2011年05月14日 12:47
魔法少女まどか☆マギカ外伝「魔法少女おりこ☆マギカ第1巻」とても面白いです。子連れ狼な佐倉杏子と千歳ゆま。
魔法少女おりこ☆マギカ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
魔法少女おりこ☆マギカ (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
魔法少女まどか☆マギカのスピンオフ外伝漫画作品「魔法少女おりこ☆マギカ第1巻」「魔法少女かずみ☆マギカ第1巻」がamazonから届きましたので読了しました。「かずみ☆マギカ」は全体的にチープな出来で残念でしたが(こちらは魔法少女が沢山出てきてチープな必殺技名を叫びながら大味に戦うだけの薄っぺらい内容)、「おりこ☆マギカ」は非常に面白く、早く第2巻が読みたくてたまりません。これぞまどか☆マギカという感じのブラックなけれん味に溢れています。
「おりこ☆マギカ」の最も面白いところは、アニメ本編では尺(全12話)の問題であまり出番のなかった佐倉杏子や巴マミといった、出番は短いけど人気のあるキャラクターに焦点をあてて、アニメ本編では描かれなかったこの二人の魅力的な人物像とその行動を丁寧に描いているところですね。この漫画で描かれる世界は、アニメ本編で描かれた世界ではないようです。以下の描写があります。
・巴マミが回想シーンでシャルロッテとの戦いを回想している。→この世界では巴マミはシャルロッテに殺されていない。→この世界はアニメ本編で描かれた世界ではない。
・まどかが魔法少女のことや巴マミのことを知らない普通のクラスメートとして存在しており、暁美ほむらがまどかを魔法少女にはさせずに危険から守ろうと必死である→この世界はアニメ最終回で女神まどかが再創造したまどか教の世界ではない。
以上の二つから察するに、どうやらこの世界は、暁美ほむらが「まどかを守ることに失敗」と判断し、時間を巻き戻して脱出した世界のどれかではないかと思われます。この世界を舞台に、佐倉杏子、そして両親を魔女に殺され、佐倉杏子が親代わりとなることになる幼く純真な魔法少女千歳ゆまと、巴マミの三人が、魔女とだけでなく、「救世」の名目で何らかの陰謀を企み、他の魔法少女を襲って殺害してゆく悪の魔法少女美国織莉子(タイトルおりこ☆マギカの表題主人公)と、織莉子の狂信的な下僕で、織莉子の命令に従い魔法少女を殺してゆく魔法少女呉キリカの二人と戦うことになります。
魔法による殺人も辞さない邪悪な魔法少女おりこと、嬉々として魔法による殺人を実行する魔法少女キリカという、非常にダークなキャラクターが暗躍する物語であり、その分、彼女たちとは対照的に描かれるマミと杏子、人々を守る王道の魔法少女である巴マミと、つっぱっていて、人を突き放したような、斜に構えたところがあるけれど、その実は、心優しい魔法少女である佐倉杏子の魅力が十二分に上手に描けており、もう一つのまどか☆マギカとして心から楽しめる作品ですね。特に、佐倉杏子は、杏子が保護者となる幼い少女であり、杏子を守る為に魔法少女になる千歳ゆまとの触れ合いが重点的に描かれており、とても魅力的です。杏子はつっぱってて斜に構えた言動してるけど、その実は心優しく困っている人をほっておけない、善良ないい子だったんだなあということがアニメ本編よりずっとよくわかります…。千歳ゆまも魅力的な子としてきちんと描かれていますね…。
キュゥべえが魔法少女をスカウトする経緯を見るに、まどか☆マギカの世界では魔法少女になる少女がすべからく善人とは思えないですし、おりこやキリカのような、魔法を自らの欲望の為に使い暗躍し、魔法による殺人すら辞さないような邪悪な魔法少女が存在するということは、普通にあり得ることと思いますし、その点でも、上手に物語が組み立てられていると思いますね。
本作「おりこ☆マギカ」、アニメ本編が好きだったお方々はぜひにお勧めですね。特に佐倉杏子、巴マミのファンには必読です!!マミさんと杏子は仲の良い間柄であったことが分かったり、本編が好きであるほど、読んでて楽しい作品です。本作第1巻は魔法の鋭い刃で魔法少女を殺戮してきた呉キリカにマミさんが襲われて、マミさんが銃を持つ指をズタズタにされ、しかもスピードが段違いで圧倒的にマミさんが押されている、このままじゃマミさんが殺されてしまう、大ピンチだ!!というところで「第2巻に続く!」なので、続きがとんでもなく気になります(杏子とゆまが助けにくるのかな?指や服装を刃でズタズタにされてるので、ゆまの治癒魔法がないと回復が無理っぽいです)。はやく第2巻が読みたいです!!
