2011年12月04日 13:38

テレビゲームに必要な10のこと(日本版)

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マジック・ザ・ギャザリングの公式サイトのゲーム記事「ゲームに必要な10のこと」(http://mtg-jp.com/reading/translated/002615/)、面白いですね。僕もテレビゲーム版を作ってみました。いくつかは「ゲームに必要な10のこと」とそのまま重複します。

テレビゲームに必要な10のこと(日本版)

#1) 目標(1つでも複数でも)
ゲームには目標が必要である。プレイヤーが挑むのは何なのか、そしてどうやったら勝てるのか。目標はわかりやすく明確でなければならない。プレイヤーに充分な自由度を与えるべきではあるが、目標は確実で正確なものでなければならないのだ。プレイヤーが「これで勝ちだっけ?」と聞かなければならないようなゲームは、この視点に欠けていると言えよう。

#2) ルール(制限要素)
ゲーム中にプレイヤーができること、できないことの一覧が必要である。ルールはゲームの重要な要素であり、目標の達成があまりにも簡単であるべきではない。本質的に、ゲームをプレイすることとは、障害を乗り越えることである。プレイヤーは目標を達成しようとし、ゲームは(そのシステム自体か、あるいは他のプレイヤーを通してかはともかく)それを妨害しようとする。目標を達成することが楽しいのは、そこに困難な障害があり、それを乗り越えるときに楽しさを感じるからである。

#3) 相互作用(CPUや他プレイヤーとのマルチプレイ要素)
ゲーム中に関わる他のプレイヤー(CPU・人間問わず)から影響を受けることが必要である。ゲームの中でプレイヤー同士が関わり合うとき、ゲームはゲームとしての本質、互いの競技として機能する。ゲームをプレイすることは、相互作用をもたらすことであり、相互作用はゲームにおける本質的な面白みの一つである。

#4) 逆転要素
出遅れたプレイヤーが追いつける手段が必要である。勝ち目がなくなったゲームはただいらいらするだけのものになってしまう。プレイヤーがゲームから離れる理由の最大のものは、興味を失うことである。その理由として最初に挙げられるのは、勝ち目がないと思うことだ。ゲームの目標を達成することがゲームの目標である。もはやそれができないとなれば(あるいは、できないと思えば)、ゲームの魅力は失われてしまうことだろう。出遅れているプレイヤーが追いつけるようにする何かをゲーム内に設定する必要がある。ゲームプレイ中にどんなに出遅れても、出遅れているプレイヤーに逆転の可能性が僅かでも残るようにすることが重要なのである。

#5) 盛り上がりを維持する適度な短さ
ゲームには、終局にたどり着く適度な短さが必要である。ゲームが終わるような要素を入れなければならない。巧く作られたゲームは、プレイヤーが飽きる前に終わるようになっている。ゲームは、「もう少し遊びたい」と思うタイミングで終わらせる方が、「早く終わらせたいと思っても続ける」よりもずっといい。もう少し遊びたいと思うようなタイミングで終われば、すぐにもう一度遊ぶことができる。だが、早く終わらせたいと思っても延々と続くようなゲームは二度とプレイしないだろう。何度も遊んでもらえるようなゲームを作るには、そのゲームにおいてプレイヤーを適度な短さの終局に向かわせなければならない。

#6) luck(幸運)
ゲームにおいては、通常ではありえないレベルでプレイヤーの関与できないゲーム内の運勢が大きく変動していることが必要だ。現実のルーレットなどでは確率を操作することはできないが、テレビゲームにおいては確率を製作側が操作することができる。これはテレビゲームの最大の醍醐味であり、ゲームの中では現実ではあり得ない幸運、ゲームの中でゲーム内宝くじが当たるようなメリットとしての幸運が、現実より遥かに高確率で起きるようにするべきである。ゲーム内における確率の大きな変動は、#4) 逆転要素の条件を満たす手段ともなるだろう。

#7) 報われる努力と役立つ蓄積
ゲーム内においては、幸運だけでなく、プレイヤーのゲームプレイにおける努力とその蓄積がゲームに大きく反映してプレイヤーが報われることが大切だ。これは単純な反射神経やルールに対する熟練というプレイヤーの内面的な要素のみではなく、ゲームを沢山プレイしたユーザーには、ゲームの中においての実際の見返りがきちんと与えられることが必要である。こういった要素は、ゲームプレイにおける大きな励みになるだろう。

#8)丁寧なチュートリアル(初心者救済要素)
昨今のゲームは複雑なものが多い。それらをプレイしてもらえるためには、全くの初心者であるプレイヤーでも、いつのまにか操作を覚えているといった、丁寧なチュートリアルは必須である。熟練することでどんなに面白くなるゲームでも、初心者お断りのようなゲームデザインであれば、プレイする人々は皆無となってしまうだろう。また、ゲームの腕前は個人差が大きい。それら腕前の個人差を埋めるハンディ要素がゲーム内にあることが望ましい。

#9)ゲーム全体のテンポの良さ
現実における対人のゲームなどとは違い、テレビゲームの場合はプレイヤーがテレビ画面をせかすことはできない。ゲーム中のローディング画面などで延々と待たされればプレイヤーはストレスがたまるばかりである。ゲーム全体のテンポを速め、軽快なペースでゲームが進むようにすること。テンポの良さはゲームにおける最重要要素であり、ゲームシステムに凝りすぎてテンポの良さを失うことがあれば本末転倒である。

#10)重大なバグがないこと
ゲームにおいて製作側が意図せぬ重大なバグがあると、どんな素晴らしいゲームでも台無しである。製作過程におけるバグチェックはゲームのクオリティを当初の目的どおり維持するための最大の作業なのである。

「テレビゲームに必要な10のこと」、以上の10項目となります。この「テレビゲームに必要な10のこと」を守ればきっと良い作品ができると思いますね。最近の作品ではwiiの「ゼルダの伝説スカイウォードソード」「星のカービィwii」やPS3の「機動戦士ガンダム EXTREME VS.」はこの要素を全てちゃんと守っている作品、お勧めですね。

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