るため、経済的に国民を守るために防備を固めている(レバレッジを低めて実体経済を回復させようと努力している)のに、人々の生活を守るべきときに、日本だけが「貯蓄から投資へ」とかいってレバレッジを高めて金融投資政策、財政出動による拡大政策・景気最優先政策にでたら、僕は危険だと思います。財政出動・財界を優遇するということは、低所得者・非正規雇用者がますます厳しい環境に置かれるわけで、そこで景気後退や、一時的なバブルとその瞬時崩壊が起きたら、低収入層・非正規雇用層(いつでも首にできる層)の大量失業が起きて僕みたいな貧困層がどんどん増えると思います。そうしたら、今の自民党の苛烈な政策では、貧困層は、たいへんなことになると思います。

僕は今は第二次世界大戦でどんどん日本が戦線を拡大して泥沼化していったときと同じように見えます。以前、作家の島田雅彦さんがオペラについて語っていて、ワーグナーオペラの凄いところは、それまでのクラシックでバッハの対位法などから連綿と続いてきた論理性・形式性を壊して、クラシックオペラを非常に情緒的・催眠的な、ある種の麻薬的なものに作り変えたことである。ワーグナーの歌劇を見に来る層には他の歌劇と違い、独身男性の層が非常に多い。情緒性に酔わせて甘美(トリスタンとイゾルデに歌われるような破滅的甘美)に浸らせる麻薬的なところがワーグナーオペラにはあるとTV(NHKの番組)で述べられておりました。

そして、その情緒性を利用したのが、云うまでもなく、ドイツ第三帝国です。日本は開国後、ドイツをお手本にしてきましたから、大日本帝国はその頃のドイツの情緒的なプロパガンダや政治手法のやり方を見習った(大本営発表のやり方等)と云われています。

調子の悪い国(今は日本だけじゃなく世界中の国々の経済的調子が悪いです)で、実体の国力や国の調子(経済状況等)とかけはなれた調子のいいことをいう政治家が国を牽引していくことは、僕は危険だと思います。第二次世界大戦の大日本帝国のような急激な拡大政策ではなく、人々の生活、人々の経済、社会福祉と貧困の問題を考えるべきだと思います。そうしないと人々の生活が持たないと僕は思います。

以前、「サムシング・ザ・ボーイ・セッド」という捨て駒にされた兵士達を歌ったスティングの悲しい歌を紹介しましたが、日本にも同じよう歌があります。

その歌をご紹介致します。手塚治虫「アドルフに告ぐ」で歌われているので、そこから引用してご紹介致します。

日本軍は南京・武漢三鎮・除州・広東と(日本の国力を無視して中国での)戦域を広げるにつげて、狂気と泥沼の中へ、みずからのめりこんでいった。(中略)
日を追って日本軍は疲労と物資不足にあえいで来た。その状況をいみじくも描き出した「討匪行」の歌がある。

『どこまでつづくぬかるみぞ
三日二夜食もなく
雨ふりしぶく鉄かぶと

いななく声も絶え果てて
倒れし馬のたてがみを
かたみと今は別れ来ぬ』

その真相を大本営の幹部たちはひたかくしにしていて、日本の大衆はだれひとりしらなかった。
みせかけの勝利に酔う裏側で実態がいかに悲惨で残虐なものかだれも気づかなかったのだ。
反対の立場にあるべき左翼系の社大党までが挙国一致で政府に協力するしまつであった。
「聖戦」という名のもとに…従わないものには「非国民」のレッテルがはられ、疑いを持つ者には仮借なく弾圧の手が伸びた。
(手塚治虫「アドルフに告ぐ」)

参考作品(amazon)
アドルフに告ぐ (1) (手塚治虫漫画全集 (372))
アドルフに告ぐ (2) (手塚治虫漫画全集 (373))
アドルフに告ぐ (3) (手塚治虫漫画全集 (374))
アドルフに告ぐ (4) (手塚治虫漫画全集 (375))
アドルフに告ぐ (5) (手塚治虫漫画全集 (376))

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2008年09月26日 22:03

カムイ伝全集―決定版 (第1部1) (ビッグコミックススペシャル)

