2011年04月08日 18:13

ギフト券贈って頂き、ありがとうございます。セシウム137から見る汚染の度合いと避難の目安。「汚された大地で チェルノブイリ 20年後の真実」

内部被曝の脅威 ちくま新書(541)

幾人ものお方々からギフト券を贈って頂き、ありがとうございます。心からお礼申し上げます。とても助かっております。4月7日にこのブログのアフィリエイトからギフト券を購入してくださったお方がお二人いらっしゃいまして、500円購入して頂いたお方のギフト券は届いたのですが、もう一人のギフト券を購入して頂いたお方のギフト券は、僕のメールボックスに現在のところは届いていないので、もし、万が一、僕のメール宛に贈って下さっている場合は、アカウントサービスでご確認して頂けると、幸いです。ご確認方法はこちらをご覧ください(http://nekodayo.livedoor.biz/archives/1300223.html)。

現在までの東北・関東圏のセシウム137降下量を読売新聞が纏めています。セシウム137は半減期が長く、その降下量を見ることは、その土地がどの程度汚染されているかの大きな目安となります。チェルノブイリでの汚染地域・強制移住地域もセシウム137の降下量を目安に決められました。チェルノブイリの例を目安にして、チェルノブイリで汚染地域となっているセシウム137降下量が3万7000ベクレルを越えている地域の場合は避難・移住を検討する、またチェルノブイリで強制移住地域となっているセシウム137降下量が55万5千ベクレルを越えている地域の場合は、その地域から早急に避難・移住する必要があると考えられます。現在も福島第一原発は放射性物質を外気へ放出しており、放射性物質の降下が続いているので、それらの積算数値を常にチェックし続ける必要があります。セシウムはヨウ素と違い、短期間で減少しないため、汚染レベルを蓄積で考える必要があります。

[放射能と暮らし]福島事故の汚染度、スリーマイルを超える
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=39225
福島第一原発事故で、これまで大気中に放出された放射性物質の量はどのくらいか。汚染の全体像を、これまでの事故などと比較してみよう。
被災した福島、宮城両県を除く各都道府県の観測所では、3月18日から、放射性物質セシウム137の降下量を24時間ごとに観測し続けている。セシウム137は世界的な放射能汚染の指標だ。
調査の結果、4月5日朝までの18日間の降下総量は、茨城県ひたちなか市で1平方メートル当たり2万6399ベクレルに達し、東京・新宿区でも6615ベクレルとなっている。事故後、初めての雨となった3月21日から22日には雨と共に大量に降下し、汚染は関東を中心に1都13県に広がっている。
東北関東セシウム137降下量一覧グラフ(一平方メートル当たり3月18日〜4月5日累積、3月17日までの分を考えると総類積はこの120〜180%?)
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=264&reqId=39222
山形8018ベクレル
栃木2095ベクレル
群馬1409ベクレル
茨城2万6399ベクレル
埼玉3325ベクレル
東京6615ベクレル
千葉3949ベクレル

4/8朝日新聞「汚染の度合い 距離だけでなく」
旧ソ連政府などは、土壌のセシウム137の値が一平方メートル当たり3万7千ベクレル(100万分の1キュリー)を超えた地域を「汚染地域」、55万5千ベクレル(100万分の15キュリー)を超えた地域を「強制移住地域」とした。セシウム137は半減期が30年と長いため、土壌汚染の指標として使われる。国際原子力機関(IAEA)の報告によると、旧ソ連の汚染地域は約14万5千平方キロメートルと、日本の面積の約4割に上った。その地域に住んでいた住民数は約600万人に上る。強制移住面積は、岐阜県の面積に匹敵する約1万平方キロメートルで、約27万人が対象となった。

しかしこの汚染地域も風向きなど気象条件により、原発から同心円状ではなく、まだら状に広がっている。東側に400〜600キロの範囲に、飛び地のように広がった地域もある。汚染地域に住み続けた人が86年〜2005年に受けた放射線量の積算値の平均は10ミリ〜20ミリシーベルト。強制移住地域に住み続けた人の積算値は、50ミリシーベルトを超えたという。

