2008年07月20日 21:00
月の光のように、静かな音楽は静穏な光を与えてくれます。
昨日腰を痛めてからまた、メンタルの調子も悪くなってしまい、「ベスト・クラシック」のリクラシングクラシックCDや「ベスト・クラシック100 2」のノスタルジッククラシックCDなどなるべく静かな曲を聴きながら大半を寝床に入っていました。うつ病には波があるといいますが、調子が時々いいときに、頑張りすぎて、またガクって落ち込む繰り返しみたいな感じで、本当は調子が良いときも休息しなければならないのだろうなと思います。
ただ、酷いうつは表現できない世界ですが、寝床に入って静かな音楽を聴いていると、そこまでひどくはならない、辛い気持ちはあるんですが、暗くて静かな、憂鬱としか表現できない感じでボーっとしてしまいますね。音楽には人の心を和らげ、鎮め、癒す大きな霊気のようなものがあるなと、聴いていて感じていました。
あと、猫って、様々な猫がいると思いますが、僕の飼ってる猫は基本的に一杯寝て静かなことが多いんですね。もう大人の猫ですから、あまり遊ばないですし…。一緒に音楽聴きながら寝てて、猫は音に敏感ですが、クラシックが鳴ってても猫はちゃんと寝ちゃうんだなあみたいなことを思ったりしました。猫の静かさは、音楽と同じように、本当に助けられています。
猫と一緒に100曲クラシックのショパン・ベストとか聴いていて、萩原朔太郎の「内部への月影」を思い出しました。真っ暗な心に静かで綺麗な月の光が差し込んでくる、今はそのように音楽を感じられます…。
参考作品(amazon)
萩原朔太郎詩集 (新潮文庫)
「ベストクラシック100」
「ベストクラシック100 2」
「100曲クラシック」
「ベスト100シリーズ」
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ただ、酷いうつは表現できない世界ですが、寝床に入って静かな音楽を聴いていると、そこまでひどくはならない、辛い気持ちはあるんですが、暗くて静かな、憂鬱としか表現できない感じでボーっとしてしまいますね。音楽には人の心を和らげ、鎮め、癒す大きな霊気のようなものがあるなと、聴いていて感じていました。
あと、猫って、様々な猫がいると思いますが、僕の飼ってる猫は基本的に一杯寝て静かなことが多いんですね。もう大人の猫ですから、あまり遊ばないですし…。一緒に音楽聴きながら寝てて、猫は音に敏感ですが、クラシックが鳴ってても猫はちゃんと寝ちゃうんだなあみたいなことを思ったりしました。猫の静かさは、音楽と同じように、本当に助けられています。
猫と一緒に100曲クラシックのショパン・ベストとか聴いていて、萩原朔太郎の「内部への月影」を思い出しました。真っ暗な心に静かで綺麗な月の光が差し込んでくる、今はそのように音楽を感じられます…。
新潮文庫版萩原朔太郎詩集より。
「内部への月影」
憂鬱のかげのしげる
この暗い家屋の内部に
ひそかにしのび入り
ひそかに壁をさぐり行き
手もて風琴の鍵盤に触れるはたれですか。
そこに宗教のきこえて
しづかな感情は室内にあふれるやうだ。
洋燈を消せよ
洋燈を消せよ
暗く憂鬱な部屋の内部を
しづかな冥想のながれにみたさう。
書物をとりて棚におけ
あふれる情調の出水にうかばう。
洋燈を消せよ
洋燈を消せよ。
いま憂鬱の重たくたれた
黒いびらうどの帷幕のかげを
さみしく音なく彷徨する
ひとつの幽しい幻像はなにですか。
きぬずれの音もやさしく
こよひのここにしのべる影はたれですか。
ああ内部へのさし入る月影
階段の上にもながれ ながれ。
参考作品(amazon)
萩原朔太郎詩集 (新潮文庫)
「ベストクラシック100」
「ベストクラシック100 2」
「100曲クラシック」
「ベスト100シリーズ」
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