昨日放映されていたゲド戦記をたった今見ました。僕は原作既読なのですが、アニメ版見たのは初めてで…。この言葉だけしか浮かばない…。どうしてもこの言葉を言いたくてPCを立ち上げました…。

「これはひどい」

本当に…なんでこんなものを作っちゃったんだろう(涙)

原作者の言葉が、この映画の全てを代弁していますね。

ジブリ映画「ゲド戦記」に対する原作者のコメント全文
http://hiki.cre.jp/Earthsea/?GedoSenkiAuthorResponse
ル・グィン「全体としては、エキサイティングです。ただしその興奮は暴力に支えられており、原作の精神に大きく背くものだと感じざるをえません。全体としては、思うに、一貫性に欠けています。」

ほんとにこの通りで、原作が注意深く避けていることを全部やってるのがこの映画なんですね。近代三大ファンタジー「ナルニア国物語」「指輪物語」「ゲド戦記」、この三つにおいて、一番、つかみがOKではない(つかみづらい)、じっくり読まないと面白さや魅力がわからないのが「ゲド戦記」で、これは明らかに作者が意志してそう創っているんですね。

「ナルニア国物語」などにもっとも顕著ですが、西洋ファンタジーというのは、聖書をベースにして、善(キリスト教の唯一神)と悪(キリスト教の悪魔)との二元論的戦いを、幻想の異世界の様相として翻案したというケースが多いんですね。「ナルニア」はまんまそのまんまですし、「指輪」もその系列と言えます。日本の作品だとロードス島戦記とかこの系列ですね。だいたいにおいてどの作品もキリスト教の二元論的善悪の戦い(神と悪魔の戦い)をそのまんま持ってきているので、入りやすい。

やはり、善い奴と悪い奴がバイオレンス(暴力的)に戦って、善い奴が勝って悪い奴が負けて殺されるというのは、エンターテイメントの一番簡単にして大うけが狙える基本なんですね…。

でも「ゲド戦記」っていうのは、そういう暴力をすごく丁寧に否定している作品なんですよ。世界中の神話体系やユング心理学の影響が相当にある作品で、人間それぞれの心の中にあるシャドウ(影)の存在を認め、それを理解することで、自身の暴力性を自身自ら認め、それをむやみに外界に放出しないように制御する、自身を、自らの暴力衝動に支配されないように成長させていくというのが物語の重要な根幹としてある。

暴力(戦い)で物事を解決するとか、暴力(戦い)で読者をひきつけるとか、そういったことの奥にある人間の暴力性の根底を、「ゲド戦記」は自ら捉えなおそうとしている作品なんですね。

それなのに…。

映画はいきなり暴力(いきなり父親を刺殺するシーン)から始まって、そして最初から最後まで暴力で視聴者をひきつけることしか考えてない…。主人公は凶暴な暴力衝動に延々と支配されており、まったく成長しない。そしてその主人公の造形は、暴力シーンで視聴者をひきつけるという、ものすごく志の低い本映画製作者の作品論に支配されているだけ…。「全体としては、エキサイティングです。ただしその興奮は暴力に支えられており、原作の精神に大きく背くものだと感じざるをえません。」

ひどすぎる…。なんでこんな映画ができてしまったんだろう…。とても残念です…。

このコメント通りの感じがしましたね…。

今夜の金曜ロードSHOWは「ゲド戦記」 ネタ抜きで糞映画だよねこれ・・・
318 : ローリングソバット(山形県):2014/01/17(金) 19:37:59.09 ID:i4BKdYE10女
「命を大切にしない奴は大嫌いだ!皆殺しにしてくれるわ。」
的な感じだった

そして…。

646 : ジャーマンスープレックス(新潟県):2014/01/18(土) 03:04:48.09 ID:niXnpVsK0初めてまともに見た
伏線回収なさ過ぎるしそもそも伏線が無いし展開強引だし
原作知らない奴にとっちゃ謎だらけ過ぎて感情移入する暇無いからワクワクも感動も無い
ある意味歴史に爪痕残してるわさすがだわ(棒)

原作読んでいるけど、原作とまったく違う、ただ固有名詞持ってきただけであとは完全に別物なので、原作読んでいても謎だらけです(涙)

あと、テルーがさらわれるときの「テルーテルー」とか、あまりにも下手な棒読みすぎてなんか吹いた。ここだけかな唯一面白かったところは…。これで原作も低評価されるのかと思うと原作が気の毒すぎる…。

638 : ダイビングフットスタンプ(関東・甲信越):2014/01/18(土) 01:41:54.50 ID:VHwoJD06O
ドラゴンが少女に変身して種蒔きをするラストは和んだ。

つまりはハウスシチューのイメージビデオなんでしょ。

そうだったんだ!!(棒)

影との戦い―ゲド戦記〈1〉 (岩波少年文庫)
こわれた腕環―ゲド戦記〈2〉 (岩波少年文庫)
さいはての島へ―ゲド戦記〈3〉 (岩波少年文庫)
帰還―ゲド戦記〈4〉 (岩波少年文庫)
ドラゴンフライ アースシーの五つの物語―ゲド戦記〈5〉 (岩波少年文庫)
アースシーの風―ゲド戦記〈6〉 (岩波少年文庫)
ゲド戦記別巻 ゲド戦記外伝 (ソフトカバー版)
イシ―北米最後の野生インディアン (岩波現代文庫―社会)

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