2011年12月24日 10:13

テルマエ・ロマエお風呂で読める風呂マエ・ロマエのヤマザキマリさんの人生が波乱万丈すぎて凄いです!!

テルマエ・ロマエ IV お風呂で読める「風呂マエ・ロマエ」付 Amazon限定版

ヤマザキマリさんブログ「ヤマザキマリ・シカゴで漫画描き」
http://moretsu.exblog.jp/

テルマエ・ロマエ第4巻と付録のお風呂で読める風呂マエ・ロマエ読了。本編はいつも通りの面白さです!!そしてお風呂で読める風呂マエ・ロマエ掲載のヤマザキマリさんと奥村編集長の対談で語られているヤマザキマリさんの人生が波乱万丈すぎて凄すぎる…。まさに「この人を見よ」的な凄さです。良い意味で衝撃的でしたね…。さっくりご紹介致しますね。

・中学のとき「フランスとドイツにいる知り合いに会いに行け」と、海外に一人ほっぽりだされる。
・駅のホームで泣きそうになっていたとき、声をかけて来たイタリアのマルコお爺さんと仲良くなる
・高校卒業後、絵の勉強をしたくて、マルコお爺さんの伝もあってイタリアへ
・イタリアで公共料金が払えず電気・ガス・水道全部止められる極貧生活に。イタリアで色んな仕事(バイト)をする。
・革命の理想に燃え始めキューバ人民を支援するためにキューバに行きホームステイ。キューバの人たちは結構のんびりと暮らしていた。
・イタリアに戻ってみやげ物屋を始める。イタリアに渡った頃から付き合っていたイタリアの詩人との間に子供ができる。みやげ物屋倒産。詩人と別れて子供を連れて日本に帰国。
・日本でイタリア語教師とTVタレントと温泉レポーター、ツアーコンダクターなど色々な仕事を同時並列にこなして子供を育てる。
・マルコお爺さんのお孫さんと両者とも古代ローマオタクとして話があって意気投合。結婚する。
・世界中に住みながら世界中を旅する。ブラジル・チベットなどやピラニアのいるアマゾン川で泳いだり。
・現在は子供のことを考えてシカゴ在住。ヨーロッパはコネ階級社会でコネのない人は出世できないため。

素晴らしく波乱万丈な人生で感動しましたね。特に最後の理由が、ここまで冒険家的な生活をしているお母さんが、子供のためにシカゴを選ぶというのは、母は強しだなあと感じました…。引用してご紹介致しますね。

ヤマザキマリ
「(世界中を飛びまわっていることについて)ウチの家計、勤め人いないでしょ(ヤマザキマリさんの家は芸術家一家)。だから、あまりどこか決まった場所に住み着くって発想がないんだよね。母親が北海道に住んだのも、北海道の楽団からオファーがあった時に、「北海道?面白そうね」って簡単に決めちゃったわけだし。その前はやっぱりオーケストラのオファーがあった香港に住もうとしたことあったし」

奥村編集長
「日本人では珍しいわな」

ヤマザキマリ
「家族そろって『八十日間世界一周』が好きだったり、わたしが子供の頃兼高かおるの番組の大ファンだったり……。母親もお爺ちゃんも曽祖父も、外人の友達が多くて、家に帰ったらでかい靴がずらーっと並んでて、居間に座っているのがみんな外国人だったりして、そんな環境に育っちゃったから……」(中略)

奥村編集長
「んで、その血に導かれ、アナタは結局、イタリア・シリア・ポルトガルって移り住み、現在、シカゴに行き着いたわけだね」

ヤマザキマリ
「そう。改めて言われたら、落ち着かない人生ですよね」

奥村編集長
「まさにね。一番住んでいて楽しかったのは?」

ヤマザキマリ
「それはポルトガルのリスボン。最高っすよ、あそこ。家も買っちゃったし戻る気まんまん」

奥村編集長
「どこがそんなにいいの?」

ヤマザキマリ
「治安もいいし、街は美しいし、なによりジイサン、バアサンが生き生きして質素な中でも人生楽しんでる、あの様子。ポルトガル人の気質も、日本人とやや似てるところがあって、控えめでマジメなんですよ」