最後に余談ですが、一匹狼の戦う旅人である魔法少女佐倉杏子が幼い孤児の少女ゆまの保護者となって一緒に暮らしているのは、子連れ狼を彷彿とさせますね…。拝一刀と佐倉杏子って性格に通ずるものがありますから…。どちらも一見クールに斜に構えているが、実は心優しさと熱い心を持っていてカッコいい…。特に二人とも小さな子供には優しいですからね…(追記すると、拝一刀は男性の悪党には凄まじく容赦ないが女性には優しい)。

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「おりこ☆マギカ」の最も面白いところは、アニメ本編では尺(全12話)の問題であまり出番のなかった佐倉杏子や巴マミといった、出番は短いけど人気のあるキャラクターに焦点をあてて、アニメ本編では描かれなかったこの二人の魅力的な人物像とその行動を丁寧に描いているところですね。この漫画で描かれる世界は、アニメ本編で描かれた世界ではないようです。以下の描写があります。
・巴マミが回想シーンでシャルロッテとの戦いを回想している。→この世界では巴マミはシャルロッテに殺されていない。→この世界はアニメ本編で描かれた世界ではない。
・まどかが魔法少女のことや巴マミのことを知らない普通のクラスメートとして存在しており、暁美ほむらがまどかを魔法少女にはさせずに危険から守ろうと必死である→この世界はアニメ最終回で女神まどかが再創造したまどか教の世界ではない。
以上の二つから察するに、どうやらこの世界は、暁美ほむらが「まどかを守ることに失敗」と判断し、時間を巻き戻して脱出した世界のどれかではないかと思われます。この世界を舞台に、佐倉杏子、そして両親を魔女に殺され、佐倉杏子が親代わりとなることになる幼く純真な魔法少女千歳ゆまと、巴マミの三人が、魔女とだけでなく、「救世」の名目で何らかの陰謀を企み、他の魔法少女を襲って殺害してゆく悪の魔法少女美国織莉子(タイトルおりこ☆マギカの表題主人公)と、織莉子の狂信的な下僕で、織莉子の命令に従い魔法少女を殺してゆく魔法少女呉キリカの二人と戦うことになります。
魔法による殺人も辞さない邪悪な魔法少女おりこと、嬉々として魔法による殺人を実行する魔法少女キリカという、非常にダークなキャラクターが暗躍する物語であり、その分、彼女たちとは対照的に描かれるマミと杏子、人々を守る王道の魔法少女である巴マミと、つっぱっていて、人を突き放したような、斜に構えたところがあるけれど、その実は、心優しい魔法少女である佐倉杏子の魅力が十二分に上手に描けており、もう一つのまどか☆マギカとして心から楽しめる作品ですね。特に、佐倉杏子は、杏子が保護者となる幼い少女であり、杏子を守る為に魔法少女になる千歳ゆまとの触れ合いが重点的に描かれており、とても魅力的です。杏子はつっぱってて斜に構えた言動してるけど、その実は心優しく困っている人をほっておけない、善良ないい子だったんだなあということがアニメ本編よりずっとよくわかります…。千歳ゆまも魅力的な子としてきちんと描かれていますね…。
キュゥべえが魔法少女をスカウトする経緯を見るに、まどか☆マギカの世界では魔法少女になる少女がすべからく善人とは思えないですし、おりこやキリカのような、魔法を自らの欲望の為に使い暗躍し、魔法による殺人すら辞さないような邪悪な魔法少女が存在するということは、普通にあり得ることと思いますし、その点でも、上手に物語が組み立てられていると思いますね。
本作「おりこ☆マギカ」、アニメ本編が好きだったお方々はぜひにお勧めですね。特に佐倉杏子、巴マミのファンには必読です!!マミさんと杏子は仲の良い間柄であったことが分かったり、本編が好きであるほど、読んでて楽しい作品です。本作第1巻は魔法の鋭い刃で魔法少女を殺戮してきた呉キリカにマミさんが襲われて、マミさんが銃を持つ指をズタズタにされ、しかもスピードが段違いで圧倒的にマミさんが押されている、このままじゃマミさんが殺されてしまう、大ピンチだ!!というところで「第2巻に続く!」なので、続きがとんでもなく気になります(杏子とゆまが助けにくるのかな?指や服装を刃でズタズタにされてるので、ゆまの治癒魔法がないと回復が無理っぽいです)。はやく第2巻が読みたいです!!
最後に余談ですが、一匹狼の戦う旅人である魔法少女佐倉杏子が幼い孤児の少女ゆまの保護者となって一緒に暮らしているのは、子連れ狼を彷彿とさせますね…。拝一刀と佐倉杏子って性格に通ずるものがありますから…。どちらも一見クールに斜に構えているが、実は心優しさと熱い心を持っていてカッコいい…。特に二人とも小さな子供には優しいですからね…(追記すると、拝一刀は男性の悪党には凄まじく容赦ないが女性には優しい)。

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