Great EMI Recordings

世界最高のバリトン歌手、フィッシャー=ディースカウさんがご逝去されたんですね…。僕は彼の大ファンなのでショックです…。心からご冥福をお祈りいたします…。

ウィキペディア「ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ」
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ (Dietrich Fischer-Dieskau, 1925年5月28日 - 2012年5月18日)はドイツのバリトン歌手(後に指揮活動も行った)。多くの人が録音史上、傑出した歌手とみなしている。彼の演奏解釈と声質・声の陰影に富んだ音色のすばらしさは称えられており、同じ戦後ドイツの大歌手エリーザベト・シュヴァルツコップは「神に近い存在」といった。

フィッシャーは父方、ディースカウは母方の姓であり、ディースカウがバッハの『農民カンタータ』にちなんだ領主の名前だったことから、縁起をかついで両方の姓を名乗ったという。

バリトン歌手 ディースカウ氏死去
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120519/k10015235371000.html
「20世紀最高の歌手の1人」とも呼ばれ、シューベルトの「冬の旅」など、ドイツ歌曲の名演で知られる、ドイツのバリトン歌手、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ氏が、18日、ドイツ南部で死去しました。86歳でした。

これはドイツの歌劇場などが発表したもので、フィッシャー=ディースカウ氏は、18日、ドイツ南部のバイエルン州にある自宅で死去したということです。

フィッシャー=ディースカウ氏は、1925年ベルリンに生まれ、1947年に歌手として活動を開始しました。その後、ウィーン国立歌劇場やニューヨークのカーネギーホールなど、世界の舞台でバリトン歌手として活躍し、ドイツ歌曲の録音も数多く残しました。

中でも、シューベルトの「冬の旅」は傑作中の傑作とされ、その豊かな表現力から、「20世紀最高の歌手の1人」とも呼ばれるようになりました。

フィッシャー=ディースカウ氏は、1992年に引退し、50年近くにわたる歌手生活に幕を下ろしましたが、2002年には日本で、世界の優れた芸術家に贈られる「高松宮殿下記念世界文化賞」を受賞しています。

フィッシャー=ディースカウ氏の死去を受け、ドイツのノイマン文化相は「半世紀にわたり、世界の数え切れない人たちに感動を与えた」と哀悼の意を示しており、国内外でその死が惜しまれています。

なんとも…ショックとしか言いようがないです…。ご冥福を心からお祈りします…。今、EMIの11枚組ディースカウボックス聴きながらこの文章を書いていますが、涙が出るほど素晴らしい歌声…。聴いているだけで胸が一杯になる歌声です…。

僕は、ディースカウさんのアルバム、単体のアルバムを6枚とEMIの11枚組ボックスとドイツグラモフォンの21枚組ボックスとMembranの10枚組ボックスを持っていて、全て聴きましたが、全く外れが無いんですね。演奏家はムラがあるもので、良い出来のアルバムもあれば、ちょっとうーんな出来のアルバムもあるというのが普通ですが、ディースカウさんの歌はどれも素晴らしくて全く外れがないのが凄すぎる…。まさに歌聖としか言いようのない素晴らしい歌手でした…。素晴らしい歌手がお亡くなりになったこと、心から悼みます…。

最後に喜多尾道冬さんの弔文を抜粋引用してご紹介させて頂きます…。まさに同感です…。

喜多尾道冬「フィッシャーディースカウさんを悼む 捕虜体験で得た歌の心」

フィッシャーディースカウはドイツ歌曲の演奏・録音史上、空前絶後の傑出した存在である。ビロードのようななめらかな美声、どんなニュアンスや強弱も自在にコントロールできる抜群の技量と解釈力。さらになお、他の歌手が束になってもかなわぬ膨大なレパートリーを誇り、どの演奏でもむらなく80点以上をクリアするという超人的な偉業を成し遂げた。

にもかかわらず彼の歌いぶりはわかりやすく自然で、苦心の後を残していない。不世出の巨人でありながら、帝王のようにふるまうことはなく、さりげない控えめさに自分をとどめた。そんな美質はどこに由来するのか。

フィッシャーディースカウは第二次世界大戦中に(ドイツ兵として兵役に招集され、イタリア戦線で連合軍に捕えられ)捕虜生活を送った。20歳前後のこと。そのとき彼は何千という(収容所のドイツ捕虜の)仲間の前で、(仲間のドイツ捕虜を励ますために)幾度となく歌曲を歌う体験をした。だれもが歌曲になじんでいるわけではない。そのひとりひとりの心にどう歌をとどかせるか。苦境をともにしている仲間をはげまし、たがいの心を結びつけあう力が歌にあることを、彼はそのとき学んだに違いない。

戦後、ナチスの閉塞感から解放されながらも荒廃した世相のなか、彼の「歌」は、捕虜仲間の体験とともに、世界中の人々の心にひびく道を見いだしてゆく。彼が当時録音した「冬の旅」に接したとき、一陣の爽やかな風がさっと流れ込んで、厳冬の先にほのかな希望の浮かぶ心のときめきを感じたものだ。

その上に築いたフィッシャーディースカウの膨大な歌曲のレパートリーは、シェークスピアについて言われる「千の心を持つ」というフレーズに呼応する。歌曲の一つ一つは小さな心を宿している。それらは、この卓越した再現芸術家の声の力に導かれ、万人の心の交流を生み出す無限の出会いの場となっている。そのユートピアの建設を目指す完璧主義と理想主義に彼の真骨頂があった。
(朝日新聞5/22朝刊文化面)

フィッシャー=ディースカウさんの歌声がどうして心にこんなにも響くのか…その理解の一端となる名弔文と思いましたね…。ディースカウさんの歌をまだ聴いたことがないお方々はぜひ聴いてほしいです。ディースカウさんのアルバムはどれもお勧めですが、現在、3000円弱で購入可能なEMIの11枚組ボックスが、廉価かつ、録音品質が最も優れているように感じられ、美しい歌声が最も堪能できてお勧めですね…。

今、EMIボックスのCD4を聴いていて、シューベルトの魔王が歌われていますが、本当にシュヴァルツコップが言う通り「神」としか言いようのない素晴らしさ…。自然と涙が出てきます…。

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