奥村編集長
「そりゃいいなあ。老後に住むのに最高じゃないか」

ヤマザキマリ
「そうじゃなきゃ、家なんて買わないですよ。ただ唯一の難点が風呂がないこと」

奥村編集長
「残念。実に惜しい。で、なんでそんな素晴らしいリスボンから、シカゴに行ったの?」

ヤマザキマリ
「あたしはずっと反対してたんだけど、旦那の仕事のことと、息子のことでね」

奥村編集長
「旦那の仕事はわかるけど、なんで息子?」

ヤマザキマリ
「ヨーロッパって結局、コネ社会なんですよ。地縁血縁がないと、いくら頑張っても仕事が見つからない。アメリカの一線級の大学で教育を受けとかないと、なかなか生きていくのが大変になっちゃうんですよ、正直な話」

奥村編集長
「そうか、シビアな話だなあ」

ヤマザキマリ
「それでまあ、しぶしぶ引っ越したんだけど、旦那はホームシック気味だし、息子は勉強のハードさに目をむいてます」

奥村編集長
「あなたは?」

ヤマザキマリ
「たとえば仕事に煮詰まって、公園散歩しようって思うじゃない?」

奥村編集長
「うん」

ヤマザキマリ
「綺麗な公園はあるのに、ぽけーっと散歩している人なんていないですから」

奥村編集長
「なんで?」

ヤマザキマリ
「必死になってジョギングしたり、何か目的がなければ、公園に行ったりしないんだよ」

奥村編集長
「ホント?それじゃあ落ち着かないねえ」

ヤマザキマリ
「一事が万事その調子で、とにかくどこを見ても競争が激しい感じがして。息子の学費の高さやら医療費の高さなんて、頭がおかしいんじゃないかって思うよ。このあと、あたし歯やらアゴの手術を北海道でやるんだけど、もしこの手術をアメリカでやったら小さな家が一軒買えるくらいの金額取られるのよ!」

奥村編集長
「本当?ひどい話だなあ。病気になれないじゃんか」

ヤマザキマリ
「うん。マジで貧乏人は死ねって言ってるようなもん」
(お風呂で読める風呂マエ・ロマエ)

ユーモアと人々への優しさがあってラテン系のノリなヤマザキマリさんに苛烈な競争資本主義社会であるアメリカは合わないだろうなと感じましたね…。TPPは日本をアメリカのように公共福祉の存在しない苛烈な競争資本主義社会に変えようとしているわけで、改めて反対すべきことだと感じました…。民主党が国民の意向を無視して勝手に進めているので、もはやどうしようもないですが…orz

最後に、実際に旅をすることを勧めているヤマザキマリさんの言葉をご紹介致しますね。

ヤマザキマリ
「あたしもテレビや本でいろんな場所を知って、『あーっ!ここ行きたーい!』と思って実際行っちゃうわけですよ。でも実際行ってみると、テレビで見た時と全然印象違ってたりするし、撮影中に病気になったり苦労したスタッフの事なんて知らされないじゃないですか。だから高山病みたいなしんどい目にあったり、想像していたほど綺麗な場所じゃなかったりとか」

奥村編集長
「(実際の旅は)タイミングよく感動的なBGMなんか流れないしな」

ヤマザキマリ
「そうそう。だから直接行かなきゃ世界なんて絶対、芯からは分からない!実際にいろんな目に遭いながら体験した方が面白いし、自分の世界が広がるし、その経験が次の経験に繋がったりしますから。自分をどんどん頼りがいのある人間だと思えるようになってゆくし」(中略)

奥村編集長
「最後に行き当たりばったり派の代表として、一言どうぞ」

ヤマザキマリ
「面白そうだなと思ったら、とにかくやってみましょう。あとはやりながら考えてりゃ、なんとかなるもんですよ。人生一回きり。やったもん勝ち」

奥村編集長
「なるほど!今日はありがとうございました」
(お風呂で読める風呂マエ・ロマエ)

ヤマザキマリさん、結構一杯漫画出してますが、次は猫好きとして「アラビア猫のゴルム」っていうのを読んでみよう(^^)

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