超クソゲー3
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TVゲーム評論本「超クソゲー3」読了。「超クソゲー」「超クソゲー2」に比べると全体的に真面目になっています。前二作「超クソゲー」「超クソゲー2」は「キッチュなゲームを面白おかしく紹介する」というところが大きかったのに比べ、今回の「超クソゲー3」は「丁寧に作られた優れた良作なのにも関わらず売れなかったゲーム、実際は良い出来なのに色物とみなされてしまったゲームを実際にプレイしたときの面白さを紹介する」というところが大きく、ゲーム評論としては実に真面目な感じになっています。本書の中で何度も触れられていますが、「超クソゲー」「超クソゲー2」執筆時は年齢20代だったクソゲーハンターの三人組(多根清史さん・阿部広樹さん・箭本進一さん)が、今回の「超クソゲー3」執筆時には年齢40代になっており、ゲーム業界を真面目に考えるゲーム業界の重鎮的存在にスタンスがシフトしたのが大きい感じですね。

それぞれのゲームの評論は、前二作に比べると真面目になりましたが、前二作と同じように、なかなかのユーモアとウィットがあって楽しいです。前二作を楽しめたお方々ならきっと楽しめるかと。ただ、一番心打つのは、個々のゲーム評論ではなく、ゲーム業界について、三人が思いを述べているところですね。三人とも、「ゲーム業界は、映画や文学の世界とは違い、まともな批評の場を作ることができなかった」ということを憂いていて、この憂いはゲーム批評編集長だった奈良原士郎さんやファミコン神拳でゲーム記事を書いていた堀井雄二さんも憂いていて、ゲーム好きとして心に染み入ります…。

現代日本において、TVゲーム業界の批評の場というのはプロの世界には存在せず(宣伝広告とゲーム専門誌が一体化したため、ゲーム専門誌=宣伝広告となった。ファミ通の形骸化したクロスレビューが物語っています)、ゲーム好きなアマチュアの世界も元気がないですからね…。現代日本におけるゲーム批評事情は、好きなゲームをプレイした後、「ああ、楽しかった。みんなどんな感想抱いているのかな?」と思ってゲームのタイトルをグーグルで検索すると、ゲームに対する酷い誹謗中傷が書かれた大手ゲームブログ群が検索の最上位に上がってきて、ゲームを罵る酷い文面がイヤでも目に入ってしまう、ゲーム好きにとってあまりにも辛い状況ですからね…。

奈良原士郎(2006年に廃刊になったゲーム専門誌「ゲーム批評」編集長)
「(広告を受けずに、独自のゲーム批評を行っていた雑誌である)「ゲーム批評」に対するゲームメーカーの拒絶感って、本当に凄まじかったんですよ。僕が就任して最初の大きな取材は東京ゲームショウだったんですけど、事前にスクエニは出禁だと聞いてて。でも、(スクエニの)担当者と親しいライターさんと行ったし、ブースの取材ぐらいはいいだろうと思って(スクエニブースに)行ったんですけど、「マイクロマガジン社はいいけど「ゲーム批評」はダメだ」って」

インタビュアー
「メーカーの方針として「ゲーム批評」は門前払いだったんですね」(中略)

奈良原士郎
「ゲームメーカーの広報体質の変容っていうのも大きいんじゃないかなって気はするんですよね。そういう流れが、この10年でドカンと来た。

今のメーカーの若い広報担当なんか、「メディアが自社のゲームを記事にするときは、それを必ず僕らに見せなきゃいけない」「それが法律だ」っていう、それぐらいの意識なんですよ。でも、ちょっと待て、それは憲法21条に反する行為だよって。検閲っていうのは、まさにそれなんです。批評・批判と誹謗の区別がついていない。それが今のゲーム産業の活力を失わせている原因のひとつだと思うんですが」(中略)

インタビュアー
「(クソゲーハンターの三人はゲーム業界に対する)気持ちの変化とかありましたか?」(中略)