現在の放射性物質の排出が今後も長期的に継続されるとすると、福島県の一部は既に強制移住地域ですが、それだけではなく、茨城県の一部(ひたちなか市等)の人々は、チェルノブイリの汚染地域に匹敵する汚染地域になりますので、長期的避難もしくは他地域への移住をお勧めいたします。茨城にいるチュアブルソフト(http://www.chuable.net/)のスタッフとか大丈夫なのか…。茨城は明らかな汚染地域(1平方メートル当たり3万7千ベクレル)に日々じわじわ近づいています…。できたらはやく避難してほしい…。

チェルノブイリ事故後、汚染地域の人々にどのような健康被害が発生したかについては、下記のNHKドキュメンタリーが詳しいです。福島や茨城にいるお方々は、これから人体に何が起きるのか、ドキュメンタリーを見て、お身体を自衛して欲しいです。

汚された大地で チェルノブイリ 20年後の真実 1_5.avi
http://www.youtube.com/watch?v=PHeq8TfSRBM
汚された大地で チェルノブイリ 20年後の真実 2_5.avi
http://www.youtube.com/watch?v=8hXmoNuJHKs
汚された大地で チェルノブイリ 20年後の真実 3_5.avi
http://www.youtube.com/watch?v=Fgx1mcUgHnA
汚された大地で チェルノブイリ 20年後の真実 4_5.avi
http://www.youtube.com/watch?v=BiFTMaApEpw
汚された大地で チェルノブイリ 20年後の真実 5_5.avi
http://www.youtube.com/watch?v=ZK7T6BDiB1c

大地に撒かれた放射性物質は様々な形で人体に取り込まれ、20年後の今、健康被害を齎しています。(中略)大地を汚染し続けるのは、チェルノブイリ原発から放出された放射性物質のひとつ、セシウムです。300年に渡って放射線を出し続けます。濃い紫色のところ(土壌が数十万ベクレルの強制移住地域、汚染レベルが今の福島の一部)は、大量のセシウムで汚染され、立ち入りが禁止されています。しかしそれ以外のほとんどの地域(土壌が数万ベクレルの汚染地域、今の茨城に近い汚染レベル)では人の居住は制限されていません。

ブラフコさんが住んでいたのもこうした地域でした。ゴメリ州カリンコビッチ。(土壌を汚染している数万ベクレルの)セシウムによる低線量の被曝が続くこの街で、ブラフコさんは事故後十九年間暮らし続けました。今も妻のナターシャさんと息子が暮らしています。国は、この地域が汚染されていることを認めていますが、住民に特に説明していません。去年、妻と一緒に撮った写真です。この写真を撮った後すぐ、ブラフコさんは入院しました。事故から十九年、突然の発病でした。

ナターシャ・ブラフコ
「しばらく信じられない思いでした。先生に、信じられない、白血病なんて何かの間違いではないか聞きました。先生はしばらく何も答えてくれませんでした。そして『私にも分からないことがおきている』と言ったんです」

ブラフコさんは、病状が悪化し、無菌室に隔離されました。医師が撮影した映像です。熱は連日39度を超えていました。これまで、グラフコさんのような低い放射線量の被曝と、癌や白血病との因果関係は認められてきませんでした。しかし最近、低線量でも、長い間被曝すると、癌や白血病を引き起こすという研究が相次いで発表されています。

その一つ、国連の国際癌研究機関の論文です。「低線量被曝と癌のリスク」。長期に渡って低線量を被曝している、世界15ヶ国、60万人の原発労働者を調査したところ、癌や白血病でなくなった人のうち、1%から2%が被曝が原因であったことが明らかにされました。

論文を発表した国際癌研究機関の、エリザベス・カーディス博士です。たとえ、発病するリスクが小さくても数百万人に及ぶ住人が長期に渡って今も長期にわたって被曝している実態は見過ごせないと主張しています。

国際癌研究機関
エリザベス・カーディス博士
「チェルノブイリで被曝した人たちは、事故後ずっと放射線を浴び、それは今も続いています。被曝している人の数も膨大です。低い線量であっても、白血病や癌を発病する危険性を無視してはいけません」

しかしこの主張は、去年九月のIAEAの研究書には盛り込まれませんでした。この程度の被曝で白血病の増加している証拠をつかむのは無理だとしています。ベラルーシでは、今も、多くの国民が汚染地で取れた農作物や家畜を食べ続けています。
(汚された大地で チェルノブイリ 20年後の真実)

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