2015年08月05日 00:43

「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」観てきました。人間の個々の心理や行動を捉えることができない製作の映画。

先日映画のチケットを頂き(ありがとうございます)、たった今、「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」観てきました。なんというか…物凄いダメな映像作品で、ちょくちょく挟まれる特撮部分だけが「バイオレンスな刺激がある」という点においてのみ唯一の救いでした。この映画、巨人が出てきて人を食ったりしてる特撮シーン以外の全てが、超絶にチープでつまらないので、観れる特撮シーン以外全部カットして放映時間を30分にしたらそれなりに観れる特撮特化映画になったと思います。

全体的に、原作とは全く別物になっており、主人公のエレンを初めとして出てくる登場人物がすべからく全員、みんな思考も行動も明後日の方角にぶっ飛んでいるため、「こいつら(登場人物)は何がしたいんだろう。なぜこいつらが巨人と接触しながら今まで生きてこれたんだろう。こいつらが生きてこられるということはこの映画の巨人は凄くぬるいんじゃ…」と、無駄な思考が映画を観ている最中にぐるぐるまわっていました。人間ドラマシーンがそのぐらい退屈なんですね。特に主人公のエレンとその周りの人間の行動がメチャクチャすぎる。この映画に出てくる人物はエレンとその周りの人間だけなのですが、うーん、簡単にまとめると…

.┘譽鵑ミカサに一方的に執着している

▲潺サ(やだこいつキモい)

ミカサが別のキザ男とくっつきエレンふられる

い垢阿縫┘譽鵑亙未僚から迫られる

イ△辰箸いΥ屬吠未僚に乗り換えるエレン

Φ霓佑機爾鵝はやくきてくれー!!(本映画唯一の救いである特撮シーンに)

 銑イ箸の人間ドラマ部分が物凄く適当な感じに撮られていて異様に退屈で全く不要なんですが…。映画の全ての人間ドラマ部分は異常な程チープに描かれていて(羽が降ってくるリンゴシーンはあまりの酷さに驚嘆した、あまりにひどすぎて逆に一見の価値ありかも)、説得力が皆無すぎてわざとやっているのかと思うほどです。監督・脚本・構成に人間ドラマを描く能力が完全に欠如しているといわざるを得ない。役者さんは結構頑張っていたので見ていて気の毒でした。役者さんが頑張っている分、映画デビルマンよりはマシかな…。

この映画の製作は、特撮以外の部分をきちんと物語として構成して演出して撮るということが完全にできていないんですね。ダメダメな日本のテレビドラマとか、ダメダメな日本の映画(先に挙げた「デビルマン」とか「バトルロワイアル2」とか)に共通するところですね。羽降りシーンとか特徴的ですが、人間の心理や行動を考えずにキャラクターをただのデク人形として撮りたい絵面に嵌めているだけなので、物語を人間同士の群像劇として構成することができないんですね。

本映画は製作側に根本的に映画を撮る能力(個々の人間の心理や行動を鑑みて群像劇を製作する能力)が足りていないのだと思います。その割には人間ドラマ部分に尺を取っていて、更に惨憺たる有様となっています…。

この映画のプロデューサー西村喜廣氏は、この映画の不評を受けて

『みんな映画はハリウッドがいいんだね!じゃあハリウッド映画だけ観ればいいよ!予算と技術はある方がいいもんね!特に予算!金で顔叩かれた映画を観ればいいと思います!ハリウッド日本比較の人はそれが気持ちいいんでしょう?』

とツイッターに書き込んでいますが、この映画の一番ダメな部分は、予算と技術とは関係のない、人間ドラマの部分なんですね。この映画は人間ドラマ部分の捉え方が完全におかしい。予算と技術をつぎ込んだであろう特撮部分だけがこの映画の唯一の救いなので、予算及び技術と関係ない部分がダメダメなのに関わらず、予算と技術に問題を摩り替えるのはどう考えてもおかしいと思いますね。

だいたい、僕は海外のハリウッド以外のマイナーな映画を観るのが結構好きで、どう考えても、この進撃の巨人の予算の10分の1や100分の1の予算で作られているであろう海外映画(ハリウッド映画以外の海外映画)に面白いものが沢山あるのに、随分と失礼なことを言うプロデューサーだと思いましたね。ハリウッドにも低予算で面白い映画沢山あるのにな…上記のような的外れな暴言を吐く時点で日本の映画製作陣として、非常に才能の無い方の製作陣であると言わざるを得ない。

人間の個々の心理や行動を捉えることができない、「人間を描けない」ということは、映画として致命的なので、この映画の製作陣は映画とは別のお仕事をされるか、もしくは人間ドラマのない特撮に完全特化した映画を撮り続けたほうが良いと思いますね。

最後に、本映画の巨人が暴れるシーンと巨人が人を食うシーンと巨人と戦うシーンだけは、他の一切のシーンから切り離してみればそこそこ観られると思います。個人的にはアニメの方が百倍ほど優れていると思いましたが(ちなみに人間ドラマシーンはアニメの方が百京倍ほど優れているという感じでしょうか)。実写版がこんな惨憺たる出来になってしまって原作者の方が気の毒と思いました…。ハリウッド映画版「ドラゴンボール」を思い出しますね…。原作とは全く異なる話で、地獄の釜が開いたかのような悪夢の出来映え…。

進撃の巨人(17) 限定版 (プレミアムKC 週刊少年マガジン)進撃の巨人(17) 限定版 (プレミアムKC 週刊少年マガジン)
著者:諫山 創
講談社(2015-08-07)
販売元:Amazon.co.jp

劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~初回限定版 [Blu-ray]劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~初回限定版 [Blu-ray]
出演:梶裕貴
ポニーキャニオン(2015)
販売元:Amazon.co.jp

進撃の巨人 コンプリート DVD-BOX1 (1-13話, 320分) しんげきのきょじん 諫山創 アニメ [DVD] [Import] [PAL, 再生環境をご確認ください]進撃の巨人 コンプリート DVD-BOX1 (1-13話, 320分) しんげきのきょじん 諫山創 アニメ [DVD] [Import] [PAL, 再生環境をご確認ください]

販売元:Amazon.co.jp

アマゾンギフト券ストア



アマゾンOTAKUストア
TVゲーム総合ストア
アニメーション総合ストア
漫画コミック総合ストア
ホビー・フィギュア・トレカ総合ストア
食品&飲料総合ストア
ペット用品総合ストア
電化製品・家電製品総合ストア
パソコン及び周辺機器・消耗品総合ストア
PC18禁ゲーム総合ストア
amazon液晶テレビ総合ストア
クラシック音楽総合ストア
アマゾンギフト券ストア
amazonトップページ




Archives
livedoor プロフィール

ねこねこ

記事検索
  • ライブドアブログ