箭本進一
「気持ちとしては案外、最初の「超クソゲー」の頃から変わってなくて、さっき「秋葉原のお店は人(店員さんとお客さんの繋がり)の現れである」「ユニークな人の現れ」であるという話がありましたけど、それはゲームに関してもあてはまる気がする。お店なりゲームなりから見えるユニークな人の現れ。それを見たいのかも知れない。ユニークな人そのものであったり、ユニークな人が作ったゲームであったり。あとは、その志が他にない現れ方をした状況であったりとか。そういうところを見てみたいし、原稿に書きたいのかも知れない。

だから、その意味において、そういうユニークの現れみたいな原稿を書ける場所も、この10年でなくなっていったので」

全員
「あははは」

インタビュアー
「いや、僕がいうのもなんですけど、それは切実ですね(笑)」

多根清史
「でも、そういうバカな場所もなくなってきてますからね。それは、ゲーム雑誌が潰れたからなんだけどね」

阿部広樹
「ゲーム雑誌が潰れすぎたよね。特にマイナーゲーム雑誌が潰れ過ぎ」

多根清史
「正直にゲームを語ろうとすると、ゲームメーカーと仲良くできなくて潰れるんですよ。長生きできない。たとえば映画だったら、「映画秘宝」が破天荒なお遊びのポスターを作ったとしても、映画会社がそれを分かっていて、扱ってもらえる文化があるんですよ。その点、日本のほとんどのゲーム会社って、やっぱり、「ゲーム雑誌に扱ってもらう=広告」としか考えてないから、そこで、「自分達の考えた方向で語らないとダメ」って言っちゃうわけですよね」

インタビュアー
「そこが、やっぱり変なんだよね」

多根清史
「その結果、ゲームジャーナリズムが全然育たなかったわけですよね。育ってなかったのに既に終ろうとしている。要するに、ゲームメーカーとゲーム雑誌は幸せな関係を築くのに失敗しちゃったなって感じがあるんですよ」
(多根清史、阿部広樹、箭本進一「超クソゲー3」)

インタビュアー
「(少年ジャンプのゲーム紹介コーナーであった)「ファミコン神拳」を担当していて、どんな苦労がありましたか?」

堀井雄二
「当時はゲームが発売されてから、そのゲームをお店で買って、プレイして記事を書いていたんですよ。今のようにメーカーさんに協力してもらって、発売前に開発途中のゲームを借りて記事を書くという体制ではなかったので。だからこそ『自由に、思ったことを本音で書けて、楽しかったんですよ。』(引用者注:『』内は青字太字で強調されている)

当時少年ジャンプ編集部の鳥嶋さんといっしょに秋葉原のゲームショップに行って、店頭デモを流しているゲームの画面写真を撮りに行ったりもしていましたね。お店によっては、「開店後はお客さんがいるから撮影しないでください。開店前にきてください」と言われて、早朝に秋葉原を二人でうろうろしたりしました(笑)」
(ドラゴンクエスト123付属本「ファミコン神拳奥義大全書復刻の巻」)

僕はTVゲームが小さい頃からずっと大好きなので、僕に出来ることとして、プレイしたゲームの楽しさや面白さを少しでも皆さんに伝えることが出来ればと心から思いますね…。残念ながら現代日本において、インターネットのTVゲーム批評の大半は、圧倒的な力を持つゲーム系大手ブログが行うTVゲームに対する酷い誹謗中傷で埋め尽くされている、ゲーム好きとして非常に耐え難い、酷く辛い状況ですが、この状況を憂いているだけでは、何も状況は変わらないので、少しでも、自分が実際にゲームをプレイして、楽しかった部分、逆にここは改善すべきだと思った部分、そういった具体的なゲームの感想を皆さんにお伝えして、ゲーム業界が少しでも良い方向にいく一助になれれば、僅かでもそうなれればと、ゲーム好きとして思っていますね…。もちろん、僕の力など物凄く僅かでちっぽけなものですが、それでも、ゲーム好きとして、皆さんにゲームの魅力を紹介する努力を行って、それが少しでも伝わってくれたら、嬉しいですね…。

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