2012年01月25日 05:19
新作TVドラマ「家族八景」視聴。七瀬三部作の中で一番好きな作品なので映像化嬉しいです!!
家族八景 (新潮文庫)
テレパシーを持つ超能力者火田七瀬を主人公とした筒井康隆の傑作著作である七瀬三部作(家族八景、七瀬ふたたび、エディプスの恋人)の第一部「家族八景」がTBSで連続ドラマ化されたので早速、第一話「無風地帯」を視聴。原作にかなり忠実に映像化されていて大満足です!!(^^)
家族八景公式サイト
http://www.mbs.jp/kazokuhakkei/
僕は七瀬三部作の中では「家族八景」が筒井康隆さんらしいブラックなユーモアに溢れていて一番好きな作品なのですが、映像化されるときはなぜかいつもいつも「七瀬ふたたび」ばかりが何度も何度も映像化されて、『ふたたびはもういいから、「家族八景」を映像化してくれー!!』という気持ちだったので、家族八景の映像化は本当に嬉しいです。今回の第一話、筒井康隆さんらしいブラックなユーモアに溢れた作風を上手く映像化していましたね。次回が楽しみです。
七瀬役の役者さんの木南晴夏さんが僕の抱いている七瀬にイメージぴったり、冷たくて超俗的な感じを上手く出していたのも良かったですね。「七瀬ふたたび」の映像化作品だと、七瀬が如何にも正統派のヒロイン然とした、『優しく強い女の子』みたいな描き方されていて違和感をいつも感じていたんですね。原作の三部作の七瀬は、超能力者であるがゆえに人間から距離を取っていて、人間や人間の感情に対して非常に冷たい超俗的で理知的な女の子(長門有希みたいなタイプ)ですからね。小説版の「家族八景」に一番この感じが出ていると思います。「七瀬ふたたび」でも、七瀬が共感と優しさを示しているのは、同じ超能力者の同胞とヘニーデ姫だけで、一般の人間に対して冷たいのは変わりません。七瀬は三部作通してずっと、ヒロイン的な温かさや優しみとは対極にある、孤高の冷然たる理知の女性です。そしてそこが七瀬の魅力だと思うんですね。やっと、そのイメージ、冷たく理知的な原作小説の七瀬をきちんと映像化してくれて、嬉しいです。製作スタッフはちゃんと原作小説読み込んでいるなあと嬉しくなりました。
今回の第一話「無風地帯」、全体として大満足ですが、原作小説にあるとあるニュアンスは描かれていなかったですね…。原作の無風地帯で描かれる家族の奥さんは、意識的か無意識的かは分からないけれど、愚かさを演じることで、バラバラの家族を繋ぎとめている、愚かに見えて、実は愚かではない極めて理知的な奥さんなのかもしれないと七瀬が気付くところも入れて欲しかったなあと思いますね。ただ、映像としてこういう気付きを入れるのは凄く難しいと思うので、入れられなかったのは仕方がないかな…。全体として小説に忠実な良い映像化でした。皆様にもぜひお勧めです!!

家族八景 (新潮文庫)

家族八景 上巻 (KADOKAWA CHARGE COMICS 16-1)

家族八景 下巻 (KADOKAWA CHARGE COMICS 16-2)
七瀬ふたたび (新潮文庫)
エディプスの恋人 (新潮文庫)
アマゾンOTAKUストア
TVゲーム総合ストア
アニメーション総合ストア
漫画コミック総合ストア
ホビー・フィギュア・トレカ総合ストア
食品&飲料総合ストア
ペット用品総合ストア
電化製品・家電製品総合ストア
パソコン及び周辺機器・消耗品総合ストア
PC18禁ゲーム総合ストア
amazon液晶テレビ総合ストア
クラシック音楽ストア
アマゾンギフト券ストア
amazonトップページ
テレパシーを持つ超能力者火田七瀬を主人公とした筒井康隆の傑作著作である七瀬三部作(家族八景、七瀬ふたたび、エディプスの恋人)の第一部「家族八景」がTBSで連続ドラマ化されたので早速、第一話「無風地帯」を視聴。原作にかなり忠実に映像化されていて大満足です!!(^^)
家族八景公式サイト
http://www.mbs.jp/kazokuhakkei/
僕は七瀬三部作の中では「家族八景」が筒井康隆さんらしいブラックなユーモアに溢れていて一番好きな作品なのですが、映像化されるときはなぜかいつもいつも「七瀬ふたたび」ばかりが何度も何度も映像化されて、『ふたたびはもういいから、「家族八景」を映像化してくれー!!』という気持ちだったので、家族八景の映像化は本当に嬉しいです。今回の第一話、筒井康隆さんらしいブラックなユーモアに溢れた作風を上手く映像化していましたね。次回が楽しみです。
七瀬役の役者さんの木南晴夏さんが僕の抱いている七瀬にイメージぴったり、冷たくて超俗的な感じを上手く出していたのも良かったですね。「七瀬ふたたび」の映像化作品だと、七瀬が如何にも正統派のヒロイン然とした、『優しく強い女の子』みたいな描き方されていて違和感をいつも感じていたんですね。原作の三部作の七瀬は、超能力者であるがゆえに人間から距離を取っていて、人間や人間の感情に対して非常に冷たい超俗的で理知的な女の子(長門有希みたいなタイプ)ですからね。小説版の「家族八景」に一番この感じが出ていると思います。「七瀬ふたたび」でも、七瀬が共感と優しさを示しているのは、同じ超能力者の同胞とヘニーデ姫だけで、一般の人間に対して冷たいのは変わりません。七瀬は三部作通してずっと、ヒロイン的な温かさや優しみとは対極にある、孤高の冷然たる理知の女性です。そしてそこが七瀬の魅力だと思うんですね。やっと、そのイメージ、冷たく理知的な原作小説の七瀬をきちんと映像化してくれて、嬉しいです。製作スタッフはちゃんと原作小説読み込んでいるなあと嬉しくなりました。
今回の第一話「無風地帯」、全体として大満足ですが、原作小説にあるとあるニュアンスは描かれていなかったですね…。原作の無風地帯で描かれる家族の奥さんは、意識的か無意識的かは分からないけれど、愚かさを演じることで、バラバラの家族を繋ぎとめている、愚かに見えて、実は愚かではない極めて理知的な奥さんなのかもしれないと七瀬が気付くところも入れて欲しかったなあと思いますね。ただ、映像としてこういう気付きを入れるのは凄く難しいと思うので、入れられなかったのは仕方がないかな…。全体として小説に忠実な良い映像化でした。皆様にもぜひお勧めです!!

家族八景 (新潮文庫)

家族八景 上巻 (KADOKAWA CHARGE COMICS 16-1)

家族八景 下巻 (KADOKAWA CHARGE COMICS 16-2)
七瀬ふたたび (新潮文庫)
エディプスの恋人 (新潮文庫)
アマゾンOTAKUストア
TVゲーム総合ストア
アニメーション総合ストア
漫画コミック総合ストア
ホビー・フィギュア・トレカ総合ストア
食品&飲料総合ストア
ペット用品総合ストア
電化製品・家電製品総合ストア
パソコン及び周辺機器・消耗品総合ストア
PC18禁ゲーム総合ストア
amazon液晶テレビ総合ストア
クラシック音楽ストア
アマゾンギフト券ストア
amazonトップページ