2016年12月07日 00:14

つるの剛士氏って親学の関係者なんですね。芸能界に宗教右派勢力が入り込んでいるのは怖いですね…。日本でもテレビ伝道師がいずれ誕生する予感がします。

先日取り上げた、「いくら政権を罵倒しようが、ココロの中の貧しい言葉が有る限り永遠に貧困から逃れられないよ」等の現政権迎合的かつ貧困層抑圧のスピリチュアルな発言を行ったり、極めて政治的で芸能人として不利益すら招きそうな発言をツイッターで繰り返しているつるの剛士氏って親学(親学推進協会を中心とした宗教右派的な団体群。日本会議とも表裏一体)の関係者だったんですね…。親学の団体にゲストとして色々招かれていますね…。

つるの剛士が「親学」にどっぷりと知って色々納得 - Togetterまとめ
http://togetter.com/li/1056764

なぜつるの剛士氏が傍から見たらトンデモとしか思えない発言をツイッターで繰り返しているのか、謎は全て解けたって感じですね…。こんな謎が解けても嬉しくも何とも無いですが…。

「19-06-2016 日本会議とスマッツの全体論
http://d.hatena.ne.jp/leeswijzer/20160619/1466301324
朝日新聞デジタル「日本会議、改憲の先に目指す社会 「親学」にじむ憲法観」(2016年6月17日)を読んだ.親学推進協会会長・高橋史朗は「主体変容(transformation)」とは「責任を他に転嫁しない、自分が変われば周りが変わるという考え方」と言う.この続きがスゴイ.主体変容なる概念は:「「全体論」という意味の「ホーリズム(holism)」について書かれた南アフリカの哲学者J・C・スマッツ(1870〜1950)の本に出てくる。スマッツは、ホーリズムを「宇宙における統一体の起源と進歩を運命づける原理」としている」― スマッツの全体論思想とは.

ここはもっとツッコまないと.この「場違い感」を以前どこかで感じたなあと “スマッツ” をキーワードにワタクシの日録を検索したら,はい,ありましたよ.11年前の2005年7月15日付けの日録 で,スマッツ『ホーリズムと進化』がどうしていま翻訳されたのかと書いていた.スマッツの本書の翻訳に高橋史朗親学推進協会会長(兼 日本会議政策委員)は関わっていた.スマッツの全体論の政治的役割を知っていて訳したんだろう.スマッツの全体論が日本会議と関係していたとは新たな発見.

親学の中心理論は主体変容論でして、これは西欧のホーリズムと日本会議の思想・色んな新興宗教の教理を混ぜ合わせたちゃんぽんで、簡単に言えば

「いくら政権を罵倒しようが、ココロの中の貧しい言葉が有る限り永遠に貧困から逃れられないよ」

という発想です。この言葉、物凄く完璧に親学の中心理念を表していますね。親学の中心理念をツイッターの文字数制限の中で見事に完璧に言い表していると思います。

日本の宗教右派は政治と結びついた物凄い権力があって、おそらくアメリカやヨーロッパの宗教右派以上に自国に対する政治力が強いにも関わらず、日本の大手マスメディア(特にテレビ局)がほぼ一切取り上げないタブーなんですね。一切表に出ることはない、外から全く見えない状況で、芸能界において既に大物芸能人が親学に染まっているという形で、マスメディアに親学の思想が入り込んでいるというのは不気味で怖いなと感じますね…。

親学は思想教育・宗教教育を通して日本を変えることを目指す宗教右派運動ですから、テレビ放映・テレビに出る大物芸能人を通してその思想を流布するというのは、まさに彼らの目的を達成する最大の手段となり得るわけで(いわゆるアメリカの「テレビ伝道師」宣教システム)、芸能人を親学に取り込むということを、つるの剛士氏以外にも活発にやっているんじゃないかなと思いますね…。日本は国民に対するテレビの影響力が非常に大きい国の一つですし、民放キー局の全国放送を通して宗教教育思想を流布することができれば、それはとてつもない伝道効果を齎すでしょう。

ウィキペディア「テレビ伝道師」
主にアメリカ合衆国で形成された、新しいテクノロジーを媒体にした宣教形態で、「テレビ伝道師」(テレビ放送を使った伝道師で「テレヴァンジェリスト(英語: Televangelist)」)とも呼ばれる。

1970年代半ば以降にはケーブルテレビが普及し、福音派のテレビ伝道師が活躍するようになった。福音派は有料放送を積極的に活用するようになり、高い視聴率と多くの寄付を集めた。

従来の教会での伝道と違い、生の肉声で伝える必要が無く、テレビさえあれば何処でも出演・傍受出来ることから、ラジオ以上の広範な影響力を持つに至った。世俗的であると同時に宗教的でもあるアメリカ社会の典型で、著名なテレビ伝道師にジェリー・ファルエル、パット・ロバートソン、ビリー・グラハムらがいる。

たぶん、10年後ぐらいには、つるの剛士氏や他に親学に取り込まれた大物芸能人達が、テレビを通じてテレビ伝道師をやっているんじゃないかという予感がしますね…。勿論、そこで流布される思想はキリスト教ではなく、親学・日本会議の思想です…。そしてテレビで肯定的に思想流布されれば、「テレビで流れたことは何でも信じ込む人々」というのは、かなりの層いる訳で(これは日本だけではなく、世界的にそういった層がいて、エンタメ性に富んだテレビ伝道はそこをターゲットにしている)、結果として爆発的に親学の信者が増えそうですね…。

日本はどうなってしまうんだろう…。本当に恐ろしいという気持ちしかないです…。

たのしいプロパガンダ (イースト新書Q)たのしいプロパガンダ (イースト新書Q)
著者:辻田真佐憲
イースト・プレス(2015-09-10)
販売元:Amazon.co.jp

日本会議 戦前回帰への情念 (集英社新書)日本会議 戦前回帰への情念 (集英社新書)
著者:山崎 雅弘
集英社(2016-07-15)
販売元:Amazon.co.jp

アメリカの宗教右派 (中公新書ラクレ)アメリカの宗教右派 (中公新書ラクレ)
著者:飯山 雅史
中央公論新社(2008-09)
販売元:Amazon.co.jp

アマゾンギフト券ストア



アマゾンOTAKUストア
TVゲーム総合ストア
アニメーション総合ストア
漫画コミック総合ストア
ホビー・フィギュア・トレカ総合ストア
食品&飲料総合ストア
ペット用品総合ストア
電化製品・家電製品総合ストア
パソコン及び周辺機器・消耗品総合ストア
PC18禁ゲーム総合ストア
amazon液晶テレビ総合ストア
クラシック音楽総合ストア
アマゾンギフト券ストア
amazonトップページ




Archives
livedoor プロフィール

ねこねこ

記事検索
  • ライブドアブログ