新聞社とかの予想をTVで流していて事前予想自民党勝利とか出てて、なんか、もう、完全に気力が失われました。貧困層にとっては、景気最優先経済最優先の自民党の苛烈な政策が、このまま続くわけで、もう疲れ果てて何もかも悲観的です。どうか「カムイ伝」とか、全部でなくても、第一部の最初の最初、白狼がいじめにあい差別される話あたりぐらいまででも、日本の大勢の人々に読んで頂けたら、いいなと思います。カムイ伝に描かれる殿様=世襲政治家と役人=キャリア官僚が結託していて、貧しい層はみんな分断されて弱者が更なる弱者を痛めつけて強者が肥え太る有様、まさに現代日本社会そのものですから…。カムイ伝は非常に優れた漫画なので、最初のところだけでも、ぜひ読んで欲しいです。

もし、みなさんが、人間としての正当な要求を無視され、おしつぶされてしまったとしたら、どのように憤慨し、かつ悲しむことだろう!!今日(現代)、人間社会は高度に発展し、いよいよ、人びとにとって生活は喜びとならなければならないはずなのに、事実は逆である。
この物語(カムイ伝)も、寛永の末から寛永年間に至る三十二年間の歴史の中から、喜びの生活をもとめて、そこから少しでも前へ進もうとした人びとの生活をうきぼりにしてみた。
領主・剣客・忍者・商人・学者・そして百姓…さらにしいたげられていたさまざまな人びとが登場してくるであろう。そして、それらの人びとがおのれの意志(人間らしく生きようとする意志)とはまったくかけはなれた生涯を展開しなければならなかったさまを、ごらんねがいたい。(中略)

どうも、オオカミの生活に、たちいりすぎたようだ。(中略)白オオカミが(他のオオカミと色が違うということで)仲間からうける差別の問題も、そのまま人間社会の差別の問題と、同一視はできない。
人間社会の場合には、支配者の利益保存のために、政策として差別がこしらえられ、身分というものが法制化されている。しかも、この差別によって、人びとは互いに反目しあい、分裂し、自ら歴史を逆行させようとする支配者の権力を支える結果になっている。
(白土三平「カムイ伝 第一部」より)

参考作品(amazon)
カムイ伝全集―決定版 (第1部1) (ビッグコミックススペシャル)
カムイ伝全集―決定版 (第1部2) (ビッグコミックススペシャル)
カムイ伝全集―決定版 (第1部3) (ビッグコミックススペシャル)
カムイ伝全集―決定版 (第1部4) (ビッグコミックススペシャル)
カムイ伝全集―決定版 (第1部5) (ビッグコミックススペシャル)
カムイ伝全集―決定版 (第1部6) (ビッグコミックススペシャル)
カムイ伝全集―決定版 (第1部7) (ビッグコミックススペシャル)
カムイ伝全集―決定版 (第1部8) (ビッグコミックススペシャル)
カムイ伝全集―決定版 (第1部9) (ビッグコミックススペシャル)
カムイ伝全集―決定版 (第1部10) (ビッグコミックススペシャル)
カムイ伝全集―決定版 (第1部11) (ビッグコミックススペシャル)
カムイ伝全集―決定版 (第1部12) (ビッグコミックススペシャル)
カムイ伝全集―決定版 (第1部13) (ビッグコミックススペシャル)
カムイ伝全集―決定版 (第1部14) (ビッグコミックススペシャル)
カムイ伝全集―決定版 (第1部15) (ビッグコミックススペシャル)

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日本残酷物語〈5〉近代の暗黒 (平凡社ライブラリー)

自民党が麻生首相になったことで、支持率をあげているそうですね。自民党は景気対策を優先し、貧しい人々への社会福祉、障害者福祉、貧困層福祉、無年金障害問題などは全部を後回し、それどころかほとんど何もやってくれないだろうと思うので、絶望的な気持ちで、心がひどく重いです。

日本残酷物語とか読むと分かりますが、日本の社会体制は過去(明治維新以前の封建時代)より、明治維新から戦後までずっと、人権概念、特に生存権概念のない社会体制で、それは、貧しい人々の存在を忘却するという形でずっと成り立っているんですね…。

それは今も変わらず、身元の分からないホームレスが行き倒れで死亡したら、単なる統計上の変死体として処理されてしまうだけで、そこに至るまでの貧困と、その貧困に対する支援のなさとかは全く意図にかけられず、忘れられてゆくわけです。

僕は、うつ病で失職していて、先生に、「今働くのは無理でしょう」って云われていますが、就職活動して、上手くいかなくて、今、内職仕事でなにかないか、一生懸命探しています。貯金はどうしても減っていってしまうので、はやくなんとかしないとと、自分自身にせかされている感じです。

現代日本社会でも、病気、障害などで働けない、もしくは働く先が見つからない貧困層に落ちると、その後は、消えてゆく形、存在が忘却される形で、そうやって、貧困層を、忘れられた人々、存在があったことを抹消される人々という形で、貧しい人々は、いたことすら消されてゆく、それは、日本の古く古くから伝わる宿痾なんですね。

日本というのは貧しい人々、弱い人々を忘却してゆくことで成り上がってゆく社会なんですね。だからもう、日本国には諦めの気持ちで僕はいっぱいです。個々には、ご善意ご慈悲ある人々がいて、そういう人々のおかげで僕は生き延びていますが、現在の日本国としては、貧しい層を、完全に存在を忘却の彼方、いなかったことにする方向に動いています。

今はギフト券を贈ってくださったり、アフィリエイトで買い物してくださる、ご善意ご慈悲ある心優しき方々のおかげで貯金を崩すのを節約しながら(どうしても減ります)なんとか生きながらえていますが、失職しているので基本的に定期収入はなく、病気も、あまりよくならなかったり、酷い悪意を受けて悪化したりしているので、生活心身ともに非常に不安定な不安な生活、明日がいったいどうなるかわからない不安と苦しみに満ちた生活で、収入がネット以外なく失職していて就職活動もうまくいかないので、いつまで生きながらえるか分からず、せめて、いつの日になるかわかりませんが、僕が貧困の果てに消えてゆくときは、そのときは僕のブログが、「日本残酷物語」のように貧しい人間が辿る末路としての墓碑銘として残ってくれたら、少しでも、未来の人々が、社会を考え直すものとしてあってくれれば幸いと思います。

最後に、日本残酷物語から引用させて頂きます。この本は、日本社会からはじき出され、忘れ去られ、存在があったことすら消されてしまった大勢の貧しい人々の記録で、良かったら、ぜひ読んで欲しい本です。

これは流砂のごとく日本の最底辺にうずもれた人々の物語である。自然の奇蹟に見離され(貧困・飢餓・飢饉・災害・突発的な不幸等)、体制の幸福にあずかることを知らぬ(何も国から助けを得られない貧しい)民衆の生活の記録であり、異常な速度と強大な社会機構のかもしだす現代の狂熱のさ中では、生きながら化石として抹殺されるほかない小さき者の歴史である。(貧しく消えてゆく)民衆の生活体験がいかに忘れられやすいか――試みに戦時中の召集令状や衣料切符、戦後の新円貼付証紙を保存しているものが、わずか二十年後の今日ほとんどないことからみても、現代がむざんな忘却の上に組み立てられた社会であることがわかる。
(「日本残酷物語」より)

日本残酷物語〈5〉近代の暗黒 (平凡社ライブラリー)
カスタマーレビューより
「搾られ、搾り尽される人々」
著者の言う「なんの保障も無い社会」とは、転落の歯止めとなる社会的な制度が無いばかりでなく、奈落に一度転落したら最後、這い上がることは不可能であったということです。 (中略)
そういった意味で、本書に記してある出来事は、遠い昔の人々の苦労話であったというだけで終わってしまうものでないことは明らかで、むしろ格差社会や日雇い労働者などが社会問題化している現代において、再び光をあてられるべきものだと思います。

「異常な速度と強大な社会機構のかもしだす現代の狂熱のさ中では、生きながら化石として抹殺されるほかない小さき者の歴史である。………現代がむざんな忘却の上に組み立てられた社会であることがわかる。」病気になって、職もなく、どんどん身が削られるような生活になってから、この言葉の意味が、重く、深く分かりました。いつも、この言葉を、念頭に、置いています。

参考作品(amazon)
日本残酷物語〈1〉貧しき人々のむれ (平凡社ライブラリー)
日本残酷物語〈2〉忘れられた土地 (平凡社ライブラリー)
日本残酷物語〈3〉―鎖国の悲劇 (平凡社ライブラリー)
日本残酷物語 (4) (平凡社ライブラリー (108))
日本残酷物語〈5〉近代の暗黒 (平凡社ライブラリー)

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