8月23日に東北の一部のみ放映し、それ以外の地域では放映が禁止されたのではないかといういわくつき(明らかに全国ネット放映前提の作りにも関わらず放映されたのは東北の一部のみ)のNHKドキュメンタリー「全村避難 飯舘村 ある家族の150日」が関東地方において深夜に初放映しましたので視聴致しました。原発事故において政府と保安院が如何に酷い対応、放射性物質降下量のデータを知りながらそれを隠して一般の人々を騙し続ける対応をしたかを丁寧に追っている良質なドキュメンタリーで、これが東北のみでの放映になったのは、明らかに政府の意向があるでしょうね…。情報が操作されているのを肌で感じられて絶望的な気分です…。

全村避難〜飯舘村 ある家族の150日〜
http://pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20110910-21-06897&pf=f
NHKは原発事故直後から、高濃度の放射性物質に汚染された福島県飯舘村に入り、村の人々を記録し続けてきた。突然降り注いできた放射能。それによって強固な絆で結ばれていた村、コミュニティー、そして家族が壊され全村避難に至っていく悲劇。先行きが全く見えないなか、今も続く全村避難後の生活。私たちの「豊かな暮らし」を支えてきた原子力は、人間に何をもたらしたのか。飯舘村のある家族の150日間を通じて問いかける。

本ドキュメンタリーは3月の原発事故発生からの数ヶ月間、飯舘村の一家族をずっと追っていまして、政府と保安院が、身体に害のある重大な汚染を知りながら、それを如何に隠蔽していたかをその家族の動きから追っています。家族の人々は、『子供を守りたい』と皆心配しているのですが、枝野官房長官が『ただちに影響はない。飯舘村も問題ない』とテレビ放映ではっきり言い、家族はみな、官房長官の言うことだから、それを信じているのですね…。しかし、この時既に、IAEAの避難地域の二倍を越える汚染を飯舘村が受けていることを枝野官房長官始めとする政府・保安院はデータとして知っていましたが、それを隠蔽して、安全であると宣伝したと本ドキュメンタリーは伝えています。

この後3月末に、京都大学・IAEA・海外諸国が『飯舘村は直ちに避難すべき高度な汚染地域になっている』と発表する訳ですが、保安院の職員が飯舘村の村人を集めて説明会を開き、その説明会で『飯舘村は絶対安全。政府の言うことに従え』と嘘をついて村人達を騙すんですね。保安院の職員が嘘をついて騙している説明会の様子もしっかりと撮影されていました。不安な村人が『枝野官房長官は「ただちに影響はない」というが、これは将来的に影響があるということですか?』と質問すると保安院の職員は『飯舘村の放射能量はこのままずっと飯舘村で暮らしても全く何も問題が起きないレベルです。絶対に安全です』とのうのうと答えるんですね。しかし、この時点で、既に飯舘村はIAEAが強制避難させるべきとしている汚染レベルを遥かに超えており、政府と保安院はそのことを知っていたとドキュメンタリーは伝えています。

この説明会の所業、悪魔の所業ですよ…。この保安院職員、はっきりと顔が映って、そして『絶対安全だ、何の問題もない、国に従え』というシーンがばっちり写っていますが、人間としてあまりにも酷すぎる…。人間ではなく、生命を破壊する悪魔の所業にしか見えません…。あの説明していた保安院職員はのうのうと嘘をついて村人を騙していましたが、飯舘村に何も知らずに住んでいる子供達を見て、良心の咎めを何も感じないのか…。

IAEA・海外諸国から外圧が掛かって、飯舘村は急に全村避難が決まるのですが、それまで国も保安院も『飯舘村は絶対安全!!』って言ってきた、そう説明してきた訳で、みな、騙されていたことに気付く。ドキュメンタリーが追っているご家族は子供の沢山いるご家族ですから、『もっと早く分かっていれば』『なぜ枝野長官は影響はない安全だと言ったのか』と思うわけですね。当然です。このような、身体人命を破壊する隠蔽工作がなぜ行われたのか、虚偽の説明を行う説明会を誰が主導したのか、きちんと調査するべきだと思います。説明会で村人を騙した保安院職員らは、今ものうのうと霞ヶ関の官僚として暮らしている訳で、そんなことが許されたら、この世に何の正義秩序もなくなってしまいます…。

なんというか、とてつもない、犯罪以外の何ものでもない隠蔽と虚偽の説明が行われていたことを克明に描いているドキュメンタリーでして、物凄く暗澹とした気分です。日本は情報を隠蔽して嘘をばら撒いて人々を騙して被曝させる犯罪政府と犯罪官庁に支配されている…。もう絶望的です…。これが深夜のみの放送で、きちんと普通のドキュメンタリーのように、全国ネットで普通の時間帯に放映されないことにも、酷い絶望を感じます…。NHKはジャーナリズムとしての良心があるなら、このドキュメンタリーを深夜ではなく、ちゃんとした時間帯に流して欲しいです